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▼コウさん:
はじめまして。9歳の息子がアスペと診断されております。また、6歳の娘は、言葉の遅れがありましたので、高機能広汎性発達障害と診断されました。
>で、どうしたらいいんでしょうか?とたずねてみると、「さして何もしなくてもいいですよ」と言われました。
一番最初に診断を受けた病院では、高機能療育は行ってませんでしたので、「不登校になったりとの二次障害が出たときにならご相談に応じます」というような感じでしたので、ガックリしました。
二番目に療育先を求めて行った、評判の病院では、高機能分野は空きがまったくありませんでしたので、
「集団生活は学校の中で覚えていきます」といわれ、これまたガックリしました。
半年後、やっと療育を行っている新設の病院を見つけ、通うことができましたが、この「半年」というのは、とてもラッキーな方で、地域によっては、2年も3年も予約が先、というところはザラのようです。
我が家も、運良く療育先が見つかったというだけで、診断されてからしばらくは途方に暮れました。
「どうして、診断されたら即『こういった通級施設があります』というようなとこがないんだろーーーー(泣)」と、とても憤りました。
さて、そこで我が家の療育方法ですが、
まずは、彼等が「自分が困ってることすらわからない障害なんだ」ということを知る。
です。
脳の障害ですから、平均がどうとか、正しくはどうなんだとかいう基準が本人もわかりません。
たとえば目に見える障害、四肢のいずれかが無い等のような場合は、物心ついてくると「どうして自分は他の人と違うの?」に気づいてきますが、発達障害の場合、自分が他と違う…なんて、4歳で気づくのは、まず無理に近いと思いますので、
お母さんが一番そばにいてあげられる存在でしたならば、なにが困ってるのか?を母親のカンで見極めてあげられる。
これが、まず最初ではないかと思います。
我が家では、子供が理解できない話しになると、唐突に話題を変えて話しはじめたため「あ!この子、わかってないんだ!!!」と、気づきました。
「おかーさん、それわかんないよ」が言えないんです。
自分で、「わからないなら、どうしたらいい?」がわからないのです。
まず、そこからはじめてみませんか?
広汎性ですから、つまりは世の中ひとつひとつがわからないことだらけなのです。
コウさんが「自閉症の療育について、なにがわからないの?」と、たずねられたら、
「なにがって、全部!どっから手をつけていいのかわかりません」と、思いませんか?
彼等は生活すべてがそうなっています。
ですから、まずは、彼等の困ってることに親が気づいてあげることでは?と私は思っております。
>「何もしなくていい」のでしょうか?
>今、保育園に通っていますが、そちらへの通達も不要です、と保健婦さんはおっしゃいました。
保育園で、なにか問題が出てるようですか?
しばらくは様子を見てみましょう。
どうしても、お友達とトラブルがある。生活習慣が身につかないので保育士さんが困惑している。というようなことが見られたとき、そこで「保育園側と相談してみようかな?」
と、考えてみられてはいかがでしょう?
参考になれば幸いです。
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