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ボーダーラインくらいのASです。現在Y音楽教室の個人レッスンと、自宅での指導者をしています。
私の場合は逆に、ピアノを弾いているのに音に鈍感でした。
楽譜通りに音を出せばOKと思っていました。音符の読み間違えは無く、機械の様に正確でした。
耳で聞いた曲はなかなか覚えられなくて、ラジオ等で曲目が紹介されて「これ、前も聞いたのに!」という状態なのに、立ち読みしたあまり知らない楽譜の曲が流れていると、「ひょっとして立ち読みした曲かも?」と気づくことも。
視覚優位で、暗譜も楽譜や鍵盤とにらめっこです。(子供の頃は勢いで覚えていましたが)
そんな耳に鈍感な私に、高2でついた先生は「楽譜がこう書かれている時はこのよ様な弾き方」とか、具体的に手や腕の動かし方を教えてくれました。そして「あなたは、メロディーを大きく、と言ってもできないのに、メロディーと伴奏を7対3位で弾いて、と数字で言うとできるのね」とも言われました。
そういった指導の断片をつなぎ合わせて、大人になってようやく自分で考えて弾けるようになりました。
何が言いたいかというと、1つ1つのプロセスを具体的に教えてもらわないと、全体がつながらない事もあるのかもしれないということです。
ひょっとしたら、人の演奏の良し悪しは分かっても、「どういう体の使い方をしたら、結果として自分の演奏する音が良くなるか」がピンときてないのかもしれません。
私の場合は「知識から攻めていく」方法が有効でしたが、のんのんさんの息子さんの場合は耳が良いという事ですので、単音などでいろんな弾き方をしてみて違いに気づくようにする、の様な方法がいいのかもしれませんね。
1曲を弾こうとすると、考えなくてはならない情報が多すぎて、自分の演奏が良いのか悪いのかまで判断するのは難しいかも。
案外自分で気がつく様になると「だって誰もそんな細かい事教えてくれなかったもん」と言ったりして。私がそうでした。言われないものは知らないので。
実際どの位のアンバランスさかは見てないので分かりませんから、師事している先生に、ピアノだけでなく「これが得意」「これが苦手」という特性を教えると、対策も考えやすいと思います。
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