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▼コボさん:
>先日、中一の息子の問題についてお話しましたコボです
はじめまして。もう少し年令の高いAS周辺児の親です。#7932を読ませて頂きました。
>医療機関と教育機関との間で、ASに関してどの程度同じ理解をもっている?
バラツキが大きいとしか言いようが有りません。診断のできる医療機関すらかなり不足しており、今の学校の現状は「発達障害」「特別支援教育」の単語を耳にしたことは有っても正確な理解からはほど遠く、LD・ADHD・ASの区別をつけられる方がいたらラッキーという程度です。
ただ、私学では「理解しよう」という努力はして下さるケースが多いようです。そして、お子さんに対して「一生懸命に対応しようとしている」姿勢を伝えれば、Drからのレターも有る状態で「免罪符」を得るために障害名を持ち出したとはとられないで済むと思います。それでも、「他の生徒に悪い影響を与える行為」の継続は、どうしても学校側でも譲れない点になってくるかと思います。
私は、学校に対しては担任の先生が「何もご存じない」という前提で、本当に基本的な全体像を説明する為の簡易なパンフレット(例えば自閉症協会東京都支部http://www.autism.jp/l-00.htm)を利用してASの基本像をまず伝えました。その後はドクターの意見という形で(親の我が儘な要求では無く、医学的に必要とされる対応だというスタンスで)その時その時で必要な援助を一つ一つ具体的にお願いしていくようにしてきました。
「AS」という診断名だけで適切な援助をしていただける程には教育機関の現状は成熟していないからです。それに、必要な援助がひとりひとり異なることこそが、特性ですし。
>最終的には医療機関に相談の上進める必要があると考えていますが、
残念ながら、今の医療機関の中には学校と連携をとって対応する余裕のある所は僅かしか有りません。コボさんが利用されている医療機関が学校との連携を積極的にとってくれる所なら良いのですが。
医療機関に学校との連携をとる余裕が無いときの為に、一般情報になりますが、相談機関のリストが有るサイトを挙げておきます。(独立行政法人 国立特殊教育総合研究所 http://www.nise.go.jp/blog/Soudan_Top.html)。正確な知識の有る方がいらっしゃらない機関も有りますし、いらっしゃる場合でもその数は限られる点はご注意下さい。 たてまえとしては、教育相談所は学校へ出向いて必要なアドバイスをしてくれる事になっているはずです。
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