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ちょっと気になる話題なので、横から失礼します。
Ariesさんへのレスですが、ありさんもぜひ御覧いただきたいと存じます。
▼Ariesさん:
> 私はうつのため、精神科で20代の頃から時々、医師に話を聞いてもらっていたんですが、全く良くなりませんでした。それどころか医師は話を聞いて書き取るだけで何のアドバイスもしないので、ストレスが溜まるだけでした。
>
> 私はこの障害のことを知って思ったんですが、ASの人はカウンセリングはあまり向いてないと思います。
そうかな? 私は今の医療機関ではカウンセリングも十分効果を挙げています。
ASやADHDのことは事前に医療機関には伝えていますが、元はといえば深刻な2次障害が医療機関に通い始めるきっかけでした。その中には「ウィンター・ブルー」など季節変動の大きい鬱状態もありました。
ASそのものでのカウンセリングも受けていますが、自己診断でAQ値が42ポイントだったので、かなりの重症かと思いきや、むしろグレーゾーンなので安心してくれ、という結果でした。
> 現在のカウンセリングはクライアントの内部に基本的に治癒する力があるという仮定があるそうです。ただ病んでいる人の話を聞くだけで、自然と内側から良くなるという理論です。
>
> でもASの私は自分が困っていることを人に話すことによって余計、自分の中でその問題が膨れ上がってしまって逆効果だったんです。中途半端に同意したり同情されたりするとまた私の脳は混乱して訳が分からなくなってしまいます。
確かにそのような考えに至る経緯は私にも理解できます。
でもすべてのAS当事者(グレーゾーンも含む)にカウンセリングが効果がない、とは断言できないような気がします。(実際に効果があった人がここにいるので)
> 私に合っていたのは現代のカウンセリング理論でなくて、常識があって本当に信頼できる友人や知人でした。少しでも間違ってるなと感じたら即座に否定してくれて、私が自信がないことで正しいことはちゃんと肯定してくれる人たちです。
私が考えるには、Ariesさんが受けられたカウンセリングは発達障害を一過性の精神病として捉えたものではないのかな?(誤解だったら申し訳ない)
(▼>>はありさん):
>>これは明らかに二次障害ですがカウンセリングをいくら受けても話しを聞いてもらうだけで人を受け付けないのは治してくれないため一向によくなりません。
>>アスペ、エルデの会でも腹ただしいことに義務教育から会員になっている人しか療育や集まりなどに参加できず、他のどの機関でも18才以上の具体的な療育はやっていません。その他LDを含む人が通所していろいろな作業をして就職を目指すところも女性の同じ病気の参加者はいないところばかりで人間関係の練習もできません。
>>(中略)
>>関西では支援活動もあるようですが東京では全く見当たりません。カウンセリングもいろんなところをまわりに回って国立の専門にやっているところまで行ったのに
>>前のところ以上のことはできないとはっきり言われ、私がこんなに社会に出られず一生家にいるだけなら死にたいとまで言っても何もいいません。
おそらくありさんが診察を受けられた医療機関でも、同じような感じだったのではないのかと思われます。
しかし、発達障害の苦労は本人でないとなかなか理解することができません。
一部の医療関係者がなかなか誤解を払拭できないのは、そういったところに原因があるのかと思われます。
かえって医療に関しては素人でも発達障害に非常に詳しい人も多く、そちらのほうがむしろ信頼がおける、という事実も否定の余地がありません。
>>人を受け付けず社会に出られなくなったという二次障害まで持つともう社会復帰することは難しいのでしょうか?母も病気の話や人間関係の話しをするだけで発狂し、何も聞いてくれないしやってくれません。
>>こんなに大変な障害を持っているのに何の支援も受けられないなら自力でなんとかするしかないのでしょうか?どうやって二次障害を自力で直せというのでしょうか?
>>カウンセラーはいつもとにかく精神不安定を薬で安定させてとしか言いません。人を受け付けないのは安定しててもそうでそのことで学校に行けなくなるから不安定になるという結果の問題で原因は人を受け付けないというところにあるのに!
私の現在通っている医療機関は精神科ではなく心療内科ですが、カウンセリングに際して、日記帳や連絡ノートなどを用いて、患者の心の動きをつぶさに観察していただきました。
その結果、これまで度々コメントしている、長年のいじめによるPTSDも、冬場にひどくなる鬱状態も改善に向かってきました。何より、追跡者に対する恐怖感が深刻な状態(強迫性障害による)が大幅に緩和し、常磐線の通勤電車でも、先頭で電車を待っていても線路に突き落とされる不安がなくなりましたし、階段で後ろの人に突き落とされる不安もなくなりました。
車の運転中、大型トラックに後ろから煽られたときの不安感はまだ続いていますが、これも北海道にいたときに比べると大幅に緩和しています。
かくいう私が服用している薬剤は、デプロメール25mg1回1錠を1日3回、これだけです。
もちろん私の受けた治療が他の方にも等しく効果をもたらすわけではないとは思いますが、少なくとも薬物に頼る医療行為よりは効果があるように思えます。
>>もし同じような二次障害になり克服した人がいればどうやったか教えてください。
私は曲がりなりにも乗り切っています♪
まだまだPTSDがぶり返すことも多いですが、1日1日のレベルでは判らなくても、通い始めて7ヶ月も経つと治療効果に驚くばかりです。
しかし、私も信頼のおける医療機関に巡り会えたという幸運はありますが、このWebサイトにもかなり救われています。
何より生まれてから41年間暮らした北海道を離れて、親類も知人もいない茨城での生活を始めるという冒険に挑んだ私ではありますが、度々コメントしているように茨城では周囲の人がフレンドリーに接してくれているという幸運もあり、それもプラスに働いています。
> 後ろ向きなことを言ってすみません。まず公的な機関など人に頼ってみて、うまく行かなかったら自分の中で社会との接点を探すという順番だと思います。
この考えには私も同意します。
過去にもカウンセリングの効力について一論戦を交えた経験がある私ですが、論戦の間も当事者自らの意見が最も参考になるということでは意見が一致していました。
まずは自分自身に現状を乗り切るための気力が求められるでしょうが、これはやはり時間をかけて対応するのがベストだと思います。
このBBSも十分参考になると思います。
しかし自分に合った医療機関に出会うことも大切であることには変わりなく、引き続きアピールしていこうかと考えています。
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