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▼海がみえた 海がみえるさん:
はじめまして。nobody knowsと申します。
通級指導教室の担当者です。
WPPSI(ウイプシー)知能診断検査という、幼児向けの発達検査もありますが、
お子さんは、年長さんなので、年齢的にWISC-III(5歳〜)でも可能なのかと思います。
WISC-IIIは、発達障害を査定する際に参考にされる検査で、現在、最もポピュラーなものです。
言語性IQ…言語を用いて情報を処理する能力
動作性IQ…言語を用いずに情報を処理する能力
から、全体IQを算出します。
※IQ…100を標準にして、15毎に1標準偏差というはっきりと差がある数字、85とか115とかに意味があります。70以下になると一応知的な発達の遅れとみます。
WISC-IIIは、最新版に改訂されているので、より今の児童の実態に合わせて標準化というものがされています。※そろそろ改訂されそうですが…
よって、旧版の田中ビネーというテスト(最新は田中ビネーV)、あるいはWPPSIの発達検査より、低めに出る場合が多いです。(おおよそIQで10ほど)
上記のいずれかの理由で、「お母さんにショック…」というお話があったのかと思います。
大切なことは、単にIQの上や下ではなく、群指数というものを含めた発達(認知特性ともいいます)のばらつきをみる検査です。
その子の様子を知り、今後のよりよい支援の方針や方法を決定していくための検査ということです。
詳細は、下記を参照していただきたいのですが、
http://www3.kcn.ne.jp/~ntakashi/sidou/kennsa/wisc-sann.htm
もしも、今後のお子さんにとって支援が必要と考えていらっしゃるなら、一度は受けておいたほうがよい検査と思います。
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