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▼葉月さん:
はじめまして、秋桜と言います。ASかつ現在病気休業中の言語聴覚士(ST)です。私自身幼い頃自閉症といわれ、専門家や母から療育を受けて育ちました。
>はじめまして、4歳の男の子の母です。
>現在の診断名はHFPDDですが、成長するにつれてすっかりASらしくなって来ました。
>息子は不安が強く、パニックがひどいタイプです。今まで、心理士さんによる個別セラピーを受けて来ましたが、ほとんど親のカウンセリングで本人の成長には直接つながっていません。
私は幼い頃から感覚過敏があって些細なことでよく泣きわめいていた赤ん坊だったそうです。大きくなっても触覚や聴覚に過敏傾向が残っています。
>最近、幼稚園に入園して、私も焦りを感じて来ました。
>不安やパニック、本人が自分の気持ちをコントロールもしくはSOSを出せるようになるために効果のある療育はあるのでしょうか?
私が勤務していたのは発達障害児専門の病院で、葉月さんのお子さんのようなタイプのお子さんには作業療法と言語聴覚療法がオーダーされるケースが多かったです。
作業療法は主に感覚や協調運動の改善を目的に行っており、刺激を受け入れやすくする体制を整え、日常生活の動作をより具体的に取り組むアドバイスをご家族に行っていました。
言語聴覚療法はまずお子さんの知的な状況を含めた言語の理解・表出能力やコミュニケーション態度を評価します。そしてその評価を踏まえて絵カードやおもちゃなどの教材を使い、やり取りをしながら本人の日常生活に使える方法をご家族と考えてアドバイスして行きます。
>電話で指導(親をですが)してくれる、ポーテージプログラムを検討していますが、息子のようなタイプにも効果だあるのかわかりません。
ポーテージは元々ダウン症のお子さん向けに開発されたプログラムです。もちろんアスペルガーのお子さんにもアレンジすれば使えると思いますが、やはり直接会って指導してもらえるのが一番だと思います。また、ポーテージの指導員の方にも色々な方がいらっしゃるので受けている他の方からの情報などを集めた方がいいと思います。
私はポーテージの初級講座に行きましたが、いい面、悪い面両方あると感じました。いい面は細かくお子さんの状況を把握しやすいことですが、悪い面は段階を伸ばすことに夢中になってしまいやすいこと、ポーテージの課題さえやればいいと思いがちになることだと思います。
これは「〜法」と言われるものに共通する落とし穴だと思いますが、これさえやればいい、という療育はないし、本来ならその方法を使わなくてもよくなる、というのが大切なのです。「〜法」というのはあくまでも手段であり、目的ではないからです。また、お子さんによって必要となる物は異なります。だから私のスーパーバイザーの先生は敢えて名前をつけないでお子さんの全体を捉えるような療育を考えてきています。その方が柔軟にお子さんに対応できるからです。
>どなたか、こういうタイプの子に効果がありそうな療育をご存知でしたら教えて下さい。こういうことをしてあげたら良かったというお話でもかまいません。
>よろしくお願いします。
お子さんはどの様なことが得意でどの様なことが苦手なのでしょうか?もう少しヒントがあると他の方もレスをつけやすくなると思いますよ。
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