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▼さくら咲くさん:
お返事が遅れて、申しわけありません。
お子さんにとって、どのような教育・関わり・医学面の支援等々がよいのかを考えるには、お子さんにあって、必要な検査をさせていただいたり、様子を見させて頂かなければ、具体的なことは何も言えないのが現状です。
例えば「奇声を上げる・反抗的な態度」ということが、「問題行動」としても
その問題行動には、
・感覚を追求しているのか
・逃避的要求なのか
・注目を要求しているのか
・なんらかの物的な要求があるのか
というように、同じ行動でもその意味はお子さんそれぞれであり、様子を観察することで、初めて理解されるのです。
※行動機能診断スケールというものです。よろしければ、検索してみてください。
また、ひとことでASとは言っても実に様々なお子さんがいます。認知特性もそれぞれですし、課題もそれぞれです。だから、この方法がうまくいったからと他のお子さんにやってもうまくいくとは限らないことが多いのです。
ですから、すいません。さくら咲くさんのお子さんの状態をしっかり知らない今の立場からは具体的な方法を言えず、一般的なことになるのですが…。
各都道府県には、「発達障害者支援センター」があると思います。お調べになって連絡してみて下さい。適切な支援機関や具体的な相談にのっていただけると思います。
※分からない場合は、東京の発達支援センター(TOSCA)にメールをして調べてもらって下さい
http://www.autism.jp/k-06-tosca.htm
また、近くに情緒障害学級や言語障害学級はありませんか。
六年生のいうことで、残りの期間を考えると、言語障害学級は中学にはほとんどありませんので、難しいかもしれませんが。情緒は中学にもありますし、今からご相談して通級し、中学に引き継げる可能性もあります。このような教室の場合、進路等についても情報を持っていることが多いです。
※今やかなりの教室でHPも立ち上げているはずです。もしもお分かりにならなければ、情緒は全情研、言語は全難言協に問い合わせてみたらいかがでしょうか。
あるいは、なかなかないのですが、民間の子どもの発達教育施設・YMCAなどもないでしょうか。
このようなことを書くのは、とにかく専門的な機関にお子さんを診て頂くこと、
そして、
さくら咲くさんご自身も、発達障害を知っている方とゆっくりお話しすることが大切だと思ったからです。
お子さんとさくら咲くさん親子ともども、接して頂ける機関こそ、今必要なことのように感じています。
追伸:私は、受験や私学を一概に否定しているものではありません。むしろ、私の担当した高機能自閉のお子さんは、公立中から私立中に編入することで救われました。
ただ、公立の「荒れ」と私学の「落ち着き」という図式は一概に当たっているとは思いません。私学でも、発達障害というものに理解がないと、結局変わりません。
私が、受験に言及したのは、受験にかけている心的エネルギーと本来その時期の発達障害のお子さんに「必要」なこととは少し違うかなと思ったので。
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