|
▼さくら咲くさん:
はじめまして、秋桜と言います。ASでかつ休業中の訓練士です。私自身幼い頃自閉症と言われ、専門家や母親の療育を受けて育ちました。
>小学校に入ってから、授業中に教室を抜け出したり、自分の興味のあることだけに集中してしまうため、いまだにテストも受けれません。
まずお子さんについてですが、お子さんは授業中に椅子に座っていないといけない、興味がなくても授業に一応参加していないといけないといったルールは理解されていますか?そして今受けている授業の目的などは理解されていますか?
これは私が自己流にやっていたことですが、私には1歳上の姉がいて、姉が要らなくなった教科書をもらって長期休暇のうちによく読んでいました。そのため授業を受けるときには予習がすんでいたので「あ、今日はこの勉強をするんだな」と分かっただけでも授業が楽しい物になりました。
あと私の母が元小学校教員だったので低学年のうちは宿題をする時にも「こういうことを聞いているから、ここに気をつけなさい」と問題の趣旨をよく説明してくれました。中学になって母が分からなくなってくると、姉が勉強が得意だったので「ここのポイントはこういうことだよ」とよく試験前に教えてもらいました。
うさママさんも[#5753]に書かれていますが、発達障害のお子さんの場合、意外と初歩的なルールを理解していないことがあるのです。そして口では分かったようなことを言っていても、「じゃあ、それってどういうこと?」とさらに突っ込んだ質問をして応用的なことを聞くと実は分かっていなかった、という事もよくあります。
これは学習についても言えることで、1,2年生の内容でもよく理解できていない(当時は暗記で乗り切っていた)ということはよくあることなのです。私は学生時代補習塾で講師のアルバイトをしていたことがありましたが、学習障害らしきお子さん達も何人かいて、そういう子たちを指導しているともう本当に初歩の段階で躓いていることがありました。
中学受験を考えているということですが、一度思い切って1年生の学習から復習をしながら本当はどこまで分かっているのかを丁寧に見ていくことが必要かもしれません。お母さんにとって辛いことかもしれませんが、勉強の楽しさを理解してもらうためにもきちんと現在の実力を確かめることも大切だと思います。
勉強とは本来楽しい物であるはずですし、分からなかったことが分かった時、子どもたちは本当にいい笑顔を見せてくれます。そして「僕(私)はやればできる!」という自信につながっていくものです。
>某大学病院に通っておりますが、予約がなかなか取れないために、2ヶ月に1回ほどの通院で15分ほどお話を聞いていただけるだけです。
>リタリンを処方していただいていますが、ほとんど効果はないと思ってくださいとの事です。
臨床現場にいた時にリタリンはASのお子さんの場合、ADHDだけのお子さんよりも効きにくいよう印象ががありました。投薬については他のスレッドでも意見が出ていますが、やはり他の選択肢を示してもらえる所へセカンド・オピニオンを求めてみてもいいと思います。
>私も限界状態にきています。
>よきアドバイスがありましたら、よろしくお願いいたします。
他の方がアドバイスを書かれていますので細かいことはそちらを読んでもらった方がいいと思いますが、まずお母さんが落ち着かれる相談機関を見つけられることが大切でしょう。そして本当にお子さんの自立にとって必要なことを考える手がかりをもらうことも必要だと私は感じました。
|
|