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▼さくら咲くさん:
>我が家にはASと診断された小6の息子がおります。
なんと申し上げて良いのやら。
さくら咲くさんが、かなりせっぱつまって余裕がなくなっておられるのが感じられ、…言葉につまっております。
>小学校に入ってから、授業中に教室を抜け出したり、自分の興味のあることだけに集中してしまうため、いまだにテストも受けれません。
我が家も小学3年生の息子がおりますが、毎日授業は抜け出しております…。
我が家の話をいたします。
先日も自主参観にでかけました。
1時間目からすでに脱走中で教室にはおりませんでした。
探すと多目的教室におりました。
私が行くと、狭いところにもぐりこんだりして逃げます。
あげく、学校中を逃げ回ります。
無理に連れ戻すのも…と思い、「教室に戻りましょう」と声をかけながら、ずーと追いかけました。
彼は学校中をぐるぐるまわっていました。
上から下へ、下から上へ。
または、柱の周りを何度もまわっていました。
最初は私が追いかけるからそうするのか?と思いました。
2時間ぐらいはその追いかけっこでした。
3時間目にようやく、説得して教室に連れ戻しましたが、席にはつかず、教科書は別の時間の(その日新しく入る予定だった)理科の教科書を開いていました。
そんな状態です。
「なぜ?教室を抜け出すの?嫌いな教科だったの?誰かになにか言われたの?」
色々聞いてみて、何も言わないので、私ども親は、きれかけましたが、夜寝る前にぽそっと、
「なんでだか自分でもわからない…」とつぶやきました。
そこで、ピンときたのが、常同運動です。
学校の授業というのは、目的のはっきりしないものです。
算数などの好きな教科は、単一の答えのある計算をする という行為ですから、喜んでやります。
ですが、他の教科は、先生の話を聞く…この意味がたぶんわからないのでしょう。
他の人の発言を聞く…も、苦痛だと思います。
そして、教室は広いし、雑音も多いし、人も多い…。
不安な空間です。
不安な空間から、自分の心を守るための常同運動…。
教室脱走の目的は、それだと気づきました。
どうりで去年、脱走する息子に「なにがつらいの?困ってるの?」と聞いても、
「こうしてると楽しいの」
としか、答えなかったはずです…。
だから、ぐるぐるまわるのだと、気づきました。
私は、やっと子どもの教室脱走が、いかに集団行動が彼にとって不安なのか の行為なのだと知ることが出来ました。
>ただ、最近、6年という事もあり、通塾の回数、時間が増え、おまけに宿題が多いので、今までいやいやしていた勉強が、パニックもどきの荒れようです。
>自分は、おかしいし、自閉症だからと投げやりな態度。
>本当に気がおかしくなったように、叫んだり、つばを吐いたりと、こちらがおかしくなりそうです。
彼自身、かなりストレスの中にいるのだと思われます。
それは、推測の域を出ないので確定できませんが、勉強したくない…というより、生活全て、彼にとって快適な空間ではないのでしょう。
やることの目的がはっきりしない時間と空間の中で、上手に時間を使うということができないのでは?と思われます。
だから、好きなことなどの狭い興味へ気がうつるのだと思います。
>ただ、最近の親子関係は最悪です。
>健常児の下の子がかわいくて仕方がなく。
>ASの長男に愛情がなくなってきているのが、自分でもわかります。
さくら咲くさんが、相当心身共に疲労しておられるのが感じられて、こちらも心が痛みます。
でも、悪循環であることは…確かです…。
ASは、自分を否定されるより肯定してくれる場を好みます。
否定されると、肯定されようとしてよけい不適切な行動になります。
自分を認めてくれる場なら、才能を発揮し、そして正常を保てますが(これは、私の認識する限りの話です。違うという方がおられましたらごめんなさい…そのときは私の認識不足です)
認めてくれない場、否定される場では、どんどん悪化します。
>セカンドオピニオンとして、どこか個人病院を探そうかな?と思案しております。
>きっとお薬も、ネットで調べると、リタリンなどよりも、ルボックスのほうが良いんじゃないかなって思ったり。
薬のことは、詳しくは存じませんが、リタリンは、ADHDに有効で集中力散漫をふせぐお薬…と聞いております。ASの 目的がわからずに脱走してしまう には、無効らしいです…。うちも、リタリンは最近飲ませてません…効いてませんもん…(T_T)
ASの子の問題点解決は、 「なぜこんなことをするの?」が、周囲がわかってないからじゃないか?なぜそういう行動に出るのか?こちら側が理解していけば、ひとつひとつ解決できるのではないか?と思っております。
我が家も、毎日まともに授業受けている日は無いですけど、先生には
「まず、教室にいられるだけでもOKというところからはじめてください。できたら、褒めて認めてあげてください。去年は、3学期になる頃にはほとんど脱走、パニックはなくなりました。
例えば、たち歩きは『5回までならOK』から、少しずつ数を減らしていってみてください。
目的がわからないと飽きますから、5〜10分ごとに課題を変えるなど工夫をしてみてください。」
…とまあ、いろいろ先生に注文してあります…(^_^;)(先生、ごめんなさい。わがままな親で…)
去年は、それで先生との信頼関係が良く、子も先生を信用してだんだん落ち着いていったのですが、なんせ今は、新学期。
また、新しい担任との信頼関係をつくるところからはじめております。
信頼関係のある者からの指示は通りやすいと思います。
なので、我が家では子どもに
「お母さんが、おまえのこと一番わかってるのよ」と、言ってますし、自分では事実だと思ってます。
以上、我が家の場合でお話ししました。
さくら咲くさんのお子さんとは年齢も違いますので、ケースにあわない話もございましょうが、参考までに心にとめおいてくださいませ。
いっしょにがんばりましょう。我が家も同じ悩みで、毎日頭を抱えております…。
難しい年頃に入っていくので、親の負担も増してくるのがつらいとこですよね。
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