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▼彩花さん:
おはようございます、秋桜です。
定型発達の人でもおしゃれについて無頓着な人はいます。でも発達障害の人と比べると絶対的に割合が低い気がしています。
私なりに原因を考えてみると
1.触覚過敏などの身体的な問題
以前[#3618]以下のスレッドにも書きましたが、私は肌が弱いので身に付けられる素材が限られています(綿、絹、カシミアが中心です。ウールを着る時はチクチクしないよう何か必ず下に着ます)。化粧も肌が弱いので基礎化粧品と日焼けには気を付けていますが(以前体調を崩して一時的に日光過敏症になったことがあるので)、メイクはUVカラーベース塗って粉はたいて眉毛描いてリップ塗ったらおしまい!です。髪も直毛で質はいいのですが痛みやすいし、パーマ液や染料でかぶれるのが怖いので2ヶ月に1度くらい美容院へ行って白髪をヘナで染めてカットしてもらっています。
コンタクトも一時していたことがあるのですが、異物感が耐えられずにやめました。どうしてもと言う時だけ使い捨てコンタクトを使用し、普段は眼鏡です。仕事柄マニキュア、香水、ピアス、ネックレス、指輪は禁止だったし、金属アレルギーの気もあるので結婚指輪(プラチナ)以外は普段着けません。
スカートは極度の冷え症なので一応持ってはいますが普段ははきません。靴も足の問題があるのでデザインが限られてしまいます。
こういった制限があるとどうしても選択肢が少なくなるなぁと感じています。一応制限の中で自分に合った物を選び、おしゃれを楽しんでいます。
2.自己洞察力の問題
身だしなみを整えるのに必要なのは「外から見た自分を意識する能力」だと私は考えています。それが明確な人は自分を上手に演出できるのだと思います。発達障害の人はこの能力が育ちにくいのでファッション感覚も身に付きにくいのかな、と考えています。また、身体感覚が不明確な人も多く、適切な行動も取りにくいためにだらしないと取られやすい立ち居振る舞いにつながってしまうのかな、とも考えています。
話が逸れてしまうかもしれませんが、定型発達の人でも脳血管障害等で身体感覚が落ちてしまうと知らない間に涎が出てしまったり、服装が乱れていても気付きにくくなります。また身体に麻痺が出てしまうことも多いのでどうしても楽な服装になってしまいがちです。すると外出するのが恥ずかしい、という気持ちになって家に閉じこもりになりがちになってしまいます。
私は失語症友の会でボランティアなどもしていましたが、そういう外出の機会を作るだけでも患者さんが身なりに気をつけるようになったり、おしゃれを楽しむことが出てきます。「最近かっこいいですね」と言うと皆さん照れながらも満更でもない顔をしてくれます。ご家族の方たちも「家だとどうしても楽な格好になりがちだけど、やっぱり外出する、となると多少は気合が入るみたいですよ」と言っています。
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