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私も♂ですが、考えさせられるものがあったのでコメントさせていただきます。
▼彩花さん:
>自分には女性らしさというか、恥じらいの感覚が欠けていて、これが主治医に指摘されている発達障害傾向と関係しているように感じています。
>(「女性らしさとは何か」ということは聞かないでください)
「女性らしさ」というのも、かなりあいまいな概念ではないのかな、と私には感じられます。
また、女性が考える「女性らしさ」と男性が考える「女性らしさ」とのギャップが大きいというのもやはり気になるところでしょう。
>今は身についていることもありますが、たとえば…
>(中略)
>・化粧
> 口紅のみ。その他は興味ありません。
>・髪のお手入れ
> 「はねたらドライヤーで直す」のが面倒です(仕事もありますので、一応直しています)。
> ブロウでおしゃれな髪型にしたいなどとはまったく思いません。
>・ハンカチ・ティッシュを持ち歩くこと
> 母がしつけなかったこともあり、なかなか身につきませんでした。
私も最近まで身だしなみには無頓着でした。
ただ、例のピンサロの客引きギャルのトピック([#4247]以下)で、客引き対策をきっかけに身だしなみにもようやく気を使うようになったといういきさつがあり、「趣味板」のほうにファッションの話題をスピンアウトさせました。
男性用はhttp://www.nadita.com/asbbs/c-board.cgi?cmd=one;no=425;id=fun
女性用はhttp://www.nadita.com/asbbs/c-board.cgi?cmd=one;no=426;id=fun
できるだけ清潔感を保つため、私服の場合は同じ洋服を2日以上連続で着ないようにするとか、ネクタイ着用の場合でも、同じネクタイを2日以上連続で使用しない、という習慣は以前からありましたが。
その代わり、まめに洗濯をしなければならず、4月になってかなり暖かくなってきても、暖房用のハロゲンヒーターが大活躍しています。(洗濯物を早く乾かすため)
>・女の子っぽい仕草に対する抵抗感
> 身体にタオルを巻いて温泉に入るなど、女の子っぽい仕草が気持ち悪くてできませんでした。
これは、やはりバスタオルを巻いた時の感覚がゴワゴワして耐えられないのでしょうか、それともぬれたバスタオルが体に張り付いたときの感覚が苦手なのでしょうか? もしかすると触覚過敏なのでしょうか?
>・品のない行為
> 人を笑わせるのが好きですが、笑いを取るよりも、品のない芸をやめる方が好感度が上がるのではないかと我ながら考えてしまいます。
> 「はしゃぎすぎ」にもつながっていますね。
「品のある芸」と「品のない芸」の線引きが人それぞれ違うので、一概には言えないけれど、要するに一歩間違えば特定の人物の名誉を傷つけたり、あるいは過半数の人が不愉快に感じたりするのが一般的には「品のない芸」だとされているようです。
例えば、昔TBSテレビ「8時だよ!全員集合」で、志村けんが流行らせた「♪カラスなぜ鳴くの、カラスの勝手でしょ?」なんかは、PTAからはかなり槍玉に上がりましたが、私は別に不愉快には感じませんでした。むしろ替え歌としてのギャグのセンスを買いましたね。
>個別にみるとたいした問題でないこともありますが、こういった女性らしさの欠如は自分の中でつながって起こっているように感じています。
>ひとつには母にしつけられなかったことも原因でしょう。
>母にも女性らしさが欠けていて、自分を客観視することがありません。
>幼い頃から、子どもの身だしなみにも関心を持ってくれませんでした。
>世間では娘が年相応になると「少しはおしゃれしなさい」と言うようですが、我が家では、化粧やファッションに関心を持つことは無駄遣いで悪いことだといわれていました。
話題がここまで来たとき、私の経験とオーバーラップするものがあるように感じました。
私のオフクロも、「男のおしゃれは頭の空っぽな人がするもの」と口癖のように言ってましたが、今、私はこのオフクロの台詞の間違いで人生に大損を背負わされたように感じています。
「学生はただ勉強していればいい」という古い考えが私を縛り付けていたため、たまたま高校も地元の進学校を卒業して国立大学の理系に進む事のできた私は、常に「優等生の看板」が重荷に感じていました。そして変形性股関節症が誤診のために悪化して前途歩行困難になったとき、私のアイデンティティは「優等生の看板」に完璧に押しつぶされました。
私の場合は、オフクロは発達障害ではありませんでしたが、重度の鬱状態でして、何度も自殺を考えながらも、自分自身にまで「病は気から」と言い聞かせて自らに鞭を打ってきました。12年前に親父が死んでから、オフクロはそれまでこらえていたものがあふれてきて、急激に体調不良を訴えました。
発達障害と鬱状態、多少の違いはあっても、私の場合と彩花さんの場合、それぞれに「親の都合による子育て」(私の場合はさらに過保護)という実態が共通しているような気がします。
しかし、何れにしても、私の考えとしては、彩花さんにも「女性としての憧れの姿」が必ずあるはずなので、無理に背伸びをせず、可能な範囲で理想の姿に近づいていってほしいと思います。今から始めても遅くないんじゃないかな?
親の考えにはもう縛られる必要はないでしょう。何といっても、子供は親のマリオネットではないのだから。
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