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初めまして。かなり深刻そうで心中お察しします。
初回なので、コメントの全文引用は御容赦願います。
▼あささん:
>会社員時代に心療内科を受診し、「広汎性発達障害」と言われました。
>成人してから何年かたつのにいまさら「発達障害」と言われても…。
>診察も、私が話した症状からだけで診断されたのだし、信じたくありません
>でしたが、過去の出来事をいろいろ思い出すうち、やっぱりこの診断を
>受け入れる方がいいようだと思い始めました。
我々当事者の中にも、確定診断が出て納得された方もいますが、大部分は確定診断にショックを受けているようですね。私もその一人です。
ショックを感じられるのは、おそらく
●今まで言動とか趣味とかが普通の人(ここでは当事者以外の定型発達の人)と多少違っていたり、手先が不器用だったりしたけれど、その程度で障害に分類されるのは納得がいかない。
●手先が不器用だったり、身近な人との意思の疎通がうまくいかないというのが今後も改善しないなんて、何かの間違いだ。
等々…が理由だと思われます。
>それにしても、同じ自閉症スペクトラム上にいる人達でも症状がまちまち
>なようで、各自それぞれの「生きやすい方法」を手探りで見つけていくのは
>大変そうですね。ASやADHDの本が増えてきたりして、情報が入りやすくなって
>きているのは嬉しいですが、この種の知識が一般に広まって、偏見や差別が
>出てこないか不安です。
差別というのは、我々の多くが実際に危惧していることです。
我々の多くも、ASなど発達障害の症状が、日常生活の根幹部分で起きているために周辺には理解してもらえず、言い訳だとしか解釈されません。
私は普通にコンピュータ技師として会社勤めをしていますが、今まで意思の疎通が悪かったことで上司からあらぬ誤解を受け続け、理不尽な解雇が繰り返されて、とうとう耐え切れず北海道を離れて6ヶ月前に茨城にやってきました。
でも茨城では発達障害のことは医療機関以外一切公表していないにもかかわらず、会社内では人間関係は割と順調です。
一風変わった人間だと見られることはよくありますが、こちらでは面白半分の突っ込みはありません。
まあ、こうコメントすると「気にしすぎるのがよくないのかな」なんて思われるかもしれませんが、まかり間違っても、最初のコメントは貴方の思い過ごしではありません。我々当事者(確定診断の出ていない「グレーゾーン」を含む)のほとんどが通ってきた道です。私のほかにもアドバイスを差し上げる人も当然いると思います。
>「発達障害」と分かったところで、人にそのまま話すわけにもいかないし、
>やっぱり自分の変わったところを理解してもらうのは難しいですよね。
>私は過去に誤解ばかり受けて、孤立して、トラウマがたくさんあります。
まず、私の勝手な憶測で申し訳ないのですが、意思の疎通が悪かったために身近な人の言動を字義通り解釈して人間関係を悪くしたのよりは、むしろストレートな言動しかできないために、それが知らず知らずのうちに人間関係を悪くしたことが多いのではないでしょうか?
ストレートな表現は、定型発達の人はストレートに受け取りません。他人のことをほめるのですら、ストレートにほめることがおべっかだと解釈されることは珍しくありません。我々には言葉の裏側を見抜く能力が悲しいことに備わっていません。しかも思考回路に欠陥があるため、今後も身に付けることは不可能に近いでしょう。
こういうときのためにも、このWebサイトBBSの参加者が協力し合い、助け合って、諸々の生活アドバイスを提案しています。よろしければ貴方も加わりませんか♪
まだまだ発達障害を個性としてすべての人が受け入れることは困難を極めます。機会を見つけてじっくり話し合いたいですね。
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