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▼こたろうさん:
しっかり読ませて頂きました。
お子さんを受け入れられないお気持ち、分かります。
とはいっても、私は母親ではありません。
※きっと母親としてのこれから他の方からのお返事もあるのではないかと思います。
実は、私が日頃、話をしているお母様たちのことを思い出しました。
※お子様が、受診を待っていらっしゃるとのことなので、発達障害があるとはまだはっきりわかりませんが。もしも発達障害だとして…
私がよくお母様達に話すことがあります。
なぜ、お子さんのこと、考えると辛いのか。
それは、私たちが普段話しているときは「土台」というものがあるんです。
それぞれの立場という意味なのですが。
多少、やりとりがちぐはぐでも、話が合わなくても、どんな年齢が離れていても、
この「土台」があれば、理解できるのです。
どうもこの「土台」がお子さんには、簡単に作れないのです。
親は、計り知れないほどの愛情をお子さんに注ぎます。
まさに、無償の愛。
ですが、
それと釣り合うほどのものを求めないのは当然でも、どこかに返ってくるものをやっぱり求めています。
人として当然なのです。
例えば、
ただ一回の笑顔、
その瞬間にさしのべてくる小さい手、
目を見つめて、ただ一言、「お母さん」。
なのに、
それがなかなか返ってこないんですよね。
それが、ある意味、「土台」のなさ、つまり発達障害なのです。
そうすると、つい、
こんなの普通は「あたりまえなのに」
「なんで、このぐらいのことわからないの」
「なぜ、こんな、ひどい言い方するの」とか
なぜこんなに頑張っている自分が人前で「恥ずかしい思い」をしなくちゃいけないの
なんて、そんな思いにいつもいつも振り回されてしまうのです。
これは、
誰よりもその子を、愛しているから、
世界にたった一人の、母親だから、
そう思うのです。
あなたは、母親としても、人間としても、決して間違っていません。
むしろ、母親だから、苦しいんです。
愛しているから、苦しいんです。
自分がめいっぱい、注いでいる気持ちに気づいてくれない「やるせさな」、
そのために苦しんでいらっしゃるお母様方は、とても多いです。
でも、大丈夫です。
人より、ゆっくりかもしれませんが、お子さんは必ず成長していきます。
そして、いつか、
「あんなことも、あったな」
という日が来ると思います。
私は、そう話しています。
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