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▼タンホイザーさん:
>1年くらい前から彼女の様子がおかしく、病院で診察してもらったところ、アスペルガーとADHDを併発しているようです。
>1.彼女は普通に4年制大学を卒業しています。大人になってから症状が顕在化することはままにあるのでしょうか?
もともとアスペルガーを持っていて、勉強好きなので学校での不適応は問題にならなかったが、社会に出てから不適応に直面し、障碍が明らかになった、ということですね。
たぶん今の彼女の「様子がおかしく」というのは「アスペルガーの症状が強まった」のではなく、抑うつ状態になったということなのでしょう。
>2.以前、事務職をやっていたようですが、注意力が散漫して電話の伝言(取次ぎ)や経理処理などが全く対応できなかったとのことです。試験に使う能力と実社会で必要な能力が異質であることはわかっているのですが、訓練で克服できることは可能なのでしょうか(彼女は障碍だから不可能とあきらめてますが、訓練で脳の他部分が補完しそうな気がしてならないので)?
アスペルガーの人にとって不向きな職種は確かにあると思います。
それを無理して続けるか、やめるかは、その人の経済的事情によるでしょう。
訓練は子どもの頃に診断された場合、療育を受けるということはありますが、
大人になってからの訓練というのは現実的ではないような気が。
>3.自分の両親はこのことは知りません(というか、発達障碍と言葉自体知らないと思います)。どのような言い回しで説得すればよろしいのでしょうか?
私の個人的な意見ですが、↑は愚問に思えます。
両親を説得する必要があるのかしらと。
30歳を過ぎていれば自分達で決めて、たとえご両親の理解が無くても、奥さんを守ってゆけばいいと思います。
もし何かしら説明したいのなら、ご両親のご性格にもよりますが、
「アスペルガー症候群って知ってる?
アインシュタインやビル・ゲイツもそううらしいけど、IQの高い自閉症のことで、
彼女もその気(け)があるらしいよ。道理で冴えてると思ったよ。ただ日常生活では対人関係や家事が苦手なことも多いみたいだけどね。
ボクは平凡な人より、そういう個性的な人のほうが魅力があって好きだから。」
というような言い方でもいいんじゃないでしょうか?
>4.親子でなっていらっしゃる方もいるようですが、遺伝する統計学的なデータというのは存在しているのでしょうか(自分は子供はあまり欲しくないのですが、両親や世間体もありますので、できれば1人くらいは)?
強く出るか弱く出るか、生んでみないとわかりません。
>5.彼女にどんなアドバイスをしてあげたらよいのでしょうか。
アスペルガーについて、彼女もたくさん調べてみるといいのでは。
ニキ・リンコさんのホームページは明るいです。生まれ変わっても自閉で生まれたい、というような。
自閉者がいなければ世界のいろんな進歩は無かったんじゃないかと森口奈緒美さんもおっしゃっていますし。
自分の個性を愛することができるといいですね。
>6.この症状により就職が困難ということを理由に診断書を持っていけば、障害者手帳や生活保護申請は認められるのでしょうか?
ほかのかたのレスにもあったように、「うつ病を患っていて」慢性化している感じなら
手帳を取れますし、(順番としては生活保護より前に)障害基礎年金の申請ができます。
>7.この障害は「障害者雇用促進法?」の対象になるのでしょうか(うちの会社でも1.8%に達していなくて人事が困っているようです。対象になれば、逆に売り込み材料になるのかと)?
この点については「いのたまメンタルヘルス室」のサイトに書いてあるかもしれません。
> ADHDの人を知っている女性に聴いたら、「ADHDの女性と結婚するのは反対しないけど、あなたはよほど覚悟しないとまず地獄を見る」とアドバイスしてくれました。
最近出版されている本のタイトルだけを見て「ADHD=片付けられない女」と決め付けないほうがいいと思います。彼女の住まいは実際に汚いのですか?
> 障碍以外は理想の女性(障碍込みで彼女という人間を形成してるのでしょうが)で、障碍を持っていること自体は気にならないのですが、やる気と笑顔を失っているので逢ってもつまらなく、最近は逢うのを控えています。
そう、障碍込みで魅力的なんでしょうね。
もし落ち込んでいるのなら、もしできれば支えてあげてほしいです。
うつ状態は誰でもなりうるものです。
あなたがうつ状態になったら「笑顔が見られないからもう会いたくない」と言ってほしくないと思います。
もちろん誰にでも支えられるわけではないと思います。
支えられなければ自分の限界を認めて彼女を支えることを辞退するしかないでしょう。
でもリタリンでない抗欝薬などが処方され、それが効いてきて明るさを取り戻すかもしれないから、最悪のときに(別れるなどの)重大な決定をしないように気をつけたほうがいいかもしれませんね。
ではこの辺で・・・。
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