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▼ゆーりんさん:
>脳波に関するサイトを見てみたのですが
>専門的で、私には、ちょっと手に追えません。
>
>コントロール可能というのは、脳に障害があっても可能なのでしょうか?
>
>ところで、今日、テレビで催眠術をやっていました。
>どこまでほんと?という思いを持ちながら見ていましたが
>
>うちの子も、いろんな恐怖症があるのですが
>催眠術とかで克服することができるのだろうか?
>切れやすさ、もそういったことが可能だろうか?と
>ふと考えました。
>
ジョンです。
脳波に関しては、私も素人で、面接した医師から症例の説明を受けた
だけです。医師の説明は専門的過ぎるので、一応、くだけた話をします。
バックグランド脳波というのは、正しくは、基礎律動とか背景活動と
言いますが、目を閉じた時の基本的な脳波です。思考や計算など、
脳が活動している場合は、前頭葉も後頭部もベータ波と言って周波数の
早い脳波を示しますが、脳はストレスにさらされます。一方、
後頭部の基礎律動は、脳がリラックスしていますので、海馬体や偏桃体の
示す脳波は周波数の遅いアルファ波を示します(前頭葉は基礎律動も
ベータ波です。覚醒している時はアルファ波は出にくい)。
一般にベータ波はストレス状態、アルファ波はリラックス状態と言われて
おり、森林浴やせせらぎの音を聞くと、前頭葉のアルファ波が増加し、
リラックス状態になると言われています。これらをもって、コントロール
可能と言われていますが、中には、ベータ波とアルファ波をトレーニングで
コントロールするマシンも販売されていて、本当か信じられないところも
あります。
できるだけアルファ波の割合を増やして、リラックス状態にしたい、
というのはストレスの多い現代においては、要望が多いと思います。
脳の障害という意味では、どう理解するか難しいところです。
例えば、突発波を起こす脳は器質的な問題があるとされており、
てんかんなどが、その例です。この場合は、抗てんかん薬の服用に
よってある程度、別の意味でのコントロールができます。
例示しました、
http://www2.oninet.ne.jp/ts0905/seminar/irribr.htm
は手術による頭部頭骨欠損の場合ですが、頭骨の治療によっても
回復しません。むしろ、抗てんかん薬の投与により改善します。
催眠治療は、私が受診した経験では、心理療法の中の1分野ですが、
アルファ波を増加させる方法によって、リラックスさせ、心理的
ストレスを開放する方法でした。私がお世話になった先生は広島の
先生でしたが、リュウマチも治るそうです。
>うちの子も、いろんな恐怖症があるのですが
>催眠術とかで克服することができるのだろうか?
>切れやすさ、もそういったことが可能だろうか?と
恐怖症については、催眠で治療可能かと思いますが、
いいかげんな治療者が多いので、注意が必要だと
思います。私は、往復飛行機で、広島まで行きました。
「切れやすさ」については、さらに、医師に症例の
詳しいことを聞く予定ですが、抗てんかん薬の投与で
後頭部(偏桃体)のバックグランド脳波のベータ波が
抑制できて、常にストレス状態にあっても、感情を
司る偏桃体が、いわゆる「切れやすい」状態に達しなければ、
切れないのではないかと、期待しています。
また、何か分かりましたら、投稿します。
アドレスが分かれば、直メで結果をご連絡しても結構です。
ジョンまでご連絡ください。
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