|
▼みーぽんさん:
こんにちは。
>そうなんですか…外から見ただけでは、わからないものですね。
>今まで、病院ではどうして訓練士や療育機関、訓練機関を紹介しないんだろう、公平さを重視するためなのかな、などと想像していました。
他に考えられる事情としては病院の場合、医療機関の紹介が中心なのでどうしても行政機関のサービスが抜け落ちやすいんです。詳しいワーカーがいる所だとまだ情報を持っていますが、ドクターだけではそういう情報を把握していないこともあるでしょう。
>掲示板を見ていても思うのですが、子供の障碍の診断を受けたあとの親のショックはすごいものですし、事実を受け止めるまでの時間 その後子供にどう接していけばいいかを考える、もしくは調べる時間が親には必要なんですよね。
>そして障碍のある子供にとっては、子供にとってよりわかりやすい環境と教え方を得ることが必要。
>心理士や訓練士は、ここを現実的にサポートしてくれますね。
>診断だけして、放り投げられたら 親子ともにたまらない。(正確な診断も大切だとは思いますが)
>この書き込み、病院の先生がたが見てくださるといいな〜(^^;)
こういうことばは本当に訓練士にとって勇気付けられます。もっと診断→療育の流れがスムーズに行けばいいのですが、現実はなかなか難しいです。そこがこれからの課題だと思います。
実際私の所にも診断だけしてこちらに丸投げされ、親御さんが呆然としているケースは少なくありません。訓練機関を紹介しているだけまだましなのかもしれませんが、たまに「後始末ばかりこちらにさせて…。回すにしてももう少しちゃんとフォローしろよ!」という気持ちになることもあります。
>私もよく、CPやSTのかたに相談をお願いしてたんですが、日程を決めるときとかちらっとスケジュール帳が見えちゃうんですね。
>びっしりと書かれているそのスケジュールに驚きました…
>本当に人手が足りないんですね。
>以前療育機関でお世話になった訓練士の方が次々に辞めていってしまう…すごく残念です。
>過酷なスケジュールにやはり、身体がついていかなくなるからでしょうか。
忙しさやストレスから心や身体を壊して辞めることも多いのですが、女性の場合は妊娠や出産がどうしてもハードルになってしまいますね。私の同僚も「両親が近所に住んでいるので子どもの保育園の送り迎えや夕飯などを作ってもらって何とか仕事をしているけど、両親の援助がなかったらとてもやっていけない」と言っていました。現在育休中の同僚も保育園探しで頭を悩ませていました。前の職場でも小学生ぐらいまでのお子さんがいる方は色々悩んでいましたね(保育園のことや学童のことなど)。
仕事柄子育ての経験が活かされることも多いと思うのですが、現実はなかなか厳しいです。
>人手をすぐに増やせないなら、それならば、せめて金銭的にそれ相応のものを、と思うのですが 現実的にはどうなんでしょうか…?
>ベテランの方になると医師と同じくらいの知識を持ってらっしゃる方もいますよね。
給料は…安いですねぇ(^^;)。この不景気の世の中だからもらえるだけいいと考えていますが、同年代の医師の1/3位しかありません。たまに冗談半分で「しまった、医者になっとけばよかった」と後悔することがあります。リハビリ関係は日勤が中心だから基本給以外に付くのは資格手当ぐらいですかね。あとは管理職に就いた時はそれなりに昇給はありますが、それは会社員などと同じです(もちろんこれは職場によっても違うと思いますが)。
元々医療職は医師や看護師は同年代の人たちよりも給料が高いですが、それは夜勤や当直などの手当てがあるからで、決して仕事量に対して多いとは思えません。それに医師は高い給料をもらう代わりに課せられる責任は私達よりずっと重いです。何しろ業務によっては命に関わる仕事ですからその辺は仕方ないかな、とも思っています。
福祉関係の人にも以前給料のことを聞いたことがありましたが、やっぱりみんな「安いよ」と言っていました。
こういう仕事は苦労が多いわりに成果が数量にしづらい面もある上に儲けが少ない職種です。収支決算を取ると赤字になっている所が多いらしいので、そんなに簡単に給料は増えないでしょうね。
福祉先進国である北欧諸国はそういう事情を考慮して医療や福祉職の人の給料を高めに設定しているそうですが、それをまかなうのは税金で、所得の半分以上持っていかれるそうだし…。
>郵政関係や年金改革も大事なのかもしれないけど、そんなことより、国はもっと福祉に予算回せ〜って叫びたい。
>発達障害者支援法の施行そのものは評価したいけど、でもなんで人員を削ったり予算削減したりしてるの?やってること矛盾してるって思ってしまいます。
>「仏作って魂入れず」のような。
医療や福祉関係の法律は元々昭和20年代の社会事情を想定して作られています。当時はここまで社会制度や医療技術が変化するとは誰も予想できなかったでしょう。もちろん改正はしていますが、付け焼刃的なものが多いため、色々問題が噴出していると思います。政治家がもっと責任を持って行動してくれればいいのでしょうが、多くの政治家は自分の選挙区のこと(=次回の選挙に当選すること)ばかり考えているように感じています。
|
|