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困ったことになりましたね。ASに対する無理解は常に我々を悩ませていますが、お身内の方の無理解ほど始末に負えないものはありません。
▼彩花さん:
>成育歴につい調べたい旨を話そうと、父親に電話したのですが、無理解な反応に困っています。
>下記がやりとりの内容です。
>
>私「(簡単にADHDの特徴を説明)私のこういう部分があてはまるから、病院で検査を受けたい。お母さんの遺伝だと思う」
>父「お母さんに聞け」
>私「お母さんに話したら、またパニックなる。通知表や保育園の初見、子どもの時の様子が調べられるものがほしい」
>父「子どもの頃に重い病気(身体の病気)で入院したショックで、歩き始めるのが遅かった。風邪もよくひいていた」
ASなど、「自閉症」系の発達障害に最も多い誤解は、
>>>発達障害が一過性の慢性的精神病であるということ
です。我々医学の素人だけならいざ知らず、プロの世界にも「迷信」としてまかり通っています。
鬱状態や強迫性障害などは確かに一過性の慢性的精神病です。それらと混同されては困るものです。
>二度目の電話。
>私「話したとおり成育歴が知りたい。診断を受けないとわからないけど、軽いよくある障害だから、心配しなくてもいい」
>父「滅多に家に帰らないくせに、そんなことで電話してくるな」
>私「お父さんは能力の問題がないから、お母さんや私みたいな人間の気持ちがわからないんだ」
>また電話を切りました。
でも、周囲の誤解に対して逐一目くじらを立てるというのは大人気ないような気もします。
もっとも衝動的な言動で状況を深刻化させることが多いのもASの特徴ではありますが。
>親には話したくなかったけれど、きちんとした診断を受けるには成育歴が必要だと思い、勇気を振り絞って電話したんです。
>父にはADHDについての知識がないので驚いたのでしょうが、とても傷つきました。
>「できない人間」を努力不足だと思うタイプで、熱があっても学校に行かせるような人です。
発達障害に対して一般的にまかり通っているもう一つの誤解は、発達障害の当事者(未診断や、確定診断が出ないグレーゾーンも含む)が常に感じている不便が日常生活の根幹部分にあり、非当事者から見ればまさかこんなもので難儀するとは、といったものに対して障害を持っている、ということに由来しています。
発達障害を簡単な言葉で説明することは非常に難しいですが、こういうように説明してみてはどうでしょうか?
「私は会話の相手にバカと言われても、本気でバカと言われたのか冗談なのかまったく見極めが付かない」
「世間話だと、自分が興味のない話題のときに次に何を言ったらいいのか解らない。」
「会話についていけないと、どうしてもそれだけで無視されているように感じる」
これらは各自の努力で解決できる問題ではありません。
>母はヒステリックでパニックに陥りやすいですし、これ以上話すともめそうなので、もう親に話すのはやめようと思っています。
>成育歴について調べずに病院に行っても、診断できるものでしょうか。
自分の幼少期の記憶だけピックアップしても大丈夫かとは思いますが、…
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