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初めまして。
▼ゆみこさん:
>もう10数年にも渡ることなんですが、家族4人のうち3人(夫、私、長女)がそれぞれお互いにうまくいかないという問題をかかえ、精神科に2年くらい私が代表として(夫と娘は断固拒否するので)通った経験があります。
>のべにして10数時間の心理テストも受け、何十回の診察・カウンセリングを受け、などしましたが先生からは何らかの病気や障害などの診断は一切受けませんでした。(精神安定のための抗てんかん薬の処方があるのみでした)
>そんなでも私は自分が「何かある人間」に違いないと思い続け、アスペルガーというものではないかと思い至ったんです。
>でも自分でそうではないかという気持ちと逆にとんでもない、あり得ない、ただ免罪符が欲しくて思い込んでるだけ、自称・エセ・の自閉者ではないかと思えてもいます。
私の場合は、4歳までに「自閉症」として診断を戴きましたがその後診断内容がASに変わったという経過をたどりました。
もちろん確定診断を戴いて安心する人もいれば、「驚天動地」とでも言うべきショックで立ち直れなくなる人もいて、悲喜こもごもの展開となっています。
私の勝手な憶測で申し訳ないのですが、医療機関の多くは「自閉症」を子供の一過性の慢性病みたいに捉えているように感じられます。それはこのフォーラムの過去ログを見れば一目瞭然のことです。もちろんそれらが大人の「自閉症」を相手にしない理由のすべてではないでしょうが、…
でも、2次障害として鬱状態などを発生することは非常に多く、現在これらの治療を受けられているのであれば、続けても一向構わないと思います。
確定診断が下りないことについて、「自閉症」かどうかはっきりしない、いわゆる「グレーゾーン」の人については、貴方がコメントされているようにASであるかどうかがアイデンティティにも関わってくる問題だと思われます。(確定診断の出ている人にも、ASであることが弁解のネタになっていやしないだろうか、という悩みは当然のように付きまとっています)
しかし、コミュニケーションの困難な状態は、非当事者が芝居で再現するのは生易しいことではないと思います。
>思春期ころからの私は「オタク的」趣味に没頭する時間を持つと共に、よく友だちと遊び派手なところもかなりありました。(いわゆるキャピキャピしたギャル?風のその頃の写真がたくさんあります)友だち関係も問題を感じたことがほとんど無く、相談されるということがしょっちゅうあったりしました。
実はASの当事者(グレーゾーンも含む)は、案外人懐こい人が多いので、コミュニケーションに悩む事の多い我々には意外に感じることがあります。
そういった人たちも案外我々の視線を離れたところでいろいろ悩んでいるのかもしれませんね。
>こんな私は自称・エセの自閉か、普通過ぎるくらい普通なのか、あるいはとんでもなく変な人間なのか分からなくて、そして家族との関係も良い方向には一向に向かなくて、もうわけがわかりません。
「解離性障害」というのを御存知ですか?
私も最近になって知ったタイプの2次障害なので、情報が不足していますが、多重人格になって収拾が付かなくなるなどの症状が表れるそうです。(詳しくはWeb検索で)
>精神科に通って先生やカウンセラーと話したりするのももう疲れました。
>良い方向に向かわないし、診断がつかないし、それに何より精神科で自分のことばかり話していると全く一貫性が無い自分、嘘ばっかりついているのを見抜かれているだろうと思うと憤りを感じるから。
>
>診断名がつかない、でもおかしいと思っている、生活上に支障もある、となればいったい私はどう動けばいいのか。
>何か分からないけれど何かを「打破したい」気持ちが湧き上がって仕方ありません。
>何かアドバイスいただけたら有難いです。
メンタル系の病気や障害は、ほとんどが慢性病なので、一朝一夕には症状は改善しません。
しかしこれは裏を返せば、急激な症状の悪化もほとんどありえない、ということを意味しています。
例え治療には進展が見られなくても、関連知識を身に着けるということで進歩はあります。治療を受けている限り、後戻りしているように感じてもすべてがマイナスということはありえません。
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