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▼秋桜さん:
丁寧なお返事、感謝します。
>むしろ困るのが衣服のこすれで、気が付くとよく湿疹ができたり、血が出ているこ>とがあります。逆に服を着ないので、顔の方が肌はきれいです。
私は子供の頃全身アトピーだったのですが、外に出ている部分がきれいだったので、「まだましだね」ってよく言われました。
>お話から考えると、同時処理だけの問題ではなさそうです。太郎さんの場合音声言>語から音韻(音声の中から適切に音素や音節を区切って文字に変換していく能力)>や意味を抽出するという作業が苦手なのかもしれません。この場合聴覚弁別の能力>が関わってきます。
そうです。
これもきっとそうですね。私はカラオケで歌いだしの音をとるのが苦手でした。でも、この間ある事に気づいたのです。イントロの時に自分だけ聞こえる声でハミングしてから歌い始めるとちゃんと音が取れることを。
それから、よく会話をするときに相手の話を復唱してからしゃべるとよくわかります。相手はていねいな人だと思ってくれるのでしょうが。私は聞いた音の中から意味を抽出するのが不得意なので、一度音をなぞってから意味を理解しているのかもしれません。「ひとりごと」もこのせいですかね。今はできるだけ頭の中でしゃべるようにしていますが、時々口が動いていてはっとするんです・・・
>そういうお話を伺っているとやはり同時処理が優位なんでしょうね。私は小さい頃>パズルは絵を見るというより継ぎ目で解いていました。慣れてくると裏返しでもパ>ズルが組み立てられるんですよね。
以前「光とともに」という自閉症の子のドラマがあってパズルを裏返しで解いて大人が驚いているシーンがあって、これも自閉症の特徴なんだと思って、一人納得していました。
>写真記憶のことを勘違いされているようなので、説明します。写真記憶というのは>映像を写真を取ったかのように頭の中に覚えていられる能力のことです。映像的な>記憶が優れていることを指しています。
私も言葉足らずですいませんでした。よくテレビで数秒間写真を覚えて、あとで質問するという脳力クイズ番組があって、そういうのはできないんですよ。ただ、呑みに行ったりして、ずっと目の前にいた人の顔ははっきり覚えていたりします。
>私もすぐ聞いてしまいます。ただ同時に自分のテーブルの話も聞けてしまうので、>両方聞いて楽しんでいます(他のテーブルの話を聞いて笑ってしまいそうになるの>が難点です)。知り合いには「聖徳太子みたい」と言われています。
うらやましいです。私は違う話題の音が同時にはいってくると目の前の人の話を理解する妨げになるので困ります。
ただ、私もこれを能力と感じたときもあります。子供の頃から議長のようなことをするのは得意でした。何人かが同時に手をあげたり、意見を言おうとしても、部屋の中のどこからどの順番で声がしたかわかったので、一番最初の人をあててしゃべってもらうことができました。
>私の夫も3人以上の雑談は苦手ですが、彼の場合は「話に入るタイミングが分から>ない」のと「他の人が楽しそうにしゃべっていると、自分が入るのが悪いかなぁっ>て思う」んだそうです。太郎さんの場合とは少し違うかもしれませんが、参考にし>てください。
そういうふうに思うこともあります。でもそれ以上に悪いと思うのは自分と誰かがしゃべっている時にいいタイミングで話にはいってくる人の話がうまく聞けないことです。とにかく人と話をするときはどうも相手の話を理解することで自分の処理がめえいっぱいになります。
特に2人で話をしていてだれかが近づいてきたときは、人が近くで呼びかけても気が付かないで、無視したと思われることがあります。超集中モードにはいると目の前の人との話以外何も耳に入らなくなることがあります。実際は耳に入っているんだけれどその音を翻訳しないだけなんでしょうけど。
「音声言語から音韻や意味を抽出するという作業が苦手」というふうに考えるととっても自分のことが理解しやすかったです。アスペルガーという障害はこういう症状も結構あるのでしょうか。
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