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▼太郎さん:
こちらこそ、お返事ありがとうございます。
>私は小さい頃全身にアトピーがあり、今でも触覚過敏があり
>人に触れられる事はあまり心地よいと感じません。
私は頭の後ろだけ触覚過敏で、他はむしろ触られることには鈍磨な傾向があります(だからくすぐられてもあまりくすぐったいと感じません)。そのため美容院で頭を触られたりドライヤーをかけられる時以外はあまり困らないし、理由が分かっているため抑制が働いているから何とか我慢できます。
むしろ困るのが衣服のこすれで、気が付くとよく湿疹ができたり、血が出ていることがあります。逆に服を着ないので、顔の方が肌はきれいです。
>私は漢字を覚えることも苦手でした。
>だからかどうか、結局かなり努力したにもかかわらず語学は苦手のままでした。
>大学も理科と数学の傾斜配点のある大学を受けました。
お話から考えると、同時処理だけの問題ではなさそうです。太郎さんの場合音声言語から音韻(音声の中から適切に音素や音節を区切って文字に変換していく能力)や意味を抽出するという作業が苦手なのかもしれません。この場合聴覚弁別の能力が関わってきます。
私の場合、音の弁別能力は絶対音感が身に付くくらいあったので、文字を覚えたことで音声の違いを文字に変換しながら覚えて行ったんだと思います。
>私は子供の頃からパズルが大好きで、毎日パズルばかりやっていました。
>検査でも象のパズルを上下逆に解いて(象とわからずにといて)先生もびっくり>されていました。
そういうお話を伺っているとやはり同時処理が優位なんでしょうね。私は小さい頃パズルは絵を見るというより継ぎ目で解いていました。慣れてくると裏返しでもパズルが組み立てられるんですよね。
>私は形を捉えるのは得意ですが、写真を覚えるのは不得意です。
>ただ、映像的な記憶が残りやすいというのはあります。
>というより、長い間人と話をしていると相手の顔が目に焼き付いて
>別れてからも目の前にいるように感じることもあります。
写真記憶のことを勘違いされているようなので、説明します。写真記憶というのは映像を写真を取ったかのように頭の中に覚えていられる能力のことです。映像的な記憶が優れていることを指しています。
>それから、アスペルガーの専門家と親しくされているのはうらやましいです。
夫の関係や私の仕事関係で発達障害の専門家の知り合いがいるんです。仕事柄学会などでお会いする機会もあり、「役得だなぁ」と感じることはあります。
>常に新しい刺激に注意が移りやすいというのはあります。
>喫茶店で話をしていて隣のテーブルの他人の会話がきになったりします。
>3人以上で雑談をすることが苦手なのも、どちらの話を優先すべきか
>わからなくて混乱しているのでしょうか。
私もすぐ聞いてしまいます。ただ同時に自分のテーブルの話も聞けてしまうので、両方聞いて楽しんでいます(他のテーブルの話を聞いて笑ってしまいそうになるのが難点です)。知り合いには「聖徳太子みたい」と言われています。
私の夫も3人以上の雑談は苦手ですが、彼の場合は「話に入るタイミングが分からない」のと「他の人が楽しそうにしゃべっていると、自分が入るのが悪いかなぁって思う」んだそうです。太郎さんの場合とは少し違うかもしれませんが、参考にしてください。
>私も小さい頃ピアノを習ってましたが、片手の練習もしてました。
>練習もあまりせずやめてしまったので参考にはならないかもしれませんが。
>運動もとっつきはいいのですが上達しないのは、本や教えてくれる人が部分にわけて説明するからでしょうか。
すみません。書き方が悪かったもしれません。一応片手練習もしていたんですが、とにかく苦痛だったんです。逆にゆっくりでもいいから最初から両手練習をして徐々に速度を早くしていった方が混乱は少なかったようです。
>>あと学習時、法則などが分かるときまで時間がかかりますが、分かると一気に理解>が進みます。徐々に分かるという感覚はあまりなく、ある日突然分かることが多い>です。数学の公式などは提示されてから自分で別解を作って公式を作ってみること>で理解していました(この辺はそのうちHPで書いていこうと思います)。
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>これはあります。数学の公式はすべて、導き方を覚えていました。
そうなんですよね。導き方を教えてもらってその後自分で作ってみると「あ、そうか」と分かるんです。
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