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▼マイルスさん:
>アメリカメジャーリーグ・名門ヤンキースのスター・プレイヤー
>バーニー・ウィリアムスは息子と自身に対して医師からASとの
>診断が下ったそうだ。
>パーニーといえば卓越した野球の能力はもちろん音楽や文学の才能にも
>恵まれ、また他人への気配りに優れた人格者でもあり
>米有名雑誌の企画「理想のアメリカ人」の一人にも選ばれた人物だ。
>
>「彼が正常でないのなら、この世に正常な人間などいるのか?」という
>意見がアメリカ世論の大半を占めたそうだ。
アメリカの人たちにここまで言わしめたバーニー・ウィリアムスはすごいですね。
見た目わからないだけじゃなく、接しててもわからないほど上手に対応しているのでしょう。
いろいろな要因があると思いますが、本人の努力によるところが最も大きいんではないでしょうか?
そして、個人個人違う自閉深度。
同時に、育った環境要因なんかも影響を与えると思います。
私の主人は子供がASであると診断されたとき、どうもそう(AS)であるだろう、と医師から暗に言われています。
彼の幼児時代は典型的な自閉の子。
けっして仲間に加わらず、ひとり読書をして、一人でいることを楽しんでいたそうです。(義母談)
今でも、「嬉しい」と「さびしい」の感情が理解できないそう。
こだわりも私以上。
が、彼はいじめにあった経験が一度も無い。
私は最初は、弱みを見せたくないから強がっているのかな、と思っていたが、本当にないらしい。
現在の職場でもいじめどころか実にうまく立ち回っているのです。
上司にも認められ、中途採用では信じられないくらいのスピードで昇っている。
正直、私は複雑です。なぜ、おなじASでありながら、こんなにもコミュニケーション能力が違うのか、と。ねたましいくらい。
よく考えてみました。
彼はプライベートでは友人は極端に少ない。
しかし、対ビジネスに関しての対人スキルがすごく良いのです。
付き合いある人というのは、ほぼ職場関係か、以前の職場の人。
主人の父という人は、ものすごく社交家で、常に友人に囲まれ、人付き合いがずば抜けて上手な人でした。
そして、職業柄、取引の折衝・交渉に長けていました。
彼はそんな父親のまねはしようとはしませんでしたが、仕事ぶりはよく聞かされていたようです。
父親と会話し、その付き合い方を垣間見つつ、パターンとして少しづつ覚えながら膨大な量の対人スキルを頭の中にデータベース化していったものと思います。
…ただ、対ビジネス用対人スキルに関してのみ、で、ごく普通の友人関係を築くのはかなり困難なようですが。
私は思いました。
ASであっても、具体的に対人スキルの身につけ方のお手本を示してくれる人がいて、長期にわたって継続的な指導があれば、ここまでコミュニケーション能力はアップするのだ、と。
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