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(このコメントは、ブルースカイさんへのレスも兼ねています)
▼うーちさん:
>手先が不器用とよく言いますけれども、
>私は最近、手指の第二関節くらいまでしか思うように操れず、指先は蛇足的にくっついているだけという感じだと自覚し始めました。
>手先が不器用って、こういうことなのでしょうか?
>それを意識してものを扱うとかなり楽になります。物を握るときなど、うまくいきます。
>ただ、指先を使わなければ仕方のないこと、(財布から小銭を出す、本のページをめくる、など)はやっぱり難しいです。
>でも、こういうことが不得意なんだから、うまくいかなくて当たり前だと思うと、失敗してもイライラしないし、失敗しないようにと緊張もしなくなりました。
そもそも、なぜAS当事者に手先が以上に不器用な人が多いのか、現在はっきりしていることをお伝えしておきましょう。
ASの当事者は、思考回路が正常に働かず、順次処理が非常に困難です。この理由は、神経伝達物質のセロトニンなどが慢性的に欠乏しているからだと考えられております。
思考回路がうまく働かない、ということは逆の経路も当然のように処理が滞る、ということを意味しています。
思考回路の逆の経路、というのは感覚神経や運動神経のことであり、こういうふうに考えると、手先が極端に不器用だったり、楽器の演奏が打楽器以外非常に困難だったり、極端に運動神経が鈍く学童期に体育の授業を異常なほど怖がったり、聴覚過敏でピアノやバイオリンの音が極端に苦手だったり、といった現象はすべてつじつまが合います。
実は私も長いことリボン結びができませんでした。箸の使い方は未だに昔の癖が直りません。
ただ、手先の不器用な人でも、すべての作業で手先が不器用だとは限りません。私の場合は、PCのタイピングは平均1分間に300文字が可能です。ワープロの変換結果も、1分間平均100文字近くを打ち込むことができます。
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