| |
▼Camei Ｇａｃｋｔさん：
>私は、統合失調とASを抱えている大学生です。
>この高校から一般試験での大学進学者は皆無に等しいのですが、学生生活のすべてを自主勉強に当てて、統合失調症になりながらも、３年後には父の勧めで某大学の経済学部に入学しました。
>ところが、それからがまさに地獄でした。他校からきた生徒と比べると、高校のときにとても学べる環境ではなかったので、基礎学力がまったくないのです。
>1年の前半から授業についていけなくなりました。そして今年、留年しました。来年度も再留年が決定しています。もし来年度の時点で、さらに留年が決定してしまうと除籍になります。
>正直、このまま大学にいき続けても意味はないと思っています。それよりも違う道を探したほうがいいと考えています。ですが大学を辞めると、後悔し
>そうで怖いのです。アドバイスを下さい。
似たような経験をしているwentと申します。次のことを知っておいたほうがいいと思います(私の経験から)。
１ 大学に、学生相談室のようなものはあるのか？ あるのなら、最大限に利用することも考えてよい。
(学生相談室の類は、大学によって当たりはずれが大きいようです。また、そこの職員が複数の場合は、職員の間の当たり外れも大きいです。また、本人との相性にもよると思います。私の場合は、学生相談室に助けられました。）
２ 「ストップ・アウト」という制度が認められている大学である場合、それに関する情報を集めておいたほうがいい。
(ストップ・アウトとは、一度大学を中退した後でも再度編入ができるという制度です。「中退した時の学年から再スタート」ということになります。ただし、在籍できるのは、中退前の在学期間を含めて８年以内です。私はこの制度のことを、学生相談室の先生から聞きました。）
３ 「他校から来た生徒も講義についていけてない」という可能性もある。「本当は講義を理解していないのだが、試験の過去問・他人のノートを借りる・先生との交渉といったようなことで、なんとか単位をそろえている。」という人は、ひょっとしたら多数派なのかもしれない。
４ 高校まで「レポート・論文の書き方」の指導がなされないまま、大学に入学する人もいる。「レポート・論文の書き方」を知らないことが、学業が上手くいかない主因となっていることもよくある。それらの本を読んでみたらいいかもしれない。 (注 これは、私が学生相談室で聞いた話です。実際、私の場合もそうでした。因みにレポート・論文関連の本については、戸田山和久 著 『論文の教室 レポートから卒論まで』NHKブックス が、私は気に入っています ）
ここからは、「私が勝手に持っている印象」の話になります。
私は'83年に大学に入学しました。'80年代の大学と今の大学では、だいぶ雰囲気が違うように思えます。今の大学は、就職予備校としての性格が強くなったように思えます。
それだけではありません。今の大学生(特に、高校まで公立校出身だった人）は、「ゆとり教育」の悪影響を受けています。「高校までに履修する量が減っている状態で大学に入学するのだが、大学側はそのことを考慮する余裕がない」という状態であると思われます。
'80年代の大学生よりも、今の大学生のほうがいろいろなプレッシャーがかかっているように思えます。そのようなことをご存じないまま、「日本の大学生は遊んでいる」と決め付けている年長者も、少なからず存在するのではないかと思います。
余談ですが、私の住んでいる地域のローカル新聞に、次のような記事が出てました(今年のこと)。'80年代の大学では考えられないことだと、私は思っています。
「私の住んでいる某県内にある国立大学では、学食朝食の無料利用券を学生に配布した。一時限目講義の出席率を、アップさせるという狙いからである。」
|
|
- 04/10/15(金) 22:49 -
