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初めまして。
▼マナミさん:
>みなさんはどのように
>アスペルガーを認識しましたか?
>そして、これは病院で治るのでしょうか。
>なんだかごく幼いころにどこかにおいてきてしまった、あるいは壊れてしまった
>心の一部が、私には再生できるとは、思えないのです。
結論の段階から残念なことを申し上げなければならないのが心苦しいですが、
>>>ASはどんな手段を講じても治るものではありません。
でも、新入り時代の私もそうでしたが、「ASは治るのか?」という質問をされる方は、自分がASであるが故に抱えている問題が非常に切実なものである、という状況が窺えます。
それはなぜかというと、コミュニケーションなど、AS当事者以外の人がごくあたりまえに身につけていることが上手にこなせないために感じるもどかしさが重くのしかかっているということでしょう。
引用順が逆になりましたが:
>自分も幼年期そんなことを感じていたような記憶があり、なんだか心にひっかかっていました。その記事で「アスペルガー症候群」を知ったのでした。
>もしかして私も?とおもいちょっとしらべてみたら、次第に確信にかわって行きました。
>もちろん、進学、就職先ご近所付き合いなど、何度か人間関係でうまくいかなかった経験はありますが、なんとなく私は不器用で「生きにくいタイプ」とわりきって(苦手だと認識して)自分に折り合いをつけてきました。
>でも、自分の性格だと思っていたことや選んできた道さえも、実はアスペルガー症候群の症状だったのです。
なぜコミュニケーションなどで不器用なのかは、私のWebページでも事例解析を行っていますが、大雑把に言うと、
●どうしても他人の言葉を字義どおりにしか解釈できず、ジョークが通じない。
●相手の会話のペースについていけない。
●自分の得意分野でないと会話を続けられない。その結果、相手は同席しているだけで疲れを覚えてしまう。
私自身は、今から37年前、4歳のときに「自閉症」だといわれましたが、6歳のときにかかった熱病で42℃超の高熱をきっかけに受けた脳波測定の結果、現在で言うところの「高機能」のコメントがついた診断が出ました。
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