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▼世にも奇妙な者さん:
はじめまして、マキナを名乗る者です。自閉圏にいる人間ですし、ごく
普通の人間なので、アドバイス的な事はできませんが、ある程度考えが
まとまったので返信いたしますね。
先ず、あなたの心の問題のひとつが「色んな事からの因果関係」も
あるとは思うのですが、大きな問題は「誰にも話せなかった事」
だったのではないでしょうか?
私自身、詳細は、省きますが、自閉圏に位置することから肉親には
ひどく嫌われて育ちましたし、被虐待児症候群ももっています。
長い年月がかかりましたが、現在は共存しています。つまり、
自分の中に押し込めるのではなく、認める事で精神的な負荷を減らす
ということです。
>下記が私の過去のトラウマになったことや今の心の障害の原因と考えています。
ご自分で、トラウマの原因を分析するだけの客観性を持っておられるので、
(もちろん、文章だけではわかりませんが)いずれ、良くなる可能性を
おおいにお持ちだと考えます。
私は女性なので、男性の性的な反応や成長というものが、どういうもの
なのかは理解できませんが、男性ジェンダーというものを男友達から
きいた事があります。
「男らしくあれ」という言葉に性的なイメージを抱く場合は心の
どこかでふと、ひどい自信喪失を感じるそうです。正体のわからないものに
対して「常に優位であれ」と、責められているような感覚を持ってしまう
そうです。
> これらの影響からか、息子が成長し、第二次性徴を迎えるようになりましたが、その体の変化を直視することができません。妻からは、アスペルガー症候群の息子への性教育を頼むと言われていますが、今は、とても話す気になれないのです。おそらく時間がたてば、少しは適応していけると思うのですが、限界があると思います。
現在、息子さんがどのようなアスペルガーの症状を抱えておられるかは、
解りませんが性の事については、親はあまりコントロールしないでも
良いと思います。
私には娘しかいないのですが、質問された事には正直に答えましたが、
特別に性教育はしていません。ただ、周囲に反乱している情報については、
時々親子で語る時があります。
(口の悪い表現になりますので、下記、お許しください)
「女はねー、好きな男と健全なエッチしなさい。」って感じです。
しつこく言う必要もないと思っていますので、ほんの時々の会話です。
> 幸い、中学を卒業し、バラバラ になったため、実行には至りませんでした。
この頃に、良い指導を受けられたら良かったですね。悲しいです。でも、
あなたが実行をしなかったのは、おそらく環境だけではないと思いますよ。
非常識な事を考えてしまう精神状態というのは、辛い環境下では
ありえる事です。しかしながら、大事なのは「実行しない」事
なんです。
>4、大学の時に、自殺未遂を1回しました。
これは心理学の本からの引用なのですが、思春期の前後には、自分では
どうしようもない「残虐性」を持つ場合が多いそうです。人によっては
自己に向けられ、人によっては他者に向けられ。と。ここで止まらない
ように心から願います。
> 今のところは、普通の社会参加はできるのですが、家庭内での普通の家族がする普通の会話さえ、できないのが今の現実です。しかし、家族は愛しています。もっと普通の親のように話しかけられるようになりたいと思っています。いろいろな書物も読み、なんとか自己改革を試みているのですが、どれも役には立ちませんでした。過去のことを悔やんでもしかたがないのですが、どうしても過去の呪縛から解き放たれることができません。
「家族は、こうであるべき。」と、私は考えません。
「子供を愛しているから、こうするべき」とも、考えません。
自閉症の治療で有名な医師が、こうおっしゃいました。
「親が自閉圏にいる場合は、ある程度の子供に対する
無関心はやむを得ない。」
と。そこからはじめられてはいかがでしょうか?家族を愛している
事実だけでもずいぶんと、私は救われます。それでも、どうしても自分の
プライベートのスペースだけは確保しています。正常な自分を保てない
からです。
子供のいる家族とは、一過性のものです。たとえ将来的に離れてしまっても
家族を愛し続ける事は可能です。
> 軽い抑うつ状態と診断されています。しかし、前向きに生きる気力がわきません。社会生活もできるので問題はないといわれています。しかし、私の秘密の過去について話す決意をしました。
鬱状態というものは、軽く考えてはいけないので、しっかりと治療に
専念してください。もし、鬱が発達障害からのものであれば、共存して
いく事もできると思います。私にも周期的に鬱はやってきますが、
鬱のシステムと自分の状態を知る事ができるようになりましたので、
最近では「ちりちりがきたー。」と鬱を迎える準備も、ある程度できる
ようにはなってきました。時々、友人に迷惑はかけていますが。。。
長い時間はかかりましたが、「自分はこういう人間」だと、観察を続けて
みたのです。人間、前ばっかりを向いて生きる事はできません。それでは
疲れてしまいます。
過去に立ち向かうのは、とても難しい事ですし、勇気も必要ですが
立ち向かう事に集中してしまっていては、他の何かを失います。
私は、しっかりした人間ではありませんが、少なくても、生きている間は
生きようと決めています。そのうちに人間ですから欲も出てくるのでは
ないかな?と、自分に期待しています。
「生きる」ことから「健康に生きる」になって
「健康に生きる」から、「役に立ちながら、健康に生きる」
こういうのが、今の自分の未来図です。
心、穏やかに過ごされるよう願います。
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