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▼トロリッチさん:
>題名の通りです。
>アスペルガーだけでADHDでは無い人。
>逆にADHDだけでアスペルガーでは無い人は居るのでしょうか?
>色んなサイトを見ても、セットで発祥するとの記述が多いですね。
ADHDというか“多動性のある”という形容詞が診断名につく場合があります。
ADHDは、“多動性+注意力障がい”というハンディのセットを持っているという意味です。
問題はこの2つの特徴のうち、どっちが表に出ているかということです。
多動性≧注意力障がい
という場合には、周りの人には、『何かせわしなく動いていて・落ち着きがない人』という印象を持たれることが多いです。
逆に
注意力障がい>多動性
という場合には、『一見普通ぽいけれど、計画性に欠ける行動をしてしまったり・たまに上の空だったり・この年齢では取り乱さないことでも取り乱すのだよな…』
という捉え方をされる、“不思議ちゃん(or君)”タイプに見られていることが多いです。
ではASとの関係はといえば、それは個々に全く違った障がいの指標で、ASはむしろ人間関係のスキルが上手かどうかの程度を表していて、そのハンディの一因としてADHDの気があるか否かということになるのかなという気がします。また、IQ検査を受けた場合、平均値のラインよりの良・不良の振れ幅が大きいパターンを示す人を、分析者の方がASと判定していることが多いような気がします。
これは、“AS+ADHD(不注意型)”という僕の感覚ですが、『スピード』と『なすべき課題の質』が両立しづらく、どちらかを重視すると、もう一方がおろそかになってきてしまいます。どうも多動性が表に出る人は、『正しいできあがり』を最初にイメージするところにのみ問題があって、運動能力は普通かそれよりも良であり、仕事を上手にこなせないという人は、どちらかというと目と手の協調性や空間認知などに問題があり、できあがりがイメージできてはいるけど、『たどり着くのに時間がかかる』ということから、結果的に注意力が損なわれた感じのできしかできないということがあるのだと思います。
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