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▼たけるさん:
たけるさん、こんにちは。
ずっとスレを拝見させていただいていました。
私自身、1児の親です。
あくまでも 母親の立場の一意見として聞いていただけたらと思います。
実子も里子も分け隔てなく愛する、とても素晴らしいことだと思います。
ただ・・・私にはたぶん・・・・できません。
自らと愛する人の血を分け、お腹を痛め、自分の命を削るようにして授かったわが子だからこそ、今のわが子に対する気持ちに達しているのだろうと思っています。
こういう言葉が良く言われます。
『女は十月十日、わが身のお腹の中で子を養いながら、だんだんにただの女性から母親になっていく』と。
男性には感覚的に理解していただくことは難しいだろうと思いますが、上手く言えませんが女性は最初から母親として自覚があるわけではなく、その身に子供を宿し、どんどん身重になる体を感じ、お腹の中のわが子の動きを感じ取りつつ、母親へと脱皮していくと言われています。
そして、私自身、実体験からそう思います。
恥ずかしながら、私自身は子供が好きではありませんでした。
わが子を授かるまでは、自らの命を削ってでも愛を注ぐというのが、実際にどういうものなのか、想像できませんでした。めんどくさいとすら思うくらいでした。
ところが、自分の子を授かって一変しました。
不思議なものです。
これが、動物的本能なのかもしれません・・・
子育てというものは、毎日想像できないほどに「天変地異が毎日起こっている」くらいパワーが要ります。
まさしく思った通りには絶対にならないのが、子育てのようにも感じるくらい(苦笑)
実子の場合と違って里子さんだとなおさら、そのことをまず覚悟できてないと育てるほうも参ってしまうと思います。
>・2歳の里子の反発について
>すごいですね。2歳でですか?驚きました。このような事はないとはいえませんが、里子全体の問題として捉えるには、とてもレアなケースに思えるのですが・・・
>
いえ・・・・けっこうあるケースじゃないかなと思います。
どんなに小さい子といえど、心があります。
その小さな胸に、親から捨てられたというようなとてつもない苦しみをいっぱいに詰めていたりします。否定と拒否の鎧で、自らの心を守ってるんでしょう。
もしくは、ネグレクトや虐待を受け続けてきたお子さんもいます。はかりしれない心の闇を幼くして持っている例が多いのです。
この深い心の傷を埋めてあげるには、まさしく無償のそれは長い長ーい献身的な愛情が必要になります。
これは通常想像できるものではないため、実際に里親をされているかた数人にじかに体験談を聞かないとわからないと思います。
>・免許取得時に里子とわかった友人
>彼が何故「里親に裏切られた」と考えるのかわかりません。
>里親に虐待でもされて育ったのでしょうか?
>私が彼の立場なら、里子とわかった時は混乱するでしょうが、最終的には「育ててくれたことはありがたい」と思うと思いますが・・・
里親さんを強く信頼していたからこそ、だと思います。
愛と憎しみは紙一重、といいますから。
愛が深いと、逆に憎しみや恨みはすごいものになります。
これも人の心だからこその難しさと思いますね・・・当事者になってみたいとわからないものなのだと思いますよ。
その彼の心、そして里親さんの心も、単純ではないのだと思います。
言葉はあくまでも、その彼の心の中の氷山の一角だと思いますので。。。彼の中にもっと深い深い愛があるからこその苦しみと憤りが存在するんだと思います。
特に里子さんが定型児の場合、思春期以降はこういう部分でも理解してあげられるかが大事になってくると思います。
たけるさんのお心、すごく素晴らしいとは思うんです。
ただ、もっと現実的な情報をしっかり集められたほうがいいようにも思います。
そのうえでも、奥様もともに納得して里親となりたい、と考えられるのならこれは尊敬に値すると思います。
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