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▼25歳ASの息子を持つ親さん:
>障害者枠で就職(バイト)2年間していましたが、うまくいかなくなり退職しました。
>そうなるとまたゼロからリセットになり、昼夜逆転の生活で、いくら言っても治りません。
>ASと診断されたのが17歳、現在はデイケアに行ったり行かなかったり。
僕の場合…19〜27の7年余りのあいだ、静岡の大学へ通うため、親元を離れて下宿生活をしていました。
勉強本分ということで、両親は生活費を出してくれましたが、人間関係や大学独特のことわりや学習面でつまずいたことから、うつを発症してしまい、トータルで7年間のうち2,3年の時間は、棒に振ってしまいました。昼夜逆転の生活も同じで、昼を告げる町のチャイムが鳴っても、『確か…出席日数、単位の認定基準にたりているなぁ…』と思うと、疼痛が和らぐような体位をとって、布団にくるまって眠り込んでしまいました…
『何をやればいいのか?』途方に暮れて、秋の海水が冷たい波打ち際で、2時間余り立ちつくしていたこともあります。それが25歳くらいの僕の無様な姿でした…
それから10数年後の今、父は7年前他界し、妹は結婚して2児の母となり、母と同居している僕はといえば、一般就労は結局せずに、精神障害者向けの福祉作業所へ通っています。
昨日今日は、地元の登山用具の会社で、発送をする製品に説明書を添付する作業をさせて頂きました…
>障害者年金はもらっていますが、一人暮らしとなると親が援助しなければなりません。(仕事が見つかるまでは)
恐らくですが、彼の場合、『仕事=何だろう?』というアイデンティティが、まだ上手く作れていないのだと思います。また、記憶力や段取りを割り出す遂行機能、器用さという面で重要な目と手の強調運動、どのくらいの時間・量・力を持ってやれば上手くいくという読みといったところが、苦手なのかもしれません。
それを鍛えるには、例えば障害者向けの就労支援をやっている寮つきの施設で、数ヶ月過ごさせてみるのも、一考かと思います。
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