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はじめまして。
ASに関する本や映画、TV、新聞などの情報を提供していただき、いつもありがとうございます。
世の中にはたくさんの情報があふれていますね。その中で自分はどのような情報が欲しいのか、あるいはいらないのか、私は取捨選択しています。自分にとって有害なものは『世間的にはこういう考えなのかなー』と受け流すようにしてます。
表題の記事を読みました。感じた事を書きます。
ひとり親で周囲の協力なしで行き詰まる人などの、何らかの要因(ここにASの特性も含まれます)で子育てがうまくいかない、うまく出来ない場合がある。(程度によっては虐待やネグレクトともなりえる)
それにより引き起こされる子供の不利益−『後天的な発達の障害』−を防ぐ目的で研究がされ、支援制度として整備されようとしている。(支援が増える。一般的な援助では補いきれないAS児などへの理解が深まり、療育の機会が増える)
この記事を書いた人は、自閉圏〜ASに関して後天的な要素しか取り上げておらず、子育てをする親の気持ちにも配慮が見られない。世間の理解レベルはこの程度であり、理解を得るためには『なぜそのように無理解なのか』『理解せずに公的な場で発言するなんて』と感情的に訴える事はかえってマイナスである(発達障害者のコミュニケーション下手が強調され社会からの認識が悪化する)
さらに発達障害者にありがちな特性(多面的にとらえにくい。自己評価の低さから敵対心や恨みの感情を持ちやすいなど)から相手に理解を求めすぎ、理解されないと感じると反発してしまい、コミュニケーションの悪循環を呼ぶ。
上記から情報を提供する側には、掲示板に参加する人がどう捉えどう反応するか予測し、不利益な反応をおこさないような配慮も必要ではないかと感じました。ここに書かれたものを参考に研究されているかたがいるかもしれないし、スレやレスを読んで混乱する当事者がいるかもしれないのです。新聞記者と同等とは言えないでしょうが発信者として責任がありませんか?
世間の理解は管理人さんを含む福祉にたずさわる方々や研究者、インターネットのHPなどで情報を発信している当事者などのご努力により、少しずつ深まっていると思います。
さらなる理解を得るためには、社会と不要な軋轢を起こさず、できるだけ保身して(情報に振り回されて自分の心を痛みつけることは不利益です)冷静な働き掛けをしていく事が必要ではないでしょうか。
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