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チハルさんこんにちは。「他人の持ち物は持って帰ってはだめだよ」という意向を伝えたいという旨の様ですが、この主旨をさかのぼって考えてみればいいと思います。これはとても重要な事です。つまり、「研究室の備品を弄くってほしくない」とチハルさんが思う前提には、「弄くられると研究がその都度ストップし、直すのに時間的にも人為的にもロスがでてくるから」ですよね。さらにこいったロスは研究者のやる気やモチベーションまでも削いで仕舞います。本来研究室は研究者の研究のためにあるのですから、研究者は研究を阻む要因となるものをなるべく研究室から取り除いて利便性を図ろうと努力するものです。ならばその前提を筋立ててはっきりと伝えればいいのです。(同じ研究者ならば理解してもらえると思います)私もよく「〜しては駄目」だといわれてなぜか自分の行動が否定されているのか分からない(というよりも想像出来ない)事がありますが、それはASの人が他の人と同じ前提を共通認識として共有していない場合が多いために起こって来るからです。
上記の問題は、言葉に対するASの認識のズレというよりも、むしろ言葉以外(言外)での認識のズレによるところが多いからだと思います。おそらく私にしたって言葉そのものに対する認識の仕方はおそらくチハルさんともほとんど変わりない(ただし同じASといっても個人差がありますが)でしょう。ですからこの問題に関しても、言葉によって明文化されていない言外の前提となっている部分を「当然分かっているだろう」等と判断せず、言葉で明文化してあげる必要がどうしても出てくるのです。
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