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テンプル・グランディンという自閉症の当事者が書いた、
<自閉症感覚(かくれた能力を引き出す方法)byNHK出版、
原題<The way I see it:a personal look
at Autism and Asperger's>Temple Grandin著、という本の
紹介が今月か先月のNHKラジオの英語講座のテキストにありました。
私はこれまでアスペルガー関係の入門書の様なものを幾つか
パラパラめくった事はありますが、どれもイマイチしっくり
来なかった中で、この本の紹介記事にあった、
自閉症の当事者がこの世界とどの様にして関わりをもつかの
例として、ドアノブに細いチェーンのような物をからませて、
その感触をあじわったり・・・といった説明は非常に共感
できるものでした。そして、ベルギーのIT企業がアスペルガー
当事者の、健常者とは違った物の見方を活用して、
確かコンピューターソフトのデバッグだったかに
役立てている・・・といった内容の抜粋は
(個人的な話ですが、40半ば過ぎて
自宅の近所のレストランにオープンで皿洗いの面接に行き、
ノイローゼの持病がある者ですが、毎日4−5時間程度
働かせて下さい、と頼んだは良いが、うちも商売だし、
今のこの厳しいご時勢に最初から働きの悪い事が分っている
人間を雇う気は無い、という意味のことを
丁寧な言葉使いで言われて断られた身としては)
非常に勇気付けられるものでした。
すぐに原書を取り寄せて読んでみたいところですが、
この本はAMAZONの通販で注文しても、発送までに
1−3週間かかる、とありましたので、とりあえずどなたか
原書、日本語訳を問わず読んだことのある方がいらしたら、
感想なり、コメントなり、何でも結構ですから
教えてください。
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