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▼生真面目な学生さん：
はじめまして。初老の発達障害者です。まず貴方が発達障害者なのか”健常者”なのか不明ですので、抽象的なコメントになることをお断りしておきます。
まず、お尋ねします。
>アスペルガー症候群、統合失調症、双極性障害等の人々の中には（無論その中の極々少数だが）、人類の科学や芸術に多大なる貢献をした人もいる<
と書き込まれていますが、生真面目な学生さん、それは誰ですか？
そして、＞極々少数＜と判断される根拠を、教えてください。
それはさておき、
>障害を持って生れて来る人の内的な幸福や社会全体の幸福という観点からすれば、どうなのでしょうか？
幸福は主観です。特定の個人の、主観的なものです。ヒゲ達磨には、ヒゲ達磨の幸福があり、貴方には貴方の思い抱く幸福があります。ムラサメさんが＞幸福というのは、相対的価値です。他人から見たら幸せで、本人はそうではなくて・・・。＜
と書き込まれたように、それは客観的に、他者が測定することは出来ません。
従って、障害を持っていようが持っていなくても、これから生れて来る人の内的な幸福を議論することは、不可能です。
また社会全体は、特定の個人ではありませんから、＞社会全体の幸福という観点＜は、無意味なナンセンスな文言です。
年寄りからのいらぬおせっかいですが。生真面目な学生さん、学生さんなら、意味のある文言で、議論可能なことを思考するようにした方が、脳味噌を使った方が良いですよ。上記のような意味のない文言、議論不可能なことを考え続けると＞脳の機能、認知の偏り＜を生みますよ。
>医療が発展すれば近い将来、アスペルガー症候群や自閉症、ウィリアムズ症候群、プラダー・ウィリー症候群、ダウン症、精神遅滞等の発達障害や、統合失調症、双極性障害等の精神病は根絶されてしまうのでしょうか？
医療の発展に尽力している医者、研究者は、クライアントの生活の質・QOLの向上を目指して、日夜、努力されていると思います。その生活の質・QOLの向上を目指す活動が、医療の発展が、そのまま、ストレートに、クライアントの根絶には繋がりません。別の要素が必要だと思います。クライアントの生活の質・QOLの向上以外の別の動機、医者、研究者以外の人の力が絡むことが必要だと思います。
>アスペルガー症候群、統合失調症、双極性障害等の人々の中には（無論その中の極々少数だが）、人類の科学や芸術に多大なる貢献をした人もいるわけですが、それでも人類全体の幸福いう視点から見れば、こういった疾病は根絶してしまった方がいいのでしょうか？
>それとも完全には根絶してしまわない方が人類の発展の為には望ましいのでしょうか？
この文には、主語がありません。先ほどのクライアントの生活の質・QOLの向上以外の別の動機、医者、研究者以外の人が主語になります。
先ほど、述べたように＞社会全体の幸福という観点＜は、無意味なナンセンスな文言ですから、意味ある部分だけにすると
「アスペルガー症候群、統合失調症、双極性障害等の人々は、根絶してしまった方がいいのでしょうか？ それとも完全には根絶してしまわない方が望ましいのでしょうか？」という政策論、政治論になります。
アスペルガー症候群、統合失調症、双極性障害等の代わりに、ユダヤ人、中国人、日本人といった民族を条件にすれば、「民族浄化」
黒人、黄色人種を入れれば「人種差別」
これらの政治主張が、多くの命を奪ってきた愚行を、過去に、今も、生んでいることを、生真面目な学生さんは、生真面目と自称なさっているのですから痛感されていると思います。
繰り返しになりますが、生真面目な学生さん、学生さんなら、意味のある文言で、議論可能なことを思考するようにした方が、脳味噌を使った方が良いですよ。上記のような意味のない文言、議論不可能なことを考え続けると＞脳の機能、認知の偏り＜を生みますよ。
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