アスペルガーの館の掲示板(旧)

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Re: 初めまして! 11708へのコメント
No.11718  Mon, 25 Mar 2002 23:57:38 +0900  Mr.Moto [この発言にコメントする]

オレンジケーキ
>  今後どうしたらよいか悩み、会社勤めは自分には困難だと感じ始めています。唯一の望みは「在宅ワーク」です。これも、優れた技術が必要だし、現実は非常に厳しいのでしょうが、人とあまり関わらない仕事ならば何とかなるかもしれないと思ったのです。
>  そこで、ASや類似した状態の方々の中で、在宅で仕事をしておられる方がおられたら、是非お話を聞かせて頂けませんか?

 おれの経験上言わせてもらうと、はっきり言って個人でやる在宅勤務というのは地獄のようにしんどい。やるんならサテライトオフィス的なグループワーク、つまり、気の合うグループを作って仕事を請けるのだ。形態としてはマンガ家さんを想像してもらうと分りやすい。だれかの家に集まって仕事をするのが便利なのだが、私生活と仕事場の区別がつかんようになって私生活がどっか行っちゃうので、できれば仕事場を別に借りるか、逆に四畳一間でもいいから寝るところを別に借りるかするのがいい。地方だったら地価が安いのでこうした苦労はあんまりないのだがね、そのぶん仕事が少ないというデメリットがある。

 一人で仕事をしていると、病気もできんという問題がある。納期に遅れたりすると、次の仕事は確実に来なくなる。仕事をセーブするのも難しく、「なんとかしてくれ」と拝み倒されるとなかなか断れない。そんなわけで、マネージャーあるいは営業的な人間が一人おらんととてもツラい。

 それに、仕事上で何か困ったことが起きたとき、相談できる相手がいないというのがしんどい。会社と違って言われたことをただやっていれば月々ちゃんと給料が入ってくるのと違うのだ。納期になって「できませんでした」では済まんのである。

 この点は仕事を頼む側もご同様で、「進捗はどうですか?」といった確認の電話が来る。必ず来る。しつこく来る。何度でも何度でも何度でも来る。なにしろ向こうは煽ってなんぼの商売だからだ。一時期は寝ぼけているときに電話がかかってきたりすると思わず「ああっごめんなさい今やってますもう少し待ってください」みたいに応答してしまったりしたのだが、「……あの、納品済んでますけど(^_^;)」とか言われて我に帰ったりする。それくらい納期のプレッシャーというのはきつい。

 そんなわけで進捗報告をこまめに出し、きちんきちんと中間成果物を納めて発注側と信頼関係を築いておくことである。そのためにはドキュメント(文書)作成の能力は必須だ。とはいえこうした「文書によるコミュニケーション技能」というのがあったら、普通の職場でもそれほど苦労せずに勤まるので、在宅勤務の甲斐がない。オフィスのザワザワした雰囲気が嫌いとか、通勤に耐えられないとか親が病気していて家を離れられないとか、そうした理由がなければ在宅勤務をするメリットはあまりない。

 個人で在宅勤務をする場合、意外に大事なのは「仕事が好き」ということである。仕事は早め早めに納めておけばいいというものではなく、それを続けているとどんどん仕事がきつくなる。合間合間に適当に休まんことには身体がもたんし、勉強する時間を持たねばネタを使いつくして時代に遅れる。
 とはいえ休んでいる間にも仕事のことが頭から離れない。これがつらいと思ったら続かないのである。おれなんかは職業プログラマー特技プログラミング趣味プログラミング、仕事でプログラムを書き酒を飲みながらプログラミングについて語り、仕事をさぼっちゃあ趣味のプログラムを書き、仕事を納めてやれ安心となれば秋葉原に出かけ、休日は趣味のプログラミングに没頭する、みたいな生活をしててべつに苦痛がなかった。だからこそ在宅プログラマーとして仕事しながらまともでいられたわけで、プログラミングが嫌いだったらたぶん三日で気が狂う。もっとも気が狂った結果としておれはこうなったと考えられなくもないが。

 小さな出版社なんかでは、電話一本机二つに組版用のマッキントッシュ一台みたいな感じで仕事をしてたりする。で、社長が旦那で経理が奥さんで、営業と編集は在宅勤務とかいった話はけっこうある。そういうとこでマッキントッシュのオペレーターの口とか得たならまあそれほど苦労はすまい。小さな問屋みたいに似たような家族経営的形態でやってる会社はけっこうあるだろうから、そういうところに知人のコネで潜りこむほうが下手に在宅勤務をするより楽だろう。ただし、そういう場合は美人のほうが就職率は高いが、デブかブスかババアであった定着率が高いというジレンマがある。じーさんばーさんが細々とやっとる会社とかならその点いくらか安心だが、その場合給与水準が低くなるのは我慢するしかない。

 職安に行って職業訓練のコースを取る、というのも一つの選択である。考えてみてはどうか。

 (Mr.Moto)


Re: はじめまして。 11697へのコメント
No.11717  Mon, 25 Mar 2002 23:43:51 +0900  こうもり [この発言にコメントする]

かおやまさん wrote:

>突然で大変不躾なのですが、質問させてください。
>アスペルガ−症候群という医療的診断は、どのようなところで判定
>していただけるのでしょうか?

お住まいはどちらの地方ですか?関東についてなら若干の情報提
供も可能なのですが…。

 ここに書くのが不都合であれば、ダイレクトメールでも送ってく
ださいまし。では

seijinld@msg.biglobe.ne.jp


Re: はじめまして。 11715へのコメント
No.11716  Mon, 25 Mar 2002 21:15:51 +0900  武田好史 [この発言にコメントする]

武田好史 wrote:
>百日紅(さるすべり) wrote:
>>I wrote:
>>>特殊聴覚保持者(いわゆる聴覚過敏のことだけど、そう命名することにした。それは要するにもっていきようによっては、いい方向に持っていけるかもしれないという希望をもちたいと思ったから。)です。
>>
>>「特殊聴覚保持者」についてうだうだ書こうと思う。
>>
>>「特殊」というのは、英語でいうと"special"だ。
>>日本語人はよく、「スペシャル・ディナー」だとか、「スペシャル・サービス」とか、スペシャルと言うことばに対して、おおかた、肯定的な意味をもたせているように思う。(あくまでもこれら二つのことばは日本語人の使うスペシャルと言う語義だから、specialの意味とはかけ離れているかもしれない。)
>>
>百日紅さんの場合は、
>
>have an abnormal sense of hearing for high-frequency noise
>
>という感じかな?


Re: はじめまして。 11711へのコメント
No.11714  Mon, 25 Mar 2002 20:10:38 +0900  百日紅(さるすべり) [この発言にコメントする]

I wrote:
>特殊聴覚保持者(いわゆる聴覚過敏のことだけど、そう命名することにした。それは要するにもっていきようによっては、いい方向に持っていけるかもしれないという希望をもちたいと思ったから。)です。

「特殊聴覚保持者」についてうだうだ書こうと思う。

「特殊」というのは、英語でいうと"special"だ。
日本語人はよく、「スペシャル・ディナー」だとか、「スペシャル・サービス」とか、スペシャルと言うことばに対して、おおかた、肯定的な意味をもたせているように思う。(あくまでもこれら二つのことばは日本語人の使うスペシャルと言う語義だから、specialの意味とはかけ離れているかもしれない。)

「特殊教育」ということばだって、この文脈だったら「高級」な感じがするが、
現場の様子は違うんだなぁ。
(ここでは「特殊教育」については詳しく言及しない。それ以前に恥ずかしながら、言及する知識が何もない。〉

「聴覚」はまあいいとして。

「保持者」についても言及したい。
「保持者」ということばの前には色々な名詞がつくが、
「世界記録保持者」の例を用いれば、組み合わせると、いい意味になる。
(と言ってしまうのもまったくウソツキで、ことばの遊びにはいろいろな風に使われ、例えば、皮肉〈irony〉として使うこともできる。)

ことばを変えることで、自分自身で意識革命をしているだけなのですけどね。
そうやって、将来の「就職活動」(「就労活動」?)に幾許の希望を持ちたいだけなのです。


Re: 知能検査 (眼鏡……) 11704へのコメント
No.11713  Mon, 25 Mar 2002 19:47:10 +0900  風呂糸 [この発言にコメントする]

あぁ?MOTO氏
フォローして頂いてかたじけのうございます。 <(_ _)>
ペコペコ

色々ためらいながら書いたもので、引用の場所が違っていたし、
レスを付ける相手も間違えてしまって、リンコさんじゃ無かったし…(^^;

フォローしてもらったので、「ほっ」としております。


最近仕事を始めて体が慣れず、キツさ全開、満開の、

風呂糸でした。。。


むなしい。(独り言)
No.11712  Mon, 25 Mar 2002 19:42:33 +0900  百日紅(さるすべり) [この発言にコメントする]

このあいだ、大学の成績表が届いて、
はー、と溜息。
Aが取れなきゃBでも取れればいいのに、AかCときた。

優先順位をつけられない。
自分がその時に興味をもったものが優先だと思ってしまう。
勉強の要領も悪いが、せめて、優先順位の要領も得たいものだ。
多分、それを学ぶか学ばないか位のところで大学を卒業するということになるのがオチだろうけど。


Re: はじめまして。 11697へのコメント
No.11711  Mon, 25 Mar 2002 19:37:52 +0900  百日紅(さるすべり) [この発言にコメントする]

かおやまさん wrote:
>はじめまして。
>現在20歳で大学に通っているものです。

はじめまして。
おなじように、
現在二十歳で大学に通っている者です。
といっても私は、ASではなくて、LDで、辺縁系ADD傾向、特殊聴覚保持者(いわゆる聴覚過敏のことだけど、そう命名することにした。それは要するにもっていきようによっては、いい方向に持っていけるかもしれないという希望をもちたいと思ったから。)です。

>突然で大変不躾なのですが、質問させてください。
>アスペルガ−症候群という医療的診断は、どのようなところで判定していただけるのでしょうか?

きちんとした診断を受けるのならやっぱり経験の多い先生のところできちんと診断を付けてもらったほうがいいと思うから、そうするとなると、結構予約が埋まっているかもしれません。

>今、必死にその情報を探しているのですが八方塞になってしまい、このお部屋に駆け込ませていただきました。

ネットなどで調べてみて、そこに電話などで連絡してみて、これから診断を受けるとすればいつくらいになるか聞いてみてなどできると思います。

ひとつの参考としてください。
では。


Re: 初めまして! 11708へのコメント
No.11710  Mon, 25 Mar 2002 19:01:25 +0900  武田好史 [この発言にコメントする]

オレンジケーキ wrote:
> 初めまして!初投稿の30(+?)歳の女性です。
> 小さい頃から人とのコミュニケーションが上手く取れず、いつも不安を感じていました。人の心の動きや、一人一人の性格の違いが分かりにくいです。話す力や判断力が不足しているようで、母の話し方や声色、話すテンポを真似していました。
> それでも、学生時代は良い友達に恵まれて無事に過ごすことができましたが、社会に出てからやはりいろいろと苦労を感じるようになりました。
> ここ4〜5年で、「私は普通の人とどこか違うようだ」と漠然と気付き始めて、自分なりに自閉症や障害の本を読んで調べていました。今年に入ってこのHPを知り、ASという言葉を初めて知りました。私はASとACが混ざっているような感じです。ただ私の場合、過去に一度カウンセリングを受けただけでお医者さんにきちんとかかった事がないので、あくまでも自己判断なのですが・・・。
> ご相談したいのは「仕事」のことです。事務系のアルバイトを3回程経験しましたが、コミュニケーション力や判断力不足で周囲になかなか溶け込めず、迷惑をかけてしまい、仕事も遅いようで(恥ずかしいのですが・・)首を切られてしまいます。
 εδε
9・ゝ・   
9 < これってASに多い悩みなの。
() l l
/  \


εεε
ε・ゝ・
\ 〇そうなんだよな…俺みたいに、
   はなっから、企業就職なんて
   自分には不可能と思い込んでいるやつも多いよ!
 


Re: はっきり言って待ち遠しい 11702へのコメント
No.11709  Mon, 25 Mar 2002 18:33:48 +0900  武田好史 [この発言にコメントする]

こー wrote:
>私は電車にも乗れるし、ドラマや映画も普通に抵抗なく見られます。
>人の顔は初めは覚えられないけど3回目くらいには区別できるようになります。
>出来ないのは、とにかく対人関係。

「あることはできても、あることはめちゃくちゃ苦手」というのは、自閉症のの典型的な特徴の一つです。例えばピアノがある程度弾けるのに、パソコンのキーボードを打つのが苦手という人もいますし、走るのは苦手でも、歩くのが速いという人がいたり、会社のようなバタバタした環境だと実力がでなくても、ソーホーだとうまくいく人もいます。
 不思議なことに、日本でとある自閉症の専門家が行った調査では、IQが高い人のほうが仕事への定着率が低いという結果が出ています。その分だけ周りからのストレスによる、精神的なダメージを強く受けて「傷つきやすい」ということだろうといわれています。 

川ξζξ
川・ゝ・
川Ъ <どうしたの?

ωεωε
δ○-○
\ 〇これから僕はどうしたらいいんだろう…
   君のようにお茶目じゃないし… 


初めまして!
No.11708  Mon, 25 Mar 2002 16:01:04 +0900  オレンジケーキ [この発言にコメントする]

 初めまして!初投稿の30(+?)歳の女性です。
 小さい頃から人とのコミュニケーションが上手く取れず、いつも不安を感じていました。人の心の動きや、一人一人の性格の違いが分かりにくいです。話す力や判断力が不足しているようで、母の話し方や声色、話すテンポを真似していました。
 それでも、学生時代は良い友達に恵まれて無事に過ごすことができましたが、社会に出てからやはりいろいろと苦労を感じるようになりました。
 ここ4〜5年で、「私は普通の人とどこか違うようだ」と漠然と気付き始めて、自分なりに自閉症や障害の本を読んで調べていました。今年に入ってこのHPを知り、ASという言葉を初めて知りました。私はASとACが混ざっているような感じです。ただ私の場合、過去に一度カウンセリングを受けただけでお医者さんにきちんとかかった事がないので、あくまでも自己判断なのですが・・・。
 ご相談したいのは「仕事」のことです。事務系のアルバイトを3回程経験しましたが、コミュニケーション力や判断力不足で周囲になかなか溶け込めず、迷惑をかけてしまい、仕事も遅いようで(恥ずかしいのですが・・)首を切られてしまいます。
 今後どうしたらよいか悩み、会社勤めは自分には困難だと感じ始めています。唯一の望みは「在宅ワーク」です。これも、優れた技術が必要だし、現実は非常に厳しいのでしょうが、人とあまり関わらない仕事ならば何とかなるかもしれないと思ったのです。
 そこで、ASや類似した状態の方々の中で、在宅で仕事をしておられる方がおられたら、是非お話を聞かせて頂けませんか?長々と書いてスミマセン!


ありがとうございます。 11706へのコメント
No.11707  Mon, 25 Mar 2002 11:47:49 +0900  こー [この発言にコメントする]

あさかぜさんも長いこと鬱の時期があったのですね。
でも今は克服された。ご本人の気持ちの葛藤を制御するのも大変だったと思います。
私の鬱の原因は結局のところ、自分がした仕打ちがはねかえってきたことにあります。正直なところ、その反応が無かったら今でも反省せずに我が道を往く、で
人に迷惑をかけつづけたのだと思います。
自分がいかに身勝手でエゴに満ち満ちた人間だったか――、それが全て無意識だったのがまた恐ろしい。
きっと同じことをまたしてしまうんでしょうが、自分の身体にあらわれた
二次的な症状をとっかかりに、第三者に指示を仰ぎたいと思っています。


Re: はっきり言って待ち遠しい 11702へのコメント
No.11706  Mon, 25 Mar 2002 07:31:19 +0900  あさかぜ [この発言にコメントする]

こーさん wrote:
>抜け殻のようになってるのかもしれません。
>はっきり言って未来への希望なんてありません。

 ↑こういう気分の真っ只中にいると気がつかないものですが、抜け出してみると案外なんとかなるものです、たぶん。医療機関を受診する気持ちになられただけでも、たいしたものですよ。わたしはそう思います。

>それと自分がたどりついたAS.私は本当にASなのかと思う不安もあります。

>とりあえず診断で何と出るか。人格障害、ということもちょっと考えています。

 生物学的な基盤による障害だけでなく、二次障害も重なる症例というのはたくさんあるそうです。かくいうわたしも、長いこと鬱状態にいましたが……薬がなくても眠れるようになったし、絶望でふさぎこむこともなくなりました。それが当たり前だということはわかっているのですが、なんか不思議な気分です(笑)

 わたしは今“元気が出る”とか“明るくなる”と銘打って、ドラッグストアに売っているサプリメント「セント・ジョンズ・ワート」を飲んでいます。SSRIを飲んでいたときより、調子がいいみたいです。少なくとも副作用はなくなりました。(←あくまでも、ひとつの例ですので、気にしないでください)


ADHD on TV
No.11705  Mon, 25 Mar 2002 02:15:44 +0900  みどり [この発言にコメントする]

いまはじまったCBSドキュメント(TBS) で、ADHDの話をやるみたいです。投薬に批判的な内容っぽいです。


Re: 知能検査 (眼鏡……) 11698へのコメント
No.11704  Mon, 25 Mar 2002 00:59:27 +0900  Mr.Moto [この発言にコメントする]

風呂さん wrote:
> 全然関係無い話題で恐縮ですが、
> 気になったので書いちゃいます  m(_ _)m

> 全然関係無い話題ですが、
> 眼鏡を使う人も、多いかと思うので、
> 勇気を振り絞って書いてみました……(--;)

 このカキコだけ読むとまったく脈絡が不明だが、じつはこのカキコ、以下のカキコを踏まえておる。

Lingkoさん wrote:
> もっとつらいのは、眼鏡の鼻当ての部分のかしゃかしゃいう音でした。
 (『雪柳(was:Re: 桜』、No.11558)

 風呂さんの名誉のために一応コメントしておく。

 これに懲りずに積極的に発言し、なるべくならこの手のドジを怖れて臆病にならんでくれい。『アスペルガーの館の掲示板』ではけっこう重鎮と目されている(と思う)風呂さんが、こうしたチョンボをやってくれると失敗を怖れて発言したくても発言できないひとたちに勇気を与える。>風呂さん

 文章が下手だろうがなんだろうが、とにかく言わにゃあ通じんのだ。だから書け。そして書ける奴は書けん奴をフォローするのが努めである。もちろん思いっきり馬鹿にしたい奴はどしどしやってくれ。おれが徹底的に叩いてやるから(-_^)b~*。

 (Mr.Moto)


Re: NPOのつくりかた 11688へのコメント
No.11703  Mon, 25 Mar 2002 00:20:05 +0900  Maria [この発言にコメントする]

 いま考えている団体のイメージについてちょっと書くことにします。

 ひとつは、あたしが過去に『アスペルガーの館の掲示板』でちょこちょこやっていた、文章講座・「PoP! セミナー」の活動の続き。仕事をする上でも文章力は必要だし、自分を表現できるという自信は大事だと思います。

 もうひとつは、同じくこの『アスペルガーの館の掲示板』でちょこちょこ(できれば出張して行なう)パーソナルコンピュータ講習。電子掲示板や電子メールが使えると、やっぱり世界が広がります。 Word や Excel が使えると、仕事をするときにも有利だしね。

 上記二つは公共性もあるので、内部の活動だけではなくて、外部の人も含めて講習の対象にし、ついでに寄附(ライオンズクラブなんかでは、「ドネーション」といいます)も受けつける、といった形もいいんじゃないかと。「講師は全員自閉症です」とかいうのは……ダメか(-_-;)。

 オフ会の開催と、他のグループに呼ばれての講演……ちゅーか、茶話会みたいなものが持てればいいと思います。「実際の自閉症の人を見たことない」という人は多い(べつに「私は自閉症です」って看板立てて歩いてるわけじゃないから見てもわかんないし)ので、独りでずっと悩んでる親御さんなんかと実際に話をしてみて安心するなり絶望するなり(←おいおい)してもらうのもいいかなー、と。興味本位で「自閉症の人間を一度見てみたい」という人に「つまらん……(-_-;)」とガッカリしてもらうのもいいかも知れないし。マスコミに興味本位で取り上げられる前にツブしておくとか、逆に良心的なマスコミをオルグしておくとかいった効果はあるかもしれないけど。
 まあ、もちろん自閉症なりの苦労や医療機関・社会制度・周囲の人間の無理解その他に対する恨みつらみをぶちまけてストレスを解消する、というのも悪かぁないし。

 その延長として、体験談文集みたいなものの発行。「他の人はどうやってんだろ?」みたいなことは、けっこうみんな知りたがってると思います。
 そんなわけで、ハンドルは2つ以上必要です。ネットの外(オフ会など)“でも”使うハンドルと、ネットの中、あるいは文章の中“だけ”で使うハンドル。「自閉症方面の人間はどうやって異性(←もちろん同性の場合もある)を口説いたのか」とかいった話をするときには、オフ会で「この人」と特定されちゃうのもアレだしな。

 あとは、自分の子供が「自閉症」と診断されたとか、私は自閉症と診断されたんだけどどうしたらいいんだとか、ひょっとしたら自分は自閉症じゃないかとか、そういった人をケアする活動。

 それから、ミニコミ誌の発行、ニューズレターの発行、メーリングリストの運営、掲示板の運営、自閉症に関する研究をしている人への協力なんかがあります。

 つまりは、今まで『アスペルガーの館の掲示板』その他を通じてあたしたちが行なってきたことを、もうちょっと自分らにとって楽に、そしてあたしたちのことを必要としている人の要望により適確に応えられるように、組織として整理しよう、ということだったりします。

 マスコミや国に対するアピールだとか、就職支援やら生活支援だとかいうと今のところちょっと荷が重いな。

 あたしたちが表立って活動することにより、孤立型の自閉症のひとがかえってつらい思いをすることはあると思います。ヘレン・ケラーや乙武くんやパラリンピックの選手が障害者だと思ってもらっても困るのと同じにね。だから、あたしたちが重度の自閉症の人のケアに実際に取組むとか、自閉症児童の一時預かりとかを行なってお母さんに羽根を伸ばしてもらうとかいうのは活動としてかなり面白い(「重要」って言ったほうがいいんでしょうけどね)と思います。それで苦労したら苦労したで得るところがあるし、「お仲間」ということであんまり苦労しなかったらそれもまた得るところがある。

 あたしの知っているアスペっ子は、自閉症者のことを「耳をふさぐひと」と表現しました。で、同じ年頃のアスペっ子と、「耳栓いいよー」「ふーん」みたいな話をしてたそうです。わかるなぁ。

 自分がこれから出てゆかねばならない世の中に、自分と同じようなひとたちがいて、自分のことを温かく迎えてくれる、というのは、けっこう重要な気がするのですね。そんなわけで、「アスペっ子と遊ぼう」みたいな企画は、面白いと思います。みんなしてぐるぐる回してたりするの。ぐるぐる。(←こらこら(-_-;))

 実際問題として、いつもはマイノリティとして周囲の目を気にしつつおどおど生きてきたひとが、マジョリティの側に立つというのもけっこう爽快です。ストレス解消になります。しかも「濃ければ濃いほど尊敬される」というのがまた快感です。逆に薄いひとが「おまえなんか自閉症じゃないやい。えいえい」とかいっていぢめられるのも快感かもしれない。「自分はまだ軽度だから」と思って安心する、とかいうんじゃなくて、「障害」から「個性」へのプロセスを一段登ったという確信が得られるからなんですね。

 『エースをねらえ!』に、加賀のお蘭さん(だったと思う)が、「女なのに背が高い」というのにずっと劣等感を抱いてたのに、コーチに鏡の前に引きずられていって、「なぜその上背を活かそうとしない! スポーツマンたる者がどれだけ上背を欲しがっているか知ってるのか!」と叱正されて自分の資質を活かす道を知ったというエピソードがあります。あたしも高校時代「バケモノ」と言われてほくそ笑んでいました。それは学校の先生や友人が、「知性と論理に裏付けられたユニークさ」というものを、研究者にとっての最大の資質として評価してくれたからなのですね。

 まあ、これもじつはけっこう失礼な話なんですよね。だったら才能に結びつかない障害というのはどうなるんだぁ、みたいな話になっちゃいますから。だけど、自閉症の場合は具体的なデメリットが明らかでないからこ中途半端な保護しか受けられないわけで、「あたしらはあたしらで自立してやってくから保護なんていらないわ」と自主的にコミュニティを作り、納税者として発言し国政に影響を及ぼすとかいう選択というのは、けっこう理想的なわけですよ(ユダヤ人とかはこれに近いイメージがあります)。

 国家としてのイスラエルは嫌いだけど、「ユダヤ国家としてのイスラエル」のありかたに関しては、「確かにそういうありかたも可能だな」という意味で学ぶところがあるように思います。

 そんなわけで、組織化する意味は、あるんじゃないかと。

 (Maria)


はっきり言って待ち遠しい
No.11702  Mon, 25 Mar 2002 00:15:32 +0900  こー [この発言にコメントする]

以前相談させていただいた、こーです。
あのときは、丁寧なレスやアドバイス有難うございました。
私もとうとう再来週くらいに精神科に行って
自分の思いをぶちまけてこようかと思っています。
毎日が何をしていても過去の嫌で辛かった記憶とつながってしまい
結局ひどい落ち込み状態になっていくのです。
私の場合、自分がASかという問題よりも自分が今まで社会と言われる世界で
人を傷つけたり逆に自己嫌悪に陥ったりという繰り返しの果てで
抜け殻のようになってるのかもしれません。
はっきり言って未来への希望なんてありません。
人間は一人では生きていけない。そんな当たり前のことでさえ私には適応できる
能力がないみたいですから。
それと自分がたどりついたAS.私は本当にASなのかと思う不安もあります。
私は電車にも乗れるし、ドラマや映画も普通に抵抗なく見られます。
人の顔は初めは覚えられないけど3回目くらいには区別できるようになります。
出来ないのは、とにかく対人関係。特に性格がきつく感の鋭い人とは拒絶反応が出るくらい。人を頼っても自分が人に何かしてあげようとすることがないから(出来ない)結局孤立することばかり、という状況なんです。
とりあえず診断で何と出るか。人格障害、ということもちょっと考えています。


Re: はじめまして。 11700へのコメント
No.11701  Sun, 24 Mar 2002 23:58:45 +0900  武田好史 [この発言にコメントする]

武田好史 wrote:
>武田好史 wrote:
>>かおやま wrote:
>>>はじめまして。
>>>現在20歳で大学に通っているものです。
>>>
>>>突然で大変不躾なのですが、質問させてください。
>>>アスペルガ−症候群という医療的診断は、どのようなところで判定していただけるのでしょうか?
 児童青年精神科といって、発達障害や不登校・拒食など幼少期から青年期にまつわる、精神医学的・心理学的な問題を抱えた子供たちのケアをするための診療科で診断してもらえます。

>>>私の兄は、重度自閉症です。
>>>母方の祖父も、軽度の知的障害をもっていました。
>>>その他の遺伝的なことや、何より自分が診断基準をほぼ完全に満たすということで、私はいま自分がアスペルガ−症候群ではないかと、考えています。
 こういった例はかなりの率で見受けられるようです。ASの人の中には、兄弟や親族に重度の自閉症・抑うつ傾向・統合失調症(旧分裂病)の方がいるという人が多いのです。

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