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ポカミスを防ぐ技術 12327へのコメント
No.12333  Mon, 6 May 2002 23:08:42 +0900  Mr.Moto [この発言にコメントする]

I wrote:
> 問題は「ミスにミスを重ねる」悪循環にハマらないためのノウハウがあるかどうかなのだ。

 ソフトウェア開発は、ミスとの戦いである。

 たとえばの話、一億回に一回だけミスをするプログラムがあったとしよう。で、百万台のコンピュ−タがそのプログラムを一秒に百回実行したとする。そうすると、地球上のどこかで平均一秒に一回トラブルが起きるということだ。
 ところが一台のコンピュータでこれを実行したとしよう。そうすると五十万秒実行してもそのミスが発生する確率は五分五分である。売れ筋のマシン用のソフトウェア(特にその核になるロジック)を開発するというのはそういうことなのだ。ゲームマシン用の描画ルーチンとかいったらこうしたケースはべつに珍しいことではない。

 ソフトウェア開発技法やコミュニケーション能力の育成がなんでポカミス防止になるかというと、「大勢の人間の目の前にはっきり示されており、しかもみんながしっかりと理解していることの範囲内だけで判断できることは、めったなことでは間違ったりしないし、間違ったところでその結果を全員が知ることできれば、すぐに発見され修正される」というごく当たり前の事実に拠っているのである。

 そんなわけで、仕事に必要なことは、それが「常識」に近いことでも徹底的に(見てはっきり分かる形に)文書化し、全員がそれを理解し、さらに「それを全員が理解していること」を確認し、その上でそれが仕事の成果に正しく反映されているかを確認する、という手続きをちゃんと踏むことなのである。

 もちろん全部が全部そういうやりかたで通るわけではない。極度に専門的な仕事もあるだろう。だが、それにしたって「自分」という人間はいるのである。「自分が分かっていること」が、じつは「自分が分かっていると思い込んでいること」だったりすることがあるが、それは「自分が分かっていると思っていること」を「自分がはっきりと分かる形(理想を言えば、他人が見てもはっきり分かる形)」に書き表わしてみることで浮かび上がってくる。うろ覚えのデータで仕事をしたりするからミスが起きるのであって、必要なデータはきちんと整理してすぐ参照できるところに用意しておけばいい。そして必要な手続きをちゃんと踏んだかどうかはチェックリストを作っておけばよい。
 こうした「ミス防止の手続き」というのは、鉄道だの航空だのといった分野においてかなり高度にシステム化されており、参考になる部分も多い。「(私が)ミスをしないようにしよう」と考えてミスが減るとは限らん以上、「人間はつねにミスをするのだから、そのミスをどう管理するかを考えなければならない」というのが正しいアプローチである。

 「バグ」というのを「プログラムの間違い」だと思っている人が多いが、「バグ」の語源をたどると「ボギー」とか「ブギー」とかいった言葉にたどりつく。日本語に訳すと「あやかし」といったところだろう。(「虫」の意味になったのは、「『バグ(あやかし)』の正体は『バグ(害虫)』だったわ」というシャレからである)
 で、「あやかし」が出る場所というのはおおむね決まっていて、トンネルだとか橋のたもとだとか踏切だとか交差点だとかによく出るし、出るのは真夜中の十二時とかいった時刻だったりするのだ。
 これはなかなかに教訓的である。「得体のしれない悪いものは、よくわからんあいまいな境界に出る」のだ。はっきり理解された部分にはおかしなことは起きないし、いままで大丈夫だったものは条件が変わらなければこの先もたぶん大丈夫で、どっちつかずのもの、あるいは何かが変化するポイントはヤバそうだから警戒しなければならないということなのだ。
 「システムが不安定なポイント」、すなわちミスが起こりやすく、同時に些細なミスが重大事件に発展しやすいポイントというのは限られているのである。それをあらかじめ予測し、事前にチェックし対策を講じておくことで「安心してミスをする」ことができる。「ミスったらいかん」と思うと人間は(特にADHDの人間は)たいていミスをする。逆に「いくらでもミスしていい」となると、ADHDの人間でもそうそうミスは犯さんのである。

 おれの経験からいうと、用心すべきは「用意周到なADHD」ではない。「“まあいいや”が口癖の健常者」である。世の中には「ミスを呼ぶ」厄病神のような奴がいるが、そういう奴は必ずしもADHDではない。

 (Mr.Moto)


「自閉症納言のホームページ」
No.12332  Mon, 6 May 2002 23:02:41 +0900  鷲羽丸 [この発言にコメントする]

 連休は横浜・小田原・東京の池袋と激しく移動して、今日戻った鷲羽丸です。
 ひさびさにインターネットをしていたら、興味深いHPを発見しました。
 もっとも、これはわが岡山から発信されている、自閉症関連のHPの掲示板で知ったことなのですが。

 こちらです↓

 http://www.geocities.co.jp/Milkyway-Cassiopeia/8331/index.html

 このHPの製作者は、あの森口奈緒美さんです。リンクフリーで許可不要と書いてあったので、ここにURLを貼り付けました。

 背景の色を自分の好みに合わせられるようになっています。また、ポインターにも小さな数個の星がくっついてきます。

 関係ないが、特急サンライズのソロ寝台は狭かった   鷲羽丸


はじめまして!!
No.12331  Mon, 6 May 2002 22:32:23 +0900  RIEKO [この発言にコメントする]

はじめまして!!
このHPを見て、ひとこと。
自分の子供の頃と似てますね。


Re: コドモの時からの恐怖 12328へのコメント
No.12330  Mon, 6 May 2002 22:16:44 +0900  武田好史 [この発言にコメントする]

星子 wrote:
>たあ wrote:
>>私も同じような恐怖感を持ちます。
>>私の家族は外出するのが好きで、休日(特に連休中)に、旅行やバーベキューや遊園地などに出かけることが多かったので子供の頃は大変でした。親からは「どうして楽しそうにしないんだ。」と責められました。遊園地でもキャンプ場でも、いつも息苦しくなって、泣き出していました。紅葉を見にドライブに行った時、こらえきれなくなって「枯れた葉っぱなんて見て何が楽しいんだ」と車の中で言ったことがあります。親からは無視されましたが。
>>親の善意は私にとっては負担になっていたような気がします。
>わたしの園児・小学・中学時代の遊びに行った時の写真はかなり病人みたいなの
>が多いです。
>今回のG・Wの出かけるのも、「まわりの調子」に沿って食べ物を食べていたら
>やっぱり腹を壊してすさまじく下してしまった。
>食べても食べても太らないのは胃腸の消化器官の働きがもう全然働いていないよう
>で、栄養を吸収していないみたい。
>実は、大人になった今は、「ともだち」的な人との交流が一番怖いのかもしれな
>い。親は最近もうわたしが発達障害の診断をもらって身体やアタマの働きが直観
>でなんとなくでも理解できるようになったらしく、「あんたは食べるのは今はストップ」「疲れたなら車で休んどき」とコントロールしてくれるマネージャーみた
>いで安心するかも。
知らない町に行くと、何も考えられなくなってしまうのが不思議です。赤信号なのに横断歩道を渡ってしまい、タクシーにひかれそうになった記憶があります。
>バイトしてた時、ふらふらと意識が薄くなりながら歩いていたら車が真横を横切
>り、気がつくと何となく前の視界に赤信号のライトが目に映ったことがあっっ
>た。。。
>
 これは典型的なADDの症状でしょう。自分も最近SSRI(胃が弱い人は、飲むとひどい目に遭います)を飲むようになってからは変わってきましたが、わりとバタバタした所が苦手です。やはり不特定多数の人間が情報をやり取りするような感じのオフィースや学校の教室のような場所にはなじめず、図書館や畑みたいな感じの1人になれるところがとても落ち着きます。
 疲労すると直ぐに、ろれつが回らなくなったり・視野が狭くなったり・耳が聞こえづらくなったり・判断力が低下してしまいます。そんなときに限って、家族に「ちゃんと話せ!」「ちょっとそこ見ててよ!」「お前この先どうするんだ!」などと言われるので、ypdcで診断をもらって家族が障害のことを納得してくれるまでは、よく口論になったり、更に切れたときには、父と母ともみ合いけがをさせたこともあります。
 
 このような感じの症状には、割とクエン酸とビタミンB群・たんぱく質が効を奏すようです。そう、いちばん手っ取り早い補給のしかたは、おやつは梅昆布茶をのみ、黒砂糖・それにチーズかナッツ類(アーモンド・カシュナッツ・クルミ・ピーナッツ)を食すと良いでしょう。梅昆布茶でクエン酸が取れ・黒砂糖でビタミンB群がとれ・チーズやナッツのたんぱく質には脳に必要なチロシン・トリプトファンが含まれています(ただしMAO阻害剤を飲んでいる人にはチーズは危険です)。これらの食品を勤めてと取るようにしたところ、強い疲労感にさいなまれることが
少し減って、なんとなく体が楽になってきたように思います。


Re: あさかぜより、28号様 12307へのコメント
No.12329  Mon, 6 May 2002 21:23:05 +0900  あさかぜ [この発言にコメントする]

 有効とは思えない助言に、レスをありがとうございました。
 その後の書き込みを拝見して、もうわたしには何も言えないと思いましたので、今回で失礼させていただきます。Motoさん他の方々とのやりとりから察するに、「障害」に起因する部分よりは、彼自身の責任感といいますか、社会生活上の最低限のモラルに対する考え方に、問題がありそうだと感じられたもので……。あるいは、一時的な二次障害(ヘンな言い方ですね)かもしれませんが。

28号さん wrote:
>「なんとかならんのか〜!」・・・思います(;^_^)
>親御さんの心境に比べたらおこがましいですが。

 いえいえ、親だから特別ということは、ありません。第三者とあまり変わらないと、自分では思っています。社会での責任は果たすべきだと思うから、なんとかやっているわけで……「親をやめていいよ」と言って、誰かが代わってくれるなら「即、お願い!」しちゃいます(苦笑)
 わたしも哺乳動物の雌の個体のはしくれですから、成体が幼体の世話をする本能は持っているらしいと感じてはいます。しかし、人間社会での「親」になるのは、むずかしいです。分からないことが多すぎて。

>家族/恋人でない第三者の人間の対応の適切さ、
>気持ちの整理の付け方って、これはこれで難しいなと感じています。

>第三者の側の人間も障害を知っているのなら、
>知っている上でのできるだけ双方にストレスのない付き合い方を
>模索できたらと思うんです。お互いが意識過剰にならないような。

 お互いがどこまで認め合えて譲り合えるか、冷静に話し合うことができるといいんですが。
 28号さんが、ひとつのことにしか集中できないという特技(?)をお持ちでなければ、「同居を続ける線で、できること」と「同居を解消する線で、できること」の二本立てで、考えをすすめていかれたらどうかな、と思いました。選択肢は多いほうが、追い込まれなくて済む可能性が高いように思います。


Re: コドモの時からの恐怖 12320へのコメント
No.12328  Mon, 6 May 2002 20:12:00 +0900  星子 [この発言にコメントする]

たあ wrote:
>私も同じような恐怖感を持ちます。
>私の家族は外出するのが好きで、休日(特に連休中)に、旅行やバーベキューや遊園地などに出かけることが多かったので子供の頃は大変でした。親からは「どうして楽しそうにしないんだ。」と責められました。遊園地でもキャンプ場でも、いつも息苦しくなって、泣き出していました。紅葉を見にドライブに行った時、こらえきれなくなって「枯れた葉っぱなんて見て何が楽しいんだ」と車の中で言ったことがあります。親からは無視されましたが。
>親の善意は私にとっては負担になっていたような気がします。

わたしの園児・小学・中学時代の遊びに行った時の写真はかなり病人みたいなの
が多いです。
今回のG・Wの出かけるのも、「まわりの調子」に沿って食べ物を食べていたら
やっぱり腹を壊してすさまじく下してしまった。
食べても食べても太らないのは胃腸の消化器官の働きがもう全然働いていないよう
で、栄養を吸収していないみたい。
実は、大人になった今は、「ともだち」的な人との交流が一番怖いのかもしれな
い。親は最近もうわたしが発達障害の診断をもらって身体やアタマの働きが直観
でなんとなくでも理解できるようになったらしく、「あんたは食べるのは今はストップ」「疲れたなら車で休んどき」とコントロールしてくれるマネージャーみた
いで安心するかも。


>知らない町に行くと、何も考えられなくなってしまうのが不思議です。赤信号なのに横断歩道を渡ってしまい、タクシーにひかれそうになった記憶があります。

バイトしてた時、ふらふらと意識が薄くなりながら歩いていたら車が真横を横切
り、気がつくと何となく前の視界に赤信号のライトが目に映ったことがあっっ
た。。。

そういえば、バイクのキーを付けっぱなしで盗られたこともあった。
わたしはもうよほどの呼ばれが無い限り、外出しないことにしようと思っている。
生活をしっかり送れたらそれで良い。働く気もなーい。


Re: Mr.Moto様 12321へのコメント
No.12327  Mon, 6 May 2002 19:46:25 +0900  Mr.Moto [この発言にコメントする]

28号さん wrote:
> 彼はフリーランスなので上司というものは存在しません。

 「フリーランス」ちゅーてもいろいろある。通称「力仕事」「ドカチン仕事」「土方(どかた)」と呼ばれる、単純に人工(にんく)×期間で測れるような仕事もあるのだ。腕がないならそういう“工数の読める”仕事を選ぶという、「質の選択」も重要。

> 障害ゆえ計画立てることがきないのでクライアントにスケジューリングを
> 委ねるわけですが、障害であることをギリギリ隠すレベルで伝えており、
> 理解あるクライアントは考慮して非常にゆる〜いかなり余裕をもったスケジュールを提示してきます。が、これでも彼にはウルトラハードスケジュールなのです。障害の影響というより単純にスキルが足りないということ。

 プロができない仕事を受けてはいかんな(-_-!)。

 「あからさまに無茶だが、ダメモトでやってみてくれ」といったケースもあるにはあるが、この場合は顧客が期待するものが違うのだからいたしかたない。たとえばの話、会社の上層部に「やれ」と言われてしかたなくやってみたらとんでもないことになった、みたいな場合もある。その場合、「なぜできないか」をちゃんと説明し、そのプロジェクトから撤退する理由を作るというだけでも仕事になるのだ。
 とはいえ、「なぜできないか」という理由を考えているうちに「できる」ことに気付いてしまい、その線に沿って基本設計から見直し、地獄のような修羅場の果てに納品にこぎつけたこともある。そのときは「正直、できるとは思ってませんでした」と後になって担当者に告白されたが、「実は私もそうでした」と思わず答えた。
 つまりは顧客のニーズをいかに満たすか、なのだ。

>> おれも基本的にポカミスが多いのでソフトウェア開発においてはけっこうなハンディになっているのだが、おれの場合は他人の五倍の頻度でミスをする代わりに二十倍の速度でミスをフォローするのでトータルで勝つ。問題は「ミスにミスを重ねる」悪循環にハマらないためのノウハウがあるかどうかなのだ。

> ああ、これ是非お聞きしたいです。
> 二十倍の速度のフォローというのは、Mr.Moto様が昔からできることですか?
> それともなんらかの障害を自覚したあとに得た後天的な努力ゆえのことですか?もし後天的ならばどのくらいの期間で得られましたか?

 ソフトウェア業界には品質管理技法だの設計技法だの(『マイケルジャクソン法』なんちゅーものもある)が山ほどある。これ以外にもKJ法だのMN法だのPERT/CMPだのといった問題解決技法があり、ソフトウェア・ツールなんぞというものもふんだんに揃っているのだ。

 もう一つ、一緒に仕事をしている連中、あるいは顧客とのコミュニケーション技法というのもある。プレゼンテーション(提示・説明)とドキュメンテーション(文書化・記録)とコンサルテーション(聞き取り・要求および問題点の具体化)というのがあって、客はそれが必要なことだと納得すれば我慢してくれるのだ。阿呆な営業はメリットを誇大宣伝してデメリットを隠そうとする。それではいかんのだ。メリットとデメリットを共に説明し、結果の選択を顧客に委ねれば、予定通り仕事が進行している限りあんまり文句は出ない。もちろん「言われてはおったけど、実際目にしてみると、うんざりしますなぁ」といった愚痴は出るのだが。

 そんなわけで、こうした技術・素養をコツコツ身につけることで対処はしてきたのだが、ある水準をクリアすればもう一段上の水準を要求されるのが仕事というものである。三年くらいプログラマとして頑張ってようやくプログラマとして一人前になったと思ったが、こんどはシステムエンジニアとしての仕事を要求されるようになって八年くらいでなんとか自分でも満足できるレベルに到達した。そしたらアルゴリズム開発者だの研究者だのマーケティングだの営業・渉外だのといった能力まで要求されておった。

 「ダメ人間」とみなされることにはいささかのメリットもある。いい子ぶってると疲れてかなわんし、下手をすると過労死する。自分の「売り」をはっきりさせて、そこんところを集中的に鍛えるなら、まあ五年くらいだろうか。客観的な数字ではないが。

> 障害への適切な対応(仕事のやり方を見つけること)を阻んでいるのは、
> 他ならない彼自身のプライドではないかと私は考えることがあります。
> 自分で自分の天才伝説を信じているとのではないかと。

 逆だ。おれはおれ自身の天才伝説を信じているし、プロとしての矜持というものもいささか持ち合わせている。したがって、おれが請けた仕事はおれの仕事であり、仕事の邪魔をする要因は徹底的に排除する。「××だからできまっしぇ〜ん」とかいってできない理由を並べておるようでは天才とは言えない。

> 仕事を完遂する、これは彼も念頭にあるようですが、会社や消費者はどーでもよいらしく、完遂することでギャラをもらう資格を得られる、という点にのみ意義があるそうです。じゃあ仕事を遊びと考えて気楽にやれるかというと、
> 「遊びなのになんで他人にとやかく言われるんじゃ。そんなの遊びじゃねえ」
> 「金と名誉だけくれ。実務は他のできる人がやればいい」と明言しています。これは正直なところ自分もそう思います(;^_^) 。これが現実に可能な人も存在します。貴族や大富豪ですね。彼は結構本気で思っていますから相手に損害がでても表面的には対人関係を考えて「最低限」謝りますが、根っこではあまり悪いとは思っていないそうです。

 それは“彼”の考え方であって、おれ自身のスタイルとはなんら関係のない話である。

 おれ自身の傾向をAS全般に敷衍するのはかなり乱暴な話ではあるが、ASにとって重要なのは「うつくしさ」である。ダムやら運河やら用水路やらの建設や、鉄道システムのような、「あるべきものがありうべき形で粛々と動いていることのうつくしさ」、「システム的な美」というものをこよなく愛しているのである。AS的な感性からいうと、みずほ銀行のオンラインシステムなんぞというのは非常にウツクシクないのである。

 しかし、である。「うつくしい」システムには神が宿り天使が舞い降りるのである。ユーザ様がその「うつくしさ」に感動し、心からお金を払いたくなるようなシステムを実現することにこそ、システム開発の要諦はあったりするのである。
 「そうだよ。そうなんだよ。おれはこういうツールが欲しかったんだよ。こうなってなきゃいけないんだよ。これだよ。これなんだよ。」みたいな内容の熱烈なファンレターを貰ったこともあるのだが、じつは、そのユーザが感動したとこはハードウェア的な制約を回避するために泣く泣くごまかした部分だったりするのだな(^_^;)。

 おれにとっては、「こういうものが世の中には存在するべきだ」というビジョンが最初にある。はじめにシステムありき、だ。そこに実現すべき価値があり、ニーズがあるならば、あとはそれを明確なシステムとしてイメージし、フィージブル(実現可能)なプロジェクトを構想し、プロポーザルとしてスポンサーにぶつけてGOが出れば仕事になる。

 これがおれのスタイルだ。

> フリーランスなのですから不当な采配を受けている従業員も迫るべき上司も彼自身というまた新たな恒久ループができるわけです。
> ひとつ私が考えるに、一時的に会社員に戻ればいいのでは?と。

 会社に戻ったところで「くだらない仕事しかアサインされん」というのでふて腐れるだけだと思うがな(^_^;)。
 それよりできる範囲で仕事を納めるようにするのが最優先だと思うのだが。

 (Mr.Moto)


Re: 割り込みすいません。←こうもり様 12323へのコメント
No.12326  Mon, 6 May 2002 16:22:17 +0900  こうもり [この発言にコメントする]

28号さん wrote:

>少しつっこんでお聞きしたのですが、「障害ゆえにどうしようもない部分」
>というのは、車は左という国のルールがあっても右を走って何が悪いという
>思考が、ですか?それとも人を引っ掛ける原因となった注意力散漫さ、とい
>う点ですか?煽りではありません、単純に気になるもので。

後者の本来的な障害の方です。AD(H)Dの人に限定するならば、注意
欠陥,衝動性はAD(H)Dの本来的な障害、前者の開き直った思考は二次
的に発生した情緒のこじれです。

 で、本来的な障害については本人が自覚して改善のために試行錯誤する必
要はありますけど、完全になくなってしまう訳ではありません。生物学的な
要因がある訳ですから。これについては

(1)他者危害にならない
(2)本人の日常生活に支障をきたすほどではない

というレベルまで克服してればよく、それ以上の完璧さは期待しない方が
いいでしょう、という話です。もっとも(1)(2)の目標が達成できて
いても、本人が辛いと感じている場合はままあるのですが。

>他の方へのレスにも書かせて頂きましたが、
>現在でも彼のあとには死屍累々といったカンジです。
>本人は「痛感」していませんが。
>気が急いているつもりはないんですが、
>どこまで待てば、どのレベルで本人が思い知るのか想像もつきません。
>障害に出会ってから日の浅い、私の未熟さゆえ。。。

 この見通しを得るのが、28号さんが専門家に相談に行く最大の目的
になります。あるいは、28号さん自身が本人に葛藤を与えるような働
きかけをするという手もあるのですが、これについては専門家と相談し
てから考えた方がいいでしょう。


Re: 割り込みすいません。←ARA様 12324へのコメント
No.12325  Mon, 6 May 2002 14:50:31 +0900  武田好史 [この発言にコメントする]

武田好史 wrote:
>28号 wrote:
>>●体調が悪いと精神的に不安定→●やる気なし→●メシも面倒臭い→
>>●でも生活のために仕事はしなきゃ→●元来要領が悪い→
>>●ミスって怒られる→●萎縮する→●過去の自分を思い出す→
>>●俺は能力は高いのに障害さえなかったら・・・→
>>●障害なんだから自分は悪くない→●これ以上を悪く言われるのは嫌だからリタリン等の薬を飲む→●仕事→●眠くない→●仕事しっぱなし→
>>●メシ面倒臭いからいい→●まだ眠くない→●仕事→●まだまだ眠くない
>>→●仕事続行佳境に入る→●メシ食う時間無い→●仕事→
>>●やっと眠くなって寝る→●起きたら大寝坊→●なんか体調悪い→
>>●メシ面倒臭い→●仕事が遅れているので休日とれない→
>>●ストレスたまる→●体調崩す→●機嫌が悪い→始めに戻る・・・
>>という恒久ループに陥っているように見える訳です。
>>途中の障害云々のくだりは彼自身が以前話してくれたものです。
>
 うーん、このような生活をしている人から見れば、精神科のディケアで売れるかどうかわからないピエロ人形を目を輝かせて作っている僕たちは、世界一の極楽トンボに見えてしまうでしょうね(〜_〜)。

 本当にそろそろ「企業戦士でなければ人にあらず」とか「早期教育が天才を生み出す」などという妄想めいた考えは、止めてもらいたいものです。

 人間が生きるために一番必要なことは楽しさです。楽しさの裏には、苦しさがあります。仕事という言葉の本質的な意味は、「苦しさを分かち合って、物事を良いほうへ動かすこと」ではなかろうかと、僕は思います。地位とかお金というものは、それに対するねぎらいやご褒美といった物にすぎないのではと思います。


Re: 割り込みすいません。←こうもり様 12312へのコメント
No.12323  Mon, 6 May 2002 11:10:58 +0900  28号 [この発言にコメントする]

>28号さん wrote:
>>で、これも理解はできるんですね。
>>が、度を超しているというか、「日本では車は左側です。今日、私は
>>車で右側を走り人を引っ掛けました。でもこれは仕方がないことです。
>>ADHDなので注意力散漫だからです」みたいな(もちろんこれは例えで
>>す)、最低限のモラルを根底から覆すようなちょっとギョッとするよ
>>うな言動になってきているのです。
>
> 障害ゆえにどうしようもない部分もあるんですけど、他者危害にな
>るような部分だけは改善しておいた方がいいんですよね。発達障害者
>のエチケットみたいなもので。

少しつっこんでお聞きしたのですが、「障害ゆえにどうしようもない部分」
というのは、車は左という国のルールがあっても右を走って何が悪いという思考が、ですか?それとも人を引っ掛ける原因となった注意力散漫さ、という点ですか?煽りではありません、単純に気になるもので。

> でも、これはじっさいに深刻な対人トラブルとかが発生しないと、
>本人が痛感しない場合もあります。あさかぜさんが指摘されるように
>多少は待ちも必要です。本人が思い知るまでの。

他の方へのレスにも書かせて頂きましたが、
現在でも彼のあとには死屍累々といったカンジです。
本人は「痛感」していませんが。
気が急いているつもりはないんですが、
どこまで待てば、どのレベルで本人が思い知るのか想像もつきません。
障害に出会ってから日の浅い、私の未熟さゆえ。。。


Re: SOAAはアドレスが変わったらしい 12316へのコメント
No.12322  Mon, 6 May 2002 10:25:15 +0900  28号 [この発言にコメントする]

Lingko N.様、はじめまして。

>SOAAは最近アドレスが変わったばっかりで、あまりあちこちに連絡が行き届いてないのかもしれないです。とりあえず、あたらしいあどれすをかいておきます。
>
>http://www.adhd.jp/

ありがとうございます。ですがまた・・・(T-T)
当方のサーバ/ブラウザの調子が悪いか、先方のリンクが正しく組まれていないかもです。
googleでも検索かけていくつか、飛んでみましたが、同様でした。
時間をおいてまたいってみます。


Mr.Moto様 12318へのコメント
No.12321  Mon, 6 May 2002 10:06:54 +0900  28号 [この発言にコメントする]

Mr.Moto様、レスありがとうございます。

Mr.Moto wrote:
>つまりは適正負荷を越えた悪循環にハマッているわけで〜

彼はフリーランスなので上司というものは存在しません。
障害ゆえ計画立てることがきないのでクライアントにスケジューリングを
委ねるわけですが、障害であることをギリギリ隠すレベルで伝えており、
理解あるクライアントは考慮して非常にゆる〜いかなり余裕をもったスケジュールを提示してきます。が、これでも彼にはウルトラハードスケジュールなのです。障害の影響というより単純にスキルが足りないということ。
では何故その仕事を受けるのか?生活費となるギャラのためです。
あと彼自身のプライドです。これぐらい自分はできて当然と。

結果、クライアントを現実的に窮地に追い込むほど彼の仕事は遅れ、
クライアント自身が被害拡大を恐れてフォローに入る&怒ることになります。
仕事を受けないのもやり方のうちだと思うのですが、
●相手がうけた被害を自宅作業のフリーランスゆえ実感しないのであまり悪いと思っておらずまた次の仕事を入れる→同じことを繰り返す→死屍累々
●相手がうけた被害を見たら見たで恐怖のあまり失踪→仕事が残る→死屍累々
分かるんですけどね・・・

>おれも基本的にポカミスが多いのでソフトウェア開発においてはけっこうなハンディになっているのだが、おれの場合は他人の五倍の頻度でミスをする代わりに二十倍の速度でミスをフォローするのでトータルで勝つ。問題は「ミスにミスを重ねる」悪循環にハマらないためのノウハウがあるかどうかなのだ。

ああ、これ是非お聞きしたいです。
二十倍の速度のフォローというのは、Mr.Moto様が昔からできることですか?
それともなんらかの障害を自覚したあとに得た後天的な努力ゆえのことですか?もし後天的ならばどのくらいの期間で得られましたか?

> で、彼はそれを「障害さえなかったら」という方へ持ってっちゃうから解決できんのである。ここは「ちゃんとした仕事のやりかたができれば」の方に持ってゆかねばならんのだ。

そうですね。仕事のやり方を見つけるというのは重要だと思います。
ただ第三者の私から見て、あきらかな彼自身の力量不足があるのに
それがポーンと抜けていてその点は考えることなく、
トラブルの結果だけを並べてそれはすべてADHDに起因しているというところに考えを至らせているように見えるのです。
障害への適切な対応(仕事のやり方を見つけること)を阻んでいるのは、
他ならない彼自身のプライドではないかと私は考えることがあります。
自分で自分の天才伝説を信じているとのではないかと。

もしそうだとして、これも理解はできます。
で、障害の診断を受けたときを始点として時間が解決することなのかもしれません。
ですが今現在彼自身も立場を悪くするという実害があり、
私を含む周囲の人間も診断を受けてからの彼の言動に実害があり、
少しでもいいから、相関するストレスを軽減できるよう
同時進行でできる対応が何かないか、
と思うことはおこがましいのでしょうか・・・

>そもそも仕事のやりかたがムチャクチャやんけ、みたいな「腐った」プロジェクトというのがあったりするのである〜

「仕事」自体は彼に対してかなり譲歩したものだと思います。
これ以上「仕事」側が譲歩するとしたら、
他の人に時給700円でふっている仕事を彼の場合時給20000円にするぐらい・・・それをやるメリットは見出せないとしても。
仕事を完遂する、これは彼も念頭にあるようですが、会社や消費者はどーでもよいらしく、完遂することでギャラをもらう資格を得られる、という点にのみ意義があるそうです。じゃあ仕事を遊びと考えて気楽にやれるかというと、
「遊びなのになんで他人にとやかく言われるんじゃ。そんなの遊びじゃねえ」
「金と名誉だけくれ。実務は他のできる人がやればいい」と明言しています。これは正直なところ自分もそう思います(;^_^) 。これが現実に可能な人も存在します。貴族や大富豪ですね。彼は結構本気で思っていますから相手に損害がでても表面的には対人関係を考えて「最低限」謝りますが、根っこではあまり悪いとは思っていないそうです。

> 従業員の資質を見抜いてその能力を会社のために有効活用するのが管理職の勤めなんである。「障害さえなかったら」だとかいったヘタレなことを言う以前に、「障害は障害として、配置なり工数配分なりを考えて、能力を活かすことを考えんかいっ!」と上司に迫るくらいのことをしてもらいたいと思う。

フリーランスなのですから不当な采配を受けている従業員も迫るべき上司も彼自身というまた新たな恒久ループができるわけです。
ひとつ私が考えるに、一時的に会社員に戻ればいいのでは?と。
対人関係や拘束されるのが嫌で(対人恐怖ではなく遅刻やミスを指摘されるのが嫌ということで)フリーランスになったわけですが、
会社という仮想敵を作れば今抱えているストレスのいくらかは上司/同僚に転嫁できるし、
他人のペースに多かれ少なかれ巻き込まれれば、
睡眠/食生活もある程度正せるし、給料も出ます。
まあもちろん自分には納得できないこと山盛りになるのは同じですが。
で、(可能性も含め)自分にできること/できないことを、
「本当に」知る機会にもなると思うのですが・・・
残業もあるでしょう。ですが、自宅で薬の作用にまかせて、
眠くない→寝ない→眠くない→寝ない→体調崩す、に比べたら・・・。
金はいらん、というのなら、大学院等もアリだと思うんです。
フリーランスという身分は不向きかと。精神的には楽だと思うのですが
その楽さが体調不良を引き起こし、引き起こした後の対策は障害ゆえできない(本人談)となると・・・。長々とすいません。


Re: コドモの時からの恐怖 12315へのコメント
No.12320  Mon, 6 May 2002 08:20:59 +0900  たあ [この発言にコメントする]

私も同じような恐怖感を持ちます。
私の家族は外出するのが好きで、休日(特に連休中)に、旅行やバーベキューや遊園地などに出かけることが多かったので子供の頃は大変でした。親からは「どうして楽しそうにしないんだ。」と責められました。遊園地でもキャンプ場でも、いつも息苦しくなって、泣き出していました。紅葉を見にドライブに行った時、こらえきれなくなって「枯れた葉っぱなんて見て何が楽しいんだ」と車の中で言ったことがあります。親からは無視されましたが。
親の善意は私にとっては負担になっていたような気がします。

修学旅行でも、班行動できなくて、わざと1人ではぐれて行動して同じ班の人に迷子になったと心配されたこともありました。話しかけられたとわかっても、言葉が出てこなく無反応状態が続きました。

知らない町に行くと、何も考えられなくなってしまうのが不思議です。赤信号なのに横断歩道を渡ってしまい、タクシーにひかれそうになった記憶があります。


Re: 質問(幸福について) 12301へのコメント
No.12319  Mon, 6 May 2002 00:07:29 +0900  こうもり [この発言にコメントする]

武田好史さん wrote:

>1.あなたが、自らが発達障害者であることを悟ったがゆえに、あきらめざ
>るをえなかった幸福は、何ですか?

 これは特に見当たりませんでした。気持ち以外は特に何も変わらなかっ
たんですよね。気持ちの方はむしろ診断が確定してからの方が上向いてい
るし。

>2.今一番、幸福に感ずることは、何ですか?

 ボーとしている時間です。特に去年の10月に仕事が忙しくなってから
、痛感しています。


Re: 割り込みすいません。←ARA様 12313へのコメント
No.12318  Sun, 5 May 2002 22:24:12 +0900  Mr.Moto [この発言にコメントする]

28号さん wrote:
> ●体調が悪いと精神的に不安定→●やる気なし→●メシも面倒臭い→
> ●でも生活のために仕事はしなきゃ→●元来要領が悪い→
> ●ミスって怒られる→●萎縮する→●過去の自分を思い出す→
> ●俺は能力は高いのに障害さえなかったら・・・→
> ●障害なんだから自分は悪くない→●これ以上を悪く言われるのは嫌だからリタリン等の薬を飲む→●仕事→●眠くない→●仕事しっぱなし→
> ●メシ面倒臭いからいい→●まだ眠くない→●仕事→●まだまだ眠くない
> →●仕事続行佳境に入る→●メシ食う時間無い→●仕事→
> ●やっと眠くなって寝る→●起きたら大寝坊→●なんか体調悪い→
> ●メシ面倒臭い→●仕事が遅れているので休日とれない→
> ●ストレスたまる→●体調崩す→●機嫌が悪い→始めに戻る・・・
> という恒久ループに陥っているように見える訳です。
> 途中の障害云々のくだりは彼自身が以前話してくれたものです。

 えー、以下に述べるのはまったくおれの勝手な想像なのでべつに根拠があって謂っておるわけではない。そのつもりで聞いてくれ。

 おれが思うにそれは仕事が腐っておるのだ。フレデリック・フィリップス・ブルックス・Jr.大先生の『人月の神話 狼人間を撃つ銀の弾丸はない』(アジソン・ウェスレイ・パブリッシャーズ・ジャパン)かなんかを読んでもらえりゃいいのだが、まあ、この本はソフトウェア業界の人間でないとわかりにくい本だから書名を挙げるだけに止めておく。つまりは適正負荷を越えた悪循環にハマッているわけで、「過労」とかいった診断書を医者に書いてもらって一度たっぷり休みを取り、仕事も工数配分の見直しやらスケジュールやらを行なうのがよろしい。精神主義をふり回して実効的な解決策を打ち出せない馬鹿上司がぎゃあぎゃあ喚くかも知れんが、そこんとこはプレゼンテーション能力の見せ所だと思ってなんとかしていただきたい。

 そもそもの弱点は、

> ●元来要領が悪い→●ミスって怒られる→●萎縮する→●過去の自分を思い出す→●俺は能力は高いのに障害さえなかったら・・・→

のあたりなのだ。おれも基本的にポカミスが多いのでソフトウェア開発においてはけっこうなハンディになっているのだが、おれの場合は他人の五倍の頻度でミスをする代わりに二十倍の速度でミスをフォローするのでトータルで勝つ。問題は「ミスにミスを重ねる」悪循環にハマらないためのノウハウがあるかどうかなのだ。

 本人、「能力が高い」と言いきる自信があるっちゅーことは、「ちゃんとした仕事のやりかたをしていれば、ミスをして怒られ萎縮してますます実力を出せなくなるようなことはないのに」という思いがあるはずなのである。前に述べたが、このあたりが「自分は不当な扱いを受けている」という怒りにつながるのだ。
 で、彼はそれを「障害さえなかったら」という方へ持ってっちゃうから解決できんのである。ここは「ちゃんとした仕事のやりかたができれば」の方に持ってゆかねばならんのだ。

 「与えられた環境でベストをつくす」とかいうのは確かに美しいかも知れんが、世の中それだけじゃ通らんことも多い。そもそも仕事のやりかたがムチャクチャやんけ、みたいな「腐った」プロジェクトというのがあったりするのである。そういう場合、「プロジェクトを牛耳ってでも仕事を成功させる」ということを考えねばならんのだ。なんでかといえば、仕事である以上顧客というものがおるわけで、会社には忠誠を尽しました、だけどお客さんは大損こきました、ではいかんのである。

 従業員の資質を見抜いてその能力を会社のために有効活用するのが管理職の勤めなんである。「障害さえなかったら」だとかいったヘタレなことを言う以前に、「障害は障害として、配置なり工数配分なりを考えて、能力を活かすことを考えんかいっ!」と上司に迫るくらいのことをしてもらいたいと思う。

 (Mr.Moto)


Re: どんな障害者になりたいですか? 12302へのコメント
No.12317  Sun, 5 May 2002 22:07:05 +0900  てらば [この発言にコメントする]

>こうもりさん wrote:
>> しかし、障害者(未診断の人もわたしも含む)のみなさんに
>>質問をします。みなさんはどんな障害者になりたいですか?あ
>>るいは最終的にどんな障害者になることをイメージしています
>>か?
>
健常者と同じような生活が出来たらイイナァと思います。
働いたり、美味しいものを食べたり、趣味を楽しんだり、etc.....


SOAAはアドレスが変わったらしい 12310へのコメント
No.12316  Sun, 5 May 2002 21:05:49 +0900  Lingko N. [この発言にコメントする]

こんにちは、当方絶不調につき、瑣末な部分へのお返事しかできないことをお許しください。

28号さん wrote:

>リンク内にあるSOAAに関心があるのですが飛べません・・・(T-T)
>
SOAAは最近アドレスが変わったばっかりで、あまりあちこちに連絡が行き届いてないのかもしれないです。とりあえず、あたらしいあどれすをかいておきます。

http://www.adhd.jp/


コドモの時からの恐怖
No.12315  Sun, 5 May 2002 20:29:17 +0900  星子 [この発言にコメントする]

1.銭湯屋に家族で行くのが怖くて仕方なかった。
2.休日のお出かけが怖くて仕方なかった。
デパートが怖くて仕方なかった。
3.いきなり車で遠いところへ連れて行かれるのが怖くてしょうがなかった。
4.何処かへ自分一人で行かなくてはいけない度、何を言われても怖くてしょうが
なかった。
5.で、いつもお腹をこわしていた。

大人である今も、
どんなにこころ開かれて楽しいお出かけに誘われても、
怖くて仕方が無い。
人が怖いのでは無い。
「人」というのは何となく目の前に映り言葉を吐いている自分とは別のような
存在。
変化して止まない状況、めまぐるしい知らない話しをされる度、
バラバラさに毎回どう処理していいのか戸惑うばかり。

ごめん。
人の区別あんまりワカラナイ。
ごめん。
わたし楽しいというより怖いことの方が多い。
ごめん。
実は何言ってるのかワカラナイのに言葉喋って返事してるの。
ごめん。
あなた様は一体誰と喋っているつもりなのかな。

周りの流れる映像から目につくものを見つけて触りたがり、
気がつくと植物の葉を触りながら、
ときどき揺れながら、
好きなクリスタルキーホルダー触りながら、
帽子の感触に安心しながら、
会話「聞く」しかできないです。

近づいてくるほど火傷しそうなくらい締め付けられるのはナゼ。
逃げ出して誰もいない処へすっ飛びたい。
分かった振りしたりするからいけないのか・・・・・。


Re: お節介再び 12297へのコメント
No.12314  Sun, 5 May 2002 19:12:15 +0900  28号 [この発言にコメントする]

よし(陽疾)様、レスありがとうございます。

>二人の間に、彼はなんとなく『あなたを頼りにし』28号さんはなんとなく『彼にちょっと頼られていた』という部分がないでしょうか。

『頼られていた』事実、『少しうれしかった』感情、
確かに全く無いとは言えません。

>息子には心理的機能不全による若干の対人困難があり、その劣等感を、勉学の優秀さでフォローしておりそれを自我のつっかい棒にしていた。そこに母親の有名大学志向がありそれに乗っかることにより、彼の劣等感のフォローは完璧になるのでそれにつき進む。彼の内部には、年相応の、親に対する反抗心があるのだが、反抗心よりも自我のつっかい棒を強固にすることが優先されるので、それは抑圧される。

偶然ですがここまでは彼自身の生い立ちに当てはまりますね。
母親でなく彼の場合は父親がそうであったと思います。
以下暴力に至るまでは違います。私の友人の方が華々しいですが(笑)
例え話なのは承知しています。

> たとえば28号さんが彼をフォローすることが多かったでしょうか?彼はフォローしてもらう、あるいは28号さんを頼りにできることをうれしく思いながらも、彼自身自覚できていない深い心の部分で、ある種の劣等感、ある種の無力感を育んでいくというメカニズムが進行していたように思います。だけれども、あなたからはなれることが彼にとっては困難な何かがある・・・。離れたいのに、あなたに頼るしかない、そこに彼の無力感が無いでしょうか。病気を28号さんにフォローしてもらうことが、ますます彼の劣等感を刺激することはかなり自然な流れではないか・・・とも、推理できるのですが。

実はこの流れ、最初に考えました。
実際はそんなにフォローしているつもりもないし
(あまり私自身が人の世話を焼くのが好きではないので)、
彼もフォローしてもらっているつもりはないようです
(フォローしてもらってるなんて彼のプライドが許しません)。
が、結果的にはかなりのフォローを私がしていたということを、
私も彼も後になって気付くわけです。
この積み重ねが劣等感を刺激する・・・というのはありえます。

> 彼は、28号さん、を頼りにしてきたのですが、深いところで、それが彼のプライドを傷つけていた・・でも彼には28号さんなしでは生きていけない・・・、そのジレンマが「逆切れ」かもしれません。

私なしで、というのはありえません。
むしろ利用しているんだと思います。そういうことはできる奴がやれ、と。
何故なら彼は私の事をワンランク下の人間だと
思っていることを知っているからです。
もちろん明言はしてませんが、それなりに付き合いも長いので、
そういうのは感じ取れます。
だからこそかなり前の方で話させて頂いた、「知識武装」を
してくるのではないかと思うのです。自分の方が知っているぞ、と。
上でも書いた「華々しい」というのは「高学歴」ということです。
知り合ったのは大学なので、高校までは全く別の学校です。

> そして、「病気をフォローしてもらいたい」だけど、そうしてもらうと、彼の自尊心ははっきりと判る形で傷ついてしまう・・・

「病気をフォローしてもらいたい」のではなく「病気の話は知識として
楽しいので付いてきて欲しいが、干渉はしないでほしい」
というところでしょうか。
で、私が何か進言したりすることが「またか」ということも相まって
プライドを傷つけている→逆ギレ、という構図は存在するでしょう。

ここまでくると奴と自分の性格の悪さがバレバレですな(;^_^)

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