アスペルガーの館の掲示板（旧）

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すみません、一人つっこみです。

: レッスン 11
: 二人にパンが一個しかありません。
: どうすればいいでしょうか。
: 1 一人が食べて、一人は食べない。
: 2 「半分こ」する。
: 3 二人とも食べない。
: 4 パンを増やすように努力する。

結論からいうと、私は「半分こ」を選びます。
それは、次のような理由によります。
・パンが一個しかないのは運命だから、
まずは、この運命を受け入れます。
まっさきに、「増やすように努力する」ことは否定します。
・自分のことはどうでもいいので、このパンを相手に譲ろうとします。
(もし、相手がこのパンを無条件に受け入れれば、それで終わりです。
この場合は、「一人が食べて、一人は食べない」ことになります)
・しかし、相手も同様に、自分にパンを譲ろうとするでしょう。
・そうすると、「二人とも食べない」ことになります。
・ところが、パンの立場に立ってみると、
「せっかく食べられようとしていたのに、それが全うされない」
という、かわいそうな事態になります。
・やはり、パンは食べられるべきです。
・そこで、妥協案として、「半分こ」する。
こんなふうに考えました。

具体的な「半分こ」のしかたですが、
二人をそれぞれ、Aさん、Bさんとすると、、、
・Aさんが、パンを半分に分けます。
なるたけ「ちょうど半分」になるように分けてください。
どちらの人を「Aさん」とするかは、
サイコロでも振って決めればいいでしょう。
・ここで、まずは話し合いましょう。
どちらを選ぶかの調整がうまくいけば、それぞれ決まったほうをとります。
・でも、決まらないこともあります。
このときは、Bさんが、好きなほうを選びます。
おそらく、Bさんは小さいほうを取ると思います。
・残ったパンを、Aさんがとります。
・うまく「半分こ」できました。おいしく食べましょう。
これで、三人(もちろん、パンも含めます)とも、幸せになれると思います。

tori wrote:
>日本に帰ってきてからの帰国子女差別の方が、ずっとずっとハードだったと思うからです。

ことばにうるさくてすみません。（大体こういうのは迷惑がられる）
「帰国子女」ということばは、今はあんまり使いません。帰国学生や、帰国生徒ということばを使います。または、「帰国学生（帰国子女）」です。

つまりこれは、「看護婦」→「看護士」と呼ぶような傾向になってきたことと同じことです。性差別語をなくしていくという流れに沿っています。

完結していませんがちょっとこの辺で失礼します。

KILROY wrote:
>　最近、「ホモは遺伝である」とする説が流行しています（この場合の「ホモ」は「ヘテロセクシャル」の反対語で、いわゆる「バイセクシャル」を除いた、「レズビアン」を含む同性愛者のことです）。

すみません。一言言わせてください。「ホモ」ということばは、「差別語」です。正式名称は「ホモセクシャル」です。略語は「差別的」な感じがしますし、正式名称を使うときよりも「まじめさ」に欠けると思います。

KILROYさんのホモセクシャルについての考えに興味を持ちました。忙しいので、明日、とか、はっきりとは言えませんが、近いうちに、メールを送るつもりです。ホモセクシャルは遺伝による、という説については、聞いたことはあったのですが、詳しくは知らなかったので教えてほしいです。

昨日の続きです。高校が休みに突入したので思う存分書けます(^_^;
中には皆さんの神経を刺激してしまう？書き込みもあるかもしれませんが、「単なる一個人の考え」と思って頂ければ・・幸いかな、と思います。

－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－

では、なぜＡＳは存在するのでしょうか。
そして、なぜ存在しなければならなかったのでしょうか。
・・多少強引な解釈をいくつか挙げてみました。

○「一般人」のストレスのはけ口としての存在

位置づけとしては、士農工商での「えた、ひにん」が一番近いと思います。
即ち、「人に差別されるための存在」です。
いじめられ、けなされ、蔑まれる事で他人の欲求を満足させ、社会をより潤滑に運営するための間接的な手助けをする・・そのための存在です。
悲しいですが、現実に起こっている出来事を見ると、このように考えざるを得ません。

○「進化の過程」で生まれた失敗作

生物は、様々な環境に合わせて進化を遂げていきます。
しかし、時にその進化は失敗することもあります。
そしてその中で、「正しい進化」をした要素は後の世代へと引き継がれ、そうでないものは衰退し、やがて消えていきます。
当然、人間にも様々な進化の形が生まれたのだと思います。

もしかすると、神はＡＳを「成功作」だと期待を持って世界へと送り出したのかもしれません。
しかし、現実はどうでしょう。ＡＳは社会的に馴染むどころか、逆に疎外される始末です。
恐らく神は慌てて「自然の摂理」の名の下にＡＳを「誤った進化」として消そうとしたのだと思います。しかし、少しばかり行動が遅かったのでしょう。
結局一部のＡＳは「失敗作」でありながらなお細々と進化を続けることとなったのです。
そう言う意味で、ＡＳは「結果的に失敗作となってしまった」存在だと考えました。

今挙げた２つの意見は、ＡＳの存在を最も否定的に見た意見です。
その他としてもいくつか考えたのですが、その大元を辿ると、結局はこの考えに行き着いてしまいます。

ただ・・これではさすがに救いようがないので、現在はそれをもう少し肯定的に見て「遠い将来に大きな異変が起こったときの備えとして作られた進化の１つ」と考えています。
でも・・自分はこれで納得したわけではありません。

大きな異変・・それはいつ来るんですか？
１０００年後ですか？１万年後ですか？それとも１００万年後ですか？
いつ来るかも分からない異変のために、今の人類とは違った形を残すためだけに生きているのですか？
そんなに「人間」という名の種族を残すことにこだわりたいなら、そんな使命感に溢れる人間を集めて独自の環境下で生活させ、その中で新たな進化の形を作り出していけば済むことではないんですか？
なぜそんな役目を・・ＡＳに対して強制的に押しつけるんですか？

・・そういった絶望的な事を考えながら、納得できる答えを見いだせぬまま、それでも自分は生きています。

武田さんとKILROYさんのレス読ませて頂きました。

さすがお２人とも人生の先輩だけあります。自分にはとうてい考えつかないような、とても建設的な意見ですね。（皮肉ではなく）

でも・・人が生まれてくる時に性別を選べないように、親を選べないように、障害のあるなしを選べないように・・ＡＳであるかないかも選ぶことはできないんです。

先もいったように、先駆者や泥鰌のような役目はやりたいと思う人が志願してやれば問題ないはずなのに・・生まれながらにして「これだけをやれ。それ以外は一切許さない」と定められてしまうのは・・到底受け入れられないんです。

まあ・・自分が「ＡＳではありたくなかった」人間なだけにこんなひねた考えをしてるのかもしれませんが。

・・以上でした。

ななはさんwrote:
＞同じ様な悩みを持つ人がいらっしゃいますか？
　わはははははははは、私がそうだっ！

＞「あなたの考えていることが全く分からない。」
　散々言われました。面と向かって「キチガイ」と言われたこともあります。

＞「友達が居ないと将来困るのよ。」
　AS傾向の友人は「友達」に入れてもらえず、「将来利用価値がある」と親が判断した「友達」に、私はビジネスの上で散々な目に会いました。「友達は大事にしなさい」と言われ、さんざん責めたてられてしかたなく受けた取引で損こいて、そのあげく親には「まったくあんたはお人好しなんだから……」。それってあんまりじゃない？

＞「金銭感覚がバランスゼロ。」
　ハードからソフトから資料から、総額百数十万円かけてシステムを揃えたときにそう言われました。で、そのシステムでアスキーから千五百万円の仕事を受注し、アップル・コンピュータ・ジャパンとも共同研究の話がまとまりました。ところが金銭感覚が発達しているはずの会社の経理担当者が数千万円単位の金を持逃げしたために、会社は乗っ取られてせっかく受けた仕事もパァになってしまいました。私は「（会社に利益をもたらしたという意味で）儲けた」のか「（私自身が）損した」のか、よくわかりません。きっと「金銭感覚がバランスゼロ。」なんでしょう。

＞「将来の事を考えていないんでしょう。」
　私は突発性拡張型心筋症で、五年後の生存率は六十％未満だっ！

＞友達もいつの間にか離れていってしまう。
　いよいよ仕事がなくなってしまった私を見かねて、友人が仕事を紹介してくれました。ところがその仕事が裏目に出て、逆に私は損害を受けてしまいました。以来、その友人とは気まずくなってしまい、逆にこちらが気を遣わせては悪いと思ってつきあいを遠慮しています。そういう友人が私には何人もいます。

＞自分なりにがんばっている、決して悪気があって怠けているわけではない。
　有能であるがゆえに、あるいはがんばったがゆえにトラブルが生じることだって珍しくありません。「言われたことだけやってりゃいいや」みたいな人だってちゃんと給料を受取る権利があるんです。善意に基づいて頑張ってるひとがちゃんと評価されないなんていうのは、組織が悪いんですっ！

＞恋が出来るような、相手が存在＆出現しているけれど、所詮また自分だけの
＞錯覚かまたは自分だけが舞い上がっているのかもしれないと怖いばかりです。
　恋っていうのはそういうものです。私なんか自慢じゃないけど婚約者がバイクで事故っちゃったもんだから懸命に看病したんだけど、看病疲れで心臓の状態が悪化して今度は自分が倒れてしまいました。そしたら私の婚約者は、（保険の切れたバイクを乗り回していたうえに、免許の更新を忘れて無免許運転をしていたために、事故の相手への補償金を払わなきゃいけなくなっていたために）結納金を持ったまま行方をくらましてしまいました。

＞先のことは考えているけれど、人のように着実に結婚したり、
　こんな私と結婚してくれる人がいるでしょうか？
　
＞ただ人の沢山居る職場に朝から一生懸命通うのが、必死です。
　私なんか通う職場もありゃしねぇ。

　きつい言葉に聞こえたと思います。ですが、赦してください（←とか言っときゃ赦してもらえるとかいった甘いことを考えているんだろうがこの馬鹿が、と苦悩のセルフつっこみ）。私は「甘えるな！」みたいなことを言える立場ではありません。私だって病気になんなかったらここまで深く人生に悩むこともなかったと思います。「私よりよっぽどマシだろう」とも言いません。下を見て安心するのはゲスのすることです。

　「だから上を見て歩け」っつーのも無理なんだよね。「がんばれ」とか言われるのが苦痛なときってあるんですよ。思いっきりめそめそ泣くとか、誰かに甘えるとか、そうしたほうがいいときっていうのが、確かにあるんです。

　傷つかないように。そして、自分を傷つけないように。堪えてください。幸い支えてくれそうな人もいらっしゃるようだし、他人の私でも愚痴くらいなら聞きますから（←とかいって相手が若い女性だと思ってつまんない下心とか出してやがんだろう、と自戒のセルフつっこみ）。

　役に立たん奴で申し訳ありません　KILROY

KILROY wrote:
>>>私はそれで人生を誤りました。
>>よかったら、なぜそんな風に思うのか教えてください。興味があります。
>けっこう悲惨だぞ(^_^;)。

教えていただいてありがとうございます。
でもあんまり悲惨じゃなかった。（笑）
許してください。私にとってはヒトゴトなんです。
自分で聞いておいて申し訳ないです。

>ところが……会社は乗っ取られ、藤本っちゃんと私は自分らが開発したソフトウェアの権利も取
>り上げられ、放り出されてしまったわけです。じつは我々はちゃんと利益を上げていたんですが、
>経理担当者が横領を働いていて、そういうことになってしまったんですね。

ひどい話です。人は金に目が眩む・・・。

>　私は人に利用されるのは何とも思いません。とりあえずプログラム書いて飯が喰ってけりゃ、
>私は文句言わないわけですよ。おだてて使えばいくらでも儲けることができたはずですし、つね
>づね藤本っちゃんも私もそう言っていました。「会社と従業員はお互い利用しあう関係だ」と。金
>の玉子を産む鶏には、いくら餌をやったっていいはずなんです。だけど、おそらくは「妬み」によっ
>て、我々の業績はめちゃくちゃにされ、ユーザの皆様に多大の迷惑をかけることになっちゃった
>わけです。
>
>　確かにASの人間は他人の感情に無頓着です。だけど、相手にとって利用価値があるんだった
>ら、相手のほうだってうまく操縦して（つまりはヨイショして）、儲けりゃいいじゃないか、と思うん
>ですよ。だけど、我々はずっとロクデナシだの穀潰しだの世間の落ちこぼれだのオタクだのと言
>われて馬鹿にされ、「会社が儲からないのはお前らのせいだ」と罵られていたわけです（実際に
>は会社は黒字だったんですが）。で、けっきょく我々のお金を持逃げした奴は刑事犯になって行
>方をくらましているわけで、彼だってけっして幸福になっているわけではないわけです。

人に利用されても平気というのは本当ですか？
とりあえずプログラムが書けるなら幸せっていうのはわかりますが、
会社を取られても平気というのが、私にはわかりません。
それに会社としては、従業員をヨイショして働かそうが、罵って働かそうが、
儲けられるならどちらでもいいわけですよね。
ロクデナシ、穀潰し、世間の落ちこぼれ、オタク、って言いながら会社は儲けてたんです。（金は横領されてたけど）
仮に会社が黒字でも事態は好転しなかったのでは？そう思ってしまいました。
業績が上がらん、業績が上がらんって言いながら、従業員を馬車馬のように働かせて、
社長はゴルフなんてこともあったのではないでしょうか。

>　幸福になりたいんだったら、うまいことやって幸福になればいいじゃない？　なんだって自分か
>ら不幸になるような真似をするわけ？　あんたが不幸になりたいのは勝手だけどさ、それに我々
>を捲きこむ必要がどこにあるわけ？　私としては、そういう「嫉妬」なんていう役立たずの感情に
>振り回される人の気持がわかりません。

私もこれはわかります。
KILROY さんの話を読んでいて思ったのは、KILROY さんのように有能だとしても、
ＡＳ傾向の人は政治的な動きが苦手なのだ、ということです。
人の「嫉妬」という感情に気が付かなければ、
裏切りや足を引っ張られるという事態は避けられないということです。
「仕事に夢中」→「仕事ができる、政治的な動きに無関心」
利用しようと思えば利用したい放題。必要無くなればすぐ首にできる。
人を利用して儲けようと考える人にとっては、格好の標的ではないでしょうか？
だから私は、人に利用されて平気だとしても、許せないんです。

>ほんでもって現在は、「なるべく儲かりそうにない仕事」を選んで仕事をしつつ、アルゴリズム開
>発やら小説の執筆やらをしております（とはいえ小説のほうはさっぱり出版されないけど）。なに
>しろ私がASなものですから、やたらハードなんですよね。『ふたりで聖書を』にしたって、福音書
>をテーマにしたガチガチの宗教・歴史ミステリーだし。あとは『赤ずきん』の作者は本当はシャル
>ル・ペローじゃなくって一六〇四年にアルザス地方のコルマール近郊で……とか、天海僧正の
>正体は明智光秀ではなくて実は……とか、そういった売れそうにもないミステリーを書いており
>ます。

売れそうにないですねぇ。失礼しました（笑）。
本当のところは、ミステリーは読まないのでよく知らないのです。
ＳＦとか事実だけが書かれたもの（科学書）とかだったら読むのですが。

>そんな訳で『ふたりで聖書を』、買ってくれ　KILROY

・・・・・・・・・（考え中）
ミステリーと事実は切り離せないものでしょうか？
だったら買うのに。

>私は、意見が一致することにはそれほど意味がないと思ってます。
>各々妥協し合って、意見がまとまるなら、それはそれでいいと思う。
くると wrote:
>今回のコメントについてはとても意見が一致してしまっています。
>ｔｏｒｉさんの立場から見れば意味がないかもしれないけど…

意味がないことないですよ。私も人の意見は知りたいです。
別に一致することが駄目だと言っているんじゃないんです。
無理に人に合わせたり、無理に人と違ったりしなくてもいいのではないか、
そういう必要はまるでない、ということを言いたかったのです。
もちろん、同じなら同じでいいんですよ。
ただ、同じか違うかってことにこだわるのはあまりよくないと思うんです。
「同じ＝味方」の裏返しは「違う＝敵」だったりするから。

意見や考え方を統一してしまうと、それは一人の人間と変わらない。
何のために人は集まるんでしょうか。
目的を達成するため？その目的は当然自分のですよね。で、自分を捨てる。
自分を捨てて達成しなければならないほどの目的って？と思ってしまうわけです。

独裁政権は独裁者が取りしきるんだけど、
日本の場合は、誰のものでもない人格の独裁政権なのではないかと・・・。
（おのおのが勝手に思い描く抽象的な人格の虜になっている、という意味です）
自分の意見や考えをあまり表に出してはいけないってことは、そういうことだと思うのです。

集団でないと何もできないと思っている人がすごく多いんですね。
個人の力が非常に弱いんです。個人の考えなんて消し飛んでしまうほど、集団の力が強い。
だから寄り集まるんですね、きっと。
でもそれじゃ何のために生きてるのかわからないです（すくなくとも私は）。

>　わたしはＬＤですけど、ＬＤでよかったと思うことが１つだけあります。
>「他人が自分と違っていて当然だ」ということを当たり前のこととして受け
>止められるようになれたことです。ケガの功名ってやつですかね。

そうですね。きっとそういう風に受けとめられる人の方が楽しく生きられるかもしれないですね。

>ところで、ｔｏｒｉさんは中島義道『対話のない社会』（ＰＨＰ新書）を
>を読まれたことがありますか？ｔｏｒｉさんが考えているような問題につい
>て、よく考えぬかれたいい本ですよ。

あんまり哲学関係は読まないんです。読むよりも一人で考えている方が好きなので・・・。
でもせっかくなので読んでみます。感想はまたそのうち。

みどりちゃん wrote:
>でもね、こんな私でも少しはデザインにも凝りたいの。　その気持ち分かってくれる？

ハイ。

>私は精神医学の診断基準をあまり信用していません。
シュッツ wrote:
>診断基準の制定には保険屋が絡んでいると聞いたことがあります。
>だから仕事しているかどうかなども関係付けられているみたいで、純粋な医学とも言えないよう>です。

情報ありがとうございます。保険屋が関係しているとは知りませんでした。

>その一方で、すでにＡＳの名前のもとに定義されているものがあって、そこから大きく外れたも
>のに対しても、同じＡＳという名前を使うことには疑問を感じます。
>もっとシャレた、新しい名前を作った方がいいのではという気もします

唯我独尊症候群（漢字ばっかり）
ゆいがどくそん【唯我独尊】
1　（釈迦が生まれたときに七歩あるいて天地を指さし「天上天下唯我独尊」と唱えたという故事による）仏語。この世界にわれよりも尊いものはないということ。
2　自分だけが偉いとうぬぼれること。ひとりよがり。

特に意味はないんです。ちょっと頭にひらめいたから書いてみました。

ガーデニア改め　さるすべり wrote:
>私は、本屋や図書館などにもよく行きますが、どうしても他人と接触してしまわなければいけな
>いことが嫌いです。他人の体に触れたくないから、私はぶつかる前に、身をかわします。

私も本屋とかで人とすれ違うときに、どうしようかと迷います。
狭いところを体を横にして、スレスレに通りぬけるのが嫌なのです。
体の片側だけならまだしも、サンドイッチは最悪です。

>しかし最近、身をかわされた人にとっては、失礼なのではないかと思うようになりました。小さい
>ころから、子ども特有の「えんがちょ」と言われてきた人にとっては、「私はそんなにきたない
>のか」と思ってしまうのではないかと思いました。
>私は、自分の感じ方も大切にしながら、歩み寄って暮らしてゆきたいと考えていますが、やはり
>、接触を避けるために過度に身をかわす（よける）のは、他の人にとって不快なのでしょうか?ご
>意見伺いたいです。

私はそういう人の方が好感が持てます。

KILROY wrote:
>　とはいえ「相手の主張を真摯に受け止める」ためには「批判的な立場から相手の主張を見据
>える」という手段が有効なので、本当のことをいうと、ただ「面白く読」まれてしまうよりは強烈な
>ツッコミを入れられるほうが嬉しかったりします。

実は昔、それをやって人からよく嫌われていたので、
それ以来あまり人の話を深くねちこく聞くのはやめにしたのです。
普通の人はいやがりますよ。（笑）

>「人間どうしの摩擦って、強すぎると苦痛だけど弱すぎても物足りなくて、
>ちょうどいいと快感なのよ」
>「……スケベ。」
>だからこういうこと書いてっから品性を疑われ……（←苦難のセルフつっこみ）

下ネタ入れすぎ・・・。（笑）

>ただし、ASは決して知能が低いわけでもないし、家族や友達ではない「社交的な関係」につい
>てはそれほど不自由でなかったりします。

>私がいう「社交的な関係」というのは、「義務だけ果たしていればいい関係」、あるいは「仕事
>だけしていればいい関係」のことです。で、この「義務」というのには「社会人としての義務」「親と
>しての義務」も含めますし、「仕事」というのは「社会人としての実存のよりどころとしての、・自分>の仕事・」です。
>だから、必ずしも「上辺だけの付き合いですむ関係」ではないですね。

たしかに昼間の仕事では問題はないのです。
ただ、仕事が終わってから飲みに行くだとか、土日に社内行事に駆り出されるというのは、
私にしたら苦痛なわけです。行かなければそれがツケに回って昼間の仕事に響いてくる。
だから、「社会人としての実存のよりどころとしての、・自分>の仕事・」というのに
そういう人間関係も含められてしまうと、私の場合は不自由してるということになります。
専門的な職業かどうか、また職場によっても、その点は大きく変わってくるのではないでしょうか。

>　『ちょうどその頃ハンス・ベーテを除いて大物は皆どこかへ出払っていた。だからベーテは自分>の考えをぶつけて試す相手が必要になると、僕のオフィスに入ってくる。そしてこの駆け出しの
>青二才相手に彼の考えを説明しては議論をふっかけるのだ。すると僕は「いや違う。君は頭が
>どうかしてるぞ、これはこうなるはずだ」などと言う。するとベーテは「ちょっと待った」とさえぎって>、頭のどうかしてるのは僕の方で、彼の考えは間違っていないことを説明する……といった調子>で、二人で大いに議論を闘わすのである。ひとたび物理ときけば物理のことしか念頭になくなる>僕は、相手が誰であるかなどとんと忘れてしまう。だから「いや、違う、違う。君はまちがってるぞ>」とか「気でもふれたか」などと、とんでもないことをつい言ってしまうのだ。だがこれこそベーテが>最も必要としていたことだったのだ。』

こういう人に出会えるかどうかは、運によると思います。

>　で、私みたいな人間は、「人間関係だけで給料もらってる人」には蛇蝎の如く嫌われるわけで
>す(^_^;)。「他人の指図は絶対受けない頑固な技術屋」が、私の説得には快く応じてくれたりとか
>、「恐くて、とても普通に口がきけないような偉い人」に向かってめちゃくちゃ言ってんのに、可愛
>がられ重宝がられているわけですから。で、「人間関係だけで給料もらってる人」に足を引っ張
>られていろいろと痛い目を見るはめになったり煮え湯を飲まされたり、ということになりました。だ
>から「ASの人間は人間関係を持つことの困難さがある」とかいうのは嘘だと思っているわけだし
>、「ASはかえって社交性が高いような気がする」と主張するわけです。

↑こういう風にふるまって上手く行く時ばかりとは、限らないと思います、私は。
会社が機能グループとして存在している間はいいように思いますが、
仲良しグループになってしまった時、まっさきにクビを切られるのではないでしょうか。

>　「ASは人間関係を持つ相手を選ぶ」んだけど、それは戦後民主主義における「みんな一緒に　>みんな仲良く」の精神に反するんですね。武者小路実篤ではないけれど、「人は人　されど仲良>く」というわけには、なかなかいかないようです。帰国子女いじめも、根は一緒のような気がしま>す。

学校教育が原因なんでしょうか？もっと根は深いような。
人が多過ぎるのでは？
（って勝手なこと言ってます。一番先に私が出て行けと言われそうです）

双子の母さん wrote:
＞　仕事がすごく大切で社会のルールにとーっても忠実なので、家庭が
＞さみしくなりがちですが（主人はみんなでどこかに遊びにいこうとか
＞いう考えはない人）でも私も強いんで、ビシビシ要求して負けてませ
＞んし。うまくいってるのか？

　赤の他人が判断することじゃないと思いますが、うまくいってんじゃないでしょうか(^_^;)。

　で、ついでに（お節介を重々承知の上で）助言させていただきますと、あなたが「みんなでどこかに遊びにいこう」とかいう話を発案して、旦那を幹事に任命して計画・立案・運営の一切を任せてしまうのです！　ASの事務処理能力をなめてはいけません。そこいらのいいかげんな旅行代理店よりよっぽどちゃんとした仕事をします！　ただし、要求はなるべくコトコマカに（なるべくなら文書で）お願いします。「適当でいいから」とか言われると、逆に悩んでしまいます。

　したがってあなたは「ビシビシ要求して」いるつもりでも、ASの人間から見れば「手ぬるいっ！」と思っちゃう程度のものかもしれません。ひょっとしたら、旦那自身も「もの足りないなぁ。もっと要求してくれればいいのに」と思っている可能性があります。ASの人間は、「要求される」のが鬱陶しいのではなくて、「感情をぶつけられる」のが鬱陶しかったりします。そんなわけで、私の知ってるAS傾向の男連中は、嬉々として女房の尻に敷かれております。

　だいたい要求もしないで「あたしの気持を少しも察してくれない。しくしく」とか言ってるようじゃダメなのよ。使っちゃえばいいんです、使っちゃえば！　AS相手にいい子ぶってても、なんっ……の意味もありません。相手は子供の頃から「いい子」を演じつづけて、「いい子」であることの無意味さを骨の随まで知りつくしているのです！　彼は「いい子」でいなくていい理由を求めているのです！　あなたの「身勝手」に、振り回されるのを望んでいるのです！　彼があなたの要求に対して逡巡するのは、それを納得するための手続きを踏んでいるだけであり、言ってみればただの儀式でしかないのです！
　残業を命じられて、「水曜日は定時に退社して、妻と一緒に食事をすることになっているんです」と言い放って帰っちゃった人が実際にいます。ASの男性は、「いやあ、女房が怖いもんで」というセリフを、余計な人間関係を切り捨てる言い訳として使いたがっていると思ったほうがいいでしょう。

　そんなわけで友達同士のホームパーティーとかいうと、買い出しから料理からテーブル・セッティングから後片付けまでぜんぶ男連中の仕事なのね。ところが慣れない女性は「ねぇ、本当に手伝わなくっていいの？」とか言いながら立ったり座ったりしてたりとかしてて、馴れてる方は「やらしときゃいいのよ」とかいって平然としているわけです。そんでもって女性が「ねー、なんかおつまみー！」とかいうと、誰かが台所へ行って五分くらいでちゃちゃっと一品作ってくる、みたいなのが当たり前になってました（また手際がいいんだコレが。「なめ茸とヒラタケと万能葱のオムレツ」とか絶品だぞ）。そういう女の子が非AS傾向の男性と結婚して、「まったく、うちの旦那はなんっ……にもしてくれない」とかいってぼやいております。そんなのASの男性に言ってどうすんだよー、だったらASの男性と結婚してやれよー、とか思ってしまいます。

　ついでながら、旦那に家事をまかせて女友達と飲みに行っちゃっても、おそらく旦那は気にもせずに、心楽しく子供と遊んでると思います。で、翌朝は皮肉でもなんでもなく、酔い醒めの胃に優しいように、お粥かなんか出してくれると思います（とはいえ料理のできない旦那だと駄目ですが、そこんところはしつけの問題です）。

　そんなわけで、ASの男性相手に我慢するのはあまり意味がないように思います。だから見栄張ると損だぞ。「あたし、なんにもできないから」と�ダメ女房�で居直ることをお勧めします。とはいえうちの場合は父がAS傾向で母親を甘やかしたために、父が早逝しちゃった後は私のところにお鉢が回ってきちゃってえらい目に会ってますが。

＞１０年暮らしてここまできましたが、まだ改善の余地はたくさんある
＞（愚痴りたいことも）けど、あせらず変わっていけたらと思ってます。

　そうやって、「愚痴りたいこと」を我慢しちゃうからいかんのです。溜めるだけ溜めたあげくいきなりぶつけられると困るんですが、「今夜は泣き・愚痴・ゲロの三拍子でいくからねっ！　とことんつきあいなさいよっ！　ちゃんと介抱するのよっ！」と宣言しておいて、一升瓶をドンッ！と据えて茶碗酒かっ喰らいながら徹底的にやる、とかいうのだと、旦那も対応しやすいはずです。

　私が指図するようなこっちゃないけど、御参考まで　KILROY

こんばんは。久しぶりにここを訪れました。
最近また親と激しい口論になってしまって．．．泣きました。
「ガイドブック　アスペルガー症候群」をやっと図書館から手に入れて
読んだら、あてはまることばかりでがっかりもしました。
口論の中に、「あなたの考えていることが全く分からない。」「友達が
居ないと将来困るのよ。」「金銭感覚がバランスゼロ。」「将来の事を
考えていないんでしょう。」etc.と言われたけれど、どうしようもない。
友達もいつの間にか離れていってしまう。恋が出来るような、相手が存在
＆出現しているけれど、所詮また自分だけの錯覚かまたは自分だけが舞い上がって
いるのかもしれないと怖いばかりです。一生懸命貯金もしてるけど、今の雇用条件と年齢では最低限の年金しか予想できないし、年金も私が受給年齢に達したとき
今の社会状況では受け取れるかどうか保証もない。自分なりにがんばっている、
決して悪気があって怠けているわけではない。先のことは考えているけれど
人のように着実に結婚したり、堅実な歩みが自分でどうしたらいいか、
全くビジョンとして考えることができません。ただ人の沢山居る職場に
朝から一生懸命通うのが、必死です。親が生きている内に死ぬほうが
よっぽど親孝行だと真剣に考えています。どうしたらいいのか分かりません。
同じ様な悩みを持つ人がいらっしゃいますか？

　うちの双子の男の子がＡＳらしく、主人にもその要素がありますが、結婚当初は悩みましたね。とってもクールでこちらの感情には左右されないで仕事オンリーだし、お金にも厳しくて「私って愛されてないみたい」というところでの悩みと、生活習慣の不一致でノイローゼになりそうでした。健康にたいしてすごーく気遣いが必要。食事、掃除の洗剤ｅｔｃ．こだわり。スキンシップも苦手だったようですが、このことでは特に、愛されてないのかと本当に悩みました。
　３年目に一度家を出ました。「２週間後に出ていきます！」って。子供もいなかったし、自分は看護婦でしたから生活できたんで。半年別居しました。そのなかで彼の良さにも気づいたりしました。こんな真面目で誠実な人はいないとか、世の中の男性は別の意味で苦労させられる事もいっぱいあるけどそういう心配がないのは幸せだとか。私を甘やかさないのは、私の精神面の自立を促しましたし（子供がいなかったら、逆に夫婦でいる意味は？？ですが）猫を飼ったら主人が遊びに来て（動物好きのとこが一致した）はじめて仕事とクラシック以外のことで会話ができた感じでした（笑）。
　また一緒に暮らし始めたら、彼もずいぶん丸くなってました（私の突然の家出は相当ショックだったらしい）。金銭的なことはこちらが洗脳されて、一緒にけちけち人生しちゃってます。
　双子がうまれて、育児を一緒にしてもらったら、主人は私よりすごく母性的で感心します。逆に叱ったりするほうが苦手のようです。ＡＳだから優しさがないとは思いませんねえ。個人差もあることかな。
　仕事がすごく大切で社会のルールのとーっても中実なので、家庭がさみしくなりがちですが（主人はみんなでどこかに遊びにいこうとかいう考えはない人）でも私も強いんで、ビシビシ要求して負けてませんし。うまくいってるのか？
　主人のようなタイプと私のような感情派は合わないのではと思っていたのですが、双子の男の子は主人に、女の子は私に似て、二人の性格は正反対なんですが、お互い頼りあってなかなかいいコンビに見えるんです。だからもしかして、私たち夫婦も結構いいコンビなのかな？と。１０年暮らしてここまできましたが、まだ改善の余地はたくさんある（愚痴りたいことも）けど、あせらず変わっていけたらと思ってます。

「宗教練習問題」(ラッコブックス)
ひろさちや著、新潮社、1100円＋税

まじめな、宗教の本です。
ひじょうに明解に、宗教の本質を知ることができます。

ホンモノ宗教とインチキ宗教・ニセモノ宗教を見分けるポイントは、
「ホンモノ宗教は、"彼岸性"・"わたしひとり"の性質を持つ。」
ことである。
etc...

ただ、この本を読んでちょっと気になったのが、
「人間(他の事物でなく)」であることへのこだわり
が、若干感じられたことです。

人間であることは誇りにしていいと思いますが、
それを鼻にかけてはいけませんよね。

たとえば、こんな問題。

: レッスン 1
: あなたが宗教に対して抱いているイメージは
: 次の三つのもののうちどれに近いですか？
: A、Bそれぞれ一つずつ選んでください。
: A1 水 A2 火 A3 空気
: B1 パンツ B2 帽子 B3 眼鏡
:
: 「宗教は動物には不必要である」と言う観点から、
: A2 火、 B1 パンツを正解とします。

ちょっと異議ありです。
「人間」と「それ以外の動物」を差別するのは、いかがなものかと思います。
動物に対して、失礼なことではありませんか！
動物に「良心」がないと決めつけるのは、あんまりです。

私が宗教に対して抱いているイメージは、
「つねに自分の中にあり、善いものの見方を与えてくれるもの」
です。この観点から、A3 空気、 B3 眼鏡を主張します。

こういうセンスって、自閉ならでは、なのでしょうか。

やっちぃー wrote:

>さすがに、法律上相手が女だったらだめだけど。^^

私はやっちーさんが男とばかり思ってましたー。
だからこの手前のカキコを読みながらもしかして『ホモのかたかな？』(差別意識はないです、もちろん）と思って読んでて最後にこの文のところで『あれえー！？』とびっくりしてしまいました。私だけでしょうか(笑)。

それからやっちーさんのカキコを他のも全部見せてもらって思ったのですが、やっちーさんもアスペに似てるようなかんじがするのですが・・・。もし気分を害されたらごめんなさい。

ねこめ４ wrote:
>こんにちは。
>前回神奈川のミニオフの書きこみしましたが
>
>３月２１日
>に戸塚で午後２時集合になりました。
>
>内容はただのお茶会ですが。
>
>もっと暖かくなったら
>みんなでもっと行動的なオフ出来るといいですが
>とりあえず、今回はお茶だけで
>すいません。

ねこめ４ wrote:
>３月２１日
>に戸塚で午後２時集合になりました。

こんちはー。
行けるかどうかまだ分かんないけど詳細教えてください。
集合場所、予定人数、連絡方法、などなど。。
ワタクシ、前回の庭園美術館オフ会にも参加を申し込んだのに、緊張で体調を崩しキャンセルした経歴の持ち主です。
今回も、どうなるか分かんないけど、一応人数に入れておいて下さい。
おねがいねー。

随分と古い話題を掘り返すようで恐縮ですが、私も言ってみたくなったので。

KILROY wrote:
>　突然、変なことに気がついてしまいました。　ASの人というのは、なぜか外国人にとって話しかけやすい存在のようなのです。
>「そういう時って困りますよね」と非AS傾向の人に言ったら、「……それって、普通、ありません」と言われてしまいました。
tori wrote:
>異文化の人かどうかわかりませんが、ものを尋ねられることはよくあります。
わたしもーっ！
ただそこに居るだけで何故か声を掛けられる。
そんでもって、話しかけられるだけじゃなくて何故か好意を持たれるらしい。。。

・例えば、駅の切符売り場で路線図（料金表）を見ていたら韓国人の女の子に声を掛けられた。
　途中まで一緒に行ってあげたらたいそう感謝され、後日旦那様（日本人）を紹介された上、韓国のご実家にまで招待されてしまった。
・例えば、インド料理屋に行くと、大概のお店でオマケしてくれる。しかも、友人数名と行ったときでも必ず私だけに。
・例えば、新宿でおばあさんに声を掛けられた。　道を尋ねられたようだが、南の方（九州あたり？）のなまりがあってよくわかんない。
　どうにか案内してあげられたんだけど、繁華街のど真ん中、あんなに人が居るところでどうして私？？？
　ちなみに私は東京生まれの埼玉育ち。　血統も純血津軽人で、南の血なんて一滴も入っていないんだけどな。　はてはて？？
・例えば、会社にインドから研修生がやってきた。　私の居室の１階下。　お昼休み等に階段で出会うと笑顔で声を掛けてくれる。
　１ヶ月もすると、名前も覚えてくれてずいぶん話が出来るようになってきた。
　その事を同僚に話したら「え？声なんて掛けられた事無いよ」「みどりちゃんだけじゃない？」
・例えば、中学生の頃、母と二人で銀座を歩いていたら、母とはぐれて宗教の勧誘人に捕まった。
　「お母さん何処～？」と思って辺りを見回してみると、向こうの方で母もキャッチセールスに捕まっていた。。　あ、コレは関係ない？

他にも色々ありますよー。脳性麻痺らしき同年代の男性とかロシア人の女性ダンサーとか。
私は外国語を喋れないのはもちろんのこと、日本語でさえもかなり困難しているって云うのに何故かしら？
知らない人に話しかけられると、緊張して日本語すらもあやしくなっちゃうの。
でもね、はたから見たらすごく面白いと思うよ。
相手が何語で話していようとお構いなしに、『片言の英語+片言の日本語』で会話をする日本人女子。

KILROY wrote:
>　ASの人どうしの関係というのは、悪くいえば他人行儀、良くいえば機能集団なのではないかと思います。
>ですから、それだけに社交的な人はかえって社交的な気がします（つまり、赤の他人とも普通に話ができるという意味でです）。
うん、確かに知らない人とお話しするのは緊張するけど、そんなに嫌いじゃないのよね。　それって社交的ってコト？

>なにしろ相手に気をつかわせることがありませんから。
あ、そーいえば。　私はめいっぱい緊張しているってのに、相手から見ると「とても緊張しているようには見えない」様です。
んで、「あんたと居ると気を遣わなくていいのがいい」なんて言われます。本人的にはもうちょい気を遣って欲しい気もいたしますが。

>高機能広範性発達障害の患者には「人との相互的なやりとりの関係を持ったり、当たり前の人間関係や社会的関係を持つことの困難さがある」とかいった定義がありますが・・・
当たり前の人間関係・・・・うーん、確かに私のは「当たり前の・・」ではない気がする。。。

I wrote:
＞なにしろ私がASなものですから、やたらハードなんですよね。『ふたりで聖書を』
＞にしたって、福音書をテーマにしたガチガチの宗教・歴史ミステリーだし。あとは
＞『赤ずきん』の作者は本当はシャルル・ペローじゃなくって一六〇四年にアルザス
＞地方のコルマール近郊で……とか、天海僧正の正体は明智光秀ではなくて実は……
＞とか、そういった売れそうにもないミステリーを書いております。

　よく考えたら、テーマまでAS的だ。

　AS傾向の人間は、ある人物を評価するときに、他人の評判とかその人の態度とか言葉遣いとかではなくて、その人の「行動」だけを問題にする傾向があります。
　エジソンやビル・ゲイツはアイディアひとつで身を起こした起業家のように言われているけれど、そのじつ彼らは剽窃と自己宣伝と訴訟によってのし上がってきたんですね。だから私はエジソンもゲイツも嫌いです。

　で、逆にイスカリオテのユダや明智光秀や『赤ずきん』の狼も、ひょっとしたら世間の人々が想像しているのとはぜんぜん別の意図で動いていたのかもしれない、と思ってしまうわけですよ。それで彼らの行動を歴史資料を元に検証して（『赤ずきん』は歴史資料というより民俗学的資料だけど）みたというわけです。そうすると、非常に面白い歴史的事実というのが分かってくるわけですね。

　たとえばキリスト教徒が悪者の代表みたいに言っているガリラヤ王ヘロデとローマ帝国ユダヤ総督ピラト。ところが福音書によれば、この二人は最後までイエスの無罪を主張しています。で、福音書の記述を素直に追ってゆくと、じつはエルサレムにあったヘロデ王の館でイエスと影武者の入れ替わりが行なわれた可能性が浮かび上がってきちゃったりするんですよね。で、その影武者の正体はじつは裏切り者のはずのイスカリオテのユダで、本当の裏切り者は別にいた（使徒ペテロと一緒に大祭司の館を訪ねる謎の人物として、福音書に登場します）のではないかという話になったりします。イエスは「ベタニアのマリア」という女性と駆落ちして、何年も経ってからガリラヤ湖畔で弟子の前に現れます。

　で、お次は明智光秀。この人だって放っといても天下は自分のものになるはずなのに、なんで信長を殺さなきゃいけないの？という謎があります。で、殺される側の信長という人もなんか変な人で、比叡山を焼き討ちした稀代の宗教弾圧者みたいに思われてますが、彼は宗教論争マニアだったことが記録に残ってます。ひょっとしたら信長は本能寺を脱出していて、後の天海僧正の正体はひょっとしたら信長だったんじゃないの？という気がしてきたんですね。ひょっとして光秀は「戦国武将・信長」に殉じて死んだんじゃないか。つまり、信長が本能寺にいなかったのを知っていて、光秀は「本能寺の変」を起こしたんじゃないかと思うわけです。で、家康に天海を紹介したといわれる、ある有名な歴史上の人物が、信長の本能寺脱出にかかわっていたりするわけです。

　で、最後の『赤ずきん』。これは、どうやら赤ずきんは狼に騙されて食べられてしまったんじゃなくて、オリジナル・ストーリーは赤ずきんと狼の怪談仕立てのラブ・ストーリーで、赤ずきんは狼を誘惑しにいった……つまり、赤ずきんは狼に食べられるために出かけていったらしい、という話です。もともとのお話では、狼はなんとか赤ずきんを追い返そうと、懸命に赤ずきんを脅してる（分かれ道で狼と赤ずきんが出会う場面です。原話ではこの場所はヨーロッパで不吉な場所とされる十字路で、「この先に進むと痛い目をみるぞ」と、狼が赤ずきんを脅す遠回しなセリフがあります）んですが、赤ずきんはその警告に気がつかないふりをしちゃうんですね（赤ずきんもASなのか？）。で、お婆さん（ペローの息子のピエール・ダルマンクールが参考にした原話では、母親だったようです。赤ずきんは奉公に出ていたという設定らしい）に化けた狼に気がつかないふりをして、服を一枚一枚脱いでは暖炉に火に放りこむ、という凝った演出のストリップまで演じています（こういうお話が、本当にフランスの民話にあるんだよ）。ただし、この場面はペローの『赤ずきん』ではカットされちゃってます。で、『赤ずきん』の成立には当時のカトリックとプロテスタントの対立がかかわっているのではないか、というお話。

　こういう歴史資料の裏読み深読み二重読みというのが、「空気とか雰囲気が読めない」と言われるわりに「空気とか雰囲気とかを感覚でなく理性で捉える」というASの感性にマッチしてそうな気がする。それから、三つとも「宗教」が関わっているんだけど、「宗教」をひとつの文化的現象としか見てないというのも共通点です。宗教には興味があるんだけど、信じようとは全然思ってない。これもAS的です。

　やや牽強付会、自己宣伝めいたものになってしまいました。お赦しください（←とか書いておけば赦してもらえるとか甘いことを考えているのだろう貴様は、と自虐的セルフつっこみ）。

　つまんないことで書込みを増やしちゃってごめんなさい　KILROY

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