アスペルガーの館の掲示板(旧)
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新しいアスペルガーの館の掲示板
「前にはここにも結構カキコしてた人」さんwrote:
>だって子供でもいない限り、キロリイさんみたいな応援したい人って、
>ここらに熱心な時期(はまる時期)って一人一回な事がすごく多いじゃん。
>だからさ
(Joshya)「渇いている人は誰でも、私のところに来て飲みなさい。私を信じる者は、その人の内から生きた水が皮となって流れ出るようになる(ヨハ・7:37)」
(Mr.Moto)「要するに、半分はナンパ目的だから女性ファンの声援があると、いいところを見せようと思って張り切る、ということなわけだな。」
(J)「……反論できんところが辛いな(^_^;)」
(M)「できんのかいっ!」
(J)「とはいえ『所長』に関していうならば、元々自分でBBSを運営してた人だからな。自分でサイトを立ち上げたらそっちが忙しくなって多少出現頻度が下がるかもしれんけど、そしたらそっちのメンバーがこっちに流れてくる可能性もあるし。」
(KILROY)「それに、そっちの書込みをこっちに無断転載しちゃうっていう手もあるだよ。」
(J)「それって著作権法上アリなのか?」
(KILROY)「今まで言わなかったけどさ、われわれ大森総合研究所メンバーの発言は、こうやって公式に発言してる場合に関していえばすべて著作権フリーなのよ。だから、どこへでも持ってって転載してちょうだい、ということになっとるわけ。現在休載中の『自己診断ガイド』もそうだし、なんなら『ばかちょん起源考』だって、著者名の『救世義也』を明記していただければどこに転載していただいても構わん、という」
(M)「そういえば、以前あったよな。宮崎勉事件の時だったか、Hash対KILROY事件」
(J)「何、それ」
(M)「知ってて訊いちゃうからあざといわな。わしら全員同一人物じゃん」
(J)「それを言ってはならんのじゃぁ〜! で、なに。」
(M)「いや、『雑魚亭』のJunkボード上で、『Plankton net』っていうBBSのオーナー兼ホストのHash君とKILROYが大論争してさ、で、最後にHash君が放った捨てゼリフが『こうなったらうちのBBSに無断掲載してやるから覚えてろっ!』(^_^;)」
(J)「頭領は倒れるところに土をもつかめ、ってか」
(K)「そうそう(^_^;)。所長氏もHash君も、アクセス数の少ないBBSの悲哀は身に染みてるからさ、お互い応援しあおうじゃないの、っていうところがあるわけです。この掲示板でのわれわれの発言だってそうなんだよね。例の『書込み数ランキングチャート』の件にしたってさ、『遠慮せずにもっとツッコミを入れろ!』『もっと発言しろ』っていうアピールもさ、この『アスペルガーの館』をもり立てて行こう、っていう熱意の現われでしょう。重要そうなんだけど誰もRESを入れてない書込みにはフォローのRESを入れるとかもそうだし。」
(M)「その件について言わせてもらうと、オレなんかいちばんの功労者なのにいちばんの被害者(^_^;)。最初にキツいこと言うのオレの役なんだもん。オレばっか悪役みたいじゃん?」
(K)「だって悪役だもん(^_^)。あんたがキツいこと言うから後の人間がキツいことも言いやすくなる。分かる人には分かるって。」
(M)「別にそこで慰めんでも(^_^;)。なかなか悪役ってできないしね。本人は好きでやってる部分がある。」
(J)「そうそう、私も好きでスケベなふりをしているわけだし。」
(K)「それは違う。お前は単なるスケベ。」
(J)「ううううう、反論できん自分が哀しい(T_T)」
そんなわけで今後もよろしく 大森総研所員一同
「キロリイ」とは俺のことかとKILROY言い 鬼子
(元ネタは「ギョエテとは 俺のことかと ゲーテ言い」)
ODNのサーバが不調のようですね(本当かよ)。
cfb47300@syd.odn.ne.jp
を試してみてください。いましがたKILROYにテストメールを出したところ、ちゃんと届きました。
所長
たとえば道を歩いていて、向かいから人が歩いてきたとする。
その相手は、すれ違いざま、チラリとこちらの目を見る。
よほど急いでいるとか、他のことに気をとられているのでない限り、人は必ずやるもの...らしい。
皆さんは、そのことに気がついていましたか?
そして、どうしてそんなことをするのか、わかっていましたか?
私には、わかっていなかった。それも30年近く。
小学生のころだったか、私は人のこのような習性に気がついてはいたが、「へんなの」と思うばかりで(あ...ほらね、またこの人もやったよ!なんて、のん気に観察したりして)、ついに正解には至らなかった。
ま、正解って言ったって、あの例の、私のような人間にとってはひどくやっかいな「非As世界における暗黙の了解事項」ってやつのことなんだけれどもね。
話は変わるけれど、武田好史さん、本の紹介をありがとう。上の2冊は読んだけれど、ドナの続編は今なかなか見当たらないんだよね。ネタばらしなんだけれど、私は自分のハコ持ってないもんで、なかなかすぐにはレス不可能だったりする。なもんで今後ともよろしく。
最近、メガネ作って、検査の結果、私の眼は先天的に焦点の合いにくい眼だといわれた。(いわゆる斜視。現在見た目ほとんど改善している)けだし、自閉症者が、ひとの視線が苦痛だとか空間を把握しにくいとか訴えるのは、ひとつには潜在的にそういった理由があるんじゃなかろうか?つまり眼は脳神経と直接的につながっているから、自閉症の脳の影響を受けやすいとか。妙な仮説(しかも狙ったみたいに逆説的)を立てるのは、私の趣味なんで、あまり間に受けないほうがいいんだけどね。
私のいとこについて、少しお話しておきます。
いとこも、やはり中学で、不登校になっている。原因は、「いじめ」だ。
ある日彼は、自分の母親(つまり私の叔母)に、「もう学校は行きたくない」と訴えた。ところがその時叔母は、彼を相当きつく叱ったらしい。次の日いとこは、母親に一枚のメモを渡した。それにはこう書いてあった。「僕はこれから、もうだれとも口をききません。学校にも行きません。」そのとおり、彼はその時から、本当に一言もしゃべらなくなり、学校にも行かなくなった。
その日から、今現在に至るまで、10年近く、そのままである。
先日、叔母の誕生日ということで、叔母の家を訪ね、彼に会う機会があったが、私はもちろん、家族とは視線も交わさず、黙ったままで、ただ叔母が話し掛けることに対して、時折「ウン」というようなうなり声?でかろうじて応じるだけの状態だ。
私の母(つまり叔母の姉)は、知り合いの精神科の先生に、自分の甥っ子が、これこれこういう状態なのだけれど、と尋ねてみたことがあるらしい。すると、先生は、「ああ、それは、『早幼児期脳障害(自信はないが多分そんな病名だった)』という一種の発達障害で、一生治りませんよ」と答えたという。勉強不足で確かなことは言えないが、一番の特徴は顔貌の変化である。いとこの場合、眉のあたりが張り出してきたようになって、うまく形容はできないのだけれど、どことなく「ガイジン」ぽく見えないこともない。(他には「キツネのように」目が釣りあがってきた...と形容できるか?)顔立ちは端正で、長いこと引きこもっていたために、肌は透き通るように白い。男前と言えなくもないのだけれど、全体的な雰囲気では、Asぽい側面もある(視線を使わない、食べるだとか、自分の趣味とかの目標物以外には、関心を示さないなど)。
家族とのコミュニケーションは、すべて必要最低限の筆記で行い、反抗的、暴力的な側面は、いっさいない。母親の言うことには、よくしたがう。普段は自分の部屋で、テレビゲームやヴィデオ鑑賞の日々だという。外出は、なれない場所へ行くときは、母親と一緒で、近くの書店などへは一人で行き、ゲームの攻略本などを買ってくるという。
彼が引きこもった理由というのは、多分、人間関係への絶望が主な理由だろう。
私の母の話からは、ある日、突然、発病したような印象を受けるのだが、多分、病名のとおり、彼はかなり早い時期から上記のような特徴を示していたのではないか。学校へ上がり、集団生活で年を経るにつれて、彼の発する「異質さ」が、他のいじめっ子たちを引き寄せ、非常に残酷なやり方で、彼の自尊心をくじいていった。いとこは、最後の勇気をふりしぼって母親に訴えたつもりが、逆に厳しくされてしまった。きっとそれが、引きこもりの直接の引き金になってしまったのだろうと、私は推測する。
考えてもみてほしい、その時は、家族はもちろん、周囲の人間は彼が脳障害であることなど、誰も知らなかった(もちろん本人も)のだ。
叔母は、昔も今も変わらず、明るく元気にふるまっているが、おそらくは叔母は自分の息子がまさか脳障害であるとはまだ知らない。
すべて「自分のせい」なのだと自分を責めつづけている。
こういうわけです。Nekomiさんのお子さんに、「障害」とよべるものがあるかどうかは、あなたの文章からだけでは、判然としませんが、もし万が一あったとして、(このことはNekomiさんにかぎらずすべての人に肝に銘じてほしいのだが)私個人は、よく聞かれる「障害は個性だ」「この子はこういう子なんだ」という一見「前向き」な考え方には、即座に迎合できないものがある。
子供というのは、親がこの世からいなくなってからでも、生きていかなければならないのだから。
親としてやっておけることなら、今のうちなんじゃないのか?私はそう思うな。
質問です。あなたは自閉を医学的「病気」と捉えていますか。それとも、「病気」とは違ったものと捉えていますか。あなたは、アスペルガーを「アスペルガー症候群」という医学的なものとして捉えていますか。
http://homepage2.nifty.com/patti_ld/index.html
KILROYさん、やんちゃんさん、ゆてぃさん、武田さん。
コメントありがとうございました。
○ゆてぃさんへ
私はADDの疑いがある者で「ADDの人は聴覚情報にみんな弱いのかな?」
と思っていたのですが、ADDにもいろんな人がいるんですね。参考になりました。
○KILROYさんへ
> 医者の世界では、好き勝手に用語を使うことは許されていません。診断規準は国際的に決まっていますから、「何年の規準のこの項目に当てはまる」みたいな形で診断が行なわれます。仮に「聴覚情報を何度聞いても理解できない」というのが診断の規準として役立ちうる、というような論文があった場合は、その論文を根拠として推定したということを診断書に書かねばなりませんが、それはあくまで「意見」ということになります。ですから、そういうことを医者から指摘された場合、根拠となる論文を明らかにしてもらう権利が患者にはあり、医師にはそれを説明する義務があります。
この情報は大変参考になりました。
DSM‐IVなどの診断基準以外に、実際の診断の基準となるものがあるのでは、
と思ってましたので。聴覚障害に弱いというのは、ASの人に多いだけの性質で
あって、実際の診断基準ではないのですね。
> 私は(残念ながら)ASあるいはADDと正式に診断された訳ではありませんが、小学校時代の私は現在だったらほぼ間違いなくASあるいはADDと診断されていたはずの子供であったようですので、発言を許していただきたいと思います。
いえいえ、ASと正式に診断を受けた方からでなくても、有益な情報を教えて下
さってことですし、ありがとうございました。
○武田さんへ
>耳の中で・・・
>1.鼓膜が音で振動する。
>2.振動が中耳の耳小骨を伝わって内耳の蝸牛器官に達し、中に満たされている液体に波を起こす。
>3.蝸牛器官の中に生えている繊毛が、音からできた波をキャッチし電気的な刺激の情報に変換して、聴覚神経に伝える。
>
>脳の中で・・・
>4.聴覚神経を通った情報の信号が、聴覚を感じる中枢に伝わり、音が鳴っていることが判る。
>
>5.聴覚を感じる中枢を通った情報の信号が、言葉を理解する中枢に伝わり、鳴っている音が「おはよう」の「お」であることが判明する。
>
>6.言葉を理解する中枢を通った情報の信号たちが、聴いた言葉をまとめる中枢に届き、相手が発した言葉が「おはよう!」であることが判る。
>
> 耳が聞こえず・口が利けない聾唖者の人たちは、1から3の過程(3の場合が多い)に問題があるため無音の世界で生活し、コミュニケーションは手話で行っています。
> 私たち自閉症者は、「聞こえている・・・けど何の音?」といった聴覚特性を持っていますが、これは4から6の過程である脳の中での音声情報の処理機構に、問題があるのです。ある音がうるさく聞こえてしまう、他の人が嫌がる音でも平気というのも、耳ではなく脳のせいなのです。
聴覚情報の認知過程のメカニズムについての専門的で詳しい説明をありがとうございます。もしよろしければ、自閉症者の音声情報の処理機構の問題について、詳しく書かれている本があったら紹介して頂けますか。
#前回の書き込みの補足です
#>また、腹を割って話せる友人から「リゲルさんは、自分の
#>興味のないことは何度も私が話しても理解してくれない」と指摘
#>されたことがあります。
#この友人の言葉も根に持っていませんし、むしろ私の理解力のなさを正直に指摘
#してくれたことを有り難く思ってます。
ぴよさん、早速メール送りました...
さくらかのえ wrote:
>わたしはバスや電車に乗ると習性のように前のほうか窓際に
>進んでしまうんですけど、前のほうに行くというのは
>ASの習性なのだろうか。他のお客さんは乗車口の近くに固まって乗ってる人が
>多いので、かき分けて前に行かねばならず、どうして奥や前のほうに
>詰めて乗らないのかと不思議です。
私は電車で立つ時は車両の真ん中の人が余りいないところで立つ習慣があります。
このまえ主人と久しぶりにいっしょに電車にのって
私の好きな真ん中に行って立ったら、
「こんなところに立って、恥かしいじゃないか」
と言われたのですが...
よくわからない、その「恥かしい」気持ち。
(大森総合研究所スタッフ一同を代表して KILROY)
唐突ですが、以前発表した自説を撤回させていただきます。
我々は以前、「高機能広汎性発達障害は、『ロゴスに対する希求あるいは固執』である」という説を、この掲示板において発表いたしました。ですが、この説は以下のような事実を説明しないんですね。
1)なんでかわかんないけど分裂傾向があって、「分裂パーソナリティ」とか呼ばれていたこともある。
2)人間には関心が薄いはずなのに、私のような人なつっこい性格の奴がいる。
3)「世の中なんて、こんなもんさっ!」と世の中に絶望しちゃってるタイプのひとが多くて、私みたいな「世の中ってそんなに悪くないんじゃない?」みたいなことを言ってる奴というのは、なんとなく「ASっぽくない」みたいに見られる。
で、分裂症の主症状である「自明性の崩壊」について考えているうちに、「おおっ!」と気がついてしまったんですね。つまり、ASというのは
「自明性の崩壊に対する不安ないし嫌悪」
なんです。
つまり、世間でいう「常識」や「あたりまえのこと」というのが、そのときどきでコロコロ変わっちゃうのが厭なんですね。人を殺すのが悪いことなんだったら、どうしてみんな戦争するの? 「悪いことをしてはいけない」って言うけど、じゃあ、悪いことをしているのに大手を振って歩いている人がいるのはどうしてなの? 「ピーマンや人参を食べないと大きくなれない」っていうけど、ピーマンや人参が日本に入ってくる前は、日本人はみんな大きくなれなかったの? 大人は「嘘をついてはいけません」っていつも言ってるのに、どうして自分は嘘をつくの? そういうふうに思っちゃうのが、たぶんASなんです。
だから、ASの人間の興味は人間以外のこと、つまり「もの」や「法則」のほうに向かってゆくんですね。
ですが、世の中には裏表のないひとというのがいます。「あたりまえのこと」を「あたりまえのことだ」と判断するひとがいます。そういうひとが世の中にはちゃんといる、と知ったもんだから、私は人間というものに絶望せずにすんだんですね。
で、その後私はジョン・フォン・ノイマンが提唱した「ゲームの理論」(「囚人のジレンマ」で有名です)や戸田正直さんが確立した「適応プログラムとしての感情」という理論を知りました。それで、弱い者、正直な者がなぜ滅びもせずに生き残っているかを知ったんですね。つまり、「善良な人」というのは、「悪賢い人」に搾取されるために生きているんじゃなくて、進化の過程で「善良さ」という武器、すなわち適応戦略を獲得することによって地上に君臨したんですね。「悪人」が少数派でしかないのは、彼らが「異常」であるか、でなかったら「善良な人」に寄生して生きることでしか生きてゆけないからなんです。
だけど、こういうものの考え方に理論で到達できる人というのはまだまだ少なくて、普通の人は「特に理由があるわけでなく、なんとなく善良」なんですね。だから世の中に絶望しちゃうんです。
「善良さ」というのは、本当は生きる上での武器なんです。だけど、現代では、その「善良さ」に対する信頼っていうのがちょっと崩れかかっちゃっているもんだから、「悪人」は「『善良さ』なんていうものは脆いものだ」と見くびってるんですね。だから「悪人」が大きな顔をしていられるんです。そんな中に、私みたいに「善良さ」を武器にする狡猾な人間が突然変異のように現われたもんだから、どうやって対処していいのか、そもそもこいつは「善良」なのか「悪辣」なのか判断すらできなくて、パニックを起こして私と共倒れになっちゃった、というのが私の今までの人生だったように思います。
ですから私は叫ぶことにします。「いいかぁ? 真っ当に生きてる奴がいちばん強いんだぞぉ! だけど善良さと狡猾さっていうのは、相反するものじゃないんだぞぉ!」。
というわけで、おやすみなさい。私は寝ます(もう午前二時に近いもんな)。
悪魔のように細心に 天使のように大胆に KILROY
ななはさん wrote:
>所長ってどなたを指すのですか?
KILROY>東京都大田区大森に住んでて、「大森総合研究所」の所長さんを名のっている実在の人物です。べつに本名を公開したくない訳じゃないんですが、「自分を信用してくれた人に対しては、同じように信用を返す」という意味で、メールを下さったひと(つまりメールアドレスを教えてくれたひと)にはプロフィールを明かすことにしています。今後オフライン・ミーティングか何かでお会いできるかも知れませんが、そのとき現われるのが「所長」さんです。
茸マニアなもんだから、天文部の後輩(KINOKOさんという三菱重工に勤務しているエンジニアです)は、彼の住んでる部屋のことを「大森菌類研究所」と呼んでいました。ですが「菌類研究所」はあまりに世間体が悪かろう、というので、「大森総合研究所」の「所長」を名のるようになりました。国語学の世界では、日本語における動詞の活用の研究にちょっとだけ功績があります。かつて『雑魚亭』というBBSを運営していて、私ことKILROYとMr.Motoはその『雑魚亭』の常連メンバーでしたが、われわれはBBS上に登場するだけで、原則的に「所長」のペンネーム、という形で知られていました。Joshyaに至ってはもっと複雑で、所長が書いた『ふたりで聖書を』の登場人物である納屋稔氏と蘇好美ちゃんの合作ペンネームであると同時に所長のペンネームでもある、ということになっています。
所長は現在フリーのプログラマというかなんというか……まあ、失業者みたいなもんだな。ライフワークである日本語処理技術を引っさげて業界復帰を目指してます。で、実体は体脂肪率減少を真剣に検討している、独身のおぢさんです。
>そりゃきつくなりませんか?私は常に退路は守ります。ずるいんです。
>親しくなりたい人としかそこまで付き合わない、だから職場関係は論外。
KILROY>「火消し」の職場って特殊なんですよね。いわゆる会社組織じゃなくって、あるプロジェクトを立直すために、いろんなところから「助っ人」としてやってきた人たちが、一丸となって仕事をします。そういうときには「ヤバくなったらさっさと逃げる」か「ユーザと心中するつもりで最後の最後までがんばる」かが問題になってくるんですね。
「信用しろ」とか口で言う奴はだいたい信用できません。ですが、退路を断って「一蓮托生」という立場に身を置けば、「とりあえず一緒にこの状況を乗り切ろう」という気になります。
こういう話には、数学的なきちんとした裏付けがあります。「セルフ・コミットメント理論」っていうんですが、カルタゴの智将ハンニバルがしばしばこの戦略を使ったので、「ハンニバル戦略」と呼ばれています。
>信頼されてるんだ、が錯覚と言うことも多々あるじゃないですか?
>信頼してるのよ、というポーズも可能です。人間危ういもんです。
KILROY>信頼されていようがいまいが、とにかく仕事が納まってお金が落ちればいいんであって……「すまん、本当は俺は途中で隙をみて逃げ出そう逃げ出そうとずっと思ってた。申し訳ない」と仕事が終わってから謝罪されたことがあります。
「裏切るチャンスがないから裏切れない」という状態に、自分を追いこむことで、「あらかじめ相手を信頼してしまう」ことに対し、同じことを返してくれる人というのは、私を信頼してくれていると判断していいと思います。
ついでながら、私は結婚というのは、本質的にこういうことだと思ってます。何十年か連れ添って、やっと「そうか、あたしたちって愛しあってたんだね」みたいな夫婦っていうのも、面白いんじゃないかな、と。
>でも笑顔で人をだます人も沢山いるし。
KILROY>「だます」奴というのはほぼ間違いなくボロを出します。問題は「自分が相手をだましているという意識はぜんぜんなかったんだけど、結果的にだますことになってしまった」とかいう人たちなんですね。バブル崩壊のときには、「本業はうまくいってたんだけど、不動産投機に失敗して会社を倒した」みたいな連中が大勢いました。あの連中は「会社の金を横領して土地取引に注ぎ込んで大損した」とはぜんぜん思っていなくて、「遊んでいる会社の金を有効に運用しようとしたんだけれど、バブル崩壊という不測の事態によって結果的に損害が出た」とか思ってて、「失敗した」とは思っていても「自分は悪いことをした」とは思っていない奴がいるわけです。こういう奴が悪意を持った奴に騙されていたりすると、見破りようがないんですよね。我々は税務署や警察と違って捜査権もなんにもないから、その人の交友関係や資産状況、それに周辺の金の動きなんかを調べる方法はありませんから(大きな仕事だと、元請けが興信所や信用調査会社なんかを使って調査をしたししますけど、その元請け自体がおかしくなっちゃうこともあるし)。
こういう、自分のやっている事に対する認識が狂っている連中というのがいちばん怖い。悪人よりも馬鹿が怖い、と私は思ってます。
>暖かいひとなんでしょう、KILROYさんは...。
Mr.Moto>言うとくけど所長もけっこうな悪党だぞ(^_^;)。あいつは見るからに人の好さそうな優等生だから、あいつが嘘をついたら大抵の奴はコロッと騙されるし、「嘘はついてないんだけど、結果的に嘘をついたのと同じことになる」みたいな物言いをきっちり身につけている。ユーザや仕事仲間を守るためだったら、ニッコリ笑って人を斬る、ということが平気でできる奴だったりするぞ。あいつの手で追い落としをくらった奴はおれが知ってるだけで三人はいる。とはいえ三人ともろくな奴じゃなかったから周りの人間もべつに同情しなかったが、「あなたがこんな人だとは思わなかった!」とかいって泣いてる奴もいたぞ。あいつはそういうのまったく苦手だったから内心けっこう苦しんでおったのだが、そういうのを顔に出す奴でもないし、事情を知ってる仲間が「あんまり気にするなよ」とかいって慰めてたりしてたことがあった。
>長文ごめんなさい。このレスにがっかりしないで下さいね。
所長>とんでもない。嬉しく思ってます。
>私も悩んだ時またカキコするときあると思う。その時は張り飛ばして下さい。
>(爆笑)
(Mr.Moto)「なんかいろいろ言われとるな(^_^;)。」
(Joshya)「私はこのななはさんの『(爆笑)』を見ると、痛々しくて涙が出てくるぞ。おーい、そんなに自分をいじめることないんだぞー、とか泣きながら訴えてしまいたくなる」
(M)「女ってけっこう強いんだぜ?」
(J)「それとこれとは話が別なんだよっ! 強かろうが弱かろうが女は守ってやりたいんだよっ!」
(M)「そういうこと言ってるから性差別主義者とか言われるんじゃねぇの?」
(J)「ううううう。」
もはや誰が発言しているのか分からなくなっている 大森総研スタッフ一同より
南風 頭はぼけて 花は冴え
土おこし 流した汗に 生感じ
手をかけた カモマイルのび 花間近
ショカッサイ 紫の花 撮りそこね
たんぼぼや 舗装を割りて 花開き
KILROY wrote:
>> ついでながら、この掲示板にメッセージを書込む、というのもけっこう有効なストレス解消法ではないか、という気はします。
>
> 私みたいに、逆にストレス溜めてそうなバカもいるけどね(^_^;)。
勉強になっています。(ここで顔マークにこっていうのが出るといいのですが、
出したつもり。)
マザー wrote:
>ななはさんレスをありがとう。本当に嬉しかったです!
>何回も読んでしまいました。
いえいえ、拙いレスで恐縮です。
嬉しいって言われるって、私も嬉しいです。
お互い出来る歩幅で、ゆっくり歩いていきましょうね。
KILROY wrote:
> Mr.Motoより ……しばらくお待ちください。所長以下嬉しいやら照れくさいや> らで現在のたうち回っております。私からも「ありがとうございます」と申し上> げます。
こんばんは、KILROYさん。
ああよかった、気悪されたらと気にしてたので。所長ってどなたを指すのですか?
> ありがとうございます。ううううう、嬉しいよぉ(嬉しさのあまり泣いてい
> る)。私の物言いはときどき「最初は喧嘩売られてんのかと思った(^_^;)」と
> 言われることがあります。ですからうちの母親などは高校時代の後輩や仕事仲間> と私が電話で話しているのを聞いて、「なんてひどい口のききかたをするんだ」> とかしょっちゅう怒ってました。
> 「そんなもん相手の役に立たんこと言ってもしょうがねぇだろう?」というのが> 私の考え方の中にひとつあります。それに、「具体的に相手に何をしてやれる
> か、そしてどこまでならしてやれるか」をはっきり言うというのがあります。仮> に自分が相手に対して何にもできなくても、とことん話を聞いて相手の苦しみを> 共有して、そんでもって一緒に泣くくらいのことはできるわけですよ。だけど
>「人間は弱いものだ」なぁんていう甘いことを言って裏切る奴というのはおるわけ> で、自分だってその弱い人間の一人だから、相手を裏切っちゃう可能性だってあ> るわけです。だから、自分が相手を裏切れないように退路を立つ、ということを> 私はします。つまり相手に自分を預けてしまうんです。
そりゃきつくなりませんか?私は常に退路は守ります。ずるいんです。
親しくなりたい人としかそこまで付き合わない、だから職場関係は論外。
私は所詮そのひとのゲノムにまで入り込んで共有は出来ないし、
ごくごく親しい人には2択で、たとえば彼が冷たいの、なんて悩み事相談では
「あなたが彼にくっついていたいだけなんじゃないの?そういう状態の自分が好きだし、彼が居なくなったら格好付かないって危惧してるんでしょ?
彼がくっついていたいんだったらそういう事はあなたにはしないよね。相手はそうじゃないと見える。自分がやりたかったらくっついてれば。」ぐらいのアドバイスかなあ。所詮他人は他人だし。
> 自尊心のある人間っていうのは、これで必ず動きます。「自分は信頼されてるん> だ」っていうことを納得しちゃうと、人間というのは自分の善意に素直になっち> ゃうんですね。
信頼されてるんだ、が錯覚と言うことも多々あるじゃないですか?
信頼してるのよ、というポーズも可能です。人間危ういもんです。
> 世の中の人間の大部分はまっとうで、信頼するに足る、ということを私は覚えま> した。ただ、同時に「世の中を怨んでいる人」というのが世の中にはいて、そう> いう人は私のように「他人の善意を信じている」人間が憎くてしょうがない、と> いうことも身に染みました。そういう人はなるべく避けてきたんですが、同じ会> 社のお偉いさんとかいうとそういう訳にもいきませんしね。ですから、「こいつ> は絶対に信用できない」と思ってんだけど尻尾を掴む方法がなく、排除すること> もできない、という相手にしてやられてました。そんなわけでちょっと自暴自棄> というか、人間不信というか、そういう感じになりかかってたんですけど、なな> はさんみたいなひとに応援してもらえると、とてもほっとした気分になります。> ありがとうございました。
それは良い体験でしたね。でも笑顔で人をだます人も沢山いるし。
> ついでながら、
> というのはある面で真実ですが、逆もまた真実なんですね。
> 前の会社にいた時のことですが、仕事の引合があって相手の会社に出かけるとき> は、一人のときはスーツでビシバシにキメていきましたが、社長が同行する時は> バンダナ鉢巻に電算機メーカーのロゴ入りトレーナーによれよれのジーンズ。藤> 本っちゃんと一緒のときは私がスーツで藤本っちゃんがズタボロの恰好。
> 「仕事だけはきっちりやるから文句ねぇだろ」みたいなアピールをするにはけっ> こうこの手は有効です。で、そのズタボロの恰好で請けた仕事の現場にスーツで> 出かけていったら、打ち合わせの時に(あんまり似合わない)スーツで出てきた> 向こうの技術部門のチーフがニヤニヤ笑いながら「何なんだよ。何なんだよこの> ネクタイは。猫かぶってんじゃねぇよバーカ」とか言いながらネクタイ引っつか> んで引きずってかれて主だった開発メンバーに面通しをさせられてしまいまし
> た。で、最初っから「あんた」「おれ」の仲(→唐突ですが、みどりちゃんは派> 遣プログラマーだから、こういう雰囲気って分かるでしょう?)。
そうなんですか、なかなか楽しそう(^^)
> 熱意と自信、それに多少の世渡りのテクニックと誠意(あえてリスクを犯す、と> いうのは相手を信頼しているしるしです)。こういうのって、けっこう「世間」> で生きてくには大事だと思います。でないと「友人」ってなかなかできないんだ> よね。だから、なんかのイベント会場とかでケータイの番号を交換しあってる高> 校生どうしの女の子なんかを見ると、「よぉし、がんばれ。応援するぞぉ!」と> か思っちゃったりします。
暖かいひとなんでしょう、KILROYさんは...。私は自分が好きな人としか
付き合いたくないし、幸いそれが出来る。裏切られたりがっかりさせられても
同じくらいきっと自分もそれを相手に与えているのだと思い、常に自戒します。
{人はどん底に落ちたとき何が一番自分に大切かわかるのよ=キッチンより}
耳にいくつピアスを付けても何も変わらない、でもいつもと違う道を歩くと
違う景色が見えてくる。なお、私の好きな言葉は、一瞬は永遠、永遠もまた一瞬。
KILROYさんのイメージ訂正させてもらっていいでしょうか?↓
ハードな黒皮のテディベア!(クロムハーツが作っていて、友達からずいぶん
買いなよ、と勧められたが買わなかった;)
長文ごめんなさい。このレスにがっかりしないで下さいね。
私も悩んだ時またカキコするときあると思う。その時は張り飛ばして下さい。
(爆笑)
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