アスペルガーの館の掲示板（旧）

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Xanadii wrote:
>名加野 wrote:
>>　こんにちは、横レスになりますが
>>
>>武田好史 wrote:
>>>　私は最近、ＡＳが「普通の人」に理解されないのは、「こんな私に何ができるの・・」という、相手に対して閉鎖的とか非協力的にみられる感じで人と接してしまいがちななところにあるのではという気がしてきました。「とりあえず、できる範囲で周りの人の期待に応えよう。」「健常者も実は障害者であることを忘れずにいよう。」、こんな感じの譲歩を見せることも私たちが明るい未来を築くために必要なことだと、思えるようになった今日この頃です。
>>
>>　これを見て前から思っていた事があります。それは「人類皆変人（体）」です。
>
>>　それで意識を変えてもらうに当たって「人類皆変人（体）」（インパクトがあれば言葉は何でも良いけど）と考えればすんなり行くのでは？　と考えた次第です。良い案だと思うんですが、どうでしょうか？
>
>　（体）は、たぶん（態）のことですよね。
>　名加野さんの考えも、もっともだと思うのですが、やはり「どのように育っても良い」「どんな人間がいても良い」というところを一歩、間違うと、ひとに迷惑ばかりかけてしまう人間が育ってしまうこともあるわけですよ。受け入れたくない「ヘンな人間」というのは、やっぱりいるわけで、この前テレビでも社会学者か誰か言ってたけれど、「ヘンな大人ばかり育ってしまう集団は、滅びる運命を選び取るしかない」んですよね。
>　
>　「変人」はいいんだけどさ、わきまえのないただの「イナカモン」は要らねえよな。
>　以前、電車に乗っていたら、私のすぐ横に立ってたカップルが、口移しでガム噛んでてさ。クッチャクッチャペッチャペッチャ音立ててさあ。吐き気が込み上げつつ、こりゃこいつら変態か、でなきゃイナカモンだと思ったね。
>　まあそういうカップルを見て、「うらやましい！愛があるわね！あたしも真似したい！」と思う人間もいるかも分かったもんじゃないけど（また本人たちも、「見て頂戴」とでも言わんばかりだったが、まずは御両人とも鏡を見てからにしていただきかった）、わたくし個人は、こういった人々を「低脳」と呼んで、差別しております。
>　
>　「変人」を気取るにも、まず「クール」とは何かを、自分なりに考えていただきたいものだ。　
>　

そうですね。分別をもって自分らしく・つぶれずに・悠々自適でということでしょうか・・・

名加野 wrote:
>　こんにちは、横レスになりますが
>
>武田好史 wrote:
>>　私は最近、ＡＳが「普通の人」に理解されないのは、「こんな私に何ができるの・・」という、相手に対して閉鎖的とか非協力的にみられる感じで人と接してしまいがちななところにあるのではという気がしてきました。「とりあえず、できる範囲で周りの人の期待に応えよう。」「健常者も実は障害者であることを忘れずにいよう。」、こんな感じの譲歩を見せることも私たちが明るい未来を築くために必要なことだと、思えるようになった今日この頃です。
>
>　これを見て前から思っていた事があります。それは「人類皆変人（体）」です。

>　それで意識を変えてもらうに当たって「人類皆変人（体）」（インパクトがあれば言葉は何でも良いけど）と考えればすんなり行くのでは？　と考えた次第です。良い案だと思うんですが、どうでしょうか？

　（体）は、たぶん（態）のことですよね。
　名加野さんの考えも、もっともだと思うのですが、やはり「どのように育っても良い」「どんな人間がいても良い」というところを一歩、間違うと、ひとに迷惑ばかりかけてしまう人間が育ってしまうこともあるわけですよ。受け入れたくない「ヘンな人間」というのは、やっぱりいるわけで、この前テレビでも社会学者か誰か言ってたけれど、「ヘンな大人ばかり育ってしまう集団は、滅びる運命を選び取るしかない」んですよね。
　
　「変人」はいいんだけどさ、わきまえのないただの「イナカモン」は要らねえよな。
　以前、電車に乗っていたら、私のすぐ横に立ってたカップルが、口移しでガム噛んでてさ。クッチャクッチャペッチャペッチャ音立ててさあ。吐き気が込み上げつつ、こりゃこいつら変態か、でなきゃイナカモンだと思ったね。
　まあそういうカップルを見て、「うらやましい！愛があるわね！あたしも真似したい！」と思う人間もいるかも分かったもんじゃないけど（また本人たちも、「見て頂戴」とでも言わんばかりだったが、まずは御両人とも鏡を見てからにしていただきかった）、わたくし個人は、こういった人々を「低脳」と呼んで、差別しております。
　
　「変人」を気取るにも、まず「クール」とは何かを、自分なりに考えていただきたいものだ。　
　

みどり wrote:

>
>ドラマの一つくらいはかけるかもしれない。
>
>主人公は結婚を目前に控えた若い人にしましょう。一ヶ月くらい前に告知された方が話が盛り上がるかな。仕事も最初は営業とかでしょう。
>そのうち、家族の中のある嫌いな人が、先天性のアスペの人だったことが判明。でも仲間だからといって主人公を助けてくれるというわけではない。

あっはっはっはっは。確かに面白いかもしれないですね。でもこういった、ブラック・ジョーク入ってるドラマは、むしろイギリス人に作らせたほうが、うけるかもしれない。日本だとどうしてもシリアスに湿っぽく見せられちゃって、そのわりにはキレイに仕上げられすぎちゃって、掘り下げ方がもの足りなかったりするんだろうね。それにどうせ、うけたとしたって、ブームとして消費されるばっかりで、長続きしないだろうしな、この国じゃ（笑）。

ミッドランド wrote:
>Xanadii wrote:

>
>>　上の①②③の理由が、もしあなたの中にあるとしたら、それはやはり自閉症は「恥ずかしい」病気なのだという認識があることを、ご自分に対して認めていただきたい。　
>
>　自閉症は「病気」ではなく「障害」なのでは？　　　ミッドランド

　私もそうだと思いますよ。書き方が悪かったかな。「恥ずかしい」病気、ではなくて「恥ずかしい病気」だわね。かぎかっこでくくった部分は“世の中の誤った認識への指摘”のつもりだったわけ。そういう人たちもいるんじゃないかっていう想定ってことで。おはらいしたがる人々もいる世界、いてもおかしくないでしょう？

pocksさん wrote:

>>やんちゃんさん　wrote:

>>「これはおかしい」と、病院…ではなくて祈祷師のところに
>>連れて行かれたそうです。
>
>数十年前ですが、お祓いを受けた経験があります。
>受ける方は「宇宙ロケットが飛ぶ時代だというのに、こんなことで
>この俺様がどうかなると本気で思っているのか」と、さめてましたが。

　だっはぁ～。やっぱいるんだ。あきれちゃいますよね。
　問題なのは本人よりも、おはらいを受けさせる大人たちのほうじゃないかしら。
　もし今でも、いまどき「キツネが憑いてる」なんて言ってるような人間がいるなら、そいつは21世紀に生きる資格はないと思うけどね！
　あ～、またキツネ、いやキツいこと言ってしまった...

　こんにちは、横レスになりますが

武田好史 wrote:
>　私は最近、ＡＳが「普通の人」に理解されないのは、「こんな私に何ができるの・・」という、相手に対して閉鎖的とか非協力的にみられる感じで人と接してしまいがちななところにあるのではという気がしてきました。「とりあえず、できる範囲で周りの人の期待に応えよう。」「健常者も実は障害者であることを忘れずにいよう。」、こんな感じの譲歩を見せることも私たちが明るい未来を築くために必要なことだと、思えるようになった今日この頃です。

　これを見て前から思っていた事があります。それは「人類皆変人（体）」です。こう言うと皆怒るのですが、個性を言いかえるとこうなるんじゃないかと。結局の所「一人一人違う」んです。みんな、他人の心までは全て分かりません。それを補っているのが「文化」や「常識」なのでしょう。そして、その常識が通用しなくなる事態が発生すると、自己防衛（ヤバイと思った人を避ける等）を始めてしまうんだと思います。で、思うんですが「普通の人」という人達は、「皆が同じ常識を持っている」ということを前提に話していくんだと感じました。鎖に繋がれているような感じです。そこへ普通でないものが入っていき、決定的な差を見せられると引くわけです。でも「十人十色」と言う言葉がある通り、人はそれぞれ違うわけです。でも、普通の人はこの言葉の意味をあまり気にしてないように思います。言ってるのは「うわべ」だけ。分からせるには要するに「そう言う事」だけじゃないと思ってもらわなければなりません。
　それで意識を変えてもらうに当たって「人類皆変人（体）」（インパクトがあれば言葉は何でも良いけど）と考えればすんなり行くのでは？　と考えた次第です。良い案だと思うんですが、どうでしょうか？

pocksさん wrote:
＞数十年前ですが、お祓いを受けた経験があります。
＞受ける方は「宇宙ロケットが飛ぶ時代だというのに、こんなことで
＞この俺様がどうかなると本気で思っているのか」と、さめてましたが。

　日本という国はなかなかに侮れないところで、宇宙ロケットを飛ばすときにもお祓いをします。
　テクノロジーの塊であるような大型旅客飛行機を操縦するパイロットは、「飛行神社」へ行って「航空安全祈願」のお祓いを受けます（「飛不動」という人もいます）。
　大型コンピュータを納入するときにも、神主さんを呼んで「火入式」をします。

　ある日、仕事場に行ったらマシン（パーソナルコンピュータ）の前に「みかん」が置いてありました。「なんだろう？」としばらく考えて、はたと気づきました。「ふいご祭（鍛冶屋など、火を扱う業種の祭日）」の日だったんですね。

　ただ、コンピュータが五行のいずれに属するか、という点で、業界では統一見解が得られていません。「燃焼とは酸化・還元反応だから電子の移動。したがって論理回路は火」。「いやいや、シリコンは土でしょう」。「導体の代表といえば金。やはりそのものズバリで金じゃないでしょうかね」。

　なお、ソフトウェア業界には「苦しい時の神憑（が）かり」という諺があります。
　「おぉ～！　光がぁ～！　光が見えるぅ～！」みたいな体験とともに、「天から設計が『降って』くるのだ」とかいう人もいました。ホントかなぁ。
　だけど、かのインドの天才数学者ラマヌジャンは、「ナマジリ女神が夢枕に立って数式を教えてくれるのだ」と言っていました。
　ソフトウェアの神様というのも、いるのかもしれません（『マニトウ』という映画には、「コンピュータの精霊（マニトゥ）」が登場します）。

　（Maria）

>たとえば、聴覚のない子供に、「見た目ではわからないのだから」と、聞こえてなくても聞こえるフリがうまくできる練習をさせる。
>もちろん手話や聴導犬などは与えない。

昔、実際にやられました。手話追放、口話で"社会復帰"を目指しましたが、
大半の子供にとっては、持てる力の全てをそそぎ込んでもなお不可能な
偉業だったようです。

「懸命の努力をしても、すべてのアスペルガー症候群の人たちが正常と
ほとんど変わらずに社会に融け込めるわけではない」
「いったいどれほど高い代償と、多くの努力が見かけを保つために
費やされているのでしょう」

「自閉症とアスペルガー症候群」ウタ・フリス編著/東京書籍 P.53～54

>「これはおかしい」と、病院…ではなくて祈祷師のところに
>連れて行かれたそうです。

数十年前ですが、お祓いを受けた経験があります。
受ける方は「宇宙ロケットが飛ぶ時代だというのに、こんなことで
この俺様がどうかなると本気で思っているのか」と、さめてましたが。

さらに空想したこと。

仮に後天性のアスペというのが存在したとしたら、どうだろう。
ある日突然、それまで感じることができた人の感情がよくわからなくなる。
ある日突然、それまで適当にこなしていた日常のさまざまなことが、一部はとことんまでやらなければ気がすまなくなり、一部はさっぱりできなくなる。

それまでの「普通」な生活により、「配慮」や「バランス」を重要だと認識している。ただ、ある日突然、それらがうまくできなくなってしまう。
一方、いままで考えもしなかったことに快適さを発見してしまう。

ドラマの一つくらいはかけるかもしれない。

主人公は結婚を目前に控えた若い人にしましょう。一ヶ月くらい前に告知された方が話が盛り上がるかな。仕事も最初は営業とかでしょう。
そのうち、家族の中のある嫌いな人が、先天性のアスペの人だったことが判明。でも仲間だからといって主人公を助けてくれるというわけではない。

誰か書いてくれませんか。文庫本になったら買いますから。

ミッドランド wrote:
>　現に僕は、自分のＡＳ傾向に気づいたのが２０代半ばで、それまで自分の障害に気づかず「自分の性格が悪い」とばかり思ってしまいました。
>　それゆえ「いわゆる普通の人」にできることができないと「自分は欠陥人間かも……」と何度も思ったものでした。障害を知ってから「無駄な時間がすぎたなァ……。」と後悔しまくりでした。子供の時分にそのことを知れば、成長とともに「世の中への順応」もスムーズにできて、余計な苦労をしなくてすんだかもしれない、と。

これと聴覚障害の人の話を読んで、想像したこと。
たとえば、聴覚のない子供に、「見た目ではわからないのだから」と、聞こえてなくても聞こえるフリがうまくできる練習をさせる。
もちろん手話や聴導犬などは与えない。

そういうのだったら、多くの人が「そりゃひどいよ」とあっさり否定するだろうに。

武田好史さん wrote:
>　私は小さいときよく靴の左右を間違えて履いていました。また今でもよくＴシャツやセータを前後逆に着てしまうこととがあります。
>　また未だに他人のやっている運動を模倣することに、かなりの困難さがあります。やはり「自分から見て左手の方向にあるのが相手の右手」ということが、ときどき判らなくなってしまい、そのため体操をすると１人だけみんなとは逆の方向に身体を動かしてしまうことがあります。
>　あと、初めての所へ踏み込む前には、よく地図を見てから行かないと、やはりとんでもない方向にいってしまうほうです。仙台や京都など比較的道が東西方向や南北方向に延びていたり、＊＊＊山のある方が北（南）という手がかりがあるところはそうでもないのですが、東京や横浜・千葉などのように複雑に入り組んだとことは結構迷います。

　わたしも同じなのですが、視空間認知に困難を抱えておられるようですね。ＬＤのなかでも書字障害の人，あるいは発達性協調運動障害の人はこの問題を抱えていることが多いです。（くると）

みちる wrote:
>ASの人はそうなのね。いつも言葉を交わす人が必要なのね。
>家の夫もどきもその娘もそうで、毎日どうでもいいことを私に話し掛けてきて
>静かにしてーーーと言いたくなるくらいしゃべりつづけるの。
>もうすぐ修学旅行なんだけど、朝から晩までそのことばかり話していて
>夜、その子がおやすみーっていなくなると「はあーーー」って大きいため息が
>でちゃう。
>わたしは、そういうのダメなタイプなんだけど、(井戸端会議をつづけることが)主>婦やっていると、そういう人って沢山いて、いつも話していましたよ。
>そういう風にたわいもないことをおしゃべりすることって、女の人は大好きだと
>思います。

こんばんは。みちるさん、レスありがとうございました。
確かに私は喋り人なので、親は内心うんざりかなあとも思います。

>ただ、いろんな人がいるから、本当に心許せる人を探して欲しいな。
>ただそれには、努力も必要。
>ありがとうをいうことや。女の人は共感性が欲しいから話しているのに、真剣に
>意見したり、非難するとすぐ嫌われます。
>話を聞いてあげるように努力するといいと思います。
>「へえー、そうなんだ。」「あーなるほどそうかもね」というASの嫌いな
>あいまいな日本語が女の人の付き合いには必要です。
>「へえー、そうなんだ、それって変だよね。」まで言うと、まずいことがあります。
>あいまいなのは、相手を尊重しているためで、適当に相槌をうっているわけでは
>ありません。話している方も、どうすればいいのか、答えがわかっていて
>話しているだけなので、そのへんはよーく聞いて、ニュアンスまで感じ取って
>解答しなくてはいけません。
>でも、積極的にいろんな人と接触して、この人とお友達になりたいと思う人
>を探して下さい。サークルでもいいし、習い事でもいいですよ

「へえー、そうなんだ」の術は取得したのですよ。だいぶん楽になりました。

>いろんなことはあったけど、相手を大事に思って、努力したの。
>普通人の私でも努力が必要だったのだから、存続させるにはやはりそれなりに
>ひと手間掛けなくちゃ。
>仲が良くなって少し自分と違うと思っても、あなたはあなたと受け止めてくれる人>がきっといますよ。あとは誠意でしょう。
>ASの方は、基本的に嘘のつけないまじめな人が多いから、信頼してくれる
>ひとがいますよ。

そこが微妙に難しい所なんですよね。相手に負担だろうな、と思って
ついつい友達は新しく作れません。

>それからちゃんとお友達作ってから、男の人を選びましょ。
>男の人と一緒になってからも、女友達は必要だし、男の人に依存したら大変。
>男と女は同じ方向をむけないのだから、女友達と同じようにそばにいて、話を
>聞いてなんて、最初のうちだけだからね。
>結局体目当てって事も、男の人にはあるんだから・・・。
>その辺は、おりこうにね。

前結婚していたことがあるから、そのあたりは分かりました。

>なにか、習い事してみませんか。そこから共通の話題もできるよ。
>話しやすくなるよ。
>がんばってください。

ありがとうございました。習い事は２つほど開始予定中です。

Xanadii wrote:
>　「目明き」の人間が、「全盲であること」の状態を、正確に学ぶことは可能だろうか？逆に考えれば、全盲の人に、「あなたは目が見えていないんですよ」と伝えるしかないが、本人はおそらくこう聞き返すことだろう、「え、目が見えないってどういうこと？」と。うまれつき本人に備わっていないものを、そう伝えるっていうのはそういうことだ。
>　目明きの流儀でいくら説明したとしても、限界がある。結局、本人は、「盲目であるということは、一人きりで動いたら何にぶつかって痛い思いをするかわからない状態のことである」ということで、自分なりに了解するしかないのじゃなかろうか。大した説明ではないけれど、私が自分を「介助の必要のない者」とは思っていないというのは、そういった理由からだ。>
>　上の①②③の理由が、もしあなたの中にあるとしたら、それはやはり自閉症は「恥ずかしい」病気なのだという認識があることを、ご自分に対して認めていただきたい。　

　少しさしでがましいことで申し訳ないのですが、「健常者も実は障害者である」ということを私の経験からお話します。
　私は手話サークルに週に一度通っていて、「聞こえない人」と交流しています。「聞こえない人」の言語というのは手話なので、健聴で手話が判らない人にとっては、勉強の最初のうちは外国の異文化の中にいるような、または識字障害になってしまったような感じに陥ります。
　人差し指だけを立てるように指を折り、対称に向き合わせて人差し指ををお辞儀させる「あいさつ」という語を覚えてほめられたり、五十音を指で示す「指文字」で自分の名前を言えるようになると本当に一陽来復です。
　けど「聞こえない」という異文化を認識することは、やはり健聴者には非常に難しいことで、例えば「聞こえない人と一緒にいるときは、拍手は手を合わせてパチバチ音を出すのではなく、両手を頭の上に上げてひらひらさせる」というルールを忘れて「音を出す拍手」をしてしまう人がいますし、「防災行政無線は、聞こえない人にとっては不公平な情報伝達手段である」ということが理解できないお役人がいたり、かつては「手話はみっともないし社会でも知られてないし、物事は口話（口の動き）で覚えなさい！」と学校での手話の使用を禁止してしまった人たちもいたようです。
　こういうことが、聞こえない人にとって苦痛だったり・失望したことであったことは言うまでもありません。けど彼らは前向きでとても親切です。手話通訳を介して驚くほど、積極的に自分の思っていることを話します。
　私は最近、ＡＳが「普通の人」に理解されないのは、「こんな私に何ができるの・・」という、相手に対して閉鎖的とか非協力的にみられる感じで人と接してしまいがちななところにあるのではという気がしてきました。「とりあえず、できる範囲で周りの人の期待に応えよう。」「健常者も実は障害者であることを忘れずにいよう。」、こんな感じの譲歩を見せることも私たちが明るい未来を築くために必要なことだと、思えるようになった今日この頃です。

Xanadiiさん wrote:
>　「自閉症」という告知を、本人に対してできないでいる、大人の方たちへ。
>　「できない」理由というのは、
>
>①　最近の研究結果で、いくら「子供が自閉症を発症したのは親の育て方のせいではない」ということが判明したとはいえ、「そういうふう」に産んだのは、他でもない親であるという事実は消えない。
　
>②　発症する原因は、遺伝が主であるということは、親である自分にも自閉傾向があるかもしれないということを認めなくてはならない。
>
>③　もし告知してしまったら、「なんで私をこんなふうに産んだのよ！」と恨まれてしまうかもしれない。

　生まれた子供が障害を持っていると知ると、やはり親というのはその子を心配するあまり、大きな「責任」と「プレッシャー」を感じてしまうんでしょうね（僕ごときの若造が言うことじゃないかもしれませんが）。
　特に「自閉症」となると、その根強く残る偏見から「この現実から逃げたい！」との念にかられ、結果としてその子を「普通の子」にしようと、その子の「色」をぼかしていく。挙句の果てに「自閉症だなんて知らないほうが、この子にとっても幸せだ。」などとキレイゴトを言ってしまう。

　そうではないのです。早いうちに本人が自分の障害を知った方が絶対にいいに決まっているのです。
　現に僕は、自分のＡＳ傾向に気づいたのが２０代半ばで、それまで自分の障害に気づかず「自分の性格が悪い」とばかり思ってしまいました。
　それゆえ「いわゆる普通の人」にできることができないと「自分は欠陥人間かも……」と何度も思ったものでした。障害を知ってから「無駄な時間がすぎたなァ……。」と後悔しまくりでした。子供の時分にそのことを知れば、成長とともに「世の中への順応」もスムーズにできて、余計な苦労をしなくてすんだかもしれない、と。

>　上の①②③の理由が、もしあなたの中にあるとしたら、それはやはり自閉症は「恥ずかしい」病気なのだという認識があることを、ご自分に対して認めていただきたい。　

　自閉症は「病気」ではなく「障害」なのでは？　　　ミッドランド

Xanadiiさん wrote:

>　私の親は、「アスペルガー症候群」という言葉は知らない（と思う）が、私のあらゆる状態については、「おまえが努力をしないからだ」と言う。それでも「自閉症＝キツネ憑き」と思われていた時代に比べれば、はるかにましだろう。
>

変なところでレス付けてすみません（やっぱり使っちゃってるな。口癖かも）。
私が3歳くらいの頃、前からデパートのBGMで踊ったりしてて「アホじゃなかろか」と思われていたらしいけど、あるとき家の中でぴょんぴょん飛び跳ねるのを始めて、「これはおかしい」と、病院…ではなくて祈祷師のところに連れて行かれたそうです。
ひょっとしたら、本物の私がいなくなって、悪い霊のほうが私の身体を乗っ取っちゃったのかな、なんて考えたりしてました。
乗っ取ったのがキツネだったとしたら、人間やるのに慣れてないからしょうがないかなーって。

今時こんな経験したのって、私ぐらいでしょうか？

武田好史 wrote:
>ＬＤすなわち学習障害の子どものなかには、次のような特徴を持っている子がいます。
>
>１．火山の絵を見せると「ＶＯＬＣＡＮＯ！（ヴォルケノー）」と答えるが、「ＶＯ・Ｌ・Ｃ・Ａ・Ｎ・Ｏ」というアルファベットを見せると「何のことか判らない」という。
>
>２・鏡文字を書いたり記号のような文字を書いてしまう。
>
>３．本を読ませると行を飛ばして読んでしまう。
>
>４．漢字を写し取ったり・写生が苦手であり、絵を描いても実物とにつかないもの
>になったり、文字が汚かったり・細かい所に間違えがみられる。
>
>みなさんのなかにも、「昔そうだった・今でも・・・」という人がいるかもしれません。
>
>　私がふと疑問に思ったのは、「これらの子たちはどのように世の中を見ているのだろうか？」ということです。
>
>　もしみなさんの中にかつてはそうだった・今もという人がおりましたら、どのようなことで困ったのか・いかにしてそれを克服できた・しようとしているのかというレスを頂きたいと思います。

うーん。私も知りたい。
まさしく、うちのADHDの息子だ。１、２、３、４とすべてあてはまる。
感じの書き取りなんて、ひどいものです。
書けない。前日に練習しても全然覚えない。
ゲームに出てくる難しい感じは読めるのに。
ASの子もそうで、靴下を上靴と読むし、星は「ほし」と読めるのに、北斗七星の
せいってどんな字なの？って聞きます。

お店で「ぎょ、魚、ギョ」と書いてあると「ぎょ、さかな、ぎょってへんだよね」
と言って、私の普通の子に「ぎょ、ぎょ、ぎょ」ってよんで驚いてもらおうと
してるんだよ。と言われています。
しょっちゅう感じのつくりとへんを間違えます。記号を組み合わせるように
漢字をおぼえるらしいです。

私も、その辺の克服方法を教えてもらいたいと思っています。
どうぞよろしく。
　　　　でも、こどもの頭のなかが私と違うのも面白いとおもってしまう
　　　　　　　　なおみの夢

かおり wrote:
>6月末日を以って3年間勤めた研究室をお払い箱になった。研究室そのものが移動になったため、何人かは既に新しい就職先を見つけて6月中頃までには研究室にはほとんど誰もいなくなった。その中で私は最後の日まで言われた仕事以上の仕事をした。2つのプロジェクトを終わらせ、データーを整理し、コンピューターに入力し、必要な物品をまとめ、有給休暇の代わりに2週間の給料が払われるという話だったから新しい就職先の仕事始めを2週間待ってもらった。
>後2週間を残すところで有給休暇分の給料が支払われないことがわかった。私の研究室での身分は有給休暇が公式にはなく、あくまで上司との相談で決まるものであったらしい。これは私に限ったことではなく、ここの研究員の殆どが同じ条件であった。でも、彼らは休みを取れた。私だけが最終日まで仕事のスケジュールが殆ど一杯だった。
>最後の2週間は不幸のどん底にいた気がする。人前で泣かないのがやっとだった。仕事をしながら泣いていた。私の一所懸命さが反ってあだになったのはわかったが、仕事を放り出しても誰も幸せになれないのはわかった。予定してない休みは反って気分を滅入らせるのも経験上から知ってた。給料がもらえないのを理由に仕事を放り出しても誰も私を非難しないのはわかったがそれで自分は幸せを感じるところか不幸のどん底の更に下に沈みそうな気がした。仕事を最後まで続ければ少なくとも私以外の何人かは幸せかもしれない、この考えだけで仕事を続けた。
>私の仕事を芸術にするには自分の名前の乗った論文を作ることである、でも私のどこかで論文に自分の名前が載るのを嫌がる部分がある。その部分が「職人気質」なのだろうか？
>仕事の依頼を「あなただから信用できる」と頼まれ、嫌といえずどんどんスケジュールが過密になったのは融通の効かない「頑固さ」から来たのだろうか？
>自分が引き受けた仕事を自分が大変だからという理由だけでは他の人に頼めなかったのは、頼んで「えーちょっと」と言われて、簡単に引き下がったのは「コミュニケーションの障害」からだったのか？
>この館にお邪魔するようになって、自分だけじゃない他にも人とのコミュニケーションが苦手な人がいるというのは、気持ちがちょっと、何というか、安心した。
>この私を本当は私の周りの人に理解してもらいたいとも思ったが、それは無理なのかもしれない。この3年間3人ほどに期待を賭けたが、「単に怖がっているだけ、人は人に噛み付いたりしない、何回も繰り返せば馴れる」慣れるどころかだんだん言葉の溝が深まるのを感じただけだった。2人は完全に私を理解する努力を放棄した。一人からは直接に、もう一人からは態度で。彼らは彼らなりに私と接触しようとしたのだが、ひたすらタイミングが悪かった。私の言葉の使い方も悪かったのかもしれないが、一回出た言葉を訂正するもしくは言い訳する気力が湧かなかったし、それで事態が改善するとはぜんぜん思えなかった。改悪するのが関の山だったろう。彼らを嫌いになれたら楽なのかもと思うことがあったが、嫌いになれなかった。まだ、大好きな友達でいたい。私がお行儀よくしてさえいれば友達として扱ってくれる。でもそれで良いのかが分からなくなった。
>「すべてのジャックには彼のジルが、すべてのジルには彼女のジャックが必ずいる、あなたにも必ずいる」と言われたことがある、「どこに、誰が」と聞いた私に「自分で探しなさい」と言われた。私に誰か居るのを信じているのは彼女であって私じゃないのになんで私が彼（ほんとに「彼」かなもしかして「彼女」だったりして）を見つけれると思えるんだろう？「出来れば私のジャックは別な誰かと巡り合って幸せになって欲しい」と言ったことがある。もし、彼が私の魂の半身ならば、自分と一緒になって二人とも不幸になるより、片っぽだけでも幸せになって欲しいと思うのは「傲慢」なのだろうか？
>ミッドランドさんの職人気質とTienさんの悲しい心境とそれぞれに対するレスを読んで（かおり）

大変でしたね。
私もかおりさん同様仕事をことわれず、抱えてしまうタイプなので、
よくわかります。
若い頃、とあるソフト開発の会社に勤めていた事があります。
私は総務で、給料計算から、経理、社会保険、雇用保険の手続きエトセトラ。すべてやっていました。二人分働くと重宝がられて。
ソフト開発の仕事ですもの、皆に探られないためにすべて手計算でした。
前職の銀行での仕事が本当に役立ったのだけど、それでも社員百五十人の
全ての面倒をみるのはとても大変でした。
でも、皆と仲良く、楽しく過ごしていたのだけど、ある日突然「明日から
こないで欲しい」と言われました。
原因がわからず、次の日から泣いて過ごししました。
言われたのは、「あなたはしゃべりすぎた。会社の情報が漏れている」ということ
でしたが、私には、心あたりはありません。
元より、人の悪口は嫌いだし、銀行にいたので守秘義務の重要性は
骨身にしみていましたし・・・。

皆が心配して、残念がって各部署ごとに個別に送別会を開いてくれました。
唯一、其れに救われていましたが、仕事を大事にしてきた私にとって
とても、つらい事でした。

後でわかったことですが、社長とぶつかってやめた人が会社自体の悪口を
言って歩いていたらしいし、給料の内容を何人もの人が把握していたのを
私がばらしていたと思われていた。事実金庫の鍵は、私と課長の引き出しに
あったし、疑われても仕方がないのだけど、とあるやめた社員が、夜中の
泊まり業務の時に私の引き出しを開けて、覗いていたらしい。
それを、やめる時に私の給料はだれそれよりも安いなんて冗談じゃない。
なんて言ったものだから、給料＝私ということになってしまったらしい。

まったくの誤解で仕事を失った私は一年ほどアルバイトで生活していました。
真剣に仕事するのがこわくなって。

人生生きていればいろんな事がありますよ。
まだお若いのだものドンマイ。
確かにASの人は仕事をきっちりやられるので、つい頼みたくなるだろうし、
そんな風に生まれたのだから仕方がないのですよ。
わたしも母に「あんたは馬車馬だから」と言われてきました。
がむしゃらに働くという意味です。私もそういう人に生まれたんだから仕方が
ないと、思っています。後はそれを否定せずに、いいことのひとつにして
受け止めるしかありません。運命ですし。
やることはやったんだ。と気持ちを切り替えてください。
私も、有給も旅行積み立ても返してはもらえなかったけど、どう思っても
どうしようもなかったから。
あとで、その分に利息がついて帰ってきますよ。
人間万事塞翁が馬。そのことが良い事につながって行くかも知れません。

でも青い空に泣き顔を見せたりしました。川べりを歩き、野の花に慰められたり
しました。
そうやって人は生きていくのだと思います。
どこかに、自分の半身はいる。きっとね。

　　　　　　　　もう一度本当に半身をみつけたいなおみの夢

Xanadiiさん wrote:
＞　ありゃりゃりゃりゃ。「職人」って蔑称なのかあ。私むかし、彫り師（ヤクザ
＞ぢゃないですよ）さんに「皆さんみたいのは職人ですかね」って聞いちゃったよ。
＞その彫り師は考え込みつつ「職人かあ……まあ、そう言うことになるかな」と答
＞えてたけど。殴られんで良かったな(^0^)。

　「彫物（ほりもの）」と「入墨（いれずみ）」も要注意ですね。「入墨」だと、罪人が額だとか腕だとかに入れられるものです。「入墨者」というと「前科者」の意。
　アイヌや南西諸島の人たちがしているのは「入れ墨」と呼びますが、これはこれで別扱いという感じです。別名を「紋身（もんしん）」とも言います。『三国志』の『魏志倭人伝』にも入れ墨の風俗は出てきますから、こちらは蔑称というのは当たらないかも。
　ちなみに「刺青」という言葉は谷崎潤一郎の『刺青（しせい）』という作品から普及しました。だから、高木彬光（たかぎ・あきみつ）さんの『刺青殺人事件』も、「しせいさつじんじけん」。

＞　私の現在の職も、「職人芸」が必要な分野だ。私に教えてくれたベテランの
＞いわゆる「職人気質」の先生も、「新人のうちってのはまず“鉄板拭き”から
＞仕込まれたもんだがな。そうやりながら先輩の技を盗んでいくもんだったけれ
＞ど、いまはもう事情が違うんだなあ」などとしみじみと仰言っていた。それを
＞40年来音楽を教えてきた母に言ったら、「音楽も、廊下を掃除しながら師範が
＞中で三味線を演奏するのを、フスマ越しに盗めっていう世界だったけど、でも
＞そういう、芸を教え惜しみするのは私、イジ汚いって思うのよね」とのたまっ
＞た（大笑い）　！それを言っちゃあなあ。確かに考えてみたら意地汚いっちゅー
＞か根性悪いよな。軍隊の後輩イジメか？（←おいおい）

　情報化時代と呼ばれる現代、出版大国といわれる日本、大抵のことは図書館なりインターネットなりで調べれば調べがついちゃいます。あとは「必勝の信念と投入力」（by “Ｇ大佐”こと鈴木銀一郎）で、九十七％くらいはなんとかなっちゃいます。だけど、残りの三％くらいはやっぱり経験とか、そういうものだったりするのね。そこを盗む。

　だけど、そこまで十分に詰めたうえで狙ってると、あっさり教えてくれたりするのよ、これが。十姉妹のヒナじゃないけどさ、口開けてピーピー鳴いてるだけの人っているんだよね。そういう人は、伸びません。

　「秘伝のナントカ」っていうのも、実際はどうってことのないもんだったりします。ただ、手間を惜しまない、手を抜かない、だけのものだったりするのね。タマネギと大蒜と生姜をバターで四時間炒めろとか、長葱とエシャロットと生姜を落花生油と少量のラードで二時間かけて焦がせとか。だけど、熱意のない人に教えてもさぁ、すぐ手抜きを覚えちゃうんだよね。で、そのうちにニセモノを作るようになっちゃうわけです。だから教えない。で、理由を訊かれたら、「秘伝」って答えとく。

　昔の人が「教えなかった」っていうのは、単に「教えかたがわかんなかった」とか「『教える』っていうのが気恥ずかしかった」とか、そんな理由じゃないかなぁ、と思うんだけどな。あたしの知ってる職人さん（料理人さんは職人のうちに入れていいのかどうかわかんないけど）は、みんな訊きもしないのに喜んで教えてくれたぞ。

　「「かえし」と「だし」にはちょっと自信がある　Maria

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