アスペルガーの館の掲示板(旧)
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新しいアスペルガーの館の掲示板
ののさん wrote:
>あ、そういえば、私も「クルト」というのは男性名だと知っていました。
>ドイツの名前だということまでは知らなかったですが。
>だから、最初から男性だと思ってたんだ。うん。
そう言えば、北欧出身のキックボクサーにユルゲン・クルトという奴が
いましたし、ドイツ語会話学校にクルト外語学院なんてのがありました。
ゲルマン系には多い名前なのかもしれません。もっともくるとと名乗っ
た頃はそんなことは知らなかったんですけど。
Xanadiiさん wrote:
> はじめて「くると」というHNを拝見した時から、私の中では毎度「くると」
>=‘Kurt’というドイツ人名(もち男性名)に変換されておりますです。だか
>ら私の場合、この人は男性だと最初から決め付けておりました(ちなみに私の
>性別は女性)。さすがにくるとさん御自身の由来までは思い至りませんでした
>が(当たり前か)...。
他にもニーチェ哲学に登場する「神は死んだ」と叫び続ける狂人やロシアの
「聖なる愚者」(神がかりになる不可触民。自閉者が多かったとされる)など
もイメージしております。要するに狂気を持った異能者という感じの人物なの
です。
くると wrote:
>シンタロウくん wrote:
>
>>> それを言われた時、シンタロウくん自身は納得できましたか?それとも怒り
>>>や悲しみを感じましたか?
>(中略)
>> 僕はそれを言われた時、「そうか・・・」と思いました。それしか言うこと
>>しかありません。
>
> そうですか…。ではもう1つだけ核心的な質問します。シンタロウくんはお
>母さんの話を聞いて、この掲示板には2度と来たくないと思いましたか?
>
いいえ。せっかく自分と同じ境遇の人と出会えなくなるなんてさびしことだと思ってます。
>(補足)
>
> 個人的にはシンタロウくんとこの掲示板で出会えなくなってしまうのは辛い
>ことだと思っています。小学校時代、他の生徒やPTAの保護者から「特殊学
>級に行け」とののしられていたけど特殊学級に行くこともできなかったわたし
>としては、シンタロウくんにはすごく親近感を感じています。
僕もくるとさんとこの掲示板で出会えなくなってしまうのは辛いことだと思ってるし、LD同士くるとさんにはすごく親近感を感じています。
どらみさん wrote:
>私は以前チャットで ずーっと 男だと思われていたのです。
>チャットに参加していた相手が 女だと思っていたら、その人は男でした。
>文章だけでは 性別はわからないものですな。
ちなみに相手の性別が男だと知った時、どう思われましたか?以前、わた
しを女性だと思ってメールですごくオープンなコメントをくださっていた女
性の方がいたのでちょっと気になっています。まあ、男性に女性だと間違え
られるよりはいいですけど。
くるとさん、ののです。
説明ありがとうございました〜。(^^)
Xanadiiさん wrote:
> はじめて「くると」というHNを拝見した時から、私の中では毎度「くると」=‘Kurt’というドイツ人名(もち男性名)に変換されておりますです。
あ、そういえば、私も「クルト」というのは男性名だと知っていました。
ドイツの名前だということまでは知らなかったですが。
だから、最初から男性だと思ってたんだ。うん。
Mariaさん wrote:
> だけど、「持ってる」がちゃんと変換されるというのは、「愛する」が変換できるように、「る」という名詞が辞書登録されているからなんですね。つまり「愛す」「食す」「欲す」が本来の形なのだけど、「愛する」「食する」「欲する」が変換できるように、「愛す(連体形)+る(名詞)」「食す(連体形)+る(名詞)」「欲す(連体形)+る(名詞)」と解析されるように名詞「る」を登録しておく。こういうのを「シンタックス・シュガー」、別名「鼻薬」と呼びます。知らなかったでしょ。
はい。
今、これを読ませていただきながら、「しょくする」を、変換してみました。おお、できる、できる・・・(あたりまえかもしれませんが・・・。)
タレイヌは、PCに、本格的に取り組み始めて15ヶ月です。メールを打ちながら不思議に思う事がいっぱいあります。平仮名を打ってから、変換しても、タイミングによって、切れ目が微妙に違うのか、ビックリする、漢字になったりして、難しいです、いまだに。 それでも、なんだか、それなりの、法則(?)や、順番で、文章になってくるんだろうなあ・・と思っているところで、タレイヌの日常が間に合わなくなってしまうので、考えるのをやめる事にしています。
> こうした、「なんか気に入らない」「やってみたらぜってー面白い」といった、「興味のままにものごとを掘り下げる」ことを、コンピュータ業界では「Hack」といいます。そう。本来「ハッカー(Hacker)」というのは、「徹底こだわり屋」みたいな意味なんです。
そうだったんですか!
> 「普通」の人々には、「常識」が「常識」であるがゆえに、「常識」というものが見えません。その意味では、「常識」が見えるあたしたちは、強いと思います。
見えた上で、文章化できるなんて、本当にすばらしいことです。
ありがとうございました。
(タレイヌ)
大槻いつき wrote:
>Mariaさん wrote:
>> 「白河夜船(しらかわよふね)」は、「舟を漕ぐ」と同義。「こっくりこっくりと居眠りをすること」。この場合は「退屈のあまり居眠りをしそうになる」ということですね。
おそらく「白河夜船」については、「知らぬ」と「しらかわよふね」の「しら」を引っ掛けた、いわゆる地口なんでございましょう。「御存知ない方は、知らないだろう(分からないだろう)」(日本語構文としては、かなり問題が残るのだが、ほかにウマイ説明を思いつかない)といった意味合いで。「恐れ入谷の鬼子母神」「一攫千金玉になった(←そりゃ『フィネガンズ・ウェイク』だ)」みたいなもんですか。
>とりあえずいっぺん全部打ち込みおわったら、また読み返してまちがいチェックしますね。
「ダメ出し」するつもりはないんですけれど、「書写山のしゃそう中」は、正しくは「書写山の写僧正」だったように思います。私の高校時代のテキスト(簡略版)には、“「しょさざん」と言わないように”などと注意書きがあったような記憶が...しょしゃざんのしゃそーじょーしょさざんのしゃしょーじょーしょしゃぢゃ...ぐぐっ...
>そのくらいなら、自分でWordででも一回うちあげとけってもんですが。
いやいや私のほうこそ、今回の大槻さんの御苦労の張本人でありながら、レスが遅れてしまいましたことを、お詫び申し上げ、またふかく感謝の念を表するものであります。印刷して使わせて頂こうと思っています。...って、はて何に?
タレイヌさん wrote:
>今朝、日経の東京版(?)最後のページ『文化』に、『デジタル国文学』という
>記事が載っていました。
>Mariaさ〜ん、これ、まさか・・・・?
>この辺の世界と、地下水脈で、繋がっていらっしゃいますか?
>それとも、一見近そうでいて、攻めている方向が全然違う、別世界でしょうか。
えー、タレイヌさんがご指摘の記事は、日本経済新聞二〇〇一年九月八日朝刊の文化欄掲載、『デジタル国文学』(文化部 神谷浩司)で、文献の年代推定および著者の分離(たとえば、『源氏物語』の著者は二人いるとか、『日本書紀』の著者を大きく二つのグループに別れるとか)にコンピュータを応用する、とかいった話です。
この手のお話というのは大野晋先生による万葉仮名における甲音と乙音の使い分けの発見(『日本語の文法を考える』)を含めて昔からあったのですが、パーソナルコンピュータの普及によってその研究の質が急速に衰えたりしているわけです。先の記事にも、「ただ、コンピューターの利便性を過信するあまり、文章や和歌の読み込みがおろそかになるのではないか、と危惧(きぐ)する声も多い。むしろコンピューターを活用して成果を挙げている研究者ほど、懸念が深い。実際、若い研究者の論文の中には、読解が弱いのにパソコンの検索機能の力でもっともらしく繕っている例もあるという。」と書いてあったりするのですね。
なんでこういうことになっちゃうかというと、なかなか成果の上がらなそうな本質的な部分を解決しようという、意欲的な研究者が少ないからなんです。あたしたちが研究している日本語の記述文法なんていうのは、日本国中で同じような研究をしている人は全部で十人いるかどうか、みたいな世界です。
この学問に人気がない理由はいろいろあるのですけれど、そのうちのけっこう大きな理由として、ふつうの人が無意識のうちに行なっていることを、意識のレベルで分析する能力のある人が少ない、というものがあります。こういう能力というのは、確かにAS的であるという気はするのですね。
「行く」「置く」「居る」という三つの動詞には「どれも補助動詞として使われたときに語幹の膠着・省略が起きる」という共通点があります(「持ってく」「取っとく」「持ってる」)など。だけど、こういうのまで網羅した現代語の文法書は、あたしの知るかぎり、一冊しかありません。まあ、うちのJoshyaさんが書いたんだけど。
だけど、「持ってる」がちゃんと変換されるというのは、「愛する」が変換できるように、「る」という名詞が辞書登録されているからなんですね。つまり「愛す」「食す」「欲す」が本来の形なのだけど、「愛する」「食する」「欲する」が変換できるように、「愛す(連体形)+る(名詞)」「食す(連体形)+る(名詞)」「欲す(連体形)+る(名詞)」と解析されるように名詞「る」を登録しておく。こういうのを「シンタックス・シュガー」、別名「鼻薬」と呼びます。知らなかったでしょ。
いや、こういうのはきっと企業のノウハウとして厳重に秘匿されているのだ、みたいに思われているようですが、そうではありません。恥ずかしくて外に出せないとか、「なんでそうなるのか分かんないけど、こうすることになっている」という「謎の超古代文明の遺跡」みたいな扱いがされているのですね。で、うちの所長のJoshyaさんはその超古代文明を築いた宇宙生命体からそのテクノロジーを受継いだわけではまったくなくて、ごくごく真面目に日本語の日常語の文法についてコツコツと研究を続けていただけなわけです。
で、そういった珍しいヒトが、KILROYさんという異色のプログラマーと出会ったもんだからJAI-Parserという訳わかんねー日本語処理システムが開発された、ということだったりするのですね。KILROYさんというひともなかなかにASなヒトで、普通はプログラムを書くときはプログラミング言語を使って書くのですが、そのプログラミング言語の文法体系が気に入らないとか、そのプログラミング言語の諸理系の中身がどうなっているのかが知りたいとか、そういう動機で言語処理系というものを趣味で開発していたひとなのね。
こうした、「なんか気に入らない」「やってみたらぜってー面白い」といった、「興味のままにものごとを掘り下げる」ことを、コンピュータ業界では「Hack」といいます。そう。本来「ハッカー(Hacker)」というのは、「徹底こだわり屋」みたいな意味なんです。
「自閉症者のこだわり」といいますが、これは同時に“Hackish”であるということです。自閉症児童の親や教師は、子供が「偏る」ことを心配し、何かに熱中すると、それを止めさせようとします。だけど、それは自閉症者が人生を切りひらいてゆくための唯一の武器を取りあげることになってしまう可能性が高いんですね。
Joshyaさんの高度な対人関係技術というのは、じつは「組織の中で常識外れなことをする」ためのものだったりします。「あいつはキチガイだ」「やることがむちゃくちゃだ」「過激だ」と言われつつ、常識外れな方法で常識外れな成果をあげてきたのがJoshyaさんでした。だけど、彼に「ふつうであること」を強制したら、たぶん単なる落ちこぼれ、下手をすると人間のクズ、みたいなところまで落っこってしまうのですね。
親や教師が「心配」し、「普通」の子供に育てようとすることで、逆に子供を潰してしまうケースはかなり多いようです。気をつけてもらいたいと思います。
>「国語」と、「算数」合体させるのは、日常を当たり前に生きてける、<普通
>に見える人々>には、絶対無理だろう……なぜなら、絶対に片手落ちになって
>しまうから。
「普通」の人々には、「常識」が「常識」であるがゆえに、「常識」というものが見えません。その意味では、「常識」が見えるあたしたちは、強いと思います。
(Maria)
くると wrote:
> なぜだか分かりませんが、ネット上でやりとりしている相手に女性だと
>思われていることが多いようです。しかも、まちがえるのはほとんどの場
>合、女性です。
>
> これって、なぜなんでしょう???不思議です。理由がわかる人は教え
>てください。では
はじめて「くると」というHNを拝見した時から、私の中では毎度「くると」=‘Kurt’というドイツ人名(もち男性名)に変換されておりますです。だから私の場合、この人は男性だと最初から決め付けておりました(ちなみに私の性別は女性)。さすがにくるとさん御自身の由来までは思い至りませんでしたが(当たり前か)...。
関係ないがハリウッドにはKurt Russel(こちらは「カート」と読む)という、オットコクセ〜アクション俳優がいたな〜。
くると wrote:
> なぜだか分かりませんが、ネット上でやりとりしている相手に女性だと
>思われていることが多いようです。しかも、まちがえるのはほとんどの場
>合、女性です。
>
> これって、なぜなんでしょう???不思議です。理由がわかる人は教え
>てください。では
私は以前チャットで ずーっと 男だと思われていたのです。
チャットに参加していた相手が 女だと思っていたら、その人は男でした。
文章だけでは 性別はわからないものですな。
くるとくんの 文章はしなやかさを 感じるからかなあ。
シンタロウくん wrote:
>> それを言われた時、シンタロウくん自身は納得できましたか?それとも怒り
>>や悲しみを感じましたか?
(中略)
> 僕はそれを言われた時、「そうか・・・」と思いました。それしか言うこと
>しかありません。
そうですか…。ではもう1つだけ核心的な質問します。シンタロウくんはお
母さんの話を聞いて、この掲示板には2度と来たくないと思いましたか?
(補足)
個人的にはシンタロウくんとこの掲示板で出会えなくなってしまうのは辛い
ことだと思っています。小学校時代、他の生徒やPTAの保護者から「特殊学
級に行け」とののしられていたけど特殊学級に行くこともできなかったわたし
としては、シンタロウくんにはすごく親近感を感じています。
くると wrote:
>シンタロウくん wrote:
>>昨日、僕のお母さんが「アスペルガーの館は役にたたん書き込みばっかりだ、
>>話が偏ったものばかりだ、こんなの実生活に何の役にも立たない、」と言って
>>ました。
>
> それを言われた時、シンタロウくん自身は納得できましたか?それとも怒り
>や悲しみを感じましたか?
>
> 多くの人がそのことを知りたがっています。
僕はそれを言われた時、「そうか・・・」と思いました。それしか言うことしかありません。
ミーコ wrote:
>はじめまして。高機能自閉症児の母です。
>いろいろな情報が集まるページがほしくて、こんなページを作りました。
>まだ、作成途中の部分も多いのですが、みなさんがご存知のことや、ご意見を書き込みいただけると、うれしいです。
すみません。肝心のURLをかきわすれてしまいました。
http://www5.famille.ne.jp/~tiso001/as/index.html
です。
はじめまして。高機能自閉症児の母です。
いろいろな情報が集まるページがほしくて、こんなページを作りました。
まだ、作成途中の部分も多いのですが、みなさんがご存知のことや、ご意見を書き込みいただけると、うれしいです。
ちょっと補足をしておきます。
くると wrote:
> わたしの子供の頃の場合も発達の仕方はかなりおかしかったのですが、い
>じめなどを受けない限り自分から問題行動をおこすことが少なかったため、
>問題が潜伏してしまった面があります。
わたしは教育学的には包括性LDと判断されていますが、検査をしてくださ
った先生からも「最も対応が難しいタイプ」と説明されています。理由として
は、「発見するのが困難で、発見された時点ではこじれている場合が多い」か
らだとか…
今朝、日経の東京版(?)最後のページ『文化』に、デジタル国文学 という、記事が、載っていました。
Mariaさ〜ん、これ、まさか・・・・?
この辺の世界と、地下水脈で、繋がっていらっしゃいますか?
それとも、一見近そうでいて、攻めている方向が全然違う、別世界でしょうか。
「国語」と、「算数」合体させるのは、日常を、当たり前に生きてける、<普通に見える人々>には、絶対無理だろう・・・なぜなら、絶対に片手落ちになってしまうから。
(タレイヌ)
シンタロウくん wrote:
>昨日、僕のお母さんが「アスペルガーの館は役にたたん書き込みばっかりだ、
>話が偏ったものばかりだ、こんなの実生活に何の役にも立たない、」と言って
>ました。
それを言われた時、シンタロウくん自身は納得できましたか?それとも怒り
や悲しみを感じましたか?
多くの人がそのことを知りたがっています。
ののさん wrote:
>すみません、質問してもいいですか?
>「女性のASによく見られる」自閉的な困難って、
>たとえばどんなことなんでしょう?
軽度発達障害全般に言えることですが、男性と女性の障害者のうち、女性
の障害者の方が障害が目立ちにくいと言われています。ASもまた例外では
ありません。
ただし、「目立ちにくい」ということは必ずしも本人にとっていいことで
はなく、逆に問題を潜伏させてしまう原因になります。『片づけられない女
たち』(花風社)に登場する多動のないADD女性などが典型的な例でしょ
う。
わたしの子供の頃の場合も発達の仕方はかなりおかしかったのですが、い
じめなどを受けない限り自分から問題行動をおこすことが少ないため、問題
が潜伏してしまった面があります。
これがAS女性によく見られる困難です。
くるとさん wrote:
> あと、これは不思議に思っていることですが、わたしが抱えてい
>た自閉的な困難は女性のASによく見られるようです。自閉的な特
>徴をうまくカモフラージュできてしまうところなんかはちょっと似
>ているのかも…。
すみません、質問してもいいですか?
「女性のASによく見られる」自閉的な困難って、
たとえばどんなことなんでしょう?
ちょっと横レスですけど、気になりました。
まだ自閉に関しては勉強の途中なので、わからないことが多いです。
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