W3C日本語組版タスクフォース 編
B5 / 408ページ
定価 5,040 円(本体+税)
ISBN978-4-501-55020-2 C3004
[2012年04月 刊行]
“まえがき”より引用:
「本書は,W3Cの技術ノートである“Requirements for Japanese Text Layout”(以下JLreqと略記する)の日本語版である“日本語組版処理の要件(日本語版)”に,“日本語書籍版への序文”,“索引”,“あとがきに代えて―または,もう一つの戦記へ”を付け,刊行する日本語書籍版である.…….XHTML版とともに適宜PDF版の開発も行った.PDF版の出力にあたっては,アンテナハウス株式会社のAH Formatter V6.0を用いた.…….なお,本書自体も,AH Formatterで組版を行い,PDF出力を版下として用いて製作した.」
コンピュータ関連本(表紙に動物の絵)の出版社として有名な米国オライリーメディア社(O’Reilly Media)。
現在その書籍の75%がAH FormatterのCSS組版で作られてるそうです。
ひとつのソースから(X)HTMLに変換してEPUBなどと同時にHTML+CSS(印刷用)の組版でPDFが作られてます。
以下、オライリーが発表しているプレゼンから:
<section data-type="chapter">
@page {...}
でページレイアウトを定義)標準仕様が未完成のドラフトの状態。
Prince XMLとAntenna House Formatterがドラフト仕様+独自拡張で実装している。
W3C CSSWGで書籍組版用CSS仕様(GCPM)のエディタのホーコン・リー氏(CSS仕様の生みの親で、Opera CTO)が、WHATWGで標準化作業をすると発表。
WHATWG (Web Hypertext Application Technology Working Group)は、HTML5の標準化作業をW3Cとともに行っていることで有名。
W3C標準仕様を目指すことに変わりはない。W3C CSSWGでもこの議論がされているところ。