CSS組版の今とこれから

2013年10月18日

FormatterClub「CSS書籍組版」セミナー

アンテナハウス 村上 真雄 (@MurakamiShinyu)




はじめに 自己紹介

CSS書籍組版事例1『日本語組版処理の要件』

『W3C技術ノート 日本語組版処理の要件』

W3C日本語組版タスクフォース 編

B5 / 408ページ
定価 5,040 円(本体+税)
ISBN978-4-501-55020-2 C3004
[2012年04月 刊行]

“まえがき”より引用:
「本書は,W3Cの技術ノートである“Requirements for Japanese Text Layout”(以下JLreqと略記する)の日本語版である“日本語組版処理の要件(日本語版)”に,“日本語書籍版への序文”,“索引”,“あとがきに代えて―または,もう一つの戦記へ”を付け,刊行する日本語書籍版である.…….XHTML版とともに適宜PDF版の開発も行った.PDF版の出力にあたっては,アンテナハウス株式会社のAH Formatter V6.0を用いた.…….なお,本書自体も,AH Formatterで組版を行い,PDF出力を版下として用いて製作した.」

CSS書籍組版事例2:オライリーの書籍

『EPUB 3 Best Practices』など。

コンピュータ関連本(表紙に動物の絵)の出版社として有名な米国オライリーメディア社(O’Reilly Media)。

現在その書籍の75%がAH FormatterのCSS組版で作られてるそうです。

ひとつのソースから(X)HTMLに変換してEPUBなどと同時にHTML+CSS(印刷用)の組版でPDFが作られてます。

以下、オライリーが発表しているプレゼンから:

“HTMLBook”仕様について(オライリーが提唱)

書籍組版のためのCSS仕様

標準仕様が未完成のドラフトの状態。

Prince XMLAntenna House Formatterがドラフト仕様+独自拡張で実装している。

W3C Digital Publishing Activity

書籍組版のためのCSS標準化を進める動き

W3C CSSWGで書籍組版用CSS仕様(GCPM)のエディタのホーコン・リー氏(CSS仕様の生みの親で、Opera CTO)が、WHATWGで標準化作業をすると発表

WHATWG (Web Hypertext Application Technology Working Group)は、HTML5の標準化作業をW3Cとともに行っていることで有名。

W3C標準仕様を目指すことに変わりはない。W3C CSSWGでもこの議論がされているところ

CSS仕様標準化に期待。実装も進めなくては