世界で進む本を作るための新しい仕組み
~Web技術を活かし、紙と電子書籍を同時に

2014-01-15

村上 真雄 (@MurakamiShinyu)


はじめに 自己紹介

アンテナハウス株式会社について

あるセミナーで見た「電子書籍2.0(はこうなるといいな)」の図

この「電子書籍2.0」を実現するためには…

ワンソース・マルチユースということ

何がワンソース?

マルチユースとは?

HTML+CSSで、PDF・紙の本を作る組版エンジン

など。それから…

「ブラウザを印刷物の組版エンジンに変える」
という方法も

『ツール・オブ・チェンジ 本の未来をつくる12の戦略』で紹介されている。

第12章 プロダクション
…/BookJSはブラウザを印刷物の組版エンジンに変える/…

HTML+CSSで組版されてる本の一例

『W3C技術ノート 日本語組版処理の要件』

W3C日本語組版タスクフォース 編

B5 / 408ページ
定価 5,040 円(本体+税)
ISBN978-4-501-55020-2 C3004
[2012年04月 刊行]

“まえがき”より引用:
「本書は,W3Cの技術ノートである“Requirements for Japanese Text Layout”(以下JLreqと略記する)…日本語書籍版である.…なお,本書自体も,Antenna House Formatterで組版を行い,PDF出力を版下として用いて製作した.」

電子書籍と紙の本の同時制作のしくみ:米オライリー社の場合

米オライリー社の制作システム Atlas

“HTMLBook”仕様について(米オライリー社が提唱)

参考記事:“HTML5 is the Future of Book Authorship” by Sanders Kleinfeld

米アシェット社の場合

アシェット社のプレゼン資料より

“We currently live in the late WYSIWYG-ozoic age, where InDesign rules...”

InDesignが支配するWYSIWYG時代が太古の恐竜の時代に例えられている。

出典:Production as if Digital Mattered: Making books with HTML and CSS, Dave Cramer, Hachette Book Group, 2012

“HTML is for print, too”

アシェット社の制作ワークフロー

出典:W3C Workshop: Publishing and the Open Web Platform, September 2013, “The Exotic World of Trade Publishing”, Dave Cramer and Phil Madans, Hachette

W3C Digital Publishing Activity

書籍組版のためのCSS標準化を進める動き

「電子書籍、電子出版のCAS-UBブログ」の記事から

Antenna House Formatter について