|
アスペルガー当事者です。
アスペルガー当事者全般的に言えることは、相手が興奮状態(怒り・嘆き・憎しみなど)を顔や声の表情に滲ませているときは、そのことにばかりに気がそれて、話の内容が冷静に耳に入ってこないことが多いようです。
なるべく普通の表情(私は相手が無表情だと一番楽です)で、おだやかな声で、感情的にならずに順序立てて説明してもらえると、話の内容を聞いて理解することが出来るようになります。
わからない場合は何度でも繰り返して、時には言葉をかえて説明してもらえれば理解します。
顔や声の表情が激しくなければ、ストレートに伝えても問題ありません。
おそらく相手に訴えたいことがある場合、上記のような対応をするのは甚だ困難だと推察いたします。
非常に骨の折れる作業となるでしょう。
そこで、相手との関係をどれだけ大切に思っているか、が問われることになると思います。
そのような煩雑なコミュニケーションに苦心を重ねても得るものが大きいと評価できない限り、いつまでも続けていられるものでもないと思います。
そして、相手が変わることを期待するのではなく、相手が今のままで自分にとって大事でかけがえのない存在か、が重要になると思います。
将来相手が変わっていくであろうことを予想してではなく、今相手といることで自分が幸せかどうか。
それは、アスペルガー症候群の人とのおつきあいだけでなく、一緒の道を歩んでいこうと思う相手に対して共通して言えることだとは思いますが。
|
|