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▼さいさん:
小学5年生の、アスペ男児の母です。
>学校では、教室に戻ってこない、
授業がおもしろくないから。
授業の目的がわからないから。
45分の授業がはてしなーく長く感じるから。
かもしれません。
うちの息子は、IQが高いので、「勉強がわかりすぎて授業がおもしろくないんじゃないのか?」と言われたものですが、
わかりすぎるから面白くない…というのとは違うな? というのが、授業を参観して思ったことでした。
こういう子達は、時間の使い方を体でわかりませんので、45分の授業をもてあましちゃうんですね。
で、うちの子は、学校内をぐるぐるぐるぐる歩いていました。
それで「あ、常同運動だ」と、気づいたのです。
自閉症の子は、やるべきことがわからないと、くるくる回ったり、てのひらをひらひらさせたりの同じ動作を繰り返します。
そこで、学校には15分ぐらいに区切って課題を与えていただけるようお願いしました。
>掃除をしない、授業中は椅子の上で正座し机をガタガタ揺らし関係のない本をよむ、給食当番をしない、
これも、同じです。
やるべきことがわからない。役割がわからないのです。
みんなで掃除をしましょう、ということになると、私達は空間を見て、誰がどこの掃除をやったらいいのか、把握して動きます。
その、空間と時間が体ではかれないので、どう動いていいのかわからないのです。
これも、ほうきならほうき。モップならモップ。
どこからどこまで掃除するのがその子の役割なのか?
決めていただけると、子供はたすかります。
自分が出来ると思うことは楽しいですが、
出来ないことをやるのはつまらないものです。
「なぜ自分ができないのか?」わからないまま、周囲は出来ていると、どんどん自己肯定感がそこなわれて、ますますやる気をなくしてしまいます。
こうして、役割を決めて、それが達成できたら、一緒に喜んであげましょう。
うちの子は、今日も
「自分が配るはずだったプリントを他の人が配ってしまったー(T△T)」
で、パニックでした。
>約束は守らない、連絡帳は書かない、体育はほぼ参加しない、
今は、肯定感が足りないのかも知れません。
約束させて、守れたらほめるというより「助かったわ。君のおかげよ」
と、その子が仕事をなしえたことで、どれだけ周囲が助かるか、満足感と達成感を持たせてあげると、良いかも知れません。
あと、約束を覚えていない可能性もありますので、紙に書いてメモとして持たせては如何でしょうか?
>そういう息子が理解できず、腹を立て、叩いたり、グチグチとお説教をしてしまいます。
生まれつき歩けない子に「なぜ歩けないの?他の子は歩いてるわよ」と、お説教しても無駄だけれど、杖を与えたり、車イスを与えることで、他の子と同じように動けます。
自閉症の子達も、「なぜなのか?」自分でもわからないんです。
叱るときは、それはどうしてそうなるのか、そうする事によってどうなるのか?
きちんと、物事の前後を教えて納得させてから叱ります。
こうした子育ては、健常児にも有効ですので、「うちの子ばかり大変」と、思わず、「子育ての方向性が違うんだ」と考え方を転換するだけで、だいぶ楽になりますよ?
ご参考までに。(^^)/
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