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Re: ぐちといってもさまざまありまして(Re: けんさんどうも) 1316へのコメント
No.1317  Mon, 3 Jul 2000 22:25:59 +0900  シュッツ [この発言にコメントする]

シュッツ wrote:
>自分の発言が自分の手を離れて一人歩きし始めたようです。

自分の発言を読み直してみて、分かりやすくしようと思って最後にまとめたのが、簡略化し過ぎて言いたいことが足りなかったのではないかと思います。

自分の発言に触れる前にまず:

たま子 wrote:
>るおうさんの標題「ぐちです」の発言内容を見ていると、
>「それって、ASの問題ではなくてあなた個人の問題じゃありませんこと。
これに対しては、私は「何がいけないの?」と言いたいです。
別に分けなくてもいいじゃないですか。
だからこそ「ぐち」なんでしょう。
解決に繋がるような建設的な意見なら別かも知れませんが、そうでなければ他人にとっては結果的には変わりないことでしょう。
そして、建設的な意見がここで出たようには見えませんでした。

>なんだか障害のせいにしてませんか?」
という発言こそが
>感情論で断ち切られてしまったら、私たちはいったいどうすればいいのでしょうか?
と返されるような内容ですね。自己矛盾です。

そして、私はこう書きました。
>個性(ASは個性だと言われることもありますが、その場合の個性とは少しニュアンスが違うように思います)と障害は区別してほしいということ、

上に書いたことと矛盾しているように見えますが、それは私の言葉が足りなかったので、言いたかったこととニュアンスが変わってしまったためです。
この発言は、ASとは何かを知ること、AS一般について理解すること、まだ不明な点が多いASについて医学的に発展すること、などを念頭に置いています。
つまり、あくまでも障害としてのASを包括的に見た場合であり、各個人についてのことではありません。
個人単位では結果的にどのような状況にあるか、などの実際的なことの方が重要だと思います。
障害と個性を分けるかどうかは、それぞれの人によることであり、分けるべきだとも分けてはいけないとも言えません。

私の場合には、今は素人研究家として発達心理学に興味があるので、自分自身を研究対象として自分の中味を客観的に分析したいという欲望があります。
しかし、それを全ての人に当てはめるべきではありません。


Re: ぐちといってもさまざまありまして(Re: けんさんどうも) 1315へのコメント
No.1316  Mon, 3 Jul 2000 20:21:41 +0900  シュッツ [この発言にコメントする]

たま子 wrote:
>しかし、本当に自分の状況をだれかにわかってほしいなら、
>やはりシュッツさんの発言の通り、
>るおうさん自身もよく勉強されてそれなりの答えを返してくれそうな相手を
>選んだ方がよいだろうと、自分の不勉強を棚に上げて今回の騒動を振り返って
>考えました。

自分の発言が自分の手を離れて一人歩きし始めたようです。
私自身が、この文章の意味がよく分からないのですが。


Re: 僕と息子とASと 1312へのコメント
No.1313  Mon, 3 Jul 2000 18:49:49 +0900  Miu [この発言にコメントする]

sparerib wrote:
>Miu wrote:
>>知的能力はかなり高いです。今5歳ですが小学校2?3年レベルの
>>テキストは読んで内容を把握できます。
>
>正直に言って凄いと思いました。成長の過程で何か工夫されましたか?
>私の息子の場合は言葉が出るのが遅くて心配しましたが,ようやく3語
>文くらいを操るようになったので一安心しているという段階です。発育
>相談で「視覚優位の傾向がある」と指摘されたため,その後,意識的に
>耳を使う機会を増やそうと努めた結果かもしれません。
>妻の発案で音楽教室に通ったりしています。
>
息子も言葉が出るのは遅かったです。ただ、言葉が出始めてからは、ハイパーレキシア(この用語もここで知りました)を疑いたくなるくらい文字、交通標識等に執着を見せ、両親ともに本は好きなので家中そこかしこに本が転がっているという環境の中、識字能力に関しては異常に発達しています。
特別なこと・・かどうか。3歳くらいから公文式の教室に通っています。どうやら彼の性分に合っていたらしく、教室の先生(彼の症状は知っています)も、もはや面白がって「どこまで進むかとにかくやらせてみましょう」という状態なので。

彼にとってはこだわりに近いこととして「寝る前に本を読む」それも1冊や2冊じゃありません。3冊から5冊ベッドで本を読んでからでないと寝ません。
それと、街なかを歩いていて諸々の注意書等を見つけると、必ず全部読んでからでないと先に進めません。これは私にもどうやら似た症状があって、文字情報を見つけるとそれを読まずにいられないのです。おかげで、電車などで初めての場所へ行くのは得意です。案内板の類を決して見逃しませんから。
そう、息子はまた、家電製品の説明書を読むのが大好きです。

今は、彼にそれとなくマンガを薦めています。目につくところにそれとなく彼の興味をひきそうなものを置いておいたりして。今、彼はドラえもんに夢中です。


Re: 僕と息子とASと 1163へのコメント
No.1312  Mon, 3 Jul 2000 17:48:05 +0900  sparerib [この発言にコメントする]

Miu wrote:
>はじめまして。
>36歳、一児の父、です。

亀レスですみません。
Miuさんはじめまして。sparerib です。
30代、2歳半になる男児の父です。
診断は受けてませんが,自分自身に注意欠陥又は高機能自閉症の可能性
があり,おそらくその二次障害として,程度の軽い不安神経症を患って
います。そして息子も私の目から見て同系統の資質,つまり注意欠陥か
高機能自閉症の可能性があるかもしれません。

>「育て方を間違えたねえ」と、母が言うのです。
>それがトラウマになるほど僕は幼くはありません。悪気はない、
>というか冗談半分であるということがわかる程度には
>僕は「正常」の範囲内にいます。

私もよく言われていたらしいですよ。育て方を間違えた・・と。それも私
の妹がその愚痴の聞き役になっていたようです。そのことを妹から聞い
て知ったとき愕然としました。今はもうどうでもよいと思ってますけれ
どもね。自分の評価を決めるのは社会であって親ではないと開き直って
おります。

>ただ、母はおそらく、僕の抱えている?そして、
>彼女の孫、つまり僕の息子もまた生涯つきあっていかなければなら
>ないだろう問題について、おそらく本当に理解していないというだ
>けのことなのです。

私の母も同じでしょうが,説明しても分かってもらえないでしょうね。
「貴方の責任じゃないんだよ」となだめるような気持ちで接しているだ
けでいいのではないでしょうか。

>「高機能広汎性発達障害」強いて息子に病名をつけるとしたらこれ。
>ただ、おそらくは「障害」と呼ぶほどのことはない。
>僕と同程度の社会生活はできるんじゃないか?
>知的能力はかなり高いです。今5歳ですが小学校2?3年レベルの
>テキストは読んで内容を把握できます。

正直に言って凄いと思いました。成長の過程で何か工夫されましたか?
私の息子の場合は言葉が出るのが遅くて心配しましたが,ようやく3語
文くらいを操るようになったので一安心しているという段階です。発育
相談で「視覚優位の傾向がある」と指摘されたため,その後,意識的に
耳を使う機会を増やそうと努めた結果かもしれません。
妻の発案で音楽教室に通ったりしています。

>ただ、社会性ってものがかなり欠落しています。
>遊び始めると時間の感覚がなくなる、
>人の都合など一切斟酌しないでとにかく答えるまで呼び続ける、
>気にいった言葉があるといつまででも言う、書く・・
>「あんたの小さい頃とそっくりだよ」と、母は言います。

息子も全く同じような傾向があります。年齢のわりには?自身の拘りに
ついての自己主張も凄まじいものが感じられます。物の場所が1ミリで
もずれていたら納得しないというような。他の大人には愛嬌を振りまく
ので,近所で評判になっているようです。もしかしてこれは高機能自閉
ではなくてアスペの方かな?と思うこともよくあります。

私自身の幼少の頃も強いこだわりがあったらしいです。紙と鉛筆を与ら
れたら,ずっと数字を書いて遊んでいて飽きることがなかったという話
を親から聞きました。それとやはり他の大人に愛想が良くて人見知りを
知らない子だったことも。

>僕自身は診断を受けてはいません。ただ、息子に自閉症の徴候が
>見られ、ASや高機能自閉症について調べていくうちに、特にAS
>について特徴的な項目の多くに自分自身が該当することを発見しま
>した。

診断についてはもはや受ける必要はないと思います。

ご参考までに私自身が自分から連絡をとって診断を受けに行った時のこ
とを書きますが,その時会いに行った担当の人に,社会生活を送れてい
る人に診断を下すのは本意ではない,という心が感じられたのでそれ以
上深く追求するのは止めました。また私の場合は,幸か不幸か,自分の
本心を隠匿する技量に長け過ぎてしまったので?生半可なことでは診断
を下すのは難しいだろうということが自分でも分かるし。

担当の人にしてみれば,一見素直そうに見えて相当に底意地のワルい奴
だと思ったことでしょうね。

それに診断基準というのが曖昧で分からないし。いろいろ調べてみまし
たが,結局よく分かりませんでした。

アスペや注意欠陥や高機能自閉症,これらを纏めて「高機能広汎性発達
障害」と呼ぶことくらいですかね。ちゃんと理解したのは(^^;)。
それと,自閉症者は全般に「視覚優位」の傾向があるということぐらい。
でも自閉症の人の中には,超音波が聞こえてしまう人がいるわけで?
情報を集めれば集めるほど訳が分からなくなります。つまり健常者と同
じように人それぞれということでしょうか。その個性がばらばらなこと,
能力のアンバランスが際立っていること,強いていえばそれが自閉症者
の特徴なんだ・・・・そういう結論を出してとりあえず納得したつもりです。
それに自分が本当にこの障害圏に属するかどうかもよく分からないし。

>つまり、自分はこういう人間なのだからそれを受け入れていくしか
>ない、ということ。無理に普通の人に合わせる必要はないのだ、と
>開き直ったこと。

ホントそうですよね〜。そしてその開き直りを普通の人から明白に悟ら
れてはいけないんですよね。

>そして、息子がどうやら僕と、そしてどうやら妻との両方が持って
>いるのと同じ種類の問題を抱えていると知った時、僕の気持ちの中
>の一部に、まぎれもなく安心している自分がいたのです。
>僕は、息子が産まれる前ずっと不安でした。自分の子供を愛せるの
>かどうか。

読む人によっては誤解を招くかもしれませんが,「安心した」のもよく
分かります。”正常”な子だったら疎外感を味わうか味わわさせてしま
うか,どちらかになったかもしれませんよね。

>僕たちの結婚生活はとてもうまくいっています。
>そこに子供という第三者が割り込んでくる。
>この変化を僕らは受け入れることができるのか、
>息子と一緒にいることに僕は耐えられるのか?
>・・・幸い、それは杞憂に終わったようです。

よかったですね。似た者夫婦といいますが,私のところもその傾向はあ
りそうです。持って生まれた性質は結構似ていますね。しかし妻の方は
たぶん健常者だと思います。息子の1歳半検診の前に高機能広汎性発達
障害のことを説明しました。息子にその可能性が考えられること,もし
その傾向があるようなら自分からの遺伝であろうこと,など。
さらに,どういう診断を受けたにせよ,微妙な障害であることは間違い
ないので,行政による保護を期待してはならないこと,つまり自分たち
で養育方法を工夫する必要があることもよくよく言い含めたつもりです。

>どうせ彼も、僕らと同じでいわゆる「普通の」世間一般にあわせて
>あげるつもりなどこれっぽっちもなさそうですし、そのうち世間と
>の摩擦も起きるでしょう。そんな時、少なくとも僕らは彼のことを
>理解してあげられるような気がします。

ぜひ良き理解者になってあげてください。
私が言うのも変ですけれども(^^)。

まだまだ社会がこういう微妙な障害を持つ人の居場所を確保できるよう
な構造になっていないので,「障害」の診断を受けないようにいろいろ
手を尽くした上で,寧ろ軽めの障害のあることで他人より優れている面
をふんだんに生かせるような生き方に誘導して行けたらいいかな〜〜と
いう感じですね。こと自分の子供のことになれば,理想論を語っている
暇があるくらいなら現実的にどう対処するかを常に考えておくべきと思
います。それこそ,

「事故で重傷を負った人を横目に見ながら,行政の不備を非難し救急
病院の設置を声高に唱える」

ようなことのないように,といつも考えてます。世間との摩擦も寧ろ早
い段階からたくさん経験しておく必要があるでしょう。そうした摩擦の
中から自分についてよく知る機会を掴めればいいし,大きな問題に発展
させないためには親が頭を下げれば済むことでしょうから。

ハイジャック事件やバスジャック事件,通り魔事件,もっと古いのです
と小学生殺人事件や父親刺殺事件,これらを起こした少年や成年たち。
彼らは,生まれつきの所為もあったかもしれないけど,親や周囲の大人
の援護が適切ならばあれほどの凶行には及ばなかったと思います。

まぁ,それが難しくて親自身も頭を抱えていたであろうことも想像でき
るんでありますが。

私の父も私を社会に出すことに明らかにためらいを見せ,社会人になる
直前に取ってつけたように訳の分からないアドバイスをくれたことがあ
りました。「何をいまさら」と思いながら真面目に聞いているフリしま
したけどね。自分の体面に関わると思って慌てたんでしょうが,20年以
上の時間がありながら何とかしようという努力の片鱗も見せないまま,
挙句の果てに付焼き刃のようなアドバイスをくれた所で一体何になる,
そう思いながら冷ややかに父を見てましたよ。
自分の社会性のなさを自覚した時から,それを補う術を身につけるべく
自己流の努力を続けていましたから,はっきり言って大きなお世話だと
思いました。

ひとつ間違えば自分だって犯罪者になっていたかもしれないのです。

趣味,独学で身につけた哲学や心理学の体系,廻りが教えてくれること
を最初から期待しないことにより独習した仕事の実務スキル,私の場合
はすべて自分に課されたわけの分からない微妙な障害を自律的に克服す
るために生かすものであると捉えています。他人の為に生かすことがで
きるようになるのは,子供を無理なく社会に出せた段階で,同じような
障害を抱えているであろう仲間の為に自己流で獲得した知識を体系立て
てアウトプットする形を取る,ことになろうかと思っています。
まだまだ先の話ですね。

今の段階で考えられるのは,境界領域の自閉圏の人が社会適応するとき
に必ず通過しなければならない嫌がらせに如何に対応するか,という
『嫌がらせ対処マニュアル』(笑)みたいなものですね。嫌がらせを50く
らいのパターンに分類して,嫌がらせの原因の突き止め方・嫌がらせ発
信源の人の性格の読み方・小社会のコンセプトとの折合いのつけ方・折
合いがつかないときに禍根を残さないように去る方法・・・・などなどを分
析し具体例を交えて対処方法を探るというものです。とりあえず,人間
関係の軋轢は避けて通れないものだとするならば,目先のことに囚われ
ずに常に原理的・哲学的なレベルから物事全般を捉え直す癖をつけるこ
とで現実的に対処する方法を見つけることができる点を強調しつつ訴え
てみようと思っています。

以上です。独白ぽい?書込みにレスする野暮をお許しください。
こんな長文を安心して書ける場所,強靭な執着心を露にできる場所は他
にないので,実は私自身がカタルシスを得るために書いております(笑)。
毎度のことですが,どうも失礼いたしました。


議論をフォローしきれないので、別のスレッドにします
No.1309  Sun, 2 Jul 2000 22:05:48 +0900  シュッツ [この発言にコメントする]

出張でちょっと掲示板を覗いていなかった間に、大量に議論が発生していますね。
その全てを一気に理解するのは難しいので、一部のみにレスポンスします。
そのために、焦点がずれてしまったらすいません。

たま子 wrote:
>リリーのママさんだって、松岡さんも、私もなにか共感するか励ますか、
>質問してみるか、るおうさんを放置して悲しい思いをさせまいと気を
>使って、なんとか自尊心を取り戻してもらいたいと精一杯だったのに、
>「結局、おまえたちはアスペのことを分ってないくせに、
>いいかげんにしろ!」といった感情論で
>断ち切られてしまったら、私たちはいったいどうすればいいのでしょうか?
>文章だけではるおうさんのホンネや状況はつたえられませんよ。
>どんなにがんばっても限界があります。
>そんなにみぞを深めるための不毛の問いかけだったんでしょうか。

AS(便宜上、代表としてASを取り上げますが、他の障害や病気でも共通する部分が多いと思います)の人の気持ちなどは、本人でなければ答えられないことがあるのは確かです。
しかしそれを質問する前に、最低限のマナーとしてASについてよく知った上で聞いて欲しいと思います。
つまり、ASの人が主にどのような精神状態になりやすいか、どのような反応を示し易いか、どんな悩みが多いかなどは最低限の予備知識として持ってから質問をして下さい。

多少なりとも知っているならば、上のような態度が出ることは全く理解できません。
あるいはそれが「普通の人」の常識なのかも知れませんが。

極端な例かも知れませんが、アメリカ人に対して日本語で質問をして、答えが返ってくる可能性はどれくらいでしょうか。
「“多くの”アメリカ人は日本語が話せない」でしょう。
その事実を知らないで日本語で話し掛けても不毛なことになるだけです。
それを事実として知っていること、目の前にいるアメリカ人が例外的に日本語を解する人かどうかを知っていることが意志の疎通のためには必要だと思います。

この例えが相応しいかどうかは分かりません。
例え話が苦手であることもASに“比較的”共通することだそうですから。

それから重要なのが、一口にASと言っても、それとは別に明確な個性は持っているということです。
ASだからと言ってみんなが同じように考える訳ではなく、ASに基づく部分での共通点を持つということです。
そして、あるASの人の思考過程が、ASに共通するものなのか、その人独自の個性なのかを区別するのは、例え本人でも難しいと思います。
自分だけの特徴で他のASの人には関係ないと思っていたことがASには共通して普通の人にはあまりないことだったり、反対にASらしさだと思っていたことが自分だけの性格だったりすることもあります。
掲示板でASの人の気持ちを聞く場合には、その答えの中には個性である部分も混ざる可能性があり、大勢の答えが得られ、それらを集計することで始めてASだからこその考え方などが浮かび上がってくるでしょう。
しかしそれを掲示板で期待するのは難しいと思います。

それに一番近いところにいるのは、発達障害の専門の研究者だと思います。
研究者ならば多くのASなどの人から集めた情報を選り分けて、ASの特徴的な思考をデータとして持っているはずです。
もちろんそれが完全なものだとは言いませんが、一般の人が直接AS本人から聞いたことはその人個人についての障害も個性も全て含んだ情報としての最も重要なことではあっても、ASとは何かという一般論となると研究者の持つ情報の方が相対的に相応しいものだと考えます。
そしてそのデータは主に論文、一部は簡略化して書籍の形で公表されます。

AS本人の声ではない、と言う意見も出そうですが、そうは思いません。
「本人→一般の質問者」という意見の流れが「本人→研究者」となるだけで、わざと答えを変えてやろうという意地の悪い人でない限り、それは同じ物だと思います。
研究者は統計的な情報の処理はしますが、その内容を変えることはありません。

また、ASに質問する健常者は、健常者の心の発達を理解しているのでしょうか。
私の最近の興味は、障害のこと自体から、発達心理学一般の問題に移って来ました。
つまり普通の人の心はどのように発達するのか、障害を持つ場合にはそれとどう違うのか、自分の発達は普通の発達とどこが違うか、健常者の心の発達を理解するためには何を知ればいいか、などです。
健常な発達を知らないで障害は語れないだろうと思うのです。

始めの話からずれて来たようですが、結局何が言いたいかと言うと、「どうせ分かってくれないから」という態度はASだからというより個性だろうと思うこと、個性(ASは個性だと言われることもありますが、その場合の個性とは少しニュアンスが違うように思います)と障害は区別してほしいということ、そして「分かってくれない」と思えるような貧弱な予備知識で質問しないでほしいということです。

Miu wrote:
>どうか、僕たちを放っておいてください。口先だけでわかったふりをする人(例のドラマ以来、俄か作りのそういう人
>が増えました。あなた方が俄か作りだと言っているのではありませんよ、念のため)の相手をするのははっきり言って
>苦痛です。相手の苦痛よりも自分の興味の方が優先するのであれば、どちらが障害の持ち主なのでしょう。

この点の前半については私の考えは、ちょっと違います。(本質は似ているかも知れませんが)
確かに「俄か理解者」は困った存在ですが、そんな人はすぐに消えると思います。
その中に、ほんの少数ではあっても真の理解者が生まれてくることが重要だと考えます。
そのような人は「俄か理解者」と違って、いい関係が長続きするだろうと思いますし、そういう人になら放っといてもらわなくてもいいと思うのです。
最後の文章には賛成します。

#ふと思ったんですが、普通の人で精神的な問題を理解しようとしない(“できない”ではない)人は実は健常者ではなくて、「理解しようとしない症候群」とでも呼ぶべき疾患ではないのかな。


あらためて謝辞・謝罪と告知
No.1308  Sun, 2 Jul 2000 21:05:11 +0900  リリーのママ [この発言にコメントする]

村上さん、皆さん今日は(^^)/

私の書き込みに応えて下さった方、全ての方にお礼申し上げます。(*^^*)
また、私の書いた事によって傷つかれた全ての方に、お詫び申し上げます。<(_ _)>

さて、この後の書き込みは、こちらに書き込みをされている方、向けではなくて、
その何十倍も存在する、ROMっていらっしゃる方に向けて、書かれています…

私は(自閉症の娘を持っていますので)、自閉症を理解したいと心から思っている人です。

また、自閉症について、少しですが独学で勉強もしています。
(皆様お察しの通り、精神科医の方々は実際問題として、
とてもお忙しくてらして、勉強する時間など無いことを知っているからです。
仕事を真面目にこなした上に、その余暇を惜しんで勉強までなさっている精神科医がもし居らしたら、
きっと身体も壊した上に、ご自分も発病してしまっていることでしょう!お察し申し上げます…。)

そして、私は何よりも世間一般に多い、自閉症に対する誤解を、解きたいと思っている人です!!!

自閉症者は100人居ると、その症状は100通りですので、
自閉症の方がおっしゃったことを全て自閉症の症状だと誤解されないことを望みます。

知能障害を伴った方も、とても多いですし(養護施設では、圧倒的多数を占めています)、
精神病を伴った方も、膨大な数だと推測されます(最近、気付きました)。
ちなみに、分裂症は世間には100人に1人の割合で存在するそうですから、
その中に、自閉症の方や知能障害を伴う自閉症の方が含まれていても不思議はありませんね…

分裂病については、リリーも疑われたことがありますので、とても似通った症状があります。
が、分裂病の専門医で小児科医でもあるH先生に診て頂き、リリーは、
「自閉症であるにもかかわらず、知能的にも肉体的にも精神的にも健全である」という診断でしたので、
分裂病と似てはいても、全く違うものであることを、申し上げておきます。

分裂病との、違いとして分かりやすい診断法は、(H先生のお話によりますと)
分裂病の方は、被害妄想的で、訳も分からない存在に苦しめられる…症状があるが、
リリーの症状にみられる妄想的な存在(imaginary companion)は、
自閉症児の成長にとても大切なもので、友好的な存在である…ということです。

以上、私の書き込みは、
精神病を伴っていると思われる(違うかもしれません…ごめんなさい!)方々を、
とても傷つけてしまう恐れがありますので、今後は書き込みを控えさせて頂きます。

自閉症について、勉強した時は、自分のホームページで発表し、
こちらに宣伝に伺うことにしますので、その時は宜しくお願い申し上げます。m(_ _)m

村上さん、いつもありがとうございます。
私の書き込みに問題がある時は、いつでも管理人の権限で削除してくださることを希望します。


Re: 本当はぐちではなかったんですか?(Re: ぐちです) 1302へのコメント
No.1307  Sun, 2 Jul 2000 20:22:59 +0900  Miu [この発言にコメントする]

たま子 wrote:
>リリーのママさんだって、松岡さんも、私もなにか共感するか励ますか、
>質問してみるか、るおうさんを放置して悲しい思いをさせまいと気を
>使って、なんとか自尊心を取り戻してもらいたいと精一杯だったのに、
>「結局、おまえたちはアスペのことを分ってないくせに、
>いいかげんにしろ!」といった感情論で
>断ち切られてしまったら、私たちはいったいどうすればいいのでしょうか?

それは、あなたご自身の問題です。
#私たちはあなたのためにこんなに一生懸命なのだから、あなたはそれに応えなくてはなりません
という感覚、僕らには理解できません。冷たい言い方になりますが、精一杯だったのはあなたの勝手です。

>文章だけではるおうさんのホンネや状況はつたえられませんよ。
>どんなにがんばっても限界があります。

文章だけで解決しようと思ってらっしゃるのもあなたの方です。


Re: こんな症状のある人いませんか? 1299へのコメント
No.1306  Sun, 2 Jul 2000 19:35:31 +0900  ジョウカイボン [この発言にコメントする]

すみませんが内視現象や幻視というのが個人的にツボにはまってしまったので
そのことについてだけ書かせていただきます。

ゆめみん wrote:
>1. 赤ちゃんの時、寝なかった理由について。
>目を閉じると、色のぐるぐるが見えるので、目を閉じることが怖かった。
>「へー、そんなのだれにでもあることよ!(ホンとはない)と説明してから後、目をつぶれるようになりました。睡眠障害(ショートスリーパー)の基本は変わりませんが。
私も小さかったとき「色のぐるぐる」みたいなものが見えてました。
目を閉じると、次々と変化する幾何学模様がみえてました。
入眠時幻覚や発光現象に似ていますが、
それは眼を閉じるだけですぐ見えてました。
しかし、小学生高学年ぐらいから見なくなりました。
寝る前によく見ていたのでそれを私は当時「夢」と呼んでおり
周りの人間に「目を閉じるだけで夢を見ることができる」と
言っていたのを記憶してます。

簡単に内視現象についてまとめさせて頂きます。
内視現象には次のようなものがあります
1.糸くずや水玉のようなもの
(おそらく角膜上のほこりのようなもの;空を見上げているときに良く見える)
2.網膜血管上を移動する血球
(1と同じような条件でよくみえる)
3.プルキニェの血管像
(網膜上の血管像;暗い所で懐中電灯で目を照らすとみえる)
4.飛蚊症
(目の病気の一つ) 
他にもあるかもしれませんが私の知っているのはこれだけです。
これらの内視現象は脳の障害とは関係ありません。
ただこのことが気になったり、こだわったりするのは
アスペと関係するものなのかもしれません。

モザイク状のキラキラする物がみえたり、
ステンドグラスのように何かが見えたり、
視野が狭くなったりするのは
偏頭痛や癲癇といった脳に関係する場合が多いですが
十分な知見を私は持っていません。
「色のぐるぐる」についてもまったくわかりません。
もしかするとアスペと関係があるのかもしれません。


どうか放っておいてください 1291へのコメント
No.1305  Sun, 2 Jul 2000 17:32:12 +0900  Miu [この発言にコメントする]

一連の、マルハナバチさんとリリーのママさんとのやりとりを読んでいて、「普通の人」とASとのコミュニケーションの断絶の深さについて改めて思い知らされました。

リリーのママ wrote:
>マルハナバチさんは、とても真面目で優しいので、
>アパシー状態になることもなく、
>一生懸命応えて下さったのでしょうね…本当に申し訳なかったです。

僕には、あの時のマルハナバチさんは全身全霊を傾けて「もうやめてくれ!」と悲鳴をあげているように感じられました。それに気づきもせず(あるいは、気づいていても知らん顔をして)言葉だけで取り繕う術を知っている「普通の人」に対して、ASの人というのはあまりに無防備です。

たま子 wrote:
>★リリーのママさんへ。
>あなたの「明るさ」はこの掲示板において奇跡のように
>輝いてらっしゃいます。私はその明るさに救われる思いがして、

僕に言わせれば「明るさ」ではなく単なる「能天気」です。リリーのママさんがおそらくは善意の固まりであろうことを僕はいささかも否定しません。ですが、その行動パターンは、見当違いの「治療」を施して症状を悪化させるだけの精神科医たちと何も変わるところがないように、僕には思えます。

どうか、僕たちを放っておいてください。口先だけでわかったふりをする人(例のドラマ以来、俄か作りのそういう人が増えました。あなた方が俄か作りだと言っているのではありませんよ、念のため)の相手をするのははっきり言って苦痛です。相手の苦痛よりも自分の興味の方が優先するのであれば、どちらが障害の持ち主なのでしょう。


じゅのせさんへ 1297へのコメント
No.1304  Sun, 2 Jul 2000 14:35:45 +0900  美輪 [この発言にコメントする]

こんにちは。
 
管理人さん、みなさん、きのうは直接アスペ・自閉症に関係ない話題を書き込みしてしまいごめんなさい。
もし、不適切であるようだったら削除お願いします。

ところで 、お返事くださったじゅのせさん。ほんとうにありがとうございました!

じゅのせ wrote:

>もし私が採用する側だったらこの位のこと(失礼ですが)で辞退するなんて言わ
>れたら逆に困ってしまうと思います。
>
>「嘘」と言うよりは「とっさの機転」位に考えた方がいいのではないでしょうか。
>

「辞退する!」と書いてはみたものの、きのう一日はそのことが頭から離れませんでした。そして、「あ・わたしほんとにこの仕事してみたいんだな」って確認できました。いちかばちか当たって砕けてみようかな(^^;
もし本採用になったら落ちた方たちのぶんも、会社へのお詫びも兼ねて人一倍頑張るつもりです。


>  私はやりたい仕事がなくて適当に職について後悔しています(^^;

うまくいえませんが、社会で活躍されてるじゅのせさんのこと、ほんとに尊敬します(^^)。内に篭っているのは楽だし誰にも干渉されなくて気楽だけどやっぱり社会の一員として頑張ってみたいと思うようになりました。
ありがとうございました。


けんさんどうも
No.1303  Sun, 2 Jul 2000 14:32:00 +0900  ひろた [この発言にコメントする]

 けんさん、いろいろと参考になるお話ありがとうございました。僕も、もっと話したかったです。いつかえられるか分からなかったので、帰られたときは、話したりなっくてなんだかとっても悲しかったです。またお話しましょう。(あとはメールにしますね(^^))



tamakosan wrote

>本当はぐちではなかったんですか?(Re: ぐちです) 1211へのコメント
>No.1302 Sun, 2 Jul 2000 11:04:43 +0900 たま子 [この発言にコメントす>る]
>
>るおうさんへ、私は失礼だとは思ったけど、以下の発言を見て
>ずっと、るおうさんはぐちの延長で他の方の発言にレスをして
>らっしゃるのかと思いました。
>.途中から気持ちが変わったのか、それとも最初からこの発言も
>ぐちではなく、自分の本当の状況をみんなに説明したくて書き込まれたて
>いたか、どちらかということですね。


たまこさんにとって”ぐち”と言う言葉には、なにかふかい意味があるように思えたのですが、よろしかったらその意味について話していただけたら勉強になりそうなのでよろしくお願いします。




僕も掲示板書くの苦手ですが、質問だけなら平気かなと実験です


mudai
No.1301  Sun, 2 Jul 2000 07:57:10 +0900  るおう [この発言にコメントする]

たま子 wrote:
>安静しておいたほうがよいような気がします。
>私が思うに、ASの方はときどき「冬眠」状態に入られるのでは
>ないかと察します。

>クマさんのようにときどき起きたりして冬を過すのですが、
>無理に起こされるのはクマにとっても不快なことで、
>相手に牙をむき出して威嚇したりします。
>ASの方だって「ぼくは冬眠中!起こすな!」と
>威嚇(もしくは寝言)したい場合もあるかもしれないので、
>そういうときはそっとしておきましょう


なんだか、悲しみだけがどんどん増えてしまっています。
はやく水に流したい。でも、悲しみの記憶だけ残って行くんです。
人を傷つけるのも嫌ですが,傷つけられるのもいや、


私も、けっこう手につかなくなります。
だから,私普段、そう言う風になら無い様に気をつけているんです。

私も多分しばらく、書き込みとか出来なくなるかわかりませんが、
そう言う点で,レスとかご無礼があったらお許し下さい>何か書いてくださった方へ

しばらく禁ぱそこんかな。


Re: こんな症状のある人いませんか? 1201へのコメント
No.1299  Sun, 2 Jul 2000 04:29:47 +0900  ゆめみん [この発言にコメントする]

はじめまして。
ピュア・アスペ+ハイパーレキシアと診断されている子供の親です。
言葉で良く表現をする子供なので、心や体の色々なことをよく訴えます。共通することが多くてびっくりです。やはり、何かアスペに関係することなのでしょうかね…。

1. 赤ちゃんの時、寝なかった理由について。
目を閉じると、色のぐるぐるが見えるので、目を閉じることが怖かった。
「へー、そんなのだれにでもあることよ!(ホンとはない)と説明してから後、目をつぶれるようになりました。睡眠障害(ショートスリーパー)の基本は変わりませんが。

2. また、「あ、またfly(はえ。これは英語で言う)みたいなのが飛んだよ。」とよく言っています。「ママも飛ぶよ」と言うと安心します。(実際飛ぶ。母だけのことはある)

3. 物を追視するのが極端に苦手な上、疲れるとさらに物を目で追えなくなります。そういうときは、歩き方も変になって、千鳥足になってまっすぐ歩けないときや、斜め飛びのようにして移動しています。
(たぶん目のまわりの筋肉に関係するのでは?と母は思っている。視野が狭くなっているのかも知れないと、時々「見えたらハイと言ってね」と、うしろから物を出してみるが、特に視野は狭くなっていない気がする。素人判断なのでわからないけど。)

4.「今日はすっごく手の力がない日だ。いつも力がないけどね。」と言っています。手首の他に、足首、首なども痛くなります。うちは、足の方が多く、とくに湿度が高かったり、低気圧が来ていたり、その他なぜかわからないときもあります。面白いのは、「足の、ココ。」と、痛い部分を指摘できる痛さのようです。足首が痛くて、眠れないときもあって、そんなときはエッセンシャルオイルのマッサージなどが効きます。シップもよいです。学校に行くときには時々靴下のしたに隠れシップをしています。歩き方がおかしいときは、「足が痛いな?」と思っています。
首も突然上に向けるのを繰り返して、「首が、あーっ。いたい。」などもよくあることです。細い首にでっかい頭なので、首に負担がかかるのか、パソコンのし過ぎかと思っていましたが、関節系のなにかなのでしょうかね。
自閉は免疫にも関係があるという説がありますが、リウマチとか、そんなことともいずれ、関係がはっきりするといいですね。
私は、母として、なるべく子供に余計な心配をさせたくなくて、ついつい、「ママもそんな風になるよ」と言ってしまいますが、(タダでさえ不安に押しつぶされそうになるので)ほんとにそんな対応でいいのかな。母の対応がどんなだと、本人が自然体でいられるのか、その辺もお聞きしたいです。

歯茎の出血は、あまりないです。口の中といえば、舌のコケがあるところと、ないところがはっきりして、地図のようになっているときがあります。そのような方がいらっしゃいますか?
それと、「しゃっくり」が良く出ます。おなかの中にいたときからです。

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