アスペルガーの館の掲示板(旧)
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ぼたん wrote:
>私は、ASだと思ってもみなかったので、「えっ?」という感じです。
>
>実感が無い。自覚が無い。自分だけが、自分の事をわかっていないらしい。(周りは私が見えているらしい。なぜかはわからない。)
>
>自分の事をわかる自分になれたら、こんなにすぐには疲れないものかな?
>自分が今、どういう感情を持っているのか、とか。
>これ以上はもう、力は出せない、とか。最低限度くらいは。せめて。知りたい。
>
>自分の事は全然見えない。いつか見えるようになるのか?
私にもうまく言えませんが、今「君が教えてくれたこと」を読んでいて
ASであることがわかれば、できることがあるかも知れないと思うのです。
まわりの誤解で苦しんでいることのいくらかに対してかも知れない。
私も夫がACかも知れないけれど、そう思ってくれたら
歩み寄れる可能性が広がるのではないかと思うのです。
何故、怒るのか、なぜ、そんなことを言うのか、
私にはわからなくて、困ります。
人をわかるなんて難しいことですが、せめて、穏やかな会話をしてみたい。
一緒に何かを楽しみたい。
少しずつ、一歩ずつ、自分を楽にしていきたいと思います。
自分のことが本当は一番見えにくいです。
うまくいえませんが、ぼたんさんを応援したい・・・
くりあさん wrote:
> AS,ADHD,ADD,LD,etc.
> 器質的,先天的なものであるとなっていますが,現時点では医学的に実証されているのでしょうか。それとも,まだ推定の域を越えていないのでしょうか。
ASはアスペルガー“症候群”と呼ばれていますが、自閉症スペクトラムに含まれる「疾患」であると医学的に認められています。
ADHDとADDは症候群。LDは障害。
ASというのは、「そういう病気(の原因になる何か)が(身体の中に)ある」ことが、ほぼ間違いないとされています。だから、「先天性の病気」と言っていいでしょう。
ADHDとADDに関していえば、脳のどこかの機能が阻害されるなり昂進するなりしたことによって起きる「全体でひとつの病像をなす、まとまって出る一群の症状」(=「症候群」)という解釈になります。たとえばの話、化学物質過敏症や慢性的な薬物中毒やある種の感染症などでADDと同じ症状が出たりもするので、いくら調べても具体的な原因が見つからない場合をADHDあるいはADDと呼んでいると考えていいでしょう。
LDはいろんな原因によって起こりうる、ひとつの結果です。
そんなわけで、
AS:器質的・先天的であることが確からしい。
ADHDとADD:体質などが色濃く影響するという意味で、先天的な要因も大きい。器質的であるとはいえない。
LD:かならずしも器質的・先天的とはいえない。
といったところでしょうか。
(Maria)
くりあ wrote:
>AS,ADHD,ADD,LD,etc.
>器質的,先天的なものであるとなっていますが,現時点では医学的に実証されているのでしょうか。それとも,まだ推定の域を越えていないのでしょうか。
ADHD・ADDといった、注意系のトラブルの原因については、D.G.エイメンというアメリカの学者がすでに、スペクト画像によって、脳の特定の部分の活動の低下(または過剰)によって生ずることをつきとめています。ADDは頭のケガで脳にダメージが及んだ場合にも出てきます。
また統合失調症の場合、全体的に脳の活動が低下してしまい、ことに前頭葉の活動が著しくダウンしてしまいます。
リバーさん wrote:
>こまりものさんwrote:
>
>ところで、職場の後輩ですが、彼としても、仕事をしなくてはいけなかったのでしょうから、あなたの職場に、応募したことは仕方がないことだと思います。責められるべきは彼の資質を見抜けなかった、採用責任者ではないでしょうか。そして、あなたが現状を訴えるべき相手は、職場の上司ではないでしょうか。同僚がどれほど困っているのか、どれほど、クライエントに迷惑をかけているのかよく訴えてはどうでしょうか。
たぶん、こまりものさんは、その彼に、何度となく訴えてきたにもかかわらず、一向に通じた様子がないからこそ、職場のみんなは困り果てているんじゃないかと思うけどな。
私がお勧めするのは、彼のご両親に、一度会ってみて、本人の生い立ちなり何なりを、それこそグループカウンセリングみたいにして、聞き出してみることだと思う。へたに直接「彼は困ります」と上司に訴えるより、それを上司にやってもらうよう、辛抱強く働きかけてみることじゃないかな。
その彼と、仕事を続けていかれるかどうか?
その彼は、続けていきたいと思っているのかどうか?
問題はその2点に尽きるのだと思うけれど、後者についてはも指摘されているとおり、他のみんなと同じように、彼は生活していかざるを得ない(長男であったとすればなおさら)から、その仕事をしているのは明らかなわけだし、
>他にも仕事がたくさんあるとおっしゃるのは、体のいいやっかい払いの決まり文句です。
ということになる。
飲み会等で、彼の悪口を言い合ってストレス解消というのも悪くはないけれど、みなさんの好む好まざるにかかわらず、長い付き合いになるかも知れないのですから。メランコリックに考えているだけでは、職場の雰囲気は、おかしくなってゆく一方だと思いますよ。
こまりもの wrote:
> 実は、職場の後輩が、明らかにアスペ+不注意型ADHDなのです。あの無表情さ、抑揚のない話し方、調節できない声の大きさ、不自然な体の動き、場の雰囲気の読めなさ、話の通じにくさ、ニュアンスの伝わらなさ・・・。どれをとっても、アスペと不注意型のADHDが合併している状態にみえます。そのうえ、最近、彼は自分で「僕はうつ病です」とカミングアウト!1日3回服薬をしているようです。私からすると「うつ」は対人関係がうまくいかないことでの2次障害と思えてしかたないのですが、彼自身には「うつ」という自覚しかありません。そのベースには、アスペとADHDが潜んでいるのは、ほぼ確実というのに・・・。
「燃え尽き」でしょうかね。案外「100%じゃなきゃ、僕は嫌だ!」というタイプではないでしょうか?
> 問題は、彼の今の職種です。なんと、なんと、彼は“心理”の仕事をしているのです。わかりやすく言えば、カウンセラー。
>よりにもよって・・・。彼がこの仕事を選んだ理由は「病院に関係する仕事をしたかったけど、医者になれるほど頭がよくなかったから」というもの。はっきり言って、彼には対人援助の仕事はかなり厳しいと思っています。
心理とか福祉系って、誰にでもできそうで案外難しいですよね。特に、「どこまで人にかかわって、どこまでで引くか」。これは本当に複雑…ともすると、無意識のうちに、「この人は絶対に僕が守らなきゃ」って過干渉になってしまって、クライエントの心を傷つけて、その浅はかさを悟ってケアする側も「こんなはずじゃ…」と傷つく、ということが起こりがち。私も福祉作業所でボランティアをしていたときに、これでまいった1人です。
>彼自身、ものすごく大変そうで、仕事上、みんなが心配して指摘してくれる事柄もほとんど理解できないようで、3分に1回はおおきなため息をついています。一緒に仕事をしている私も、自分の仕事に加えて、彼へのごく基本的な指導(初めて会った人には「こんにちは」と言ってから自己紹介をして・・・という、人間としてごくごく基本的なところ)まで仕事に加わり、ヘトヘトになっています。
> このまま彼が自分の障害を知らないのは、彼自身の人生にとっても、彼のクライエントにとっても、そして彼と一緒に仕事をする仲間にとってもつらすぎるように思います。私としては、近い将来、彼は自分の障害を認知するべきであり、その上で再度職業について考え直すべき、と思っています。おそらく、彼の持っている能力を生かせる職業は他にたくさんあると思うのですが、今の“心理”という職業だけは、彼には無理なのではないかと思うのです。
発達障害児のケアなら、案外『金の卵』かもしれません。
こまりもの wrote:
> 問題は、彼の今の職種です。なんと、なんと、彼は“心理”の仕事をしているのです。わかりやすく言えば、カウンセラー。よりにもよって・・・。おそらく、彼の持っている能力を生かせる職業は他にたくさんあると思うのですが、今の“心理”という職業だけは、彼には無理なのではないかと思うのです。
大変お困りの様子がよくわかります。私も自分だけが大変なのではなく周囲の人に多大な迷惑を、かけているのだということを、自覚しなくてはと思いました。
ところで、職場の後輩ですが、彼としても、仕事をしなくてはいけなかったのでしょうから、あなたの職場に、応募したことは仕方がないことだと思います。責められるべきは彼の資質を見抜けなかった、採用責任者ではないでしょうか。そして、あなたが現状を訴えるべき相手は、職場の上司ではないでしょうか。同僚がどれほど困っているのか、どれほど、クライエントに迷惑をかけているのかよく訴えてはどうでしょうか。
彼の能力を生かせる仕事は、他にたくさんあるはずとおっしゃいますが、そのような彼の現状では、他の仕事も、おそらく困難でしょう。他にも仕事がたくさんあるとおっしゃるのは、体のいいやっかい払いの決まり文句です。
彼に、自覚してもらうことを考えるのはあなたの仕事では、ありません。上司の仕事です。なんとか、彼に、他の仕事についてもらいたい、カウンセラーの仕事がむいていないと自覚してもらいたいという、職場のみなさんの、一致した見解はいじめの状況に近いと思います。彼もおそらく、表面はどうか知りませんが、かなりつらさを意識していると思います。ADDやASだからといって、人に厄介者扱いされて、なにも感じないわけではないのです。
あなたも、心理のお仕事をなさっているのでしたら、みんなで、ため息をつくようなことはなさらず、あまり、彼を追いつめず、早めに上司に現状を訴えるべきと思います。
こりっこさん wrote:
>「計画」を立てたり「約束」をするのはその事が達成できるであろうという見込みがあるからだと思います。
>私の話になりますが、箇条書き計画をよくしていた時期がありました。
>一日にする事であったり、年間計画であったり、しておきたいと思う事を紙に書いていました。大抵、できない事がほとんどで、後で嫌な気分になりました。
>無駄に時間が過ぎた気がしました。自己満足が得られないのです。
>そんな私を「満たされない人」と言う人がいて悩みましたが、(自分の思う
>「満たされない人像」とのギャップから一緒にしないでほしいと思ったのです。)
>今、思えば「満たされていない」「しんどい」は充実していたのです。
>Herixさんは、何としても約束を守るそうですね。おそらく、自分の計画に対しても
>そうなのではないでしょうか?
>自分の計画も守る事ができるのなら、充実していけるのでしょう。
こりっこさん、こんにちは。
いいえ、わたしが守れるのは待ち合わせ時間とか、締め切りだけなんです。
それ以外は約束する事って無いから。
計画に関してはそもそも「計画を立てる」という概念が乏しいためいつもまぎわ人間です。「充実している」状態とはほど遠いかも。
箇条書き、私も勤めている時はやりましたね。人から言われてですけど。
でも書いてる途中で嫌になる事が多かったです。それはたぶんこりっこさんが冒頭で書いていた「その事が達成できるであろうという見込み」で今書いてる物が明らかに自分のキャパ越えてるのを感じていたからかも。
>若者は無理をして頑張るべきなのでしょうか?
>無計画でボケボケしていると幸せを感じます。
>こんな事を書いていると自分が年寄りのような気がしてきました。なんだか嫌。
「充実感」ってなんなんでしょうね。鬱になると忙しく動き回ってる時が「あの時って充実してたのかも」って思いだします。
くりあ wrote:
>AS,ADHD,ADD,LD,etc.
>器質的,先天的なものであるとなっていますが,現時点では医学的に実証されているのでしょうか。それとも,まだ推定の域を越えていないのでしょうか。
答えになってなかったらごめんなさい。
自閉症スペクトラム(AS含)研究で著名な先生に診ていただいても、幼少期にそういった兆候がみられなければ、上記のような発達障害の診断名を頂けることはまず無いと思いますよ。
はじめまして、Lulu(39歳♂)です。
白井さんのサイトではすっかり有名人(?)になってしまいました。
「ADHDやアスペルガーじゃ、恋もできないのか?」という内容で、恋愛さえまともにできない現在の孤独感をぶちまけたところ、非常に反響が大きく、自信喪失状態だった私の心に活を入れることができました。
中には、「Luluには恋はできないっていうことを認めて欲しいのですか?」とか、「自分の親の過保護をわかっていながら、それにしがみついているのも不思議だ」なんていう、「喝」もありました。
障害者(5級認定済み)であり、病弱だったということで過保護に育てられたことが原因で、ASだけでなくLDとも診断されたことがあり(今から34年前)、いじめのトラウマもあって、人間不信に陥っていました。
今までも、現状打破のために努力はしましたが、ありとあらゆる会合では仲間外れにされ、実際北大(病気のため3年で中退した)に通っていたときは、スキーができなかったり、ディスコでまるっきり踊れないことから、合コンに一度も誘われたことがありませんでした。
何れにしても、友達なんていうものがほとんどできにくい状態が39年も続いてきました。
それに加えて、両親(現在は父親が9年前にガンで死んだので母親だけ)の過保護が、新たな友達づきあいに横槍を入れたり、サークルへの加入を阻んだりして、がんじがらめの状態でした。それもそのはず、私自身もそうでしたが、親が、私が大学さえ出ていれば将来は保証されると思い込んでいたため、人付き合いのABCを全く教えてくれませんでした。両親は外敵から私自身を守ろうとしたつもりだったのでしょうが、このために私は長いこと外界から隔離された孤独の世界で過ごしてきました。
シマウマは、動物園で育てればライオンやチーターには絶対襲われません。しかし動物園で育てられたシマウマはたとえライオンが近くにいなくても、野生では自活できません。そのことを訴えたかったのですが、自分の親ではまるっきり埒が開かないので、白井さんのサイトに思いの丈をぶつけました。
結局は、自分で心の周囲にバリケードを張り巡らせて、バリケード越しに理想を追い求めていたことを思い知らされましたが、今まで39年間抱いてきた孤独の悩みに対して、一番的を射ている回答を得ることもできました。
たった一つ明かりが見えなかった長いトンネルでも、ようやく明かりが見えてきました。
恋について、また人間関係についてお悩みの貴方、レスお待ちしております。
Helixさん、キリコさん、Mariaさん、シペラスさん、みくさん、こうもりさん、随分遅くなってしまいましたが、お返事ありがとうございました。
読んでみて、考えてみて思いました。まだまだ私には、沢山のもの、気持ちを支える力みたいなものが必要なんじゃないかと。(うまく言えないんですが。)エネルギーとも言う?それとも、時間か。
私は、ASだと思ってもみなかったので、「えっ?」という感じです。
実感が無い。自覚が無い。自分だけが、自分の事をわかっていないらしい。(周りは私が見えているらしい。なぜかはわからない。)
自分の事をわかる自分になれたら、こんなにすぐには疲れないものかな?
自分が今、どういう感情を持っているのか、とか。
これ以上はもう、力は出せない、とか。最低限度くらいは。せめて。知りたい。
自分の事は全然見えない。いつか見えるようになるのか?
またしても自己レス。最近、こればかり…
こうもり wrote:
> じっさいにWAIS(診断に使用される大人向けの知能検査や
>障害者職業センターで使用される職業適性検査などを受けさせて、
>その結果を説明してみるといいと思います。本人が心理職を続け
>る場合でも、転職する場合でも参考になるとは思います。
要するにその彼は心理職についているのですから、心理学的な
話は理解できるかと思います。従って、認知の偏りをデータによ
って説明するという形はありだと思います。ある職業カウンセラ
ーは自分がASであることを認めたがらないAS本人に障害を説
明するのに、WAISの結果を見せたところかなり障害の理解が
進んだと言っておられました。
けっきょく、本人がどんな進路選択をするにも、障害の自覚を
持つ必要があることだけは変わらないでしょう。
AS,ADHD,ADD,LD,etc.
器質的,先天的なものであるとなっていますが,現時点では医学的に実証されているのでしょうか。それとも,まだ推定の域を越えていないのでしょうか。
グルンサです。こまりものさんの書き込みを読んで、身につまされた…と思うと同時に、考えさせられました。
一AS当事者(診断済)として、思ったことを書きます。
こまりものさん wrote:
> 問題は、彼の今の職種です。
はっきり言って、彼には対人援助の仕事はかなり厳しいと思っています。彼自身、ものすごく大変そうで、仕事上、みんなが心配して指摘してくれる事柄もほとんど理解できないようで、3分に1回はおおきなため息をついています。一緒に仕事をしている私も、自分の仕事に加えて、彼へのごく基本的な指導(初めて会った人には「こんにちは」と言ってから自己紹介をして・・・という、人間としてごくごく基本的なところ)まで仕事に加わり、ヘトヘトになっています。
こまりものさんの書き込みを読む限りでは、確かにその彼が対人援助職に向いているとは、考えづらいですね。私自身、かつて対人職としての現場に配属されていましたが(現在はそこを離れています)、やはり場の雰囲気や、相手の本音を掴み取れなかったり、それがもとでトラブルを起こしたり、指摘された事柄にしても「何で、そういうことを注意されるんだろう?」という疑問に見舞われたり…、といったことの繰り返しでした(注意は、未だにされます。また、上記のことで、上司と大喧嘩した経緯もあったので。診断を受ける前のことです)。
> このまま彼が自分の障害を知らないのは、彼自身の人生にとっても、彼のクライエントにとっても、そして彼と一緒に仕事をする仲間にとってもつらすぎるように思います。私としては、近い将来、彼は自分の障害を認知するべきであり、その上で再度職業について考え直すべき、と思っています。おそらく、彼の持っている能力を生かせる職業は他にたくさんあると思うのですが、今の“心理”という職業だけは、彼には無理なのではないかと思うのです。もし、彼が自分の障害を理解したうえで、それをなんとか克服するよう努力を続け、仕事を続けていきたいというのならまた話は別だと思うのですが、このまま何も知らないままに心理の仕事を続けていくのはどうかと思うのです。
自分自身が障害者であることを知らないままでいるのは、双方(=その彼と、こまりものさん・クライアントを含めた周囲の皆さん)にとっての不幸だ、と思います(失礼ながら、共倒れしかねないのでは…?とも)。実際、私は昨年『片づけられない女たち』を読んで、「これって、もしかして私…?」と思い始め、その翌月に人事考課の際、当時の上司から「同じ所でばかりつまづく」等の指摘を受け、「私は皆と違う!」と疑い始めた経緯があります(診断を受けたのは、今年ですが)。
私も自分自身がASであることを知るまで、就職してから10年もの時間がかかったわけですが、自分自身の障害特性を知って、その上でどうするかということを考えることは(仕事だけでなく)、必要なことだと思います。
自己理解については、いい方法が思い浮かばなかったので、ここに書けませんが、お許しいただければ幸いです。
直接の答えにはなっていませんが、自分自身が発達障害者であることを知らないまま、過ごしてきたものの一例として、参考にしていただければ…と思います。
中途半端なレスになってしまい、すみません。
雨の日はステキ
あの人が外に出ないから
誰も訪ねて来ないから
湿度のカーテンが目隠しするから
部屋の中に一日いても
誰にも文句を言われない
あの人も暴れない
潤いに満たされる
霞んでいるんじゃないの
雨粒が煌めいているの
一粒一粒に虹が見えるでしょ
隠れたいんじゃない
違う世界に住みたいだけ
身体に水があふれているだけ
こうもり(AS診断済み)です。臨床現場に耐えられるかどうか
分かりませんが、来年から発達障害の勉強をするため、どこぞの大
学の研究生になる予定です。職業につながるかどうかも分かりませ
んが、どうしてものっぴきならぬ事情がありまして。
こまりものさん wrote:
> 問題は、彼の今の職種です。なんと、なんと、彼は“心理”の
>仕事をしているのです。わかりやすく言えば、カウンセラー。よ
>りにもよって・・・。
ASであれば、心理職を避けた方がいいと言われれば、わたし
などは生きる目的を失ってしまいますが、心理職につく場合は自
分の弱点は把握しておいた方がいいでしょうね。
>私としては、近い将来、彼は自分の障害を認知するべきであり、
>その上で再度職業について考え直すべき、と思っています。おそ
>らく、彼の持っている能力を生かせる職業は他にたくさんあると
>思うのですが、今の“心理”という職業だけは、彼には無理なの
>ではないかと思うのです。
その彼がカウンセラーに向いているとは思えないのですが、彼
には具体的にどのような職業適性があると思われますか?AS本
人の職業適性は様々ですが、本人にとって向いている仕事という
のは、それほど多くはないという点は一致しています。向いてい
る仕事では人一倍の能力を発揮できる可能性がありますが。
> みなさんのご意見をお聞かせ下さい。もし、彼が自己理解をす
>すめるいい方法があれば、それも教えて頂ければ非常に嬉しいで
>す。よろしくお願いします。
じっさいにWAIS(診断に使用される大人向けの知能検査や
障害者職業センターで使用される職業適性検査などを受けさせて、
その結果を説明してみるといいと思います。本人が心理職を続け
る場合でも、転職する場合でも参考になるとは思います。
補足です。
> また、ASやADHDは医学的な診断ですが、ACは診断ではなく機能不
>全家族で育った人の状態像と言った方が適切です。
つまり,アルコール依存症,摂食障害と診断された患者のうち、家族関係
が原因と思われる人の状態像を抽出したのがACと言ってよいでしょう。A
Cについてはこれらの専門医の中に詳しい人がいると思われます。
>(2)ASやADHDの人が機能不全家族で育ったために、ACにも該当し
> ている場合があるため。
そして、ASやADHDの人が生育環境によってアルコール依存症や接食
障害になることも多いため、「ACか?AS(あるいはADHD)か?とい
う分け方は必ずしもできないのです。
Helix wrote:
>こりっこさん、やんちゃんさん、レスありがとうございました。
>
>私も約束は出来ればしたくないんですよね。と言うより人と会うために外に出るのがイヤなんですが。
>でもそうもいっていられない場合は、こりっこさんとは逆にあいまいでなくきっちり時間を決めないと気がすみません。
>
>こりっこさんのおっしゃる「逃げ場の無い空間」に自分を追い込まないとダメなんですね。苦しいのに・・・
>
>>しかし基本的に人との約束は好きじゃないです。しがらみになるようなことは、それが終わるまで宙につり下がった感じで落ちつかないです。
>
>まさにその通りです。
>う〜ん、何とかもっと気軽に考えられるようになりたいものですが。
「計画」を立てたり「約束」をするのはその事が達成できるであろうという見込みがあるからだと思います。
私の話になりますが、箇条書き計画をよくしていた時期がありました。
一日にする事であったり、年間計画であったり、しておきたいと思う事を紙に書いていました。大抵、できない事がほとんどで、後で嫌な気分になりました。
無駄に時間が過ぎた気がしました。自己満足が得られないのです。
そんな私を「満たされない人」と言う人がいて悩みましたが、(自分の思う
「満たされない人像」とのギャップから一緒にしないでほしいと思ったのです。)
今、思えば「満たされていない」「しんどい」は充実していたのです。
Herixさんは、何としても約束を守るそうですね。おそらく、自分の計画に対しても
そうなのではないでしょうか?
自分の計画も守る事ができるのなら、充実していけるのでしょう。
無理のないように・・・
若者は無理をして頑張るべきなのでしょうか?
無計画でボケボケしていると幸せを感じます。
こんな事を書いていると自分が年寄りのような気がしてきました。なんだか嫌。
こまりもの wrote:
> 問題は、彼の今の職種です。なんと、なんと、彼は“心理”の仕事をしているのです。わかりやすく言えば、カウンセラー。よりにもよって・・・。彼がこの仕事を選んだ理由は「病院に関係する仕事をしたかったけど、医者になれるほど頭がよくなかったから」というもの。はっきり言って、彼には対人援助の仕事はかなり厳しいと思っています。
こんばんは、ぱーこです。
私も対人援助のはしくれなのですが、「受容、共感、」抜きではできない仕事。
トレーニングの段階をクリヤーされての現場だと思うのですが・・・
マニュアルのない、自分の感性が頼りの部分が大きい仕事が、できる??
ちなみに私の夫AS?は、医者ですが、患者さんを診るのではなく、研究なのでとても自分に合った仕事を選んでいると感心します。過去、地下室で何年もねずみ相手にやっていました。
> このまま彼が自分の障害を知らないのは、彼自身の人生にとっても、彼のクライエントにとっても、そして彼と一緒に仕事をする仲間にとってもつらすぎるように思います。
なによりも危険ではありませんか?
クライエントさんの心にかかわることは命にも関わることですよ。
彼の心も壊れる危険性があるとおもいますよ。
> みなさんのご意見をお聞かせ下さい。もし、彼が自己理解をすすめるいい方法があれば、それも教えて頂ければ非常に嬉しいです。よろしくお願いします。
スーパーバイザーから指導してもらえないのでしょうか。
研究会でも研修でも何でも、参加されて違和感をもたれないのかしら?
主治医に相談できたら・・・・いい先生だといいけれど。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
さっき、あさかぜさんに「新たに投稿」を書いたのに消えちゃった〜。
それは「いい子を演じていました」という題でした。
頭で理解しても、目の前にいる人が夫だと、理解した態度が不自然です。
見返りを求めてしまうからでしょうね。
【その責任の一端を担おうとせずに無視する(何を尋ねても何も答えない)夫と共に生活していくのは、しんどいのです。】
そうです。一緒、とか、協力ということが夫にはできなくて、私ひとりで家族をつなごうとして
無視されているように感じます。家族なんだから、という私の価値観が揺らぎます。
これであなたは満足でしょう、とばかりに期待や干渉をやめてしまっても
相手はこちらがするものだ、と要求はあるようで(頭で翻訳すると)、それにはいはいと応えていて、嬉しそうにされると、ひきつってしまいます。
どうも、自分が「損」と思う私がいます。
最後は自分が選んだ相手だから、自分で決着をつけようと思います。
そのために、カウンセリングもうけています。
診断名がどうであれ、私がどう付き合っていくのか、
無理のない範囲というのを自分で作っていかなきゃねぇ。
ASの人の本を読んでは、うんうん、とかそうなのよね、とか納得したり感動したりできるのに、こと夫になると、本当は腹が立ちますよ。
では、また。
はじめまして。いま、ほんとうに困り切っています。皆さんのご意見や感想をお聞かせいただければと思います。
実は、職場の後輩が、明らかにアスペ+不注意型ADHDなのです。あの無表情さ、抑揚のない話し方、調節できない声の大きさ、不自然な体の動き、場の雰囲気の読めなさ、話の通じにくさ、ニュアンスの伝わらなさ・・・。どれをとっても、アスペと不注意型のADHDが合併している状態にみえます。そのうえ、最近、彼は自分で「僕はうつ病です」とカミングアウト!1日3回服薬をしているようです。私からすると「うつ」は対人関係がうまくいかないことでの2次障害と思えてしかたないのですが、彼自身には「うつ」という自覚しかありません。そのベースには、アスペとADHDが潜んでいるのは、ほぼ確実というのに・・・。
問題は、彼の今の職種です。なんと、なんと、彼は“心理”の仕事をしているのです。わかりやすく言えば、カウンセラー。よりにもよって・・・。彼がこの仕事を選んだ理由は「病院に関係する仕事をしたかったけど、医者になれるほど頭がよくなかったから」というもの。はっきり言って、彼には対人援助の仕事はかなり厳しいと思っています。彼自身、ものすごく大変そうで、仕事上、みんなが心配して指摘してくれる事柄もほとんど理解できないようで、3分に1回はおおきなため息をついています。一緒に仕事をしている私も、自分の仕事に加えて、彼へのごく基本的な指導(初めて会った人には「こんにちは」と言ってから自己紹介をして・・・という、人間としてごくごく基本的なところ)まで仕事に加わり、ヘトヘトになっています。
このまま彼が自分の障害を知らないのは、彼自身の人生にとっても、彼のクライエントにとっても、そして彼と一緒に仕事をする仲間にとってもつらすぎるように思います。私としては、近い将来、彼は自分の障害を認知するべきであり、その上で再度職業について考え直すべき、と思っています。おそらく、彼の持っている能力を生かせる職業は他にたくさんあると思うのですが、今の“心理”という職業だけは、彼には無理なのではないかと思うのです。もし、彼が自分の障害を理解したうえで、それをなんとか克服するよう努力を続け、仕事を続けていきたいというのならまた話は別だと思うのですが、このまま何も知らないままに心理の仕事を続けていくのはどうかと思うのです。
みなさんのご意見をお聞かせ下さい。もし、彼が自己理解をすすめるいい方法があれば、それも教えて頂ければ非常に嬉しいです。よろしくお願いします。
だまさん wrote:
>それから一番気になっていることは、ACとASの見分け方です。今、実際
>に『インナーチルドレン』という本を買って、自分でACのトレーニングを
>しているのですが、もし、ASでしたら、それは効果があるのでしょうか。
>そして、病院で診断はきちんとしてもらえるのでしょうか。どなたか、教え
>てください。
まずはACの説明から。元々はアルコール依存症の親の元で育ったために
大人になってからも大人になりきれなくない人のことを指します。ただし、
現在使用されているAC概念は、だまさんの彼氏が言うように、アルコール
依存症に限らず、機能不全家族で育った影響で大人になりきれなくなってい
る人のことを指します。つまり、ASやADHDでは生まれつきの脳機能障
害が問題になるのですが、ACの場合は本人の生育環境が問題にされる訳で
す。
また、ASやADHDは医学的な診断ですが、ACは診断ではなく機能不
全家族で育った人の状態像と言った方が適切です。
なお、ACとASやADHDの区別がつきにくいのは以下のような理由に
よると考えられます。
(1)ASやADHDの人が発達の遅れによって大人になりきれてないよう
に見える場合があるため。
(2)ASやADHDの人が機能不全家族で育ったために、ACにも該当し
ている場合があるため。
特に(2)については、じっさいに「自分がACなのではないか」と思っ
てカウンセラーに相談に行った人が医学的にはASやADHDにも該当して
いたということは、あっても不思議ではないと思います。発達障害者はなか
なか適切な育児をしてくれる親に巡り合うことが難しいという事情もありま
すから。
後は、本人の視点で、自分の生きにくさの理由を生まれつきの能力の偏り
に求める人は発達障害と自分の関係に興味を持ち、生育環境の苛酷さに求め
る人はACと自分の関係に興味を持つということはありそうです。わたし自
身がACの特徴に当てはまる部分を多数持ちながら、ACを疑うことがなか
ったのは、虐待と言えるほどのものを受けたことがなかったし、他人との関
係に対する関心が弱めだったためです。
で、診断については、ACを診断する病院はあまりないと思いますが、斎
藤学氏や信田さよ子氏のようにACを扱っている専門家はいるようです。A
Sについては大人の発達障害を扱っている病院などでは診断を受けることが
できます。まあ、いちおう、わたしが参加している発達障害相互支援ネット
ワークでもちょっとは受診する場合の参考情報なんかを持っています。(東
北と北海道以外なら調べがつくかな)
最後に「もしASの人がACの人のトレーニングを受けて効果があるのか
」という点ですが、臨床家ではないわたしにはちょっと分かりません。(ま
あ、これから臨床家の卵になるんだけど)
ただ、自分自身の治療や自己対策のプランを立てるためには、鑑別診断を
して、ある程度問題の的を絞っておいた方がいいとは思います。ACについ
てはAC専門のサイトで聞いた方がいいと思いますが、大人の発達障害関係
であれば、ここが1番情報を集めやすいでしょう。
長文になってしまってめんごです。
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