アスペルガーの館の掲示板（旧）

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みどりちゃん wrote:

>困ってないけど多分AS。　ASだからって困ってなきゃいけないワケじゃないしね。
>さくらかのえさんもそんな事で（失礼！）迷うことはないでしょう。　堂々とAS人生（？？？）を送りましょう！

そうですね。ありがとうございます。
頭では、こうじゃないといけないとか、ＡＳでなかったら発言しちゃいけないと
する合理的な理由などない、とわかっているのですが、ついね。

「ＡＳ＝障害」「障害＝ハンディキャップ＝困難がある」
「判断できるのは専門家だけ」という考えに捕らわれているから、
あんまり困っていない＝ＡＳと言えないのでは？という考えになるのでしょう。
公式な場においては、ひとつの基準としてそれも必要かもしれませんが、
本来、自分がなにかというのは自分が決めることのはず。

ただ最近は、ＡＳかどうかとか、自分がなんであるかというのは
もういいかな、とも思っています。（自分にとって、ということです）
大切なのは、自分が何かと定義することではなく、
ひとつひとつの場面でできることやできないこと、必要なことを見極めたり、
自分が感じていることや反応の仕方を楽しんでいくことだよね。
で、必要なら堂々と誰かの助けを借りたって、ひとと違ってたっていいってこと。
ＡＳに関する知識は、そのために使おうと思います。

ＡＳのことを知ってよかったなーと思うのは、
ＡＳを知る前よりも他人の行動に寛大になれたような気がすることです。
見てていらいらするような行動をとる人がたまにいるけど、
このひとにとってはこれが自分のペースなんだろうなぁと思えるようになりました。

シュッツさん wrote:
＞もっとシャレた、新しい名前を作った方がいいのではという気もします。
みどりちゃん wrote:
＞さんせー！

「何か違うんだよな」症候群
　電算業界における職業病ともいえる病気、特に仕事のできるSEに発症するため始末が悪い。
　ミーティングの際に「これはなんたらかんたらで、あれはどうたらこうたらで……」と説明し、全員が納得したところで、「……けど、なんか違うような気がするんだよな。」のひとことで全員が「だぁぁぁぁぁぁぁあ。」とずっこける、というのが典型的な症状。で、「とりあえずこれでいこう」と決めて仕事を進め、ようやく形になってきたあたりで、また「新しいアイディアが出た」とか言いだすのである。で、それを聞いてみると、確かに前より格段にいいのである！　ところがそのとたん、「……けど、なんか違うような気がするんだよな。」「だぁぁぁぁぁぁぁあ。」。
　しまいには周囲も呆れて、「……また始まったよ」「どっか閉じ込めといたほうがいいんじゃない？」とか言いだすのだが、やはり「完成度を上げたい」という欲求に勝てず、けっきょく作りこんでしまうのである。で、自分の仕事のできまえを見て、「うーん……だけど、なんかこう、ちょっと違うような気がするんだよな」とか言っていたりするのである。
　なお、この「何か違うんだよな」症候群（「なんか」にアクセント）と似た症状に、「何か違うんだよな」症候群（「違うんだよな」にアクセント）があり、こちらは新しく出るアイディアが前より悪い、という点で別の病気であるので、診断には注意を要する。
　アスペルガー症候群との関連が疑われているが、定かではない。

　　　　　　　　　　　（救世義也『DP笑辞典』より抜粋）

　重ねて言っておくが信じてはならんぞ　KILROY

ぴよ wrote:
>武田好史 wrote:
>>みなさんおはようございます。
>>　またちょっと、聞いてみたいことがあったので、質問します。
>>
>>あなたが、今日本の世の中で、危機的だと思うことは何ですか？
>
>教育改革国民会議：奉仕活動の義務化とか。
>
>奉仕って、「みずからすすんで」やるものでしょ。
>「奉仕」と「義務」って、矛盾してます。
>
>こんな偽善的なことは、絶対にやめてほしいです。
>
　私もそう思います。ボランティアとは、「自ら進んで、何の見返りもなく、社会を良くするためにがんばること」であると思います。とてもじゃないけど、「単位取得のためにやっているんだ・・・」なんていう生半可な気持ちでやっていたら、受け入れてくれた組織に失礼です。
　あまり気を入れすぎてもまた良くなく、適度な「自分は・・・・でお役に立てます！」「こんどは・・・をやってみよう」という積極性を持ってやることが大切です。
　学校に導入するなら授業としてではなく、クラブなど課外活動の一環として、あくまで人間性の鍛錬・陶冶のための活動として、子供たちの自主性を尊重した形で
行うべきです。

ぴよさんwrote:
＞奉仕って、「みずからすすんで」やるものでしょ。
＞「奉仕」と「義務」って、矛盾してます。

　ボランティア（volunteer）は、英語で「志願兵」のことをいいます。
　義務化すると「徴兵制」になります(^_^;)。

　とはいえ自衛隊の人と三年半ほど一緒に仕事した経験からいうと、徴兵制ではなくて「兵役の制度化」はそう悪いことではないように思います。自衛官は基本的に「人殺しの道具を扱う」商売なので、訓練が厳しいのは事故防止のためなんですね。ですから基本的に「お客さん」である体験入隊者にはすこぶる甘く、そこいらの体育会系のクラブ活動よりよっぽど民主的です。

　軍隊っちゅーところは基本的に「なんでも自分でできなきゃいけない」というところですから、掃除洗濯ベッドメーキング裁縫食事の支度に救急法にロープワークといった、ボーイスカウト（和訳すると「少年偵察兵」）あたりに必須の技術を身につけることができます。ところが現在義務化が検討されている「ボランティア活動」なるものは、「誰でもできること」を「手伝わせよう」という態度です。これでは役に立つ技術は身につきませんし、自主性も育ちません。

　救急法を身につけるということは、「目の前に死にそうな人がいる」ときに、「なんとかしなくちゃいけない」という義務を背負い込むことです。おいしいお粥が炊けるようになるということは、妻が具合が悪そうだったら精魂こめてお粥を炊いてあげる義務を背負い込むことです（『軍隊調理法』には病人食がいろいろと載っています）。
　そういう「責任」を背負い込むことを、「鬱陶しい」と感じる部分は確かにあると思います。「私、そういうの分かりませんから」と、仕事を拒否する新入社員もいます。だけど、そういう「責任」を背負ってすっくと立ってるひとというのは、これはもう理屈抜きでカッコいいんです。

　過労で心臓ぶっ壊してハードな肉体労働に耐えられなくなって逼塞状況にある私ですが、それでも「アルゴリズムを書く」「プログラムを書く」「文章を書く」といった仕事はできて、それが誰かの役に立つんですね。で、その喜びを経験するには、「私にはこういう『できること』がある」という自信と責任が必須なわけです。

　ですから、「何かをする」という直接的なボランティアではなく、「何かを身につける」という、「間接的なボランティア」を行なったほうがいいと私は考えてます。

　これはもちろん「義務」ではありません。やりたくない人はやらなければよろしい。だけど、そういうのってカッコ悪いよな。

　お粥にはちょっと自信がある　KILROY

レスありがとうございました。

qwert wrote:
>これ、こまりますよね。相手と話をしていても心がふれあっているという実
>感がなくてねえ。そのくせ自分の中では気持ちが盛り上がってしまうと。
>あ！私はそんな感じですけど同じですか？違うかな？

ただ、食事とかたまにはデートみたくしたい、と思うんです。
会ってるときは確かに楽しいけれど、思い出が増えて良かった、
と、すぐ過去のこととしてしまいます。
時間の感覚がおかしいのでしょうか？

>私も毎日働いて週末の休日を抜け殻のように過ごすのが精一杯です。
>女性とは知合い程度にはなれても、それ以上ふれあうことができない（という
>か心のふれあいそのものが実感できない）ので、いまだに独身です。
>自分でも何が楽しくて生きてるんだかよくわからないです。

ちょうど絵本の好きなページのように、私の思い出は、ごく小さいときから
連続性を持たず、切れ切れです。それも自分の発した言葉が伴うことは
一度もありません。常に映像のみです。思い出したい思い出は、背景の色や音や香りまではっきりと説明できるのに、自分の人生が切れ切れなのでなんかむなしい感じもするときがあります。自分の人生ってなんだろうかと淡々と考えてしまいます。人と会うときは楽しいけれど、それ以上自分に関わって貰いたくないと思います。これもASの特徴でしょうか？仕事と食べる寝るだけだったら、どんなに楽か、
と一時期考えたこともありますよ。

tori wrote:
>ななはさんより追いこまれてます。でも全然悩んでなかったりします。
>と言うのは嘘で、時々不安で堪らなくなります。でも、それって人と比べるからな>んですね。
>私は友達が一人もいません。第一、誰が友達なのかよくわからなかったりします。
>電話を掛けてきてくれる人がたまにいるのですが、
>元々人と遊ぶことがそれほど好きではないので、別に困ってないです。
>貯金もない、年金も払ってない、しかも２０代後半で無職。何か技能があるわけで>もない。でも落ち込んでも仕方がないです。
>落ち込んでうつ状態でイライラしたり、床に伏せっているよりは、能天気にしてる>方がずっと楽です。そうすればものも考えられるし、うつ状態よりもずっといいと>思ってます。私も以前は、杓子定規にものを考えて、白か黒か、割り切れないと許>せない性格でした。

tori さん、レスありがとうございました。
私は白黒より、常に灰色なんですね、思考が。どうでもいいと思えることは
どうでもよくなってしまいます。

>社会のルールは守らねば、そういう基準でガチガチに自分を縛っていました。
>無職だなんてとんでもない、という考え方をしてました。その基準を人にも当ては>めていました。それで自分が実際にその立場になると、ものすごく落ち込んだので>す。自己嫌悪ですね。今でもそういうところはあるのですが、自分の性格をＡＳに>よって説明することで、客観的に自分を分析できるようになってからは、だいぶ楽>になりました。

そうですね、考えに幅が出て来られたんですね。

>私は事務職とサービス業を経験しましたが、どちらも向いていなかった。
>仕事を辞めたことで、結局は自分の適性に気が付くことになりました。
>だから今では逆によかったと思っています。
>ＡＳ傾向の人が困るのは、ＡＳ傾向がもたらす人との違いに悩むことによって、う
>つ状態になることではないかと私は思います。多分ＡＳの症状そのものは、環境さ>え整えばおそらくあまり問題にはならないのではないでしょうか。それどころか、>最大の長所なのでは？

触媒みたいな職場やパートナーがいると、秀でた能力が増幅されるのでは
ないか、と私も良い方向に最近考えるようになれました。
>
>と、ここまで書いてNo.3409 の KILROY さんの書き込みを見て思い直しました。
>やっぱりＡＳの人は「うつ」になる運命なのではないでしょうか。（笑）
>すみません。逆に落ち込ませてしまったかもしれないです。

いいえ、そんなことありません。鬱傾向は常に私もあります、でもそれは
症状ではなく、人から拒絶・裏切られたと感じた過去経験からの後天的
なものではないでしょうか？でもたびたび思います、「今私の年で、他人は
どう考え、将来を設計しているのだろうか、楽しそうだな。」と。
今は自分のASが悪い方に働かないよう気を付けて過ごすのが日課ですね。
常に、大多数の他人を尺度にしなければならない自分が時に哀れです。

みなさん、つたない私の独り言に温かい励まし本当にありがとうございました。
嬉しかったです。

>　散々言われました。面と向かって「キチガイ」と言われたこともあります。

はい、私も親からキチガイと言われました。

>　いよいよ仕事がなくなってしまった私を見かねて、友人が仕事を紹介してくれま>した。ところがその仕事が裏目に出て、逆に私は損害を受けてしまいました。以
>来、その友人とは気まずくなってしまい、逆にこちらが気を遣わせては悪いと思っ>てつきあいを遠慮しています。そういう友人が私には何人もいます。

どこからか友達あるいは友達みたいな人って出現するものなんですね．．．。

>　有能であるがゆえに、あるいはがんばったがゆえにトラブルが生じることだって>珍しくありません。「言われたことだけやってりゃいいや」みたいな人だってちゃ>んと給料を受取る権利があるんです。善意に基づいて頑張ってるひとがちゃんと評>価されないなんていうのは、組織が悪いんですっ！

今むちゃくちゃ薄給なんですけど、そしたら親が「あんたはその薄給分しかない
人間だって事なんだからね。」って。口論の時それを「やっぱりそうなんだって
つくづく感じてるよ。」って言ったら、「そんなこと行った覚えない。」
って．．．人から言われたことって信じるべきじゃない？？？

>　恋っていうのはそういうものです。私なんか自慢じゃないけど婚約者がバイクで>事故っちゃったもんだから懸命に看病したんだけど、看病疲れで心臓の状態が悪化>して今度は自分が倒れてしまいました。そしたら私の婚約者は、（保険の切れたバ>イクを乗り回していたうえに、免許の更新を忘れて無免許運転をしていたために、>事故の相手への補償金を払わなきゃいけなくなっていたために）結納金を持ったま>ま行方をくらましてしまいました。

そりゃひどいじゃないですか！

>　こんな私と結婚してくれる人がいるでしょうか？

いると思いますよ、世間では「どうしてくっついてるわけ？メリット無いのに。」
って思える夫婦だって沢山いるじゃないですか！　

>　私なんか通う職場もありゃしねぇ。

ごめんなさい、私考えが甘いですね？

>　きつい言葉に聞こえたと思います。ですが、赦してください（←とか言っときゃ>赦してもらえるとかいった甘いことを考えているんだろうがこの馬鹿が、と苦悩の>セルフつっこみ）。私は「甘えるな！」みたいなことを言える立場ではありませ
>ん。私だって病気になんなかったらここまで深く人生に悩むこともなかったと思い>ます。「私よりよっぽどマシだろう」とも言いません。下を見て安心するのはゲス>のすることです。
>「だから上を見て歩け」っつーのも無理なんだよね。「がんばれ」とか言われるの>が苦痛なときってあるんですよ。思いっきりめそめそ泣くとか、誰かに甘えると
>か、そうしたほうがいいときっていうのが、確かにあるんです。

いいえ、もろいくせに人一倍私もひねくれているし、なんか逆境に強いかも。
全然きつくないです。
私がんばれという言葉を憎悪しているので、聞こえないんですよ（笑）。

>　傷つかないように。そして、自分を傷つけないように。堪えてください。幸い支>えてくれそうな人もいらっしゃるようだし、他人の私でも愚痴くらいなら聞きます>から（←とかいって相手が若い女性だと思ってつまんない下心とか出してやがんだ>ろう、と自戒のセルフつっこみ）。

そうですねー。でも文句言われて号泣しても、翌朝には「ばっかじゃん、私は好きにするさ。」と開き直る自分のもう一面もあり、それもまたいわゆる「反省がない」って思われる原因かも、と思うのです。支えてくれる人？それこそ錯覚
（爆笑）。

>　役に立たん奴で申し訳ありません　KILROY

いいえ、すかっとありがとうございました。
自分で出来ることを考えます．．．。

シュッツさん wrote:
＞もっとシャレた、新しい名前を作った方がいいのではという気もします。
みどりちゃん wrote:
＞さんせー！

ロゴシズム(logosism)（名）
　脳機能学者キルロイ・W・アシュア（Kilroy.W.Ashere）の命名による、いわゆる高機能広汎性発達障害（Asperger症候群）に代わる名称として用いられる語。自閉症(autism)に似るが、自閉症の特徴である他者に対する反応性の欠如がほとんどの場合に軽微であるため、そのメカニズムは異なるとするのが一般的である。
　命名は論理・秩序・法則性・言語等全般に対する親和性によるもので、一般には「ロゴス希求型性向」と訳される。多くは形式的推論に優れ、機械親和性が高い。社会性は良好である。
　歴史的には精神分裂症（スキゾフレニー）との関連も疑われ、「分裂パーソナリティ」と呼称されたこともあるが、精神分裂症における抑圧機構の不全による幻覚がほとんどロゴシズムにおいてはほとんどみられない。そこで、ロゴシズムにおける類分裂症症状の原因を、意識－前意識－無意識の協調状態に由来するものと考える説が注目されている。すなわち、「魔術の年令」と呼ばれる幼児期から少年期に移行する過程で、抑圧機構による意識状態の分断が行なわれず、意識と無意識がゆるやかに連合した形で人格形成が行なわれたとみる。このため、高度に抑圧的なパーソナリティ（ヒステリー傾向）の人物との軋轢に悩まされることが多く、そのため人格形成に問題が起きる場合がある。その典型的な症状は発達過程における論理固執（「if-then」ルール固着とも呼ばれる）であるが、社会的人格形成の過程で解消するケースがほとんどである。

　　　　　　　　　　　（救世義也『セルフ・コミットメントの心理学』より抜粋）

　はっきり言っておくが信じてはならんぞ　KILROY

KILROY wrote:
>　……というのは冗談にしても（←ほんとに冗談か？）、自分の仕事に誇りが持てない人が会社
>勤めしてても辛いばっかりじゃないでしょうか。運不運や好き嫌い、向き不向きはあるにせよ、
>「いま、自分に与えられた仕事」をとことんやり抜く、というのは大切なことだと思います。自分で
>言ってて「私らしくないなぁ」と思うけど、つまんなそうに見える仕事にも、とことん追求すると新し
>い発見があったりします。その段階を越えて「自分の仕事」になったら、「この仕事は『私の芸術
>作品』だっ！」と言っちゃっていいと思います。

KILROY さんの話を読んでいて、得るところがありました。
感謝しています。

武田好史 wrote:
>みなさんおはようございます。
>　またちょっと、聞いてみたいことがあったので、質問します。
>
>あなたが、今日本の世の中で、危機的だと思うことは何ですか？

教育改革国民会議：奉仕活動の義務化とか。

奉仕って、「みずからすすんで」やるものでしょ。
「奉仕」と「義務」って、矛盾してます。

こんな偽善的なことは、絶対にやめてほしいです。

「第一分科会委員発言の概要」
http://www.kantei.go.jp/jp/kyouiku/1bunkakai/dai4/1-4siryou1.html

「教育改革国民会議」（首相官邸）
http://www.kantei.go.jp/jp/kyouiku/index.html

Hiro wrote:
>いまでも、そのレッテルは拭えないのですが、 4月から専門学校に通えることになりました。
>（多分、途中で辞めると思う）
おや、随分と悟りが早いですね。　私は散々もがいたあげく、大学２回も退学してます。　君は若いのに立派だ。
ま、辞めちゃえば友達なんて出来ないんだから、学校には居られるだけ居て、気楽に話せる友達が１人でも出来たら儲けモン！ってくらいの気持
ちで通ったらどうでしょう？　どんな学問でも、長く生きた人の話を聞くのは面白いものです。

>学校近くで良さそうな病院を見つけました。
>そこは、クスリを出す医者ばかりではなくカウンセリングの整った病院だそうです
>ひょっとすると、分裂という名前が無くなるかも知れません
あ、それはよかった。
分裂病に対する社会の目は当分変わることがなさそうだし、そのレッテルを一生背負って生きていくのはちょっと重いよね。
ま、ASに対する世間の目だって似たようなモンかもしれないけどさ。

>ところが、最近になって「障害年金」という制度を知りました。
>これは、20歳以前の心身障害の場合、全く積立金を支払っていなくても、年金が受け取れるものです
>（20歳以降は、滞納が無いことも追加条件）
２０才以降でも、先天性の障害であれば、未納期間があっても満額出ます。
というのは、発病がいつだったかが問題になるからです。（先天性の障害の場合は発病は誕生時、又は誕生以前ということになります）
障害年金は、障害の発生時から支給されますが（ただし未成年で発病した場合は２０才になってから支給開始）、
その額は、『発病以前の年金加入可能期間（＝２０才の誕生日以降の年月）に対する加入期間（＝払った期間）の割合』に比例します。
２０才の誕生日以降に発病した場合は未納期間分を差し引いた額が支給されるけど、
２０才の誕生日以前に発病した場合（先天性はこっち）は発病以前の年金加入可能期間が０ヶ月なので、
１回（＝１ヶ月）も払っていなくても加入期間の割合は１００％とみなされ未納の有無に係わらず満額支給されます。

>医師の診断で、「分裂」と付けば100％に近い確率で認定を受けられます。
>ですが、ASだとまだ認知が甘く「その程度」位にしか扱われないそうです。
本当に理解ある医師は、世間（＝お役所）のそういう見方を心得ているので、役所向けの書類には『AS』とは書かずに『広範性発達障害』と書
いてくれます。これはウソを書いているというわけでは決してありません。言い換えをしただけですのでご安心を。
『広範性発達障害』は先天性の障害として扱われるので、「２０才を過ぎちゃってて、しかも年金なんて払ってない」という人でも、
きちんと申請さえすれば今月から満額支給されます。

年金受給は当然の権利です（不正受給は除く）ので、申請して差し支えないと思いますが、本来的には、やりがいのある職業を見つけて自分で稼
ぐ喜びも見つけて欲しいところです。わたしもそうなりたい。

>自分としては両方の病気の特徴を持っています。
>このまま医者に何も言わないで、「分裂」で通して 20歳になった段階で障害年金をもらうか、それとも正直に再診断を受けて
>カウンセリングのある病院でちゃんとした治療を受けるののどちらが得策でしょうか？
どっちが得か？と言いますと、年金に関してだけ言えばどちらでも同額の支給を受けられるので引き分け。
後は、自分の納得がいくようにするのがよいでしょう。

いろんな所にまとめてレス！

さくらかのえ wrote:
>わたしは一応、自分はＡＳかもしれない、と思ってこの掲示板にきているのですが、もしかしたら違うかもしれない、とも思っています。
>あんまり困っていないんです。
>でもあきらかに、物事の捉え方などが、周りの人とズレていて、話が合わないときがあります。
>周りの人の気持ちとか要求されていることが今ひとつわからない。身だしなみも忘れがちです。
私は医療機関でASと診断され、本等から得た知識の範囲内では自分でもASだと思って納得しているので、多分ASなのでしょう。
でもね、そんなに困ってないの。
社会生活を送る上では困ることもあるし自分の中には困った症状（？）もあります。
周りの人とは明らかにズレていて何を求められているのかイマイチ分かんない。　（これはちょっとだけ困る）
身だしなみなんてモノは忘れっぱなしに近いです。　（あっ、そうだ。半年ぶりに髪の毛切ろうかな？）
それでも年がら年中心底困り果てているわけじゃない。
困ってないけど多分AS。　ASだからって困ってなきゃいけないワケじゃないしね。
さくらかのえさんもそんな事で（失礼！）迷うことはないでしょう。　堂々とAS人生（？？？）を送りましょう！

tori wrote:
>自分のことを知るための一手段として、精神医学と脳科学の研究成果を利用しようと思ってます。
さんせー！

>私はいつも、ＡＳの掲示板だからって、ＡＳじゃない人が書き込んではだめってことはないと思ってます。
私もそう思います。

>なんでこんなことを書いたかというと、自分がＡＳであるかないかを気にしている人が結構多いなと思ったからです。
でもね、私は「ASじゃないけど書き込みます」っていう人の配慮もわかるの。
「こーいう（症状の）人いますか？」みたいな問いかけって、問うている人は「そういう事（症状）がASに起因するのか否か」を
知りたくて訊いてる場合が多いと思うのね。　だから答える人も「ASじゃない」とか「ASじゃないかもしれない」とか前置きした方が
読んだ人がそのデータを参考にしやすいと思うのです。
私としては、こういう場合はやっぱり前置きして欲しいです。

>でも、医者の診断があるかないかという違いで、診断名が違うからという理由で、遠慮したり、牽制しあったりするのはおかしくないですか？
>医者が決めたカテゴリに押し込められて、自由に意見交換できないのだとすれば、自分の意見や態度が制限を受けるのだとしたら、それは馬鹿げた話だと思います。
私もそう思います。

KILROY wrotes:
>ASというのはいわゆる「自閉症(autism)」と違って幼児期における言語発達の遅れがなくて、分裂症（スキゾフレニア）と違って幻覚がない、という点で、独立した病像（というか、人間像あるいは人格像）であるにも関わらず、自閉症にも分裂症にも似ているわけです。
「幼児期における言語発達の遅れ」が全くないというのは間違いで、発語と始歩に数ヶ月の遅れが見られるというのが定説です。
また、幼児期に「いわゆる自閉症(autism)」と診断されていた人々の中にも、成長するにつれて自閉傾向が消えてASの症候を発現する人々がいて、その一群をASに組み込むかどうか、現在議論が分かれているところなので、幼児期の症候が「いわゆる自閉症(autism)」と全く違うと云うことも、現時点では断言できません。

>　そこで鍵になりそうなのが、「幼児期の言語発達の遅れがない」にもかかわらず、「言葉と言語表現の問題がある」という点なんですね。
>たとえば「ことこと」と「とことこ」はなんで違うんだろう、とか、・・・何度も何度も繰返して違いを確かめてみたりとかしちゃうわけです。これは聴覚的なことだけじゃなくって、「ぬ」と「ね」と「め」を見比べていると、なんだかよく分かんなくなってきて、「ぬめぬめ」・・・とか書き並べて「うーん」とか考えこんでみたりとかしちゃうわけです。
あ、私のことだ！

シュッツ wrote:
>もっとシャレた、新しい名前を作った方がいいのではという気もします。
さんせー！

チイママ wrote:
>それからやっちーさんのカキコを他のも全部見せてもらって思ったのですが、やっちーさんもアスペに似てるようなかんじがするのです
が・・・。もし気分を害されたらごめんなさい。
私もそう思ったです。　はい。

やっちぃー wrote:
>いや、べつにそう言う指摘を受けても全然気分害しませんよ。結構心広いですから。^^←自分で言うなってね。
「心広い」と言われると深読みしちゃいます。「本来腹立てるべき所だけど心広いから許してあげる」って言っているようにもとれる。
ってことは、この人は ASであるのは良いことではないと思ってるのかなぁ、なんて考えちゃいました。
あ、そうか。こういう配慮が出来てないところがAS仲間（？）っぽいと思わせる所以かな？　ま、返答不要です。

>どの辺りにそう言う指摘を受ける要素があったのか分かりませんが、多分違います。
>しゃべりだし、友人関係もかなり良好かな？　なんか結構恵まれてますよ、友人関係については。
ASの診断基準に「寡黙である」という項目は聞いたことありません。また、友人関係が良好なASの人もいます。私がそうだ。

toriさんwrote:
＞同業者同士だとお互いの本を批評しあうのは難しいのかもしれないですけど・・・。
　本づくりに関わる人にはいろんな役回りの人がいるので、「同業者」ではくくれないんですよ。『スーパーステレオグラム』のときは装釘の方と意志の疎通をはかるのにたいへん苦労しました。なにせ「立体視する」という普通でない読みかたをする本でしたので、紙の裏表から繊維の方向テカリの加減や曲げ強さにいたるまでとことん注文をつけたんですが、「わからない」と。確かにプロとしては「わからない」ままで仕事をするのは本意ではないでしょうが……わかるまで待ってたらブームが終わっちゃう(^_^;)。で、双方不本意ながら見切り発車しました。
　で、困るのはこういう仕事に携わるかたは「それで金を取っている」という意味ではプロなんですが、中にはプロ意識に欠ける方とかもいらっしゃるし、単なる技術的な問題点の指摘を悪意に受取られたりもするし……このあたりは視点の差を視点の差として冷静に受け止められるかどうかにかかってるんじゃないでしょうか。
　ルーチンワークなら「仲良しクラブ」でわいわいやってても構わないんですが、私の出番は「ここ一発！」という切迫した状況が多いもんだから苦労します。べつに「仲良しクラブ」が嫌いってわけじゃありませんが(^_^;)。

＞ところで最新版はいつ出るのですか？
　わかりません。『ふたりで聖書を』は当時の出版界のキリスト教ブームに合わせて出版する都合があって、作品自体の質はともかく商品イメージが不明確な本になってしまいました。ですから改訂版は「原始キリスト教の解説書」の形で出すか、「学術書」の形で出すか、あるいはそういったものの総体として出すか、それすらも決定していません。

＞失礼しました。でも婚約者の方は・・・。（これ以上はやめておきます）
＞人それぞれ事情があるんですよね、きっと。
　それほど深い事情があるという訳ではありません。私の勤めていた会社が危機的な経営状態になっていたために、藤本っちゃんと私が会社を辞めたら即座に会社が倒れる、といった状況になっていたわけです。そこで「我々を逃がさないようにソフトウェア関係の知的所有権を会社が囲い込んでおく」ように取引先の販売会社からの圧力がかかり（その結果会社もろとも知的所有権をゴッソリ持ってゆかれちゃったわけですが）、会社としては私が結婚を期に退社・独立するのを警戒して盛んに私生活に干渉してくるようになりました。うちの母親も社長に会社の窮状を訴えられていて、私に「どうなってるの？　なんとかできないの？」と迫ります。その上今度は彼女の件で双方の親同士がいろいろと張り合ってしまったり（私が編集に携わった講談社のステレオグラム本の効果もあって、彼女も技術系イラストレーターとしての仕事が増えてきて、しかも評判も上がってきました。で、その陰には私の資料収集能力があったわけで、これがまた悲劇に結びつきます）とかいったことがあって、本人たちと関係ないところですったもんだが始まってしまったわけです。
　そのうえ彼女はイラストレーターで私はプログラマーだったんですが、当時彼女の仕事の中心だったCGイラストレーションの仕事に関していうと、技術系のCGイラストに関しては私もプロと互角の腕前（大学で機械製図をやっておりましたので、科学イラストや最近流行の３D系なんかは楽勝です。『スーパーステレオグラム』にも私の作品が入ってますし。それに、科学イラストはどんな資料を手に入れるかで仕事の八割が決まってしまいます。それに私は図面から立体図を起こすくらい雑作もなかったんだけど、「美術」からイラストの世界に入った彼女は正確な「もの」を描くのが苦手でした）、藤本っちゃんの関係でそっち方面での売れっ子CGイラストレーターとも交流があり、彼女は自分が「仕事をやめて家庭に入れ」と要求されるんじゃないかと不安になっていました。
　で、そんなこんなでストレスに堪えかねたあげくバイクで事故ってしまい、私は過労のために心臓を壊して入院、それをめぐってまた周囲が騒ぎだし、とうとういたたまれなくなって逃げてしまった、というような話です。

　本人に関係なく周囲の人間が私の争奪戦をくりひろげていたわけで……少なくとも私の責任ではないよなぁ？　私はベストをつくし、ぶっ倒れるまで闘ったぞ。それが悪いってんなら確かに悪いんだけど(^_^;)。

＞そういうのは芸術家だけかな、と思っていました。
　私の開発したアルゴリズムは芸術だ(^_^)。
　……というのは冗談にしても（←ほんとに冗談か？）、自分の仕事に誇りが持てない人が会社勤めしてても辛いばっかりじゃないでしょうか。運不運や好き嫌い、向き不向きはあるにせよ、「いま、自分に与えられた仕事」をとことんやり抜く、というのは大切なことだと思います。自分で言ってて「私らしくないなぁ」と思うけど、つまんなそうに見える仕事にも、とことん追求すると新しい発見があったりします。その段階を越えて「自分の仕事」になったら、「この仕事は『私の芸術作品』だっ！」と言っちゃっていいと思います。

＞＞　だけど、そうやって「政治」をするんだったら、「計算」を忘れてもら
＞＞っちゃあ困るんですよ。「儲かる選択肢」と「儲からない選択肢」が提示
＞＞されたら、「儲かる選択肢」を選んでくれなきゃ困るんです。
＞↑この部分です。普通の人は儲かるか儲からないかだけを判断基準に動くわけじゃないです
＞よね。仲が良いか悪いか、そんなことも判断要因として働くわけです。だけどＡＳ傾向の人
＞はこのことを忘れがちなんですね。内々にことが進んでいると気が付かなかったり、暗黙の
＞了解を無視して反発を買っていたり。こういうの私だけですか？KILROY さんの言う政治は
＞ゲームなんです。数字や記号で表せるゲーム。でも普通の人はそういう風にことを進めない。
＞感情も含めた予測不可能な整合性が一切ないゲームなんです。
＞で、いくら高機能といってもＡＳの本質（欠点？）は何も変わっていないなぁ、と思ったわ
＞けです。誰もがマキャベリのように動くひっ迫した状況では、ＡＳは最高の能力を示すかも
＞しれない。だけど仲良しグループの中におかれると、もうだめなんですね。感情の機微だと
＞かそういうものに疎いから。能力を発揮できない。「もっと普通の人に近づくのかと思って
＞いました」というのは、仲良しグループの中でも楽々とやっていけるようになるのかな、と
＞漠然と考えていたわけです。
＞（↑これは全部、私が考えるＡＳのイメージに基づいてます）
　ガキというのは大人の真似をしたがるけどやることはやっぱりガキ。で、「お前はただのガキだ」と猛烈に怒ります。おだてりゃのぼせるし、けなせば頭にきて暴れるし、そのうち周囲の人間はその人の顔色ばかりを窺うようになります。感情は予測できてもコントロールすることは困難です。で、それを利用して組織を支配することがすなわち人を動かすということだ、とか勘違いをしている経営者が多かったりします。
　問題は、「本人は冷徹なビジネスマンとして行動しているつもりなんだけど、そのじつ感情に振り回されてヘタを打つバカ」や「派閥抗争や主導権争いといった政治ごっこに溺れて肝心の仕事が疎かになるバカ」なんです。こいつらは本当に扱いようがない。AS傾向のない人はこういう人の扱いがASに比べてさらにダメです。「相手がバカであると知ってて、なおかつそれを顔に出さずにいられる」のは相手に感情移入しないAS傾向の人間なんですね。で、AS傾向の人間はこういう扱いようのないバカのお守りをさせられるわけです。本当はさっさと弱味でも握って失脚させちゃえばいいんだけど、相手にも家族のあることだし、企業の中枢に居座っているだけあって会社の弱味も握っているから下手に蹴っ倒すと会社の屋台骨までへし折れたりします。
　で、私はそういう連中がゴロゴロしている組織の中で上手に立ち回ってしまうことができる自分に嫌気がさしていたのね。だから「仕事以外のことは考えなくていい」、電算業界に身を投じたわけです。
　で、こういう扱いようのないバカがパクリ屋の手口に引っ掛かって会社の経営に大穴を空けていたわけです。しかも時代はバブル崩壊直後、どいつもこいつもバブル惚けしておりました。で、銀行屋から金融屋から企業乗っ取り屋から暴力団から一体となった乗っ取りグループによって、一年ほどの間に販売会社と私のいた会社はなぎ倒されてしまいました。こうなると個人がどうにかできる問題じゃないわけですよ。この段階ですでにASだの非ASだのといった話ではなくなっております。

　私は「仲良しクラブ」のヌルい雰囲気が好きです。「熱い」仕事は……そうですね、年に一回、三か月くらいが理想です。「火消し」の仕事だと、これで十分に一年分の収入は稼げましたから、あとの九か月は心楽しくロジックと戯れてアルゴリズムを開発しておりました。
　「AS」は、「症例」と断定されるほど社会環境から逸脱しちゃった場合にのみ「AS」と診断されますから、「AS傾向」の人はかえってビジネス社会に高度に適応してんじゃないかと思います。
　「AS傾向＝社会不適格者」ではないように思います。トラブルに捲きこまれたときにAS傾向の人間が大きな被害に遭うのは、素人が溺れたときよりプロの潜水夫が溺れたときのほうが死亡率が高いのと同じ理由のように思います。AS傾向であるが故に早々に社会から落ちこぼれちゃったほうが、人生楽に生きられると思えば、そっちの方が幸せかも。

＞うちに「運び屋」はおりません。（笑）
　では、私はオンライン出版の道でも模索することにします(^_^)。

＞正規の出版物というのは、書店に並ぶ出版物のことですよね。
　どうでもいいことですが、「ISBNコードがついて、流通に乗る」出版物です。ミニコミ誌や同人誌や地方出版物を扱う本屋さんは増えていますが、あれは出版社のひとが自分で納品・精算をしていたり、地方出版物専門の取次さんが扱ってたりします。
　神奈川県伊勢原市にある大山という山のガイドブックを去年から執筆中ですが、これは完全な自主流通を考えています。

＞大抵の人にとっては、福音書なんかどうでもいいことなんです。こういう話を面白いと思う
＞ためには、まずキリスト教の知識が前提になります。大抵の人にはそれがない。だから売れ
＞ない。そういう判断を下されてしまうのではないでしょうか。だから売れるようにするには、
＞オモシロオカシク読ませながらキリスト教全般についての知識を与える、そういう本でない
＞とだめなのではないでしょうか。
　私もそう思いました。『ふたりで聖書を』は、真の裏切り者はユダ以外の別の人物であり、そのことを秘かに後世に書き記したのが『ヨハネによる福音書』だ、というのがメインの謎になっています。
　で、『ふたりで聖書を』はカトリックやプロテスタントに代表される西方教会ではなく、三百二十五年の宗教会議で異端とされて歴史の上から葬り去られてしまった東方系の原始キリスト教思想の入門書になっています。

＞オモテは教科書にしておいて、ウラから面白いアイディアがしみ出てくるような・・・。
　繰り返しになりますが、作中作の『消された聖母』がそうでした。残念ながら企画の段階で出版社からボツにされました。

＞ただの一人よがりに終わってしまうのではないかと。（すみません、勝手なこと言って）
　私もそういう傾向があるのは認めており、つねづね自戒しております。心しますm(_ _)m。

＞＞後の天海僧正の正体はひょっとしたら信長だったんじゃないの？
＞これはわかりません。あまり知りたいとは思わないです。
　「本能寺の変」に関する歴史ミステリーは山ほど存在し、「天海＝光秀」説というのはこのところブームになっております。「天海＝信長」説というのは、つまるところ売れ線のネタなんです。他にも理由があるんですが……これは内緒。これ読んで「読ませろ」という人にネタがバレてしまいます。

＞＞で、最後の『赤ずきん』。これは、どうやら赤ずきんは狼に騙されて食べられてしまったん
＞＞じゃなくて、オリジナル・ストーリーは赤ずきんと狼の怪談仕立てのラブ・ストーリーで、
＞＞赤ずきんは狼を誘惑しにいった……つまり、赤ずきんは狼に食べられるために出かけていっ
＞＞たらしい、という話です。
＞これは面白そうだなと思うのですが・・・。
　データが多すぎて提示しきれないので、一本の作品にまとまらず困っています。『赤ずきん』の成立に関する研究書として一冊にまとめて発表するにも量が多すぎます。そこでサイトを立ち上げて電子出版してしまおうと考えております。
　『赤ずきん』の元になったフランス民話は、ハヤカワ文庫の『「赤ずきん」はなぜ愛らしいか？』に収録されています。で、このお話は『ちぼくろサンボ』や『古事記』のイザナギがイザナミを訪ねて黄泉の国を訪れる話と同系統のお話です。民話・伝説・神話などに興味がおありでしたら、目を通されてはいかがかと存じます。

ついでながらNo.3450へのレス。
＞なるほど、KILROY さんは友達が欲しいのですね。
　「友達が欲しい」というより、「友人」以外の「オトモダチ」も悪くない、ということです。
　AS傾向があるからといって、いつでもコアな付合いをしている訳ではなくて、「仲良しクラブ」にもときどき顔を出して世間の風に当るくらいのことは、社会人として当然のたしなみです。他人にちやほやされるのも嫌いではありませんし、お偉いさんをヨイショするくらいの才覚もあります。
　で、お互いライバルと目している「その筋お仲間」と出会うと、世間話をしながらお互いの動向（どこの会社からどういう製品がいつ出るとか、どこの会社はなんの開発をしてどこで手こずってるとか）を計りあう、といった「猫会議」のような真似をしてたりします。
　「友人」とは「こいつと仕事したい！」とか思いますが、「オトモダチ」には私生活に深入りされたくありません。まして都合よく「利用」もされたくありません。
　……とかいったことを正直に言うと「なんて冷たい人なの！」とか言われちゃうので、友人以外には言いませんが(^_^;)。

　あんまり自分に誠実だとかえって自分を苦しめると思っている　KILROY

toriさんwrote:
＞でも金銭には目もくれず、ガムシャラに働いてる時というのが一番楽しいですね。
＞（金銭感覚ゼロ）
　「ユーザがお金を払ってくれる」というのはプロにとって最大の賞賛ですから、「製品が売れている」というのも負けず劣らず楽しゅうございます (^_^)。
　ユーザから「ここんところをこうしてほしい」「こういう製品が欲しい」とかいったお手紙を貰うのも、それがどんなにきつい口調であったとしても、やはり嬉しゅうございます。親だの教師だのの「期待」なんていうのと違って、ユーザからの「期待」というのは客観的であり、「金を払う」という�痛み�を引き受けた上での「期待」ですから、心理的な負担になりません（もちろんプロとしての責任という重圧はありますが、そっちは苦にならんもんで）。それが好き。

＞会社が機能グループとして存在しうるのはどれくらいの期間なのでしょうか？
＞初期の頃だけでしょうか？KILROY さんの意見を教えてください。
　組織が大きくなりすぎると問題が出やすくなる、というのは言えますね。規模としては四人から六人程度がいちばん仕事がしやすいように思います。集まりが散漫にならず、しかしながら上下関係がうやむやになるため対立が起きにくいのがこの人数。二人や三人だとどうしてもお互いが張りあってしまいます。ですから藤本っちゃんと私が一緒に仕事をしていたときは、仕事上の連絡はほとんど電子メール、直接顔を合わせるのはせいぜい月に一度、お互いの仕事に口出しすることはまったくなく、一緒に仕事をするのはDOSで動いたルーチンをMac に移植するのにかかる二三日だけ、という状態でした。
　ですから私と藤本っちゃんは仲が悪いと思われておりました（漫才師コンビにありがちな噂と同質のものでしょう）。ちなみに藤本っちゃんはAS傾向ではないようにお見受けします。
　ちなみに職場におけるグループ論については、天外伺朗（てんげ・しろう）『人材は「不良社員」からさがせ』、講談社ブルーバックスが面白うございました。「サロン化した組織では野武士が排除される」という話は、この本に出てまいります。

＞＞とかいってこのまま続けていいのか？　文句があったらメールくれ KILROY
＞なんか怒られてるのかと思ってしまいました。私は文句ないです。
　(^_^;)誤解を与えてしまって申し訳ございませんでした。
　「あいつらだけが勝手に喋ってる。BBS を私物化するな。迷惑だ」みたいなことを考えている人が『アスペルガーの館』にも（ひょっとしたら）おられるかと思いまして。なにせ私は「雰囲気読めない、空気読めない」のAS人間ですから。

　日本人には「文句があるんだったら言えよ」と言っておいて、実際に言うと怒るという訳わかんない奴が多くて困ります（「京のおぶづけ」みたいなもんです）。ですから日本人から「ことば」が失われちゃったんですね。せめて『アスペルガーの館』では、「文句があれば言う」というのをルールとして採用していただきたいように思います（→この部分、全員に）。

　KILROY

Miraさん wrote:
＞私だったらこう言う場合、弁護士を立てて闘う（原告に加わる）かもしれません。
＞さもなくば今の日本はどんどん不正が満ちるばかりだからです。
＞(できるかできないかはまた別の問題ですが、自閉の人が法律沙汰に巻き込まれた
＞ら、とても困るのは事実だと思います)
＞もし訴訟提起が無理っぽくても、あるいは言論（出版）の世界でなさるとか。

　日本の法制度というのはじつに頼りなくできておりまして、相手が弁護士を立ててきたら相手との直接交渉ができなくなり（日弁連の申合せによる）、そのまま夜逃げでもされようものなら相手の所在が不明だから損害賠償請求の民事訴訟すら起こせません。仮に民事訴訟を起こして勝ったとしても、弁護料（これは相手に請求できる「訴訟費用」に含まれていません）のぶんだけ足が出て、しかも相手が資産隠しをしたり自己破産宣告をしたりとかいった方法で金を払おうとしなければこっちからは何もできません。
　さりとて言論（出版）の世界でなんとかしちゃうと、これは民訴ではなく刑事訴訟法（名誉毀損）によって訴えられて、今度はこちらがかなり不利になります。
　昔だったら「その筋」の人になんとかしてもらうという手もあったのですが、現在では暴対法というものがありまして、裁判でもどうにもできないことは暴力団にもどうにもできません。
　とはいえ不正に立ち向う手段がなんにもない訳ではありません。法律沙汰の手前の駆引きや不法行為ぎりぎりのグレーゾーンにある手段の活用とかいった手段があるからです。

　そんなわけで、私は日本がどんどん悪くなるとは思っておりません。Miraさんもご心配なきように。

　で……私の個人的な経験からいうと、善意や正義感のほうがこういう場合に有害だったりするんですね。私は基本的に善良なる市民ですが、欲に目が眩んだ銭の亡者どもを相手にするときは冷血非情のマキャベリストに変貌します。ですが、私のような「善良なる市民」が陰では卑劣そのものの行為に手を染めているとなると、「ヒトゴト」だというのに割って入って邪魔をする「善意の人」が出てきて、私を糾弾しはじめたりしちゃいます。悪い奴が悪いことをするのは我慢できても、善人が「人倫に照らしてどうかと思われる手段」を用いるのには堪えられないんですね。「それだと結果的に『社会的な善』が守られないぞ」というのがマキャベリの説くところです。軍事独裁国家に対して「善意」だけを武器に外交を行なうのが非現実的であるように、経済封鎖でも軍事的示威行動でも情報操作でも駆使して相手をコントロールするのが「外交」です。

　ところが「善意の人」はしばしば善意によって結果的に悪の側に手を貸してしまうのですよ。『サウンド・オブ・ミュージック』に描かれているユトラー・ユーゲントなんていうのはその例です。ヒトラー政権下のドイツに併合された当時のオーストリアにおいては、ナチズムこそが正義でした。

　とはいえ私も小市民なもんで、「動物的な良心」を麻痺させたマキャベリ状態を維持していると相当の精神的ストレスを受けます。プログラミングなんていうただでさえストレスの多い仕事とかちあった日には覿面に身体を壊します。ですから、それぞれの会社には「営業」という「雇われマキャベリスト」が存在します。ところがこの「雇われマキャベリスト」がマキャベリストに徹しきれずにパクリ屋の手口に引っ掛かっちゃったりすると、もはや手の打ちようがありません。
　河野外務大臣にはしっかりしてもらいたいと思います。金丸信なんかも朝鮮民主主義人民共和国の金日成総書記にコロッと手なずけられとったもんなぁ。

　この件に関しては宗教と被害者非難心性についての議論なんていうのが絡んでくるんですが、その部分は宗教に関する討論が行なわれておりますので、そちらの流れの中で発言したいと思います。

　マキャベリストにしてロゴスの使徒　KILROY

KILROY wrote:
>toriさんと私では、「ミステリ」という言葉を違う意味で使っている可能性があります。
>
>私にとっては、「ミステリ＝誰にでも読める論文」なんです。自分がその発見に至ったドキドキ・
>ワクワクを、ごく普通の人にも味わってもらいたいんです。けれど論文というものは、プロが読む
>ものですから素人向けの解説など一切抜きになっちゃうわけですね。そこで「ど素人」であるマ
>リアちゃんを登場させて、「素朴な質問」をさせるということをしているわけです。

わかりました。

>>Amazon.co.jp に、著者のコメントを載せてはどうでしょうか？
>　助言、ありがとうございます。

どういたしまして（笑）。実は私はインターネットでしか本を買いません。ただし買うまでに相当の
時間をかけます。で、情報の少ない本、つまり個人のホームページで書評や参考文献として
上げられていない本は、やはり食指が動きません。誰も取り上げないということは、やはり魅力
のない本、価値のない本なのでは？という風に思ってしまいます。
http://alan.scitec.kobe-u.ac.jp/~hayashi/history/　←こんな風にして頂くと、「ほうほう、そうな
のか」と思います。林晋さんの本は買わずに、ダグラス　Ｒ．ホフスタッターの方を買ってしまいま
したが（笑）。
ですが、著者と本の名前ぐらいは覚えていて、次回に目にした時には、「ああ、あの本を書いた
人だな。でも今回は専門外みたいだから買うのは止めておこう」、みたいなことがあると思いま
す。（フォローになっていない）
だとしても、著者の誠意や売りたいという意志はちゃんと伝わってきますし、文章が上手いか下
手か、読みやすいかどうかの判断はできるわけです。書評なんかが載っているとますます良い
のですが。同業者同士だとお互いの本を批評しあうのは難しいのかもしれないですけど・・・。

>タダで開発途中のプログラムをせしめて「ここんとこがヤダ」「ここんとこナイス」とか言っ
>てもらいたい、という意図があったりします。なにせイラストレーターやら出版社の意向やらい
>ろいろ入っておりまして、「もうちょっとちゃんとした形で出そう」とか思いつつ改訂を行なっ
>ておるので、最新版をチェックしていただきたいという意図があったわけです。

緊張するではないですか、そんなこと言われては。
ところで最新版はいつ出るのですか？

>>言わせてもらいますが、なんでそんなに人を見る目がないんですか？
>　人を見る目がないんじゃなくて、そもそも会ってないんです(^_^;)。
　
失礼しました。でも婚約者の方は・・・。（これ以上はやめておきます）
人それぞれ事情があるんですよね、きっと。

>つまり、「その人の創造物を金を払って買う」というのは、その人に対するエールなんです。「仕
>事」ってけっきょくそういうもんじゃないでしょうか。

感激しました。嘘じゃないですよ。仕事をそんな風にとらえたことがなかったので。
そういうのは芸術家だけかな、と思っていました。

>>（でもやはり肝心要の欠点は一向に改善されてない）
>>もっと普通の人に近づくのかと思っていました。
>　「欠点」なんですかね、やっぱり。
>　同じプロジェクトを張っている仲間というのは、全員で大きな石を背負っているようなものなん　
>　ですよ。だから、途中で逃げ出す奴が出ると、逃げそこなった奴は石に潰されて死ぬことに
>　なります。ですから、「我々は一蓮托生だ」というというのを態度で示さないと信用されてもら
>　えなくて、「まず自分から退路を断つ」ということになります。
>　ところがいつの間にか大本営では捨て石にされるのが決まってて、「全員玉砕」とかになった
>　りするんだよな(T_T)。これって前線にいる人間が悪いわけじゃないんじゃない？

ちょっと別の意味で言ったのです。すみません、言葉が足りませんでした。
>　だけど、そうやって「政治」をするんだったら、「計算」を忘れてもら
>　っちゃあ困るんですよ。「儲かる選択肢」と「儲からない選択肢」が提示されたら、「儲かる選択
>　肢」を選んでくれなきゃ困るんです。
↑この部分です。普通の人は儲かるか儲からないかだけを判断基準に動くわけじゃないです
よね。仲が良いか悪いか、そんなことも判断要因として働くわけです。だけどＡＳ傾向の人はこの
ことを忘れ勝ちなんですね。内々にことが進んでいると気が付かなかったり、暗黙の了解を無
視して反発を買っていたり。こういうの私だけですか？KILROY さんの言う政治はゲームなん
です。数字や記号で表せるゲーム。でも普通の人はそういう風にことを進めない。感情も含め
た予測不可能な整合性が一切ないゲームなんです。
で、いくら高機能といってもＡＳの本質（欠点？）は何も変わっていないなぁ、と思ったわけです。
誰もがマキャベリのように動くひっ迫した状況では、ＡＳは最高の能力を示すかもしれない。
だけど仲良しグループの中におかれると、もうだめなんですね。感情の機微だとかそういうもの
に疎いから。能力を発揮できない。「もっと普通の人に近づくのかと思っていました」というのは、
仲良しグループの中でも楽々とやっていけるようになるのかな、と漠然と考えていたわけです。
（↑これは全部、私が考えるＡＳのイメージに基づいてます）

で、
>これって前線にいる人間が悪いわけじゃないんじゃない？
っていうのはとても良心的なものの考え方なのではないかと、私は思うわけです。
たぶんＡＳならではの発想です。普通の人なら大本営に到達しようと画策するわけです。
二面性を持つというのでしょうか。「我々は一蓮托生だ」という態度を示しておきながら、心の中
では別のことを考えている。お偉方に気に入られようだとか、どうすれば確実に他の人を足を引
っ張れるだろうかとか、危なくなればすぐその兆候に気付いて、いつ逃げ出そうか機を伺ってい
る。ＡＳ傾向の人は元々そんなこと夢にも思わないから、他の人も自分と同じだろうと勝手に誤
解する。それで危なくなった時は逃げ遅れる。勝手な推測ですが・・・。現場で能力を発揮する
人というのは大抵そうなのではないでしょうか。欠点なのかどうかはわからないです。自分の
気持ち次第なのかも。
（↑これも全部、私が考えるＡＳのイメージに基づいてます）

>>私は大悪人は嫌いだ。（笑）
>　楠木正成みたいな「大悪党」はお嫌いですか。それは残念(^_^)。

いや、これはただ言ってみたかっただけです。

>いちおうプリントアウトを綴じた「自家作成本」はあるのですが、toriさんが相手だと受け渡しが困
>難なんだよな。「運び屋」でも差し向けていただければお渡しできるのですが。

うちに「運び屋」はおりません。（笑）

>好調に書きだめしておりますが、なにせ「売れそうにない」もんですから、正規の出版物として発
>行して流通に乗せよう、という出版社が捕まらないんですね。

正規の出版物というのは、書店に並ぶ出版物のことですよね。

No.3394
>たとえばキリスト教徒が悪者の代表みたいに言っているガリラヤ王ヘロデとローマ帝国ユダヤ
>総督ピラト。ところが福音書によれば、じつはエルサレムにあったヘロデ王の館でイエスと影武
>者の入れ替わりが行なわれた可能性が浮かび上がってきちゃったりするんですよね。

大抵の人にとっては、福音書なんかどうでもいいことなんです。こういう話を面白いと思うため
には、まずキリスト教の知識が前提になります。大抵の人にはそれがない。だから売れない。
そういう判断を下されてしまうのではないでしょうか。だから売れるようにするには、オモシロオカシク
読ませながらキリスト教全般についての知識を与える、そういう本でないとだめなのではな
いでしょうか。キリスト教についての面白い教科書、みたいな感じです。私が言っているのは。
オモテは教科書にしておいて、ウラから面白いアイディアがしみ出てくるような・・・。
逆でもいいですけど、どちらにしろ“キリスト教全般についての知識を与える”という視点が欠け
ると、ただの一人よがりに終わってしまうのではないかと。（すみません、勝手なこと言って）

>で、お次は明智光秀。この人だって放っといても天下は自分のものになるはずなのに、なんで
>信長を殺さなきゃいけないの？という謎があります。で、殺される側の信長という人もなんか変
>な人で、比叡山を焼き討ちした稀代の宗教弾圧者みたいに思われてますが、彼は宗教論争マ
>ニアだったことが記録に残ってます。ひょっとしたら信長は本能寺を脱出していて、後の天海僧
>正の正体はひょっとしたら信長だったんじゃないの？

これはわかりません。あまり知りたいとは思わないです。

>で、最後の『赤ずきん』。これは、どうやら赤ずきんは狼に騙されて食べられてしまったんじゃなく
>て、オリジナル・ストーリーは赤ずきんと狼の怪談仕立てのラブ・ストーリーで、赤ずきんは狼を
>誘惑しにいった……つまり、赤ずきんは狼に食べられるために出かけていったらしい、という話
>です。

これは面白そうだなと思うのですが・・・。

KILROY wrote:
>　そーか私はtoriさんの友人だとは思われてなかったのか、しくしく。
>　……とかいって泣くようなタイプじゃないけどね(^_^;)。

なるほど、こういうのも友達なんですね。

>→ なははさん＋toriさん
>　自分と同調してくれて、自分に何かしてくれる人を「友達」というなら、私も「友達」と呼べるひと
>はあんまりいないですね。私と同じくらいの年令のひとは家庭や仕事のことで忙殺されているの
>で、私としてもあまりご心配やご面倒をおかけしたくなく、私が仕事に復帰して、私との交際が相
>手のメリットにもなり心理的負担にならなくなった時点で再会を果たそうと思っています。そんな
>わけで、このところ友人とはつきあいを絶っております。そういう意味では私にも「友達」はひとり
>もいません。

死ぬときになって、「ああ、あの人とは友達だったのだな」とわかればベストかなと。
「そんな無理やり友達を作らなくても、私は友達のために生きているのではない」
（悠長だなぁ、我ながら）

>　中国語では友達のことを「ポン友」といいます。漢字で書けば「朋友」。つまり肉と肉とは別れて
>いるけれど、といった関係です。「生まれた時は違うが、死ぬ時は一緒だ」というのが「朋友」。
>「友人は二つの肉体に分けられた一つの魂である」という言葉（いいかげんクサいですが）があ
>るように、「ああ、この人は私と同じ種類の人間だ」と思える人というのが存在して、私はそういう
>人を「朋友」だと思います。作家の塩野七生さんにとってマキャベリが友人であるように、前野良
>沢や伊能忠敬や平賀源内は私の友人です。

私は、「自分と同じ種類の人間」っていうのが誰なのかわからないのです。
自分の生き方の参考になるような人はこれまでに一人もいなかった。
いつも手探り状態でした。これって自己イメージを持てていないってことなんでしょうか。
人と自分を比べる際に注目する箇所が人と違うのかな、とも思うのですが。仕方がないですね。
わからないものはわからない。

>　そんなわけで、我々の「会話」を目にしながら、黙って「うん、わかるわかる。この人たちは私と
>おんなじだ」と思っている「友達」がこの『アスペルガーの館』にもいるかもしれない。そういう人
>を「友達ではない」とバッサリ切り捨てる気は、私にはありませんね（←とかいって人気稼いで女
>性からファンレターでも貰おうと思ってんだろ、と恒例のセルフつっこみ）。

なるほど、KILROY さんは友達が欲しいのですね。
私の場合は、人付き合いの欲求が人より少ないのかもしれない。
ほっといてくれ！勝手に仲間にしてくれるな！っていうことがこれまでに何度もありました。
仲間にしてくれなければ、いくらでも付き合うのですが・・・。（←むちゃくちゃ勝手だ）

>　そんな訳で……友よ、これからもよろしく　KILROY

こちらこそ、どうぞよろしくお願いいたします。（笑）

みなさんおはようございます。
　またちょっと、聞いてみたいことがあったので、質問します。

あなたが、今日本の世の中で、危機的だと思うことは何ですか？

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