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私は聴覚優位 3542へのコメント
No.3548  Tue, 20 Mar 2001 13:29:38 +0900  ゆてぃ [この発言にコメントする]

ADDの診断を受けているゆてぃです。

視覚優位か聴覚優位かっていうのは、脳の働きの問題だと思うんですね。
確かに、ASの人は視覚優位の人が多いような気がしますが
そうでない人もいるわけです。

自分の場合は聴覚優位で、聞いたことは
だいたい覚えられます。(記憶力悪いのですぐ忘れますが)
3人くらいまでなら同時に話していることを
聞き分けられます。

でも視覚情報には弱いんです。本は音読した方が
頭にはいるし、図で示されているマニュアルなんかは
何度見ても覚えられません。

いろんなタイプがいるっていうことですね。


Re: 聴覚情報を理解できないことは、ASないしADDの診断基準ですか? 3542へのコメント
No.3547  Tue, 20 Mar 2001 12:57:25 +0900  やんちゃん [この発言にコメントする]

私はASやADDの診断を受けたことはありませんが、聴覚情報はあまり当てにしていません。仕事場で電話を受けるときもテレビみたいに言った内容がテロップで流れたらいいのに、と思ったりする(そりゃチャットだよ〜)。
なんか、あんまりよく聞こうとか思わない方がいいのかも。身構えると「音は聞こえてるけど話が分からない」状態になりがち。
内緒話も苦手で、自分がよく聞こえないから、普通の声で相づちを打ってしまい、ちっとも内緒になってないぞーてなことになる。
単に耳が悪いのかもしれない。そういえばたまーに聴覚検査するとき、必ず2回計り直されて、さらに会話で「今話しているのは聞こえますよね?」と聞かれ、「正常」と記入してくれているけど・・・いいのかそれで。
すいません、あまり関係ない話だったかも。


Re: 聴覚情報 3542へのコメント
No.3546  Tue, 20 Mar 2001 12:43:52 +0900  KILROY [この発言にコメントする]

リゲル(Mind Blue)さんwrote:
>この掲示板をご覧の方で、ASないしはADDと正式に診断された方に
>お尋ね致します。
 私は(残念ながら)ASあるいはADDと正式に診断された訳ではありませんが、小学校時代の私は現在だったらほぼ間違いなくASあるいはADDと診断されていたはずの子供であったようですので、発言を許していただきたいと思います。

>この掲示板で以前に、「ASの人は視覚情報に強くて聴覚情報に
>弱い」との書き込みを読んだことがあるのですが、
 そう、これも理由のひとつです。引きずってるなぁ(^_^;)。おーい、元気かぁ?

>実際にASないしはADDの診断を受けた
>時は「聴覚情報を何度聞いても理解できないのはASやADDの
>診断基準の1つ」と診断医から指摘されるんでしょうか?
 医者の世界では、好き勝手に用語を使うことは許されていません。診断規準は国際的に決まっていますから、「何年の規準のこの項目に当てはまる」みたいな形で診断が行なわれます。仮に「聴覚情報を何度聞いても理解できない」というのが診断の規準として役立ちうる、というような論文があった場合は、その論文を根拠として推定したということを診断書に書かねばなりませんが、それはあくまで「意見」ということになります。ですから、そういうことを医者から指摘された場合、根拠となる論文を明らかにしてもらう権利が患者にはあり、医師にはそれを説明する義務があります。
 仮にそれを医師が拒絶した場合、事情をなるべく詳しく記載した文書でもってその医師の所属する医師会にそのむね通告してください。なんらかの対応をしてくれるはずです。ただし、この手の抗議は相手が音をあげるまでしつこくしつこくしつこくしつこく行なわないとなかなか対応してくれませんので、そんな気力がなかったらさっさと別の医者のところへ行ったほうがいいでしょう。 

>私は、一度に多くのことを口頭で指示されたことを理解するのが
>非常に苦手です。かつてアルバイト先でも、メモを
>取る暇もなく忙しい職場で口頭の指示を耳で一生懸命聞いても
>次の指示を立て続けに口頭で言われて、その前に聞いた指示を
>頭から通り過ぎてしまい「ちゃんと話を聞いていない」「ぼーっ
>としている」とよく叱られました。
 それは指示するほうが悪い。自衛隊じゃそれでミスが起きたら上官の責任です。水性のフェルトペンで腕にメモを取り、必ず復唱するというシステムを実行してください。病院では看護婦さんがこれをやってます。

>また、腹を割って話せる友人から「リゲルさんは、自分の
>興味のないことは何度も私が話しても理解してくれない」と指摘
>されたことがあります。別の友人からは「あんたは相手の理論に
>乗ろうとしないで、自分の関心のあることばかり一方的に話した
>がるから、友達作ろうと話かけても相手は引いてしまうんだよ」
>と言われたことがあります。確かにその通りなので、後者の
>友人の言ったことは根に持っていません。
 それって、誰でもそうなんじゃないでしょうか(^_^;)。そこいらのおばさんや仕事をリタイヤしたもと大企業のお偉いさんなんていうのは、だいたいそんなもんです。
 私なんかは興味のあることを言うひととしか友人としてはつきあわないし、相手の理論には必ずといっていいほど疑問をぶつけるし、自分の関心のない話題を話題にするのは相手にゴマをするときだけです。おかげで「友達」は少ないんですが、「友人」の数でいうとこの掲示板に書込んでくるメンバーの中だけも四人くらいいそうに思います。二人は卒業しちゃいましたけど。

>思えば、大学時代の講義でも、テキストを使わない授業で、教官の
>口頭だけの授業で興味があまりないものは、ノートを取るのに
>困難で、授業内容をあまり理解できなかったことがありました。
 たぶん、ノートの取り方が間違ってるんだと思います。
 下調べを十分にしておくこと、ノートはあくまでその下調べの内様や今までの講義で理解したことをまとめておくもので、授業中はノートを参照しながらメモを取ること、そして授業が終わったらメモの内容を手がかりにその日に教わったことを整理し、解らないところや不明なところはいろいろ調べて補強し、その結果をノートにまとめます。
 ちなみにメモもノートも最初は黒のボールペンで書き、メモを整理するときはその上から鉛筆書き(こうしておくと書込みを消したときに一緒に元の記述まで消してしまうことがありません)、ノートを書くときは黒のボールペン、ノートを修正するときは赤のボールペンや蛍光マーカー等を駆使します。
 そこまでやってなおかつまったくダメだった、というのなら私に連絡してください。一緒に原因と対策を考えましょう。

>この掲示板で以前に、「ASの人は視覚情報に強くて聴覚情報に
>弱い」との書き込みを読んだことがあるのですが、口頭で言われた
>ことで興味のないことを何度聞いても理解できないのは、ASやADDの
>自閉圏特有の先天的ハンディで、診断基準にもなるのでしょうか?
 単に人間が視覚優位なのだと思います。
 そもそも社会的に問題がない人間は、ASかどうかの診断を受けません。非常に差別的な発言ですが、子供時代の私は母親や親戚の話によればほぼ間違いなくASでしたが、先生のいうことをよくきく成績優秀な子供だったので、「病気」とはみなされませんでした。もし私がいまの時代に生まれていてしかも劣等生だったら、すぐに診断を受けさせられてASと診断されていると思います。
 私と同様「無冠のAS」の人と思われる人には聴覚優位の人もいて、アマチュア・オーケストラの演奏テープを繰返し聴いて演奏の出来をチェックしたあとに、「オーボエが二楽章でミスってるのに気がついたか?」とか質問すると頭のなかで「フンフンフン」と再生して、「ここんとこの『チャ〜ラリィ〜』の『リィ〜』が上ずってるな」とか解ってしまいます。落語なんかも五回も聴けば憶えちゃうという奴もいるし。『宇宙戦艦ヤマト』や『機動戦士ガンダム』の時代には家庭用ビデオが普及していませんでしたので、放映の翌日、一回見ただけの番組を頭から最後までセリフの一字一句まで再現する奴がいました。
 宝塚ファンの女の子にも、何度か観た舞台なら再現できる、という人がいました。「おーっほっほっほっほ、あの子は天才よ!」と月影先生のように笑ってしまいたくなります(読み筋は『ガラスの仮面』)。
 ちなみに「口頭で言われたことで興味のないことを何度聞いても理解できない」というのは、しつこいようですが「誰だってそうなんじゃない?」と思います。

>よろしければ、教えて頂きたいと思います。
 こんなもんでよろしいでしょうか。

 最近フォローに疲れぎみ KILROY


Re: カウンセリングを断られました 3536へのコメント
No.3545  Tue, 20 Mar 2001 11:36:59 +0900  武田好史 [この発言にコメントする]

Hiro wrote:
>今日、横浜(三ツ境)でカウンセリングのあるTクリニックに診察を申し込んだら
>なんと、二回のTELであっさりと断られてしまいました。
>
>☆ここの管理者さんに迷惑ですので
>実名は非公開ですが知りたいかたは遠慮なく聞いてください
>
>☆門前払いの主な理由☆
>
>>
>それに、「心配でしたら、前の病院に連絡しましょうか?」なんて会話もあった。
>前の病院が分裂と勝手につけたからそれを変えに来たのに
>(でも、病歴を聞かれて正直に答えてしまったので、今になってちょっと反省)
>一度この病名がつくと、全くの初診ですと
>嘘をついて他の病院に行って診察を受けない限り
>取り消せないのでしょうか?
>(出来れば、前の病院に診断書を持って叩き付けたいです)
 そうだよな・・・アメリカならこんな時、セカンド・オピニオンを求めることができるけど、日本ではそんなことないみたいだし、そんな感じの診断を出せるような目利きの専門家(児童青年精神科医)もほとんどいないし、第一保険外ということで5万円も金が取られるし、本当に「泣きっ面に蜂」だ!なんとかしてほしいぜ。

>この件で死ぬ気が一気に沸いてきて
>帰りの駅で、列車に飛び込んで騒ぎを起こしてしまいました。(あと約1メートル)
 おいおい・・・変な気おこすなよ!つらいけど生きよう!そしてみんなで一緒になって、少しでも状況をよくしていこうぜ!

>「何にも知らないのに、怒ることも無く、暖かく接してくれた駅員さんに対して
>日本の精神医療ってどうなっているのでしょうね?
 そうだよな、薬漬けだし・「今日は調子どう?」しか聞かれないし・10年以上も入院している人もいるし・・・ここにまえカキコしていたJ.M.Wooさん今頃どうしているかな??


差別語について
No.3544  Tue, 20 Mar 2001 11:31:07 +0900  KILROY [この発言にコメントする]


 「さるすべり」が戻ってくるまでは、と自ら封印していた「差別語」問題について述べようと思う。

 ちなみにホモはホモだしオカマはオカマだ、と断ずる私は『トーマの心臓』『風と木の詩』『日出処の天子』のファンであった。ついでながら私の女性ファン諸氏(←いるのか?)は、今後私の容姿を想像する場合、『トーマの心臓』に登場する「青バラ」ことパスカル・ビケ君でお願いしたい。ちなみに現在の体形はどっちかってゆーとパパイヤ鈴木に近いので、現在体脂肪率低減を真剣に検討中である。昔は『フードファイト』に出演していたSMAPのクサナギ君ばりの美青年(クサナギ君はヘンな顔かもしれないが)だったんだけどなぁ。ちなみに川原泉さんの『メイプル戦記』は愛読書だがあの作品におけるオカマの扱いは差別的であると思う。逆に榛野なな恵さんの『ダブルハウス』は美化しすぎのような気もちょっとする。作者名は忘れたが『雨の日は恋をする』あたりが落としどころではなかろうか。

 まずは「ジャップ(JAP)」である。
 オリンピックにおける日本の略号がこの問題にからんでJAPからJPNに変更されたが、私はJAPという言葉を積極的に使いJPNの表記は即刻JAPに戻してもらいたいと思っている。もちろんJAPが蔑称であることは間違いないし、だからこそ使うべきだと思っているのである。
 まず、JAPが差別語として成立した経過を追ってみよう。そもそも日本はジャパンかニホンかニッポンか当のハポン(ヤーパン)ですら御存知ない、という奇妙な名称である(だいたい自分とこの国旗を掲揚するのしないの、国家を歌うの歌わないのとか言うとる国じゃけんのう。オレなんか基地勤務で身体に染みついとるが)。オランダを指す「ダッチ」に関しては「ダッチロール」「ダッチ・ペイメント」等ろくな意味がなく、オランダは通称ネーデルランドであり、「ダッチ」はそもそも「ドイツの」という意味だったにもかかわらず、問題にもされず使われている。だったらなんでJAPが差別語なのか?
 じつはJAPという呼称にいちばん神経を尖らせているのは在米日系人である。つまり太平洋戦争開戦後、敵性国民として差別されたアメリカ市民およびその子孫なのである。「我々は善良なるアメリカ市民なのに、なぜJAPなどと呼ばれ、差別的な扱いを受けねばならんのか?」という怒りと悲しみが、JAPという呼称には込められているのである。つまり、JAPという言葉には、どれだけ努力しても白人社会に受入れてもらえない、「バナナ」と呼ばれる「外側はイエローだけど中身はホワイト」な人々の心情が込められているのである。

 考えたらそれって日本人にとってかなり失礼なんでないかい?

 戦後、日本人は「頭を下げて白人社会に仲間入りさせてもらった『名誉白人』」なんてものではなくなった。いまや日本人は日本人である。グローバル・スタンダード糞食らえ、俺らはアングロサクソンの仲良しクラブのルールなんか知ったこっちゃないぞ、という日本人が現れたのだ。そして日本は「JAP」ブランドを引っさげてアメリカに上陸したのである。そーだおれたちはJAPだ。頭を下げて白人社会に仲間入りさせてもらい、白人扱いしてもらいたくなんかないぞ。
 ところが、アメリカにはまだ「国際社会」というのはイコール「アメリカ」であると思っている「パックス・アメリカーナ」の幻想にしがみついたバカどもがいるのである。そういう奴が使う「ジャップ」は、これは間違いなく「差別語」で、そういう奴は、

 「『ファッキン・ジャップ』くらい解るよバぁーカ。」

とかいって鉛玉を喰らっちゃうのである(読み筋は、邦画『ブラザー』)。

 で、最近韓国から、「『日本海』ではなく『東海』と呼べ」という要求が突きつけられている。私はこれを認めちゃいましょうよ、と提言したい。

 そもそも「東海」というのは日本における「太平洋」の名称である。「大平洋」というのは、そもそも「パシフィック・オーシャン(平穏な海洋)」をそのまま漢字に置換えただけの名前なんですね。日本は太平洋に浮かぶ島国なわけですから、日本海だって太平洋の一部です。それを「東海」と呼んでなぜ悪いか。ただし日本海を「東海」と呼ぶと紛らわしいから「日本海峡」の略語として今後「日本海」を採用します、と答えてしまうのである。だから今後地図には「日本海」に(「日本海峡」の略語としての)「日本海」、「大平洋」のかわりに「大平洋(東海)」と表記してほしいんですね。
 で、そのかわり、中国・韓国には今後自らを「東洋」と呼ばないように厳重に抗議しなければなりません。そもそも「東洋」というのは「東夷」の「海洋国」であり、中国・朝鮮における日本・琉球・台湾に対する蔑称であり、昔は「東洋」というと日本人に対する蔑称でもありました。「東洋鬼」「東洋鬼子」なんていう言葉が日中戦争のときにも使われてます。で、その後「東洋」というと、「台湾」の(差別的な)別名にもなりました。ところが台湾人(現在の内省人)はその「東洋」という言葉をぜんぜん蔑称だとは思っていなかったものだから、「日本〜」に対応する形で台湾のものを「東洋〜」と呼ぶことにしちゃったんです。日本と台湾が合弁して作った、台湾産の紅茶を扱う会社が、現在の「日東紅茶」です。つまり「日台」の旧称が「日東」なんですね。
 で、なぜ東アジア全域、すなわち「極東地域」が「東洋」になっちゃったかというと、「極東地域」においてアングロサクソン国家連合と互角に角突き合わせる実力を持った国家が「日本」しかなかったからなんですね。だいたいアングロサクソンの中での「東」っていうといわゆる中東で、「東方文化」っていったらペルシャなんかのイスラム文化のことです。

 そんなわけだから、日本の中国・韓国・北朝鮮に対する『「東洋」という呼称を使うな』という要求に「妄言だ」「内政干渉だ」なんていう反発が返ってきたら、対抗措置として「東洋四国」、すなわち北海道・本州と四国と九州・沖縄を含む南西諸島・台湾で国連とは別建てで「東洋国連合」を作っちゃうわけです。そうするとインドネシアやタイやポナペ・トラックや北マリアナ諸国連邦なんかが大挙して「俺も俺も」と仲間入りしたあげくハワイの原住民族であるカナカ人なんかも「非国家的民族集団」(かつてのイスラエルがそうでした)として加盟したりして欧米諸国大慌て(^_^;)。
 これは決して荒唐無稽のシナリオではありません。NGO・NPOレベルでやるんだったら、ここにいる我々だけでだってできます。そういう団体を作り、そういうアピールを発することは、日本国憲法における思想信条の自由・結社の自由・表現の自由によって保証されてます。

 思うに被差別側の人間は、ついつい発想が卑屈になってしまうんですね。「差別する側」に「認められる」ことをつい考えてしまう。「認めさせる」という発想がなかなか出てこないわけです。いまや「差別すること」は「カッコ悪いこと」であり、「闘う被差別者」っていうのは「カッコいい」んですよ。

 というわけで私はアピールします。東洋諸国の被差別者よ連合しよう! 我々は東大平洋諸国の被侵略者・被差別者の痛みを抱えて生きてゆくぞー! おー!

 わはははは、私はジャップだ 鬼子こと Mr.MotoことKILROY


Re: うた 3537へのコメント
No.3543  Tue, 20 Mar 2001 09:52:34 +0900  qwert [この発言にコメントする]

さくらかのえさん wrote:
>ガーデニア 改め さるすべり さんwrote:
>
>>本題は、歌についてです。音楽を、どう感じ取っていますか。
>
>わたしはどちらかというと「特に音楽はなくても平気」という人です。
>ただいつも頭の中で、前にきいた歌の断片(サビの部分が多い)が
>リフレインしています。ついさっきテレビで流れていた曲のこともあるし、
>あるキーワードをきっかけにして思い出した曲の場合もあります。
>特にこれがお気に入りという歌は今のところありませんが、
>ボーカルだけの歌やメロディーがはっきりしないものは苦手です。
>三味線弾きながら歌う民謡のように歌が前に出て来すぎるものも苦手。
>どちらかというと「声も楽器の一部」という聴き方をしています。
>歌詞はあまり聴いていません。

わたしもさくらかのえさんとほぼ同じで音楽はなくても平気ですね。
嫌いではありませんから、ボサノヴァやスィングジャズがBGMの
喫茶店は好んで行きますけど、音量は低くないとだめです。
ファミレスとかコンビニとか私にはBGMの音量大きすぎます。
日本語の詩が付いた曲は、詩の内容が先に入ってくるので、私の中
では音楽(音を楽しむ)にならないですね。
外国語の詩が付いた曲は私の中では詩(声)も楽器の一部です。
さくらかのえさんと同じですね。
好みの音楽が控えめに流れているのでなければ、音楽はなくてもい
いかなあ。


聴覚情報を理解できないことは、ASないしADDの診断基準ですか?
No.3542  Tue, 20 Mar 2001 02:52:14 +0900  リゲル(Mind Blue) [この発言にコメントする]

この掲示板をご覧の方で、ASないしはADDと正式に診断された方に
お尋ね致します。このHPに紹介されているASの診断基準には、
耳で聞いた指示ないしは情報を何度聞いても理解できないという
のはないのですが、実際にASないしはADDの診断を受けた
時は「聴覚情報を何度聞いても理解できないのはASやADDの
診断基準の1つ」と診断医から指摘されるんでしょうか?

私は、一度に多くのことを口頭で指示されたことを理解するのが
非常に苦手です。かつてアルバイト先をしたところでも、メモを
取る暇もなく忙しい職場で口頭の指示を耳で一生懸命聞いても
次の指示を立て続けに口頭で言われて、その前に聞いた指示を
頭から通り過ぎてしまい「ちゃんと話を聞いていない」「ぼーっ
としている」とよく叱られました。

また、腹を割って話せる友人から「リゲルさんは、自分の
興味のないことは何度も私が話しても理解してくれない」と指摘
されたことがあります。別の友人からは「あんたは相手の理論に
乗ろうとしないで、自分の関心のあることばかり一方的に話した
がるから、友達作ろうと話かけても相手は引いてしまうんだよ」
と言われたことがあります。確かにその通りなので、後者の
友人の言ったことは根に持っていません。

思えば、大学時代の講義でも、テキストを使わない授業で、教官の
口頭だけの授業で興味があまりないものは、ノートを取るのに
困難で、授業内容をあまり理解できなかったことがありました。

この掲示板で以前に、「ASの人は視覚情報に強くて聴覚情報に
弱い」との書き込みを読んだことがあるのですが、口頭で言われた
ことで興味のないことを何度聞いても理解できないのは、ASやADDの
自閉圏特有の先天的ハンディで、診断基準にもなるのでしょうか?

よろしければ、教えて頂きたいと思います。


自己診断ガイド 3522へのコメント
No.3541  Tue, 20 Mar 2001 01:07:40 +0900  KILROY [この発言にコメントする]


 小発作(プチ・マル)

 フランス語で「小さな死」という詩的な名前をもつこの発作は、つまるところ「失神」の一種である。

 小発作が「小さな死」である所以は、その間に時間が経過した感覚がないからだ。たとえば冷たい布団に潜りこんで、「あー寒い」とか思ったとたん、パッと布団が温かくなって、時計を見たら五分以上経っていた、なんていうのが小発作である。これは『ジュラシック・パーク』の原作者で医学部を卒業もしているマイケル・クライトンが『アンドロメダ病原体』というSF(ハヤカワから文庫で出ている)に書いているけど、実際はこんなふうに「いきなり」ということはなくて前駆症状があるんじゃないかと思う。やたら眩しいような感覚がして、きりきりきりっとこめかみが締めつけられるような感覚があって、くらくらと目眩がする。そーいやなんか長時間ディスプレイに向かっているとそんな感じになるような気がする、というのは当然のことで、この手の発作は明滅する発光体を見つめていると起きやすくなる。今見つめているディスプレイの前に指を広げて掌をかざして振ってごらん。指の影がバラバラになって見えるでしょう? これが危ないんだ、これが。『ポケモン騒動』で問題になった光過敏症というのは、この小発作の前駆症状で、気分が悪くなったり吐き気がしたりするのは小発作一歩手前という状態だったわけです。

 小発作の特徴はどうやら極度の緊張からいきなりの解放をもたらすようで、小発作を起こしたとたんに表情が輝く(つまり表情筋から緊張が抜ける)という話もあれば、「あっ」と驚いたような表情(「放心したような」と表現する人もあれば、「深刻な表情」だったという人もいます)のまま固まってしまうという話もあります。この差は表情筋肉に蓄積した乳酸の量によるのではないか、という指摘もありますが、はっきりしたことは解りません。ただ、苦痛による苦悶の表情をずっと浮かべいて小発作に突入すると、「ぱっと輝く」なんてことはないみたいです。

 小発作には除脈が伴い、瞬間的に鼻の頭、頬、胸、下原、腿の間、尾骨からその上にかけて、瞬間的に、びしゃっ、と冷たい汗をかくという話があります。

 『私たちの友人の一人が、はじめて寝た女性にこれを起こさせました。意識が戻ったとき、彼女はこう説明しました。「本当にごめんなさい。でも私はいつもこんなふうになるの」。その時までに、彼はすでに警官と救急車を呼んでいたのです』
 (アレックス・コンフォート編、双葉社、『ザ・ジョイ・オブ・セックス』)

 最近コンフォート氏が亡くなりました。新聞に死亡記事が出ていました。なにしろ『ザ・ジョイ・オブ・セックス』は聖書に次いで『風と共に去りぬ』の上、全米第二位のベスト・セラーだったりします。

 じつはこの話題はまだ続くのだった KILROY


Re: カウンセリングを断られました 3536へのコメント
No.3540  Tue, 20 Mar 2001 00:56:20 +0900  風鈴 [この発言にコメントする]

Hiro wrote:

>
>この件で死ぬ気が一気に沸いてきて
>帰りの駅で、列車に飛び込んで騒ぎを起こしてしまいました。(あと約1メートル)
読んでる内に涙が出てきました。何も知らない、苦しみの深さも解らないと思われると思いつつも、子を持つ親の立場から言わせて下さい。
私は、幾度も死のうと考えた事もあり、又、息子も自殺を考えた事があります。
でも、生きていて欲しいと親なら願う物だと考えています。
子供を失う苦しみ以上に辛いものはないと思っています。私の勝手な考え方で不愉快に思われたらすみません。でも、生きて下さい。出口のないトンネルはないと考える事で私も前を見て何とか生活しています。
”死のう”と考えた時の苦しみを味わった事があるものとして、”違う!!”と思われるかもしれませんが、なんか悲しくなってしまって・・・・伝えたくなってしまって、不快に思われたらごめんなさい。
>一度この病名がつくと、全くの初診ですと
>嘘をついて他の病院に行って診察を受けない限り
>取り消せないのでしょうか?
>(出来れば、前の病院に診断書を持って叩き付けたいです)
是非、別の病院で初診の形で受診され、診断書を叩きつけに行って下さい。
陰ながら勝手に応援させて頂きます。
全く病院によっては、無神経きわまりない人間が偉そうにしている所が実際にありますし、私も何度もどん底に追い詰められた事がありますので・・・


Re: うた 3535へのコメント
No.3539  Tue, 20 Mar 2001 00:38:05 +0900  さるすべり(百日紅) [この発言にコメントする]

武田好史 wrote:
> 僕は結構女性のシンガーソングライター・ヴォーカリストの歌が好みです。例えば、これはきっとサルスベリさんが大嫌いな歌の類かもしれませんが、中島みゆきの「時代」とかが好きで、下手だけどピアノで弾けたりします。
>最近好きになった歌は、Sheraの「Love again 永遠の世界に」とか、倉木麻衣の「Reaching for the sky」とか、ドラマがらみの歌で気に入ったといったものです。あとやや古めの歌では渡辺美里の「My revolution」、最も新しいのでは鬼束ちひろの「めまい」といったところでしょうか・・・。

私も「時代」は好きな曲です。ピアノが弾けるなんて器用ですね。いいな。倉木麻衣は声が好きです(曲は別問題)。渡辺美里は好きでした。

>「前向きに・・希望・・あたしはこう思う!」とかいうメッセージ性がある感じの歌が好きです

私はこういうのはだめかもしれません。

> 反対にモーニング娘とか、浜崎あゆみとか今の若い女の子の間ではやっている感じの人たちの歌は、なんか意味が判らないので嫌いです。

モーニング娘は、私も(感覚的に)だめです。浜崎あゆみは、99年の「A Song for××」のアルバムは良かったけれども、最近のは嫌いです。

今日音楽について聞いてみたのは、今朝もまた鬱で起き上がれなくて、クラシックを聞いたら何とかなるかな、と思ったのですが、ある一つの曲を聞いていても、耳をふさぎたくなるような音もあれば、聞いていて心地よい音もある、と思ったからです。
それと、いつも、最近の音楽は馴染めない感じがしていました。(「寂しくて」とか「ずっと」ということばを歌われると、「ぞっ」としてしまうのです。「やめてぇぇぇ〜」と思ってしまいます。)
あと、音楽については、日本語人が、変な英語を意味もなく使うのが不快です。明らかにおかしいぞ、というのもあるし、英文法的に間違っているのも気になります。(一応大学で英語をやっている)
ついでに言っちゃえば、今日、ドナ・ウィリアムズさんのCD、頼んでいたのが届きました。耳に心地よかったです。


Re:Re: 自分のせいで 3531へのコメント
No.3538  Mon, 19 Mar 2001 23:52:58 +0900  KILROY [この発言にコメントする]

るnoつくひとさんwrote:
>とても力のある御言葉に、ただただKILROY さん、涙とともに感謝を
>申しあげます。今言えることは、それだけです。
 よしなさいっつーのよ。照れるから(^_^;)。

 それは私がどうこうっちゅーんじゃなくて、るnoつくひとさんにふさわしい言葉を私の知識の蔵から引張り出してきただけなのね。
 あなたを救ったのはあなた自身なんです。私がどーとか言わないように。

 『そこで、イエスは言われた。「だから、天の国のことを学んだ学者は皆、自分の蔵から新しいものと古いものを取り出す一家の主人に似ている」』
 (『マタイによる福音書』、十三章五十二節)

 『イエスは言われた。「娘よ、あなたの信仰があなたを救った。安心して行きなさい。もうその病気にかからず、元気に暮らしなさい。」』
 (『マルコによる福音書』、五章三十四節)

 『一行は会堂長の家に着いた。イエスは人々が大声で泣きわめいて騒いでいるのを見て、家の中に入り、人々に言われた。「なぜ、泣き騒ぐのか。子供は死んでいるのではない。眠っているのだ」。人々はイエスをあざ笑った。しかし、イエスは皆を外に出し、子供の両親と三人の弟子だけを連れて、子供のいるところへ入ってゆかれた。そして、子供の手を取って、「タリタ・クム」と言われた。これは、「少女よ、私はあなたに言う。起きなさい」という意味である。少女はすぐに起きあがって、歩きだした。もう十二歳になっていたからである。それを見るや、人々は驚きのあまり我を忘れた。イエスはこのことを誰にも知らせないようにと厳しく命じ、また、食べ物を少女に与えるようにと言われた』
 (『マルコによる福音書』、五章三十八節)

 口裂け女ならぬ口先男 KILROY


Re: うた 3527へのコメント
No.3537  Mon, 19 Mar 2001 23:47:11 +0900  さくらかのえ [この発言にコメントする]

ガーデニア 改め さるすべり さんwrote:

>本題は、歌についてです。音楽を、どう感じ取っていますか。

わたしはどちらかというと「特に音楽はなくても平気」という人です。
ただいつも頭の中で、前にきいた歌の断片(サビの部分が多い)が
リフレインしています。ついさっきテレビで流れていた曲のこともあるし、
あるキーワードをきっかけにして思い出した曲の場合もあります。
特にこれがお気に入りという歌は今のところありませんが、
ボーカルだけの歌やメロディーがはっきりしないものは苦手です。
三味線弾きながら歌う民謡のように歌が前に出て来すぎるものも苦手。
どちらかというと「声も楽器の一部」という聴き方をしています。
歌詞はあまり聴いていません。


カウンセリングを断られました
No.3536  Mon, 19 Mar 2001 23:43:21 +0900  Hiro [この発言にコメントする]

今日、横浜(三ツ境)でカウンセリングのあるTクリニックに診察を申し込んだら
なんと、二回のTELであっさりと断られてしまいました。

☆ここの管理者さんに迷惑ですので
実名は非公開ですが知りたいかたは遠慮なく聞いてください

☆門前払いの主な理由☆

1.未成年であること
2.分裂病の疑いがある(一度この病名がつくと、取れない…)
3.前の病院のほうが良いでしょう?(不明、勝手に言われた)

鬱状態のことを言ったら、死ぬ危険性のある人はちょっと・・・
挙句には、「(もとの)●●病院で相談してください」(責任者らしき看護婦)

1回目のTELでは診察は14日にするということでしたが
2回目に確認のTELを病院の近くに来ているときに携帯で入れたら言われました

カウンセリングって健康じゃないから受けるんですよね?
それなのに、生きているのが苦しいくらい大変だって言うと
「自殺する危険もややある人=来られては困ると客」いう理由で
一方的に断っているのでしょうか?

それと、分裂病の実態を知らないのは一般人なら多少しょうがない面もあるけれど
専門の心療内科医が無知であることは驚きです。ましては差別するなんて…。

それに、「心配でしたら、前の病院に連絡しましょうか?」なんて会話もあった。
前の病院が分裂と勝手につけたからそれを変えに来たのに
(でも、病歴を聞かれて正直に答えてしまったので、今になってちょっと反省)

一度この病名がつくと、全くの初診ですと
嘘をついて他の病院に行って診察を受けない限り
取り消せないのでしょうか?
(出来れば、前の病院に診断書を持って叩き付けたいです)

この件で死ぬ気が一気に沸いてきて
帰りの駅で、列車に飛び込んで騒ぎを起こしてしまいました。(あと約1メートル)

何にも知らないのに、怒ることも無く、暖かく接してくれた駅員さんに対して
日本の精神医療ってどうなっているのでしょうね?


Re: うた 3532へのコメント
No.3535  Mon, 19 Mar 2001 23:07:11 +0900  武田好史 [この発言にコメントする]

武田好史 wrote:
>ガーデニア 改め さるすべり wrote:
>>皆さん、音楽は好きですか?
>>私はあまりすきではありません。
>>なんか、歌手が「寂しくて」とかうたっていると、ぞくっとします。鳥肌が立ってきます。
>>
>>確かに、私は「共感性」に欠ける気がします。友人が、担架に乗って運ばれようとしているときに、その大変さがわからなくて、他の友人とは関係ない人のほうがちゃんと助けてくれていたり。
>>
>>本題は、歌についてです。音楽を、どう感じ取っていますか。
>
 僕は結構女性のシンガーソングライター・ヴォーカリストの歌が好みです。例えば、これはきっとサルスベリさんが大嫌いな歌の類かもしれませんが、中島みゆきの「時代」とかが好きで、下手だけどピアノで弾けたりします。
 最近好きになった歌は、Sheraの「Love again 永遠の世界に」とか、倉木麻衣の「Reaching for the sky」とか、ドラマがらみの歌で気に入ったといったものです。あとやや古めの歌では渡辺美里の「My revolution」、最も新しいのでは鬼束ちひろの「めまい」といったところでしょうか・・・。「前向きに・・希望・・あたしはこう思う!」とかいうメッセージ性がある感じの歌が好きです
 反対にモーニング娘とか、浜崎あゆみとか今の若い女の子の間ではやっている感じの人たちの歌は、なんか意味が判らないので嫌いです。


Re: Re:世界観の共有 3526へのコメント
No.3534  Mon, 19 Mar 2001 23:05:38 +0900  武田好史 [この発言にコメントする]

ガーデニア 改め さるすべり wrote:
>KILROY wrote:
>>>「ポンと肩をたたいて、ようと声をかけてくれるような、そんな人間関係
>>>が欲しい」というその人の言葉が印象に残っています。
>> ニコポン(ニコッと笑ってポンと肩を叩く)・キンメシ(「近いうちに食事でも一緒にどうかね?」と声をかける)なんていうのは、toriがいちばん厭がりそうな行為のような気がするが。
>
>あはは、私も「ニコポン」厭がるだろう。内心「ぎゃーぁぁぁぁー」と騒いでいるだろう。

そうだろうな・・・アスペ界では、視線を合わせず・体に触れず・近飯を言わずが会合をするさいの重要な内部規定であるのを、うっかり忘れてたよ!


Re: うた 3530へのコメント
No.3533  Mon, 19 Mar 2001 22:57:38 +0900  ゆーり [この発言にコメントする]

>KILROYさん
ぜんぜん話題とは関係ない話ですけど

>私がまだ日本電気の三田工場に勤めていたころ(今の墓石ビルが建つ前だ)、

うちの父も以前、三田工場ではたらいてたんです。
なんか奇遇だなーと思いまして。。。ちょっと嬉しい♪

>武田好史さん
わたしも鬼束ちひろ好きです。まわりの人からはよく「どこがいいの?」と
聞かれますが。あとはビートルズが好きだな。


Re: 自分のせいで 3529へのコメント
No.3531  Mon, 19 Mar 2001 22:35:25 +0900  るnoつくひと [この発言にコメントする]

KILROY wrote:
>るnoつくひとさんwrote:
>>私がアスペだったから、、その特徴的なことにより、私の実家の家庭が崩壊
>>したのだろうか?って最近思うんです。
> アルバート・アインシュタインは、ナチス・ドイツが原子爆弾の開発にする前に

> あなたは少なくとも文章が書けて、コンピュータが扱えるだけの能力があるわけですよ。その能力に応じて生きる道は、「いくらでも」とは言わんまでも、「なんぼか」はあると思うんです。仮定の話になりますが、あなたが「普通(俺の大っ嫌いな言葉だ)」に生まれたとして、あなたの実家の家庭が絶対に崩壊しなかったと言えますか?

> べつにあなたが自分の家の家庭が崩壊するのを知っていて、実家をの家庭を崩壊させるためにわざわざ悪意をもって、ASである自分を選びとって生まれてきた訳ではありますまい。あるいはあなたがあなたの家族を救う崇高な使命を帯びて生まれてきたということでもないで

そうなのかもしれないとかも思ったりしていました。悪意はないですが、
でもあまりにも、、めちゃくちゃだったので

> 世の中には才能のある人が善意の下に全力をつくしてなお、それが原因で周囲の人間が不幸になっちゃうことが珍しくありません。人間は自分の幸不幸をコントロールすることだってほとんどできないんです。まして周囲の人間の幸不幸をどうやったらコントロールすることができるんですか?
> あなたがコントロールできないことに対して、あなたが責任を感じる必要はさらさらないんじゃないでしょうか。


とてもちからのある御言葉に。。ただただ
KILROY さん。。涙とともに感謝をもうしあげます。今言えることは、それだけです。


Re: うた 3528へのコメント
No.3530  Mon, 19 Mar 2001 21:40:20 +0900  KILROY [この発言にコメントする]

さるすべりさんwrote:
>皆さん、音楽は好きですか?
>私はあまりすきではありません。
>なんか、歌手が「寂しくて」とかうたっていると、ぞくっとします。鳥肌が
>立ってきます。
 最近のコマーシャル・ミュージックのように、音楽を「歌+演奏」としてだけ歌いかつ演奏する音楽ってぇのは、さるすべりさんと同様まったく肌に合わない。昨今流行の和製ゴスペルに至ってはゲロだって吐いてみせる自信がある。
 懐メロ番組で、いわゆる「昔風の」歌い方で歌われる『丘を越えて』や、売り出し中の女性ジャズピアニスト矢野顕子のカヴァーというよりコピーみたいに歌う『丘を越えて』なんてぇのを聞いてると、その嘘臭さに気分がむかむかしてくる。
 私がまだ日本電気の三田工場に勤めていたころ(今の墓石ビルが建つ前だ)、藤山一郎さんが、会社の中の空いたスペースで、昼休みの空き時間を使って歌を教えにきてくれていた。『藤山一郎』という名前はもう忘れられかけていたらしく、あんまりやる気のなさそうなおじさんおばさんがちらほらと集まってる程度で、私みたいな若い者は見かけたことがなかった。で、その藤山一郎先生が、律の狂ったピアノを弾きながら歌う『丘を越えて』たるや……いま思い出して泣いてるもんな。そうだ、頑張んなきゃ。この人はまだ前に進もうとしている。俺みたいな若造が腐っててどうする。そう思った。嫌いな仕事だったけどいい仕事をしたと思ってます。その仕事に句切りがついたら即刻辞めたけど。
 かたや矢野顕子の『丘を越えて』は、豊かさのなかで「豊かであること」によってしか実現できないことを実現してく感じがあったような気がする。当時のパーソナル・コンピュータなんていったら今のいわゆるパソコンに比べたらオモチャとも呼べない代物だけど、自分でコンピュータを「作った」ひとたち(国語辞典で「パラメトロン」を引いてごらん。もはや完全な死語だけど、現在でも削るのが惜しいらしく、ちゃんと載っている。日本独自の計算・記憶素子だぜい!)が「いやー、いい時代になったもんだ」とその新しいオモチャを嬉々としていじくってんのを見て、アーサー・C・クラークが夢見たHAL9000はこのオレの手で実現してやるぜ!みたいに興奮してた(くそー、納期割っちゃったぜ(^_^;))。なにせSFの中の存在だったコンピュータを自分が買えちゃうんだもんなぁ。時代は「権力の象徴・大形コンピュータのIBM」対「民衆運動の象徴・パーソナルコンピュータのApple」という時代でございました。ゲーム・ミュージックのピコピコ・サウンドのお気楽さも好きだったなぁ。
 考えたら私は徹頭徹尾自己中心的なのかもしれない。「私の中の音楽」としての位置付けのない音楽っていうのは、なんか耳が受けつけない気がします。ふとした折に耳に入ってくる音楽もあるけどね、たいてい民族音楽かなんかです。

>確かに、私は「共感性」に欠ける気がします。友人が、担架に乗って運ばれ
>ようとしているときに、その大変さがわからなくて、他の友人とは関係ない
>人のほうがちゃんと助けてくれていたり。
 感性の違いってあるもんですね。私なんかは自分の友人が大変なことになってるっつーのにテキパキと事務的に動いちゃうもんだから、「あんたってどういう神経してるの?」とか責められちゃうし。どうしたらいいかわかんなくなって真っ青になって立ちつくしているひとというのは、意外に自分の状態に気づいてないように思います。たぶん、その「大変なこと」をまっとうに受け止めちゃうと精神的なダメージが大きすぎるんで、防衛本能がブロックしちゃうんじゃないでしょうか。友達が怪我したりすると、本人は平気なつもりでいるんだけど、傍から見るとガクガクしちゃってまるっきり役立たずになっちゃってる人とかいるし。お医者さんでもいましたもん。仲間がスキーで転んでエッジで額割ってそこらじゅう血だらけ、っていうのを見て、腰抜かして立てなくなった人が。

>本題は、歌についてです。音楽を、どう感じ取っていますか。
 「音楽」そのものは嫌いではありません。ただ、けっこう厳密なジャンル分けとスタイルによって聴き分けてます。
 「歌」における「音楽」ということになると、
 昨今のポップスのような「歌」と「演奏」がごっちゃになったようなのはダメ。だけどRCサクセションやザ・ブルーハーツ(現在ハイロウズ)や泉谷しげるはオッケー。歌が演奏を取りこんでるんですかね? データの打ち込みや肉体労働などの力仕事のBGM。
 「歌」がいい場合は「演奏」のほうが邪魔に感じるときがあって、アリアだとかアカペラのほうが好き。代表例は『アメイジング・グレイス』や『アウェー・マリア』。落込んだときの気分転換に。
 ただし「歌」は思考の邪魔になります。プログラミングの仕事中はインストゥルメント以外は聴きません。それもほとんどクラシック、それもバロック中心です。定番はイ・ムジチ演奏、ヴィヴァルディの『四季』と、グレン・グールド演奏、バッハの『ゴールドベルグ変奏曲』。職場ではエリック・サティをかけてる人もいたな。流しっぱなしにしておいても、わりと誰からも文句の出ない選曲です。
 「歌」を音楽として楽しむ合唱曲は、聴くより歌うほうが好き。山歩きや天体観測のときの晴れ待ちに。好きな曲は誰でも知ってる『花』(「はぁ〜るのぉ〜うらぁらぁの〜」であって、「泣きぃ〜なさぁ〜いぃ〜笑いぃ〜なさぁ〜あぁああい〜」ではない)と、ブルガリア民謡『スリコ』。酒が入ると『ツイスト・アンド・シャウト』と『ライオンは寝ている』。
 「演奏」すらも「歌」の一部である純邦楽は、高橋竹山と能楽が好き。私はジャズをこのジャンルに入れています。セロニアス・モンクと山下洋輔はここ。モンクは『ダイナ』、山下は『バード』がお気に入り。『バード』は河野典生(こうの・てんせい)の小説『明日こそ鳥ははばたく』を読んで。番外としてスチャダラパーの『GAME BOYS』。これも力仕事用。

 KILROY


Re: 自分のせいで 3513へのコメント
No.3529  Mon, 19 Mar 2001 19:26:56 +0900  KILROY [この発言にコメントする]

るnoつくひとさんwrote:
>私がアスペだったから、、その特徴的なことにより、私の実家の家庭が崩壊
>したのだろうか?って最近思うんです。
 アルバート・アインシュタインは、ナチス・ドイツが原子爆弾の開発にする前に連合国側が原子爆弾を保有すべきだ、と考えて、アメリカ大統領に原子爆弾の開発を進言し、「マンハッタン・プロジェクト」が発足しました。ところが原子爆弾はドイツではなくアインシュタインが愛した日本に投下され、その惨状を知ったアインシュタインは、「自分は生まれてくるべき人間ではなかったのだ」と苦悩したそうです。
 弱小出版社や弱小ソフトウェアハウスでは、たまさか一つの書籍、たまさか一つのソフトウェアが大ヒットを飛ばしてしまった結果、その先行きの見通しを誤って奈落のズンドコに落っこってしまうことがあります。これはその本の著者やソフトウェアの開発者が悪いんでしょうか。
 バブル景気全盛の時代には、いま自分の住んでいる土地の値段がいきなり跳ね上がり、そのため地上げだの資産をめぐる争いだのに巻きこまれて家庭が崩壊しちゃった人たちが大勢いました。その人たちはその時代にそんな土地に住んでいたから悪かったんでしょうか。
 あなたは少なくとも文章が書けて、コンピュータが扱えるだけの能力があるわけですよ。その能力に応じて生きる道は、「いくらでも」とは言わんまでも、「なんぼか」はあると思うんです。仮定の話になりますが、あなたが「普通(俺の大っ嫌いな言葉だ)」に生まれたとして、あなたの実家の家庭が絶対に崩壊しなかったと言えますか?
 世の中、どんなに才能があって、どんなに誠実に行動したって、結果が悪いことはあるんですよ。円谷幸吉やアイルトン・セナは、じゃあなんで死ななきゃいけなかったんだ? ということになります。円谷に走る才能がなかったら、自殺にまで追い込まれるようなことはなかっただろうし、セナがレーサーにならなかったら、レース上の事故で死ぬこともなかったでしょう。だけど円谷やセナが悪いわけじゃありません。
 べつにあなたが自分の家の家庭が崩壊するのを知っていて、実家をの家庭を崩壊させるためにわざわざ悪意をもって、ASである自分を選びとって生まれてきた訳ではありますまい。あるいはあなたがあなたの家族を救う崇高な使命を帯びて生まれてきたということでもないでしょう。
 世の中には才能のある人が善意の下に全力をつくしてなお、それが原因で周囲の人間が不幸になっちゃうことが珍しくありません。人間は自分の幸不幸をコントロールすることだってほとんどできないんです。まして周囲の人間の幸不幸をどうやったらコントロールすることができるんですか?
 あなたがコントロールできないことに対して、あなたが責任を感じる必要はさらさらないんじゃないでしょうか。

 私を救世主と呼ぶな、とイエスだって言った KILROY

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