アスペルガーの館の掲示板（旧）

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　私は今日、地元のろう者の方と市長さんの懇談会を、手話サークルの会員として、傍聴してきました。
　ろう者の方からは、「災害時に携帯などで情報を伝えるシステムを作って欲しい。」「市役所の職員の方が手話である程度のやりとりができるようにして欲しい。」などの意見がでました。
　また彼らは、「子供の頃、親から学校など行かなくてよいと言われ、黙々と農作業をしていた。コミュニケーションが全くと言ってよいほどできなかったので、雑草のみ分け方は図鑑と照らし合わせて、独学で勉強しなければならなかった。」「飛行機を乗り間違えていることが判らず、親戚の待つ広島に行くつもりが福岡へ行ってしまい、心細い思いをした。」「近所のガソリンスタンドが灯油と間違えてガソリンを客に売ったことが判らずにいて、近くの人が手話で教えてくれなかったら、そのままストーブに使ってしまい家が火事になるところだった。」などの「情報弱者」としての苦労話も語ってくれました。
　市長さんがどれくらいそのつらさを理解してくれたかは判りませんが、私はもっと、手話という言語を読みとったり表現できるように努力したいと感じました。

　「話す」と言うことは、我々アスペ人にとっては、得意のようで苦手なことであります。しかしながら、「話すこと」によって初めて「普通」の人と「アスペルガー症候群者」は歩みよれるのだと思います。

　そこでみなさんにお願いです。

　あなたが今、周りの人に伝えたいと思っている、困っていることはどんなことですか？

自閉症について全く知らない人に語るつもりで、まとめてみましょう。
　

　このところ「死」とはご無沙汰しているけれど、ほんの一年ちょっと前までは嫌んなるくらい親しい存在だった。なにしろ二〇〇〇年の夜明けは病因で迎えたのである。医療用電子機器が一斉に狂いだすこともなく、病棟は平穏のうちに二〇〇〇年を迎えた。

　あたしは憶病者で完全主義者だった。あたしが「できる」といえば「できる」。あたしが「できない」といえば「できない」。あたしの予測はパーフェクトだった。
　そのせいで頼りにされ、引っ張りこまれたのがソウル・オリンピックを目前に控えた「読売・共同画像配通システム」の仕事だった。

　しんどい仕事だった。平均睡眠時間はせいぜい四時間だったと思う。そんな中で風邪のような症状が出た。「こんな大事なときに風邪をひくなんて、健康管理ができていない証拠だ」となじられ、電話責めにあい、勤め先の社長に泣きつかれて仕事を続けた。

　不整脈が治まらないのを不審に思って東京女子医大で診察を受けた。おそらくはウイルス性の感染症によって、心筋に後遺症があるのがわかった。

　手痛いしっぺ返しだった。臆病者だったあたしが。リスクというものをずっと避けてきたあたしが。

　それからは何度も心臓発作を起こした。風邪なんかひくと必ずと言っていいくらい経験した。
　厭なことに、何時間も前に「その時」がくるのがわかるのだ。で、発作をやり過ごすたびに、「また生き延びたな」と思った。

　あたしは気楽に生きることに決めた。もうリスキーな人生はいやだ。ところが務めていた会社の経営状態が悪化して（このあたりの事情はさんざん話したと思うのでパス！）、ついにあたしは本格的な「ご入院」。『ふたりで聖書を』はこのときの体験が元になっている。

　巡回診療にきた教授は「この患者は急激に走ったりすると心停止を起こして即死する危険性がある」とあたしの目の前でおっしゃった。ただし半分以上ドイツ語だったのだけど、困ったことにあたしはドイツ語がわかった。

　あたしには研究というものがあった。日本語処理と視覚情報処理に関しては、あたしはちょっとした権威だったりする。だけど、それが「できる」のもあたしひとりなら「わかる」のもあたしひとりだ。だからこそすべての責任があたしに押しかぶされたという苦い経験がある。これを正統な継承者に渡すまではあたしは死ねない、と思った。だけどそういう相手はいまだに見つかっていない。

　あたしはTienさんの猫ちゃんがうらやましい。
　あたしのすべてを引きついで、あたしのすべてを受入れて、あたしがその人の腕の中で至福のうちに神に召されるのを許してくれるひとがいたなら、あたしはあたしのすべてを捧げてもいいと思っている。

　問題は、日本語処理技術にしろ、視覚情報処理技術にしろ、関係性発達障礙に関する知見にしろ、「はい」と手渡せるようなシロモノではないことだったりする。

　神様はあたしを当分の間死なせるつもりがないらしい。

　……溜息くらいはつく権利がありそうに思う。ふぅ。

　（Maria）

くると wrote:
>　こんにちわ、ゆうろさん。どうも立ち入った質問をしてしまい
>失礼しました。
>
>ゆうろさん wrote:
>>普通の人とは　悩むことができる人です
>
>　わたしが考えていた「普通の人」とはちょっと違っていたよう
>です。「悩まないこと」や「くよくよしない」ことを美徳とする
>人との出会いが圧倒的に多かったものですから。
>
>>会話してて自分と他人という感覚を感じれる人は幸せです
>
>　わたしには他人の感覚を感じることはできません。相手の言葉
>やしぐさを観察し、自分の経験に照らし合わせて想像しているだ
>けです。（この点は多くの人から誤解されている）
>　
>>あなたは普通の人です
>>常識を感じとれて　文章を見ても意味のこもった書きかたで
>>伝える　という人らしいことができています
>
>　もし、ゆうろさんの文章に意味がこもっていないならば、わた
>しは何もコメントが書けなかったはずです。少なくとも、「ゆう
>ろさんが今の状態をなんとかしたいと考えていること」は伝わっ
>てきましたよ。
>
>　また、ゆうろさんが自覚している問題は常識を感じ取ることが
>できなければ、意識することもできなかったはずです。
>
>　わたしが見る限り、ゆうろさんが自己批判しているポイントに
>ついては、ゆうろさんはすでに問題を克服しておられると思いま
>す。
>
>　たぶん、今の時点で一番深刻になっているのは自信喪失とか、
>劣等感の問題なのではないでしょうか？もっともわたし自身、あ
>まり自己評価の高い人間ではないので、人のことは言えませんけ
>ど。（くると）

　真剣に考えてくれて申し訳ないというかありがとうございます
　とにかくなにか一歩進むきっかけをつくりたいと思います
　くるとさんが自分の意見に対してなにか言ってくれてる
　ゆうろというメールのなかの私に対して自分の時間を
　削って文章つくってくれてる　
　
　お邪魔しました

Maria wrote:
>Tienさん wrote:
>＞私は普通の人になりたかった。だれとでも友達になって、ずっと友達で
>＞いる人が欲しかった。普通の感覚がほしかった。親に怒られ続ける子供
>＞になりたくなかった。私はASになりたくなかった。神様、私に普通の人
>＞の頭脳を下さい。神様、早く私を死なせて下さい。
>
>　……泣くぞっ！
>　だから、あたしは自分を否定するTienさんを知って泣く。どうして？　どうして>　あたしの好きなTienさんがそうやって自分を否定しちゃうの？　なんで「死なせ>　てください」なんて言うの？　好きだよ！　あたしは今のTienさんが好きだよ！
>　あたしはいま泣きながらこのメッセージを書いている。

レス遅くなってごめんなさい。私の為に涙を流して下さってありがとう。

>　あたしは何があっても自分を否定しないことに決めた。
>　あたしは他の人を否定しない人を決して否定しないことに決めた。
>　そしてあたしは自分で自分を否定するひとのために涙を流す。そして、そういう>　部分も含めてそのひとを認める。だけど……
>　やっぱり自分で自分を否定しちゃだめだよ。ね？　そう思う。
>　おせっかいと言われてもいい。鬱陶しいと嫌われてもいい。
>　だけどこれがあたしだ。あたしはあたしを否定しない。
>　（Maria）

人生ってあっと言う間に過ぎる、風のようなものだと思います。
その風の中であなたに会えて私は嬉しい。

以前ふらふらと落ちながら飛んでいた揚羽蝶を、手のひらに保護しました。
よく見ると片方の３本の足が全て無くなっていて、羽根もぼろぼろで３枚しかなかった。見ていて悲しくて、終わりの時の壮絶さと、その状態でも飛んでいた蝶に
心を打たれました。私は蝶を近くの高い木の枝元の葉陰に置いてやった。
最後を安らかに過ごせるように。

それでも蝶は蝶だった。私もどんなに苦しくても、私でいようと思います。
たとえそばに誰もいなくて、泣いていても。

Joshya wrote:
>　そのとき私は思いました。私には神様のスポットライトが当っているのだと。
>　『ダイ・ハード』みたいな感じのドラマに出演させられているのだと。
>　神様の演出というのは手が込んでいます。降り掛かってくる災難は、御都合主義>　的なものではありません。ちゃんと「必然性」というのがあるのね。会社の経営>　が苦しい→「なんとかしてくれ」と経営者がわれわれに泣きつく→われわれがい>　い製品を作る→売れる→大きな金が動く→ついでに大儲けしようとして経営者が>　山っ気を出す→そこを見すかされてパクられる→さらに経営が苦しくなるという>　訳のわからない悪循環。

こんばんは、Joshyaさん、いつもありがとうございます。そうかもしれません。
ある意味、何かの達成のために選ばれたのかも。
私も僭越ながら、（Joshyaさんに比べたら些細な経験しかしていないですけど）家族からは「ダイ・ハード女」と言われます。
でも困難がなかったら、ここにも来る事はなかっただろうし、人の痛みも分からないまま過ごしてきたかもしれません。

>　そんでもって私は思いました。私が幸せになるのは私のためじゃない。世の中の>　ためです。ええ、そうですとも。私は自分のために幸せになるんじゃないんで
>　す。私が幸せにならなかったら誰が幸せになるんですか。だってそうでしょう？>　決して無能でも怠惰でもない人間が、それこそ誠心誠意必死になって働いて、周>　りの人を救おうとして、その結果がこれですか。ユーザをはじめお得意さんには>　多大な迷惑はかける、身体は壊す、会社は倒れて職は失い製品の権利は奪われ、>　貯えは尽きはてて婚約者には逃げられ……こんなんでいいのか？　こんなの許し>　ちゃったら、世の中のマジメに生きてる人間っていうのは何を信じて生きてきゃ>　いいんだ？

人生お金や名誉達成ではありませんよね、勝ち組・負け組って言葉私は疑問です。
勝っても、人をけ落として勝っていたら、それは間違っている。
「世の中のために幸せになる」となかなか思えるものではありません。
ただただ今、Joshyaさんに尊敬の念を抱いております。

>　あたしゃそう思いました。
>　そんなわけで、私は世の中に意義申し立てをするために生きてます。
>　まっとうに生きてる人間には幸福になる義務がある！

私の信条も「お天道様の下を歩けないような行いはしない」です。
ときどき知らずに間違ったことをしているかもしれないけれど。

>　そんなわけで、私は現在のところ「頑張ってる発達障害児童のお母さんの味方」>　である。でもって成功してやる。（ちょっとくらいは）儲けてやる。そして幸せ>　になってやる！
>　そんな訳でひとこと。
>　正義だから負けてもいいということはない。
>　正義は正義であるからこそ勝たねばならんのだぁ！
>　聖人はまた地獄の戦士　Joshya

ありがとうございます。私の味方にもなって下さいますか？（迷惑ですよね？）
今最大の悩みはやっぱり「どうしたら親を安心させられるか」なんです．．．。

考えてみると、私は合計４回死に直面した。１回目は生まれたとき。新生児黄疸で祖母は「もう死ぬから名前は付けないで。」と母に告げた。（しかし法律がかなり前に変わっていたのでたとえ新生児でも戸籍記載義務があるので名前は付けなければいけなかったけ）輸血を続けて助かった。２回目は洪水の時に水が腰の上まで来る中、たどり着いたドアが水圧で開かなくなった。ドアから離れた所の母が叫んで、私もやっとのことでドアを開けた。３回目は震災で。激震地区だったため、誰もが死んだと思ったという。余震の中、部屋に戻ると、寝ていた頭の所にテレビとステレオが落ちていた。４回目は自殺未遂。あと５分で吐瀉物が詰まって死ぬところだったらしい。悪運に恵まれ続けていると言うべきか。
そう考えていると、だれかが私を生かし続けていて下さっているらしい。
私が生き続けているのは、もしかすると、だれか、今後現れる他者のためではないだろうか。そうとしか今は思いつかない。想像に過ぎないが、だれかのために生きると言うこともあるのだろうか。私の助けを必要とするだれかが現れたとき、私は
神に感謝するだろう。

くるとさん wrote:
>　ここでみなさまに質問です。みなさまにとって生きる理由
>はなんですか？考察過程も含めて教えていただければ幸いで
>す。

　生きる理由…そういえば学生の時分、幾度かそんなことを考えましたねー。
「何のために生きているのか。」「自分が生きている価値はあるのか。」などと。
　しかしそんなことは次第に考えなくなりました。理由は簡単。
「考えるだけ時間の無駄」と思ったからです。
　そしてしまいには「何のために生きるかなんて知ったこっちゃねーよ。生きてるから生きてるんだよ。」と、ひねくれ坊主になっていました。

　当時はまだ学生で、社会の何たるかもわからなかったのでしょう（と言って、今でもわかってるとは言いがたいですが）。
　しかし職を持って実際に社会に出てから、意識が変わってきました。
　自分が作る歯への詰め物・かぶせ物、入れ歯が次々と患者さんたちの口の中に入っていくのを見て、僕は初めて「社会の役に立てている。」と思えるようになったのです。
　いままで自分なんて社会の何の役にも立たないと思っていましたが、決してそんなことはなかったのです。

　そんなわけで現在、僕の意識下にある「生きる理由」は、
「自分のためにも他人のためにもよかれと思うことをする、そこから進んで何らかのかたちで社会に貢献して、後悔なく時間を過ごすため」

　言うなれば、「健全な自己満足」のため、です。　　　　ミッドランド

症例 No.5093　あさかぜ（仮名）　本人談：
＞　人目のある所で「変身」することって、ふつうの人はあまりやらないでしょう
＞ねぇ。わたしは平気でやってしまうほうなので、見た人のほうが驚きます。それ
＞をころっと忘れていました。
＞　娘が犬になっているときは、わたしは人間役を期待されますが、自分も犬にな
＞るのは好きなのです。訳のわからないモンスターになることもありますが……。

　患者はリュカントロピー症状（狼化妄想）を呈していると思われる。

　リュカントロピーのは、ギリシャ神話に登場するアルカディアの専制君主リュカオン（ゼウスの怒りをかって狼に変身させられた）に由来する。主症状は被動感、興奮、焦躁感であり、血が騒ぐようなけだものじみた衝動により、いてもたってもいられなくなって、ついには「獣に変身する」という妄想を抱くに至る。
　男性の場合はもっとも多いのが狼（次いで熊）だが、女性の場合は犬・猫・兎などが多い。

　心因性のリュカントロピーについては、中世ヨーロッパにおける魔女の概念とリュカントロピー症状の間には深い関係があるとみられ、心理的抑圧機構のありかたに「魔女体質」ともいうべき性格傾向があるとする説もある。
　また魔女については、薬物中毒によってもたらされるリュカントロピーとの関連が多くの専門家によって指摘されている（ジョン・マン『殺人・呪術・医薬　毒とくすりの文化史』、東京化学同人その他を参照のこと）。すなわち、ベラドンナ（Atropa belladonna）・ヒヨス（Hyoscyanus niger）・マンドレーク（Mandragora officinarum）のアルカロイドを動物の脂で煮て浸出したいわゆる魔女軟膏（リウマチの鎮痛・悪阻の吐気止め・不安愁訴に対する鎮静に用いられた）を、皮膚および粘膜に大量に塗り付けることにより、飛行感（見当識・空間識の失調）およびリュカントロピーを体験したのである、とする（拙著 No.4534、『研究報告「魔女の箒」』（Wed, 2 May 2001）を参照のこと）。

　なお、当該患者の罹患原因に関しては、平素より「しばしば道草を食う」習慣があるため、チョウセンアサガオ（種はゴマに、実はオクラに似る）かハシリドコロ（根は山ゴボウに似る）でも食ったのであろうとも考えられるが、平素より娘と魔女がどーの魔法がこーのといった会話をしていたという証言もあり、アヤシゲな魔術に手を出したため、という可能性も捨てきれない。

　今後の経過観察の結果に期待したいと思う。

　　報告者：Maria Bethany

　追記：なお、リュカントロピーについては、『ふたりで聖書を』（救世義也）にも若干の記述あり（P.268）。

>あなたにとって、アスペルガー症候群（ＡＳ)とは、何ですか？　
　長年の「普通になりたかった」から自分を解放してくれたものです。
なんでいろんなことができないんだろう、わからないんだろうってずっと思っていたから。
　今の時点では「アスペルガーと私」という関係ですが、自分の中にアスペルガー的なところをいくつも発見中なので、そのうち一体化するのかもしれません。子どもの頃からわかっていたもうひとつの「見えない障害」は普段は意識もしなくなっているので。

　　　すみません。

　№５０９３で、「掲示板上でわんころに変身する」をやってしまいました。
　不愉快あるいは不可解な思いをされた皆さん、申し訳ございません。
　平身低頭して、ひたすらお詫び申し上げます。

　人目のある所で「変身」することって、ふつうの人はあまりやらないでしょうねぇ。わたしは平気でやってしまうほうなので、見た人のほうが驚きます。それをころっと忘れていました。
　娘が犬になっているときは、わたしは人間役を期待されますが、自分も犬になるのは好きなのです。訳のわからないモンスターになることもありますが……。

　日常的に「変」な、あさかぜですが、人様に迷惑をかけるつもりでやっているわけではなくて、自然にそうなってしまうだけなのです。
　人間に生まれたからといって、人間のマネだけしていなくてもいいような気がして……。
　　　　　（言い訳してる。お詫びになっていませんね。　　　きゅ～～ん）

くるとさん wrote:
＞　ここでみなさまに質問です。みなさまにとって生きる理由
＞はなんですか？　考察過程も含めて教えていただければ幸いで
＞す。

　根が職人タイプだったものだから、好きなことをコツコツやってそこそこ食えてりゃ文句はなかったんです。

　ところが就職したらちょうどソフトウェア産業は伸びざかりで、その後バブルが弾けるまでは、私を利用してビッグ・ドリームをつかもうとした人がわらわら寄ってきたのね。で、私にはそんな思惑は知らされてなくて、「会社はいま大変なときだから頑張ってくれ」とか言われて、とても「コツコツ」なんていうのじゃない、ハイリスク・ハイリターンな仕事をさせられてたわけです。
　「儲かんなくてもいいからさー、もっと地味で、もっと着実で、もっと楽な仕事しようよー！　私だって遊びたいよ－！　恋だってしたいよー！　結婚だってしたいよー！」って言ったんだけどだめでした。「会社がいまどんなに大変な時期なのか分かってるのか！」みたいな感じ。折しもバブルまっさかり、みんながみんな目の色を変えて儲けるのに必死だった時代です。

　そんなこんなの状況の中で身体を壊しちゃったのね。

　金の玉子を産まなくなった鶏はみじめなものです。ひどいこと言われたなぁ。

　ところが九十年一月に天からアイディアが降ってきたのね。それが日本語処理のアイディアです。いきなり二つの会社で新規プロジェクトがスタートし、視聴覚障礙者の方からの期待も受け、「よし、これが私のライフワークだ！」と心に決めて邁進してました。そしたら苦境が降りかかってきた。で、また新しいアイディア、また苦境、またアイディア……

　そうだよ俺には才能があるよ悪いかよ。だけどなんだってこんなに過酷なんだよ。しかも「運が悪い」っていうような話じゃないのね。私が自分の力で苦境を乗り切ってゆくと、そのことがますます私をより過酷な状況に追いつめてゆくのね。

　そのとき私は思いました。私には神様のスポットライトが当っているのだと。
　『ダイ・ハード』みたいな感じのドラマに出演させられているのだと。

　神様の演出というのは手が込んでいます。降り掛かってくる災難は、御都合主義的なものではありません。ちゃんと「必然性」というのがあるのね。会社の経営が苦しい→「なんとかしてくれ」と経営者がわれわれに泣きつく→われわれがいい製品を作る→売れる→大きな金が動く→ついでに大儲けしようとして経営者が山っ気を出す→そこを見すかされてパクられる→さらに経営が苦しくなるという訳のわからない悪循環。

　で、困ったことに、周囲の人はこういう「必然的な状況に巻き込まれて人が不幸になる」のを赦してくれないのね。「ちゃんとした人がちゃんと努力をしたらちゃんと幸せになるのが当然だ」という信念があるから。それは逆にいうと、その信念が崩れちゃったら生きてゆけないわけですよ。
　「どんなに真面目にやってたって、かえってその真面目さが仇になって不幸になることがあるんだから」みたいなことを認めちゃったら、世の中の不真面目な連中のほうがよっぽど賢く生きている、みたいなことになっちゃうわけです。またそれがバブル崩壊後の世の中だから、そういう危機感が蔓延してたのね。「真面目さ」とか「勤勉さ」とか「誠意」とかそういうものはもう馬鹿にされるだけのものでしかないんじゃないか、と。

　そんでもって私は思いました。私が幸せになるのは私のためじゃない。世の中のためです。ええ、そうですとも。私は自分のために幸せになるんじゃないんです。私が幸せにならなかったら誰が幸せになるんですか。だってそうでしょう？　決して無能でも怠惰でもない人間が、それこそ誠心誠意必死になって働いて、周りの人を救おうとして、その結果がこれですか。ユーザをはじめお得意さんには多大な迷惑はかける、身体は壊す、会社は倒れて職は失い製品の権利は奪われ、貯えは尽きはてて婚約者には逃げられ……こんなんでいいのか？　こんなの許しちゃったら、世の中のマジメに生きてる人間っていうのは何を信じて生きてきゃいいんだ？

　あたしゃそう思いました。

　そんなわけで、私は世の中に意義申し立てをするために生きてます。

　まっとうに生きてる人間には幸福になる義務がある！

　そんなわけで、私は現在のところ「頑張ってる発達障害児童のお母さんの味方」である。でもって成功してやる。（ちょっとくらいは）儲けてやる。そして幸せになってやる！

　そんな訳でひとこと。
　正義だから負けてもいいということはない。
　正義は正義であるからこそ勝たねばならんのだぁ！

　聖人はまた地獄の戦士　Joshya

ごめんなさい。本当にごめんなさい。最後にもう一度、きちんと誤りたくて。私は言葉に本来の意味以外のものを勝手に入れ込むくせがあって、本心をうまく伝えられません。「何も感じない人・・・」というのは、「私は自分と同じことを感じる人を探して、ここに来てしまったが・・・」というような意味で・・・・いや、んんん・・・・んん・・・・
先ほど、聖書を開くとマタイ18・6が与でした。

私を信じるこの小さい者たちのひとりにでもつまずきを与えるような者は、大きい石臼を首にかけられて、湖の深みでおぼれ死んだほうがましです。

もちろん私のことですが。神様、御言葉ありがとう。
青りんごさんも、ありがとう。いつかまた。
カキコのやり方も勉強しておきます。主の祝福のありますように。

「なぜ生きなければならないか」
「なぜ生まれてきたか」

不明
運命？　それでは答えにならないな
永遠の謎

「なぜ今生きているか」

死ぬのが恐いから！！

くるとさん wrote:

>　ここでみなさまに質問です。みなさまにとって生きる理由
>はなんですか？考察過程も含めて教えていただければ幸いで
>す。

　「なぜ生きているのか」を考え続けるため……みたいなところがあります。
　答えは出ないかもしれないですが、考えることは好きです。娘からも「どうして人間は生きなきゃならないの？」と質問されたことがありますが、「その答えを一生かけて考えるためじゃないかな～」と答えたことがあります。

　あまり理由になっていないかな……？？　失礼しました。

なおみの夢さん wrote:
>おひさしぶりです。
>いろいろご心配いただきましたが、怪我がよくなりつつあるので、
>また、カキコします。
>いろんなカキコで泣き泣き読んでいました。
>ASの人も普通の人も御互い受け入れる気持ちがあれば、大丈夫なのに。

　うおぉ～ん！！（思わず吠えた）
　元気？痛くない？……言葉が、みつからないです。

　わたしもカキコ読んで泣いてばかり。Mariaさんの『ふたりで聖書を』を読んでいて、これまた涙・涙……どっからこんなに涙がわいて出るのだろう？？？

　たくさん泣いて、元気が出ます。

　　　　　　　　　がうぅるるるるる…がるるっ、ぐわぉうっ　　　（やっちゃった　へへへ）　　あさかぜ

くると wrote:
>
>　わたしは子供の頃から家族や周囲の人間から
>
>（１）いかに正しく生きるか

「生き方」に「正」「誤」という視点が無いです。

>（２）いかに幸福に生きるか

それ以前に、「自分にとっての幸福とは何であるか？」と考える必要があるでしょう。人それぞれ違うと思います。

>（３）いかにうまく生きるか

「自分を守る」ということかな。

>
>『なぜ生きなければならないのか』

今は「子供がいるから」なのかも知れない。
それ以前は「親がいたから」だったかも知れない。

>　ここでみなさまに質問です。みなさまにとって生きる理由
>はなんですか？考察過程も含めて教えていただければ幸いで
>す。

「生まれた」という事実だけで価値があるように思う。
娘を産んだ時に「私の所に生まれてくれてありがとう」と思った。
今も「こんな私を母として慕ってくれてありがとう」と思ってる。青りんご

おひさしぶりです。
さっき、二時間もかけて大作をカキコしたのに、ダイヤルアップの接続が
へんになり、消えてしまった。
わたしの貴重な二時間をかえせーーーーーーー。

いろいろご心配いただきましたが、怪我がよくなりつつあるので、
また、カキコします。
いろんなカキコで泣き泣き読んでいました。
ASの人も普通の人も御互い受け入れる気持ちがあれば、大丈夫なのに。
うちのおっともどきのように、普通の人に、ASであることをいい思いしているひともいれば、みんなのように、ASで、普通の人にいやな思いをさせられる人もいるんだね。

要は人なんだよね。

だから、悲観しないで生きて行こうよ。わかってくれる人がきっといる。
普通の人のあたしも、結構つらいなーと思いながら、必死で生きてきたよ。
ガンにもなったけど、まだ生きている。

みんな幸せでいられますように。

　　　　　　　　　なおみの夢より

くると wrote:
>　ここでみなさまに質問です。みなさまにとって生きる理由
>はなんですか？考察過程も含めて教えていただければ幸いで
>す。

こんにちは。お答えします。私にとって生きる理由は、
①朝起きたら生きているから
②誰かから何かのために生かされているから
（神様？）
だと思います．．．。

　こんにちわ、ゆうろさん。どうも立ち入った質問をしてしまい
失礼しました。

ゆうろさん wrote:
>普通の人とは　悩むことができる人です

　わたしが考えていた「普通の人」とはちょっと違っていたよう
です。「悩まないこと」や「くよくよしない」ことを美徳とする
人との出会いが圧倒的に多かったものですから。

>会話してて自分と他人という感覚を感じれる人は幸せです

　わたしには他人の感覚を感じることはできません。相手の言葉
やしぐさを観察し、自分の経験に照らし合わせて想像しているだ
けです。（この点は多くの人から誤解されている）
　
>あなたは普通の人です
>常識を感じとれて　文章を見ても意味のこもった書きかたで
>伝える　という人らしいことができています

　もし、ゆうろさんの文章に意味がこもっていないならば、わた
しは何もコメントが書けなかったはずです。少なくとも、「ゆう
ろさんが今の状態をなんとかしたいと考えていること」は伝わっ
てきましたよ。

　また、ゆうろさんが自覚している問題は常識を感じ取ることが
できなければ、意識することもできなかったはずです。

　わたしが見る限り、ゆうろさんが自己批判しているポイントに
ついては、ゆうろさんはすでに問題を克服しておられると思いま
す。

　たぶん、今の時点で一番深刻になっているのは自信喪失とか、
劣等感の問題なのではないでしょうか？もっともわたし自身、あ
まり自己評価の高い人間ではないので、人のことは言えませんけ
ど。（くると）

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