アスペルガーの館の掲示板（旧）

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武田好史 wrote:
>ＬＤすなわち学習障害の子どものなかには、次のような特徴を持っている子がいます。
>
>１．火山の絵を見せると「ＶＯＬＣＡＮＯ！（ヴォルケノー）」と答えるが、「ＶＯ・Ｌ・Ｃ・Ａ・Ｎ・Ｏ」というアルファベットを見せると「何のことか判らない」という。
>
>２・鏡文字を書いたり記号のような文字を書いてしまう。
>
>３．本を読ませると行を飛ばして読んでしまう。
>
>４．漢字を写し取ったり・写生が苦手であり、絵を描いても実物とにつかないもの
>になったり、文字が汚かったり・細かい所に間違えがみられる。
>
>みなさんのなかにも、「昔そうだった・今でも・・・」という人がいるかもしれません。
>
>　私がふと疑問に思ったのは、「これらの子たちはどのように世の中を見ているのだろうか？」ということです。
>
>　もしみなさんの中にかつてはそうだった・今もという人がおりましたら、どのようなことで困ったのか・いかにしてそれを克服できた・しようとしているのかというレスを頂きたいと思います。

うーん。私も知りたい。
まさしく、うちのADHDの息子だ。１、２、３、４とすべてあてはまる。
感じの書き取りなんて、ひどいものです。
書けない。前日に練習しても全然覚えない。
ゲームに出てくる難しい感じは読めるのに。
ASの子もそうで、靴下を上靴と読むし、星は「ほし」と読めるのに、北斗七星の
せいってどんな字なの？って聞きます。

お店で「ぎょ、魚、ギョ」と書いてあると「ぎょ、さかな、ぎょってへんだよね」
と言って、私の普通の子に「ぎょ、ぎょ、ぎょ」ってよんで驚いてもらおうと
してるんだよ。と言われています。
しょっちゅう感じのつくりとへんを間違えます。記号を組み合わせるように
漢字をおぼえるらしいです。

私も、その辺の克服方法を教えてもらいたいと思っています。
どうぞよろしく。
　　　　でも、こどもの頭のなかが私と違うのも面白いとおもってしまう
　　　　　　　　なおみの夢

かおり wrote:
>6月末日を以って3年間勤めた研究室をお払い箱になった。研究室そのものが移動になったため、何人かは既に新しい就職先を見つけて6月中頃までには研究室にはほとんど誰もいなくなった。その中で私は最後の日まで言われた仕事以上の仕事をした。2つのプロジェクトを終わらせ、データーを整理し、コンピューターに入力し、必要な物品をまとめ、有給休暇の代わりに2週間の給料が払われるという話だったから新しい就職先の仕事始めを2週間待ってもらった。
>後2週間を残すところで有給休暇分の給料が支払われないことがわかった。私の研究室での身分は有給休暇が公式にはなく、あくまで上司との相談で決まるものであったらしい。これは私に限ったことではなく、ここの研究員の殆どが同じ条件であった。でも、彼らは休みを取れた。私だけが最終日まで仕事のスケジュールが殆ど一杯だった。
>最後の2週間は不幸のどん底にいた気がする。人前で泣かないのがやっとだった。仕事をしながら泣いていた。私の一所懸命さが反ってあだになったのはわかったが、仕事を放り出しても誰も幸せになれないのはわかった。予定してない休みは反って気分を滅入らせるのも経験上から知ってた。給料がもらえないのを理由に仕事を放り出しても誰も私を非難しないのはわかったがそれで自分は幸せを感じるところか不幸のどん底の更に下に沈みそうな気がした。仕事を最後まで続ければ少なくとも私以外の何人かは幸せかもしれない、この考えだけで仕事を続けた。
>私の仕事を芸術にするには自分の名前の乗った論文を作ることである、でも私のどこかで論文に自分の名前が載るのを嫌がる部分がある。その部分が「職人気質」なのだろうか？
>仕事の依頼を「あなただから信用できる」と頼まれ、嫌といえずどんどんスケジュールが過密になったのは融通の効かない「頑固さ」から来たのだろうか？
>自分が引き受けた仕事を自分が大変だからという理由だけでは他の人に頼めなかったのは、頼んで「えーちょっと」と言われて、簡単に引き下がったのは「コミュニケーションの障害」からだったのか？
>この館にお邪魔するようになって、自分だけじゃない他にも人とのコミュニケーションが苦手な人がいるというのは、気持ちがちょっと、何というか、安心した。
>この私を本当は私の周りの人に理解してもらいたいとも思ったが、それは無理なのかもしれない。この3年間3人ほどに期待を賭けたが、「単に怖がっているだけ、人は人に噛み付いたりしない、何回も繰り返せば馴れる」慣れるどころかだんだん言葉の溝が深まるのを感じただけだった。2人は完全に私を理解する努力を放棄した。一人からは直接に、もう一人からは態度で。彼らは彼らなりに私と接触しようとしたのだが、ひたすらタイミングが悪かった。私の言葉の使い方も悪かったのかもしれないが、一回出た言葉を訂正するもしくは言い訳する気力が湧かなかったし、それで事態が改善するとはぜんぜん思えなかった。改悪するのが関の山だったろう。彼らを嫌いになれたら楽なのかもと思うことがあったが、嫌いになれなかった。まだ、大好きな友達でいたい。私がお行儀よくしてさえいれば友達として扱ってくれる。でもそれで良いのかが分からなくなった。
>「すべてのジャックには彼のジルが、すべてのジルには彼女のジャックが必ずいる、あなたにも必ずいる」と言われたことがある、「どこに、誰が」と聞いた私に「自分で探しなさい」と言われた。私に誰か居るのを信じているのは彼女であって私じゃないのになんで私が彼（ほんとに「彼」かなもしかして「彼女」だったりして）を見つけれると思えるんだろう？「出来れば私のジャックは別な誰かと巡り合って幸せになって欲しい」と言ったことがある。もし、彼が私の魂の半身ならば、自分と一緒になって二人とも不幸になるより、片っぽだけでも幸せになって欲しいと思うのは「傲慢」なのだろうか？
>ミッドランドさんの職人気質とTienさんの悲しい心境とそれぞれに対するレスを読んで（かおり）

大変でしたね。
私もかおりさん同様仕事をことわれず、抱えてしまうタイプなので、
よくわかります。
若い頃、とあるソフト開発の会社に勤めていた事があります。
私は総務で、給料計算から、経理、社会保険、雇用保険の手続きエトセトラ。すべてやっていました。二人分働くと重宝がられて。
ソフト開発の仕事ですもの、皆に探られないためにすべて手計算でした。
前職の銀行での仕事が本当に役立ったのだけど、それでも社員百五十人の
全ての面倒をみるのはとても大変でした。
でも、皆と仲良く、楽しく過ごしていたのだけど、ある日突然「明日から
こないで欲しい」と言われました。
原因がわからず、次の日から泣いて過ごししました。
言われたのは、「あなたはしゃべりすぎた。会社の情報が漏れている」ということ
でしたが、私には、心あたりはありません。
元より、人の悪口は嫌いだし、銀行にいたので守秘義務の重要性は
骨身にしみていましたし・・・。

皆が心配して、残念がって各部署ごとに個別に送別会を開いてくれました。
唯一、其れに救われていましたが、仕事を大事にしてきた私にとって
とても、つらい事でした。

後でわかったことですが、社長とぶつかってやめた人が会社自体の悪口を
言って歩いていたらしいし、給料の内容を何人もの人が把握していたのを
私がばらしていたと思われていた。事実金庫の鍵は、私と課長の引き出しに
あったし、疑われても仕方がないのだけど、とあるやめた社員が、夜中の
泊まり業務の時に私の引き出しを開けて、覗いていたらしい。
それを、やめる時に私の給料はだれそれよりも安いなんて冗談じゃない。
なんて言ったものだから、給料＝私ということになってしまったらしい。

まったくの誤解で仕事を失った私は一年ほどアルバイトで生活していました。
真剣に仕事するのがこわくなって。

人生生きていればいろんな事がありますよ。
まだお若いのだものドンマイ。
確かにASの人は仕事をきっちりやられるので、つい頼みたくなるだろうし、
そんな風に生まれたのだから仕方がないのですよ。
わたしも母に「あんたは馬車馬だから」と言われてきました。
がむしゃらに働くという意味です。私もそういう人に生まれたんだから仕方が
ないと、思っています。後はそれを否定せずに、いいことのひとつにして
受け止めるしかありません。運命ですし。
やることはやったんだ。と気持ちを切り替えてください。
私も、有給も旅行積み立ても返してはもらえなかったけど、どう思っても
どうしようもなかったから。
あとで、その分に利息がついて帰ってきますよ。
人間万事塞翁が馬。そのことが良い事につながって行くかも知れません。

でも青い空に泣き顔を見せたりしました。川べりを歩き、野の花に慰められたり
しました。
そうやって人は生きていくのだと思います。
どこかに、自分の半身はいる。きっとね。

　　　　　　　　もう一度本当に半身をみつけたいなおみの夢

Xanadiiさん wrote:
＞　ありゃりゃりゃりゃ。「職人」って蔑称なのかあ。私むかし、彫り師（ヤクザ
＞ぢゃないですよ）さんに「皆さんみたいのは職人ですかね」って聞いちゃったよ。
＞その彫り師は考え込みつつ「職人かあ……まあ、そう言うことになるかな」と答
＞えてたけど。殴られんで良かったな(^0^)。

　「彫物（ほりもの）」と「入墨（いれずみ）」も要注意ですね。「入墨」だと、罪人が額だとか腕だとかに入れられるものです。「入墨者」というと「前科者」の意。
　アイヌや南西諸島の人たちがしているのは「入れ墨」と呼びますが、これはこれで別扱いという感じです。別名を「紋身（もんしん）」とも言います。『三国志』の『魏志倭人伝』にも入れ墨の風俗は出てきますから、こちらは蔑称というのは当たらないかも。
　ちなみに「刺青」という言葉は谷崎潤一郎の『刺青（しせい）』という作品から普及しました。だから、高木彬光（たかぎ・あきみつ）さんの『刺青殺人事件』も、「しせいさつじんじけん」。

＞　私の現在の職も、「職人芸」が必要な分野だ。私に教えてくれたベテランの
＞いわゆる「職人気質」の先生も、「新人のうちってのはまず“鉄板拭き”から
＞仕込まれたもんだがな。そうやりながら先輩の技を盗んでいくもんだったけれ
＞ど、いまはもう事情が違うんだなあ」などとしみじみと仰言っていた。それを
＞40年来音楽を教えてきた母に言ったら、「音楽も、廊下を掃除しながら師範が
＞中で三味線を演奏するのを、フスマ越しに盗めっていう世界だったけど、でも
＞そういう、芸を教え惜しみするのは私、イジ汚いって思うのよね」とのたまっ
＞た（大笑い）　！それを言っちゃあなあ。確かに考えてみたら意地汚いっちゅー
＞か根性悪いよな。軍隊の後輩イジメか？（←おいおい）

　情報化時代と呼ばれる現代、出版大国といわれる日本、大抵のことは図書館なりインターネットなりで調べれば調べがついちゃいます。あとは「必勝の信念と投入力」（by “Ｇ大佐”こと鈴木銀一郎）で、九十七％くらいはなんとかなっちゃいます。だけど、残りの三％くらいはやっぱり経験とか、そういうものだったりするのね。そこを盗む。

　だけど、そこまで十分に詰めたうえで狙ってると、あっさり教えてくれたりするのよ、これが。十姉妹のヒナじゃないけどさ、口開けてピーピー鳴いてるだけの人っているんだよね。そういう人は、伸びません。

　「秘伝のナントカ」っていうのも、実際はどうってことのないもんだったりします。ただ、手間を惜しまない、手を抜かない、だけのものだったりするのね。タマネギと大蒜と生姜をバターで四時間炒めろとか、長葱とエシャロットと生姜を落花生油と少量のラードで二時間かけて焦がせとか。だけど、熱意のない人に教えてもさぁ、すぐ手抜きを覚えちゃうんだよね。で、そのうちにニセモノを作るようになっちゃうわけです。だから教えない。で、理由を訊かれたら、「秘伝」って答えとく。

　昔の人が「教えなかった」っていうのは、単に「教えかたがわかんなかった」とか「『教える』っていうのが気恥ずかしかった」とか、そんな理由じゃないかなぁ、と思うんだけどな。あたしの知ってる職人さん（料理人さんは職人のうちに入れていいのかどうかわかんないけど）は、みんな訊きもしないのに喜んで教えてくれたぞ。

　「「かえし」と「だし」にはちょっと自信がある　Maria

Xanadii wrote:
>Tien wrote:
>>かおり wrote:

>この私を本当は私の周りの人に理解してもらいたいとも思ったが、それは無理なのかもしれない。

>「すべてのジャックには彼のジルが、すべてのジルには彼女のジャックが必ずい
る、あなたにも必ずいる」と言われたことがある、「どこに、誰が」と聞いた私に「自分で探しなさい」と言われた。私に誰か居るのを信じているのは彼女であって私じゃないのになんで私が彼（ほんとに「彼」かなもしかして「彼女」だったりして）を見つけれると思えるんだろう？「出来れば私のジャックは別な誰かと巡り合って幸せになって欲しい」と言ったことがある。もし、彼が私の魂の半身ならば、自分と一緒になって二人とも不幸になるより、片っぽだけでも幸せになって欲しいと思うのは「傲慢」なのだろうか？

かおりさん、私の「もしか袋」・・・mariaさんに教えて頂いた言葉ですが・・・は、実はけっこう虚しい。他の人が袋をいっぱいにしている時、私は何も見つけられないかもしれない。せっかく見つけて喜んで袋に入れても、何時の間にか「穴」からすべり落ちていたりする。

　それでも、私は探さずにいられるでしょうか。たとえ、幾たび失望しても、見付けようとしなければ、見つからない。

>花を見て、川べりでも散策してみてください．．．。
>
>　そう、まずは泣く時間も必要だ。そして奇蹟を待とう。

　Xanadiiさんにも(^_^)　
　　　・・・・・・私、もっと理解したかった。

　また、こんなこと書いてしまった。お叱りは無用。以後、聞こえないので。　

Maria wrote:
>　ミッドランドさん wrote:
>＞　工芸の世界に生きる人は「職人」とは呼ばない、ということでしょうか。なん
>＞か無理に「職人の世界」と「芸術の世界」を線引きしているように思えます。
>＞　僕はそうは思わないのです。「職人業」と「芸術」はある程度フレキシブルで
>＞はないかと思うのです。確かにお互いの領分は守られるべきであるし、「こちと
>＞ら職人でぇ。『芸人』じゃねぇんだ」と言うのも自由であるべきです。
>＞　しかし、「職人は『芸術』とは無縁」と言った風に、「頑なな聖域」をつくっ
>＞てしまって、果たしてよいものでしょうか。そんな考え方が、職人と呼ばれる人
>＞たちは「頑固で融通がきかない」と言われる一因になっているのではないでしょ
>＞うか。
>
>　ミッドランドさんとKILROYさんの話が徹底的に噛みあわない原因がわかってしまいました。ミッドランドさんは、「職人」という言葉が「蔑称」だということをご存じないようですね。
>
>　「牛馬職人通るべからず」なんていう看板があった時代もありました。「職人」は牛や馬より身分が下。「職人」という言葉はそういう言葉でした。「職人風情が」「職人の分際で」なんていう言葉が、ものすごく重かった時代というのがあったんですよ。
>　「職人に学問はいらない」みたいな風潮もありました。
>
>　ですから、「伝統工芸家」や「芸術家」に対する反発というものがありました。技術は職人のほうが上でも、社会的地位や作ったものの値段は天と地ほどの差がありました。職人が作ったものはあくまで「道具」であり、「作品」ではありません。
>　木地職人が木地をひき、漆職人が下地塗りをほどこしたものに、「漆芸家」が蒔絵をほどこすと、何倍、何十倍という値段になってしまいます。ただし「職人」の名前は出ないどころか「ないもの」として排除されます。「伝統工芸家」や「芸術家」が勲章を貰ったとしても、「職人」にはそんなものとは無縁でした。
>
>　戦後、製造業の世界ではエドワード・デミング博士を祖とする信頼性工学（QC）が押し進められました。QC運動は「職人」自身による「職人芸」からの脱却でもありました。
>
>　黎明（れいめい）期のソフトウェア業界には、そういった「職人」意識のアンチテーゼみたいなものが横溢（おういつ）していました。「ソフトウェア開発は職人芸であってはならない」。確かな方法論と理論的な裏付けをもち、高品質のソフトウェアを安定的に供給することが、プログラマーにとっての使命だとされました。
>
>　こうして職人の世界からは悪しき精神主義だとか悪しき経験主義だとかが排除され、「職人芸」というものは製造の現場からほとんど姿を消してしまったんです……が、このことは逆に「本物の職人」というものを注目させることになったんですね。
>
>　機械化による大量生産、科学技術による分析、そういうものが到達しえない領域を担うのが、「本物の職人」なんです。
>
>　「職人」の作ったものには、たしかに「作品」「芸術品」と呼べるものがあります。だけど、「職人魂（クラフツマンシップ）」の中には、「無名性」「客観性」というのがあると思うんです。それは「芸術性」とは確かに相反するものではないのですが、少なくとも「職人」は「芸術家」であろうとしてはならない、という思いが、「製造」の現場に携わる人間にはありそうに思います。
>
>　それは「職人の美学」と言っていいかもしれません。
>
>　（Maria）

　いきなり横レスですみません。
　ありゃりゃりゃりゃ。「職人」って蔑称なのかあ。私むかし、彫り師（ヤクザぢゃないですよ）さんに「皆さんみたいのは職人ですかね」って聞いちゃったよ。その彫り師は考え込みつつ「職人かあ......まあ、そう言うことになるかな」と答えてたけど。殴られんで良かったな(^0^)。
　私の現在の職も、「職人芸」が必要な分野だ。私に教えてくれたベテランのいわゆる「職人気質」の先生も、「新人のうちってのはまず“鉄板拭き”から仕込まれたもんだがな。そうやりながら先輩の技を盗んでいくもんだったけれど、いまはもう事情が違うんだなあ」などとしみじみと仰っていた。それを40年来音楽を教えてきた母に言ったら、「音楽も、廊下を掃除しながら師範が中で三味線を演奏するのを、フスマ越しに盗めっていう世界だったけど、でもそういう、芸を教え惜しみするのは私、イジ汚いって思うのよね」とのたまった（大笑）！それを言っちゃあなあ。確かに考えてみたら意地汚いっちゅーか根性悪いよな。軍隊の後輩イジメか？（←おいおい）
　
　アンティークと呼ばれるものは、たとえば匙の裏側に、実に木目細かい装飾をほどこしたりする、それこそ「無用の用」と呼ばれる、現代では再現しようのないほどの芸が息づいていたりする。それほどまでにこだわった（殴らないでよ）古の人々の心意気ってやつですか。

　エセ職人のXanadiiでした。

　「目明き」の人間が、「全盲であること」の状態を、正確に学ぶことは可能だろうか？逆に考えれば、全盲の人に、「あなたは目が見えていないんですよ」と伝えるしかないが、本人はおそらくこう聞き返すことだろう、「え、目が見えないってどういうこと？」と。うまれつき本人に備わっていないものを、そう伝えるっていうのはそういうことだ。
　目明きの流儀でいくら説明したとしても、限界がある。結局、本人は、「盲目であるということは、一人きりで動いたら何にぶつかって痛い思いをするかわからない状態のことである」ということで、自分なりに了解するしかないのじゃなかろうか。大した説明ではないけれど、私が自分を「介助の必要のない者」とは思っていないというのは、そういった理由からだ。

　「自閉症」という告知を、本人に対してできないでいる、大人の方たちへ。
　「できない」理由というのは、

①　最近の研究結果で、いくら「子供が自閉症を発症したのは親の育て方のせいではない」ということが判明したとはいえ、「そういうふう」に産んだのは、他でもない親であるという事実は消えない。

②　発症する原因は、遺伝が主であるということは、親である自分にも自閉傾向があるかもしれないということを認めなくてはならない。

③　もし告知してしまったら、「なんで私をこんなふうに産んだのよ！」と恨まれてしまうかもしれない。
　
　だいたいこういったことだろうと思う。
　私の親は、「アスペルガー症候群」という言葉は知らない（と思う）が、私のあらゆる状態については、「おまえが努力をしないからだ」と言う。それでも「自閉症＝キツネ憑き」と思われていた時代に比べれば、はるかにましだろう。

　小学校のころのある日、私はトイレに入った。ボックスの外の床には数人の少女が、輪になってしゃがんでおしゃべりをしていた。用を足してボックスから出ると、少女たちはおしゃべりを止めていて、みんなで声を殺してクスクス笑っていた。そんなことが２、３日続いた。10年以上経って、あの日のことを思い出したとき、忽然と思い至った。そうだったのか、あの子達、私の「おしっこの音」を楽しんでいたのね！
　その頃の私の中には、人に「遅れない」でいるための情報ソースなど、存在しないも同然だったので、その時代女性達の中で増えてきた、トイレで用を足すときの「音消し」のテクニックことなどももちろん理解の外だった。それに気づいたときの恥ずかしさ、悔しさったらなかったけれど、いまはこうやって笑い話にできる。
　私を笑った彼女達の方はどうか？大人になった今でも相変わらず、異質な者を笑い者にしたり、そんなことを繰り返しているのだろうか。そして彼女のような人間達の中に、あるいはその先の子孫に、ある日私のような子供が産まれてしまう（自閉症者は、健常者からも産まれて来る！）。その時になったら、いったいどうするつもりなんだろうな？
　
　ほかのすべての障害についても言えることなんだが、自閉症者を隔離したり排除したりすることは、確実に差別者の首をも締め上げてしまうことでもある。
　
　上の①②③の理由が、もしあなたの中にあるとしたら、それはやはり自閉症は「恥ずかしい」病気なのだという認識があることを、ご自分に対して認めていただきたい。　

Tien wrote:
>かおり wrote:
>>最後の2週間は不幸のどん底にいた気がする。人前で泣かないのがやっとだった。
>>仕事をしながら泣いていた。私の一所懸命さが反ってあだになったのはわかった
>>が、仕事を放り出しても誰も幸せになれないのはわかった。予定してない休みは反>って気分を滅入らせるのも経験上から知ってた。給料がもらえないのを理由に仕事>を放り出しても誰も私を非難しないのはわかったがそれで自分は幸せを感じるとこ>ろか不幸のどん底の更に下に沈みそうな気がした。仕事を最後まで続ければ少なく>とも私以外の何人かは幸せかもしれない、この考えだけで仕事を続けた。
>
>こんにちは、かおりさん。以前カキコされていた方ですよね？
>
>やっぱり「頑張り屋さん」が裏目に出ちゃったんでしょうか？
>意外と、他人は、「あの人仕事したがり屋だから、うまいことやらせとこう。」
>みたいに考えてどんどんいじめみたいにグループで押し付けたりします。

　そうそうそうそ。「できる」人に対する嫉妬からくるいじめというのもありますよ。自分が、あなたみたいに優秀じゃないからってんでね。「ねたんでるヒマがあるなら努力すりゃいいのよ！それさえできないから、あーだこーだ言ってくるのよね！」とは、某一流大卒の母の口癖だった。そういう人間関係だったら、ぜひ、ご自分の方から絶ち切ってしまわれることをお勧めします。ある意味じゃ、研究所を出て正解だったかも知れない（ま、正解だったかどうかっていうのは、数十年経っても自分で答えが出せないときってのも、あるんだけどね...それはそれでそういうもんだと、割り切るしかない）。

>>仕事の依頼を「あなただから信用できる」と頼まれ、嫌といえずどんどんスケジュ>ールが過密になったのは融通の効かない「頑固さ」から来たのだろうか？

　最もたちの悪いのは、「いじめとわからないいじめ」ってこと。頼んだ本人たちですら、意識してないかも知れない。

>「真面目さ」と「頑固さ」が一緒になっちゃたのかなあ。
>可哀相に。

　あと、「断れない人」ってとこを利用されたのかも。ま、根拠のないことで、あまり被害者意識を持っちゃっても、良くないか。これも社会勉強と思えば...。
　ともあれいい経験されたと思いますよ。これはほんとです。

>>この私を本当は私の周りの人に理解してもらいたいとも思ったが、それは無理なの>かもしれない。この3年間3人ほどに期待を賭けたが、「単に怖がっているだけ、人>は人に噛み付いたりしない、何回も繰り返せば馴れる」慣れるどころかだんだん言>葉の溝が深まるのを感じただけだった。2人は完全に私を理解する努力を放棄し
>>た。一人からは直接に、もう一人からは態度で。彼らは彼らなりに私と接触しよう>としたのだが、ひたすらタイミングが悪かった。私の言葉の使い方も悪かったのか>もしれないが、一回出た言葉を訂正するもしくは言い訳する気力が湧かなかった
>>し、それで事態が改善するとはぜんぜん思えなかった。改悪するのが関の山だった>ろう。彼らを嫌いになれたら楽なのかもと思うことがあったが、嫌いになれなかっ>た。まだ、大好きな友達でいたい。私がお行儀よくしてさえいれば友達として扱っ>てくれる。でもそれで良いのかが分からなくなった。

　私の場合は、中古レコード屋の、バイトだったけどな。私のことを、異常に嫌ってるやつが、約２名いて。一人はパート主婦だったけど（年は知らないが、けっこう若く見えた）、最終的に、私のこと徹底的に無視しやがった。あからさまに、背を向けたり、私が店に入ってきたとたん「うぇ～っ」て顔してみたり。かおりさんのときと違うのは、すげー悪意を感じたのね。私のほうは、別にその人のこと嫌いになる理由がなかったし、いったい私が何をしたの？って感じで。

　そこを辞めた後のことなんだけど、あるカウンセラーと話していたとき、何気なく、その時の話になって。私が、「どうして？」と言ったら、そのカウンセラーは答えた。「だって当然ですよ、たかがレコード屋のアルバイトごときに、そんなあなたみたいな大学まで出ているような人が入ってきたら、どうなるか」ま、本当にそれだけなのかっては、思うけどね。その店の店長だって大卒だったから(笑)。

　あげく、その店長に追い出されたんですけどね～。お見せしたかったな！３年前の10月31日夜８時閉店後、店の横の、真っ暗で人気のない駐車場に呼び出されて、店長（もちろん男性当時27歳結婚予定）と１対１でさ。「あなたは明日から来なくていいです」ってやられたッスよ～。その時の私の答えがまた、傑作でね！「もう何を言っても、決定は変わらないんですよね」ってアンタ！

　もちろん、首になったからには、その当人にも問題があったわけで。いまにして思えば、あれこそがＡＤＤの症状だったって自分にもはっきり理解できるんだけれど、私の仕事振りっていうのがまた、情報処理、スピード、整理整頓能力において最悪だったって、ここには書いておくしかない（これもきっと、かおりさんの場合とは違っているかも）。その当時はどうしてなのか、自分にもまったく説明がつかなかったから（たとえ説明がついたとしたって、またその理由によって店に置いといてはもらえなかったことだろうけど）。「一生懸命なのは、わかるんだけどね...」と、店長にも呆れられていたし、手抜いたりサボったり、やる気がないわけじゃないし、まして店の物に手をつけたり（この中古業界、実際けっこういるのだ。興味のおありの方がいれば、いつかお話するかもしれないけど）するような人物でもないっていうのは、伝わっていたみたいなんだけど。

　とにかくあの時は、あの時ぐらい完膚なきまでに自信喪失になったのを、自分の中に実感として感じることができたのは、中学卒業して以来だったかな。　
　さらに後になって、法律に詳しい人から、「たとえアルバイトでも、その職場を失ったら他に生活手段がなくなるということを雇用主が知りつつ、一方的に辞めさせられることがあれば、起訴して迷惑料を請求することができる」ということを教えられたのだが、そのときはもう、ヘナヘナ状態で、「それでもし相手に、“彼女は仕事振りに問題がありましたから”とでも返されでもしたら、やっぱ不利じゃん？」などとあれこれ考えたあげく、そのままになってる。

　一体、私が普通のノーマルな人種だったら、これらの問題は起こらずにすんだのだろうか？仕事内容そのものは、私も大好きな分野だったし、うまくやれるものならうまくやりたかった。だから一生懸命だったんだけれどね。この私にして見れば、行く先々に、「自閉症お断り」の看板がかかっているようなものなのだ。

>>「すべてのジャックには彼のジルが、すべてのジルには彼女のジャックが必ずい
>>る、あなたにも必ずいる」と言われたことがある、「どこに、誰が」と聞いた私に>「自分で探しなさい」と言われた。私に誰か居るのを信じているのは彼女であって>私じゃないのになんで私が彼（ほんとに「彼」かなもしかして「彼女」だったりし>て）を見つけれると思えるんだろう？「出来れば私のジャックは別な誰かと巡り合>って幸せになって欲しい」と言ったことがある。もし、彼が私の魂の半身ならば、>自分と一緒になって二人とも不幸になるより、片っぽだけでも幸せになって欲しい>と思うのは「傲慢」なのだろうか？
>
>「片っぽだけ．．．」それはすばらしい考えだと思いますが。
>すべてのジャックにもれているらしい私はJokerかも、と思います。
>でも逆に言えばJokerはすべてになれる。

　まずは助けを求める技術をみがくことじゃないかな。「あなたって、どうして、いつもこうなの？」と言われたときが、ひとつのチャンスだ。たとえば「あなたって、いつも一人でいるよね」には、「一人でいるのがいつも楽しいわけじゃないけど、でも、人と一緒にいても、どんな話したらいいかわからなくなるんですよ」とか、「あなたは、人と親しくなろうとするとき、どうしてる？私ね、小さいころからそういうのがぜんぜん分からなかったの。教えて」と逆に質問してみるとか。
　とにかく自分のコンプレックスの“症状”を、隠さずに全部正直に話してしまう。タイミングを逃したってかまわないんですよ。あとになって「ねえ、あのときあなたが私に言ってたことについてなんだけど...」でいいんですよ。
　自分の親（親になら、別に「どうして？」って聞かれたときでなくてもいいわけだから、かえって気軽かもしれない）でもいい、他人でもいい、とにかくやってみては？急がなくていいですから。自分のペースでね。変なやつだと思われたっていい、失敗したっていい。なんだかうまく行かないときは、「ああー、うまく行ってないな」とか何とか、自分に向かって、正直な感情を声に出して言うのがいい。

　もしやってみて、うまくいかなかったら、そのときはまたここへ来て、「こういうところがうまく行かなかった。どうすればいい？」と尋ねてくれればいいんですよ。もしつらかったら、ここへ胸の内すべて吐き出しちまって、いくらでも泣けばいい。みんなで一緒に考えてあげようよ。

　かけがえのない相手っていうのは、そうした「うまくいかない」過程でできていくものじゃないだろうか。魂の伴侶より、結婚相手より、恋人より、親友より、まずは「数撃ちゃ当たる」作戦で（障害の性格上、そういう発想を潔しとしないＡｓ者も、多いことだろうが...）。現実でも、手当たり次第、なるべくたくさんの人に訴えるんです（もちろん選ばなければならない相手っていうのもいるが...。）。私もこれからそうしようと思ってる。われわれが失ったもの、あるいは欠けているものを見出すには、まずそういう段階が必要だ。そんな気がして仕方がない。
　　
>花を見て、川べりでも散策してみてください．．．。

　そう、まずは泣く時間も必要だ。そして奇蹟を待とう。

ＬＤについて、もう一つお尋ねします。
みなさんの中で、こんなことで困っているという方はいらしゃいますか？

１．Ｘが「＞＜」という具合に分離して見える。

２．ｂとｄ、ｐとｑなと鏡像の関係にある文字の区別が苦手。

３．直線的な図形はわりとはっきりとらえられるが、円などの曲線はうまくとらえられない。

Tien wrote:

>「友達が出来ない」と言うのは本当に困ります。
>私の生来の性格の上、私の場合は家業がちょっと変わっていて、
>家族ぐるみの付き合いもよくよく知った人しかだめなので、
>それも原因かなとは思うんです。
>
>今はいいです、お互い知り尽くした幼なじみが離れているけど3ヶ月に
>一度ぐらい話しを家でして、溜まった問題とか疲れた事とか話し合えるし。
>ただ、親が死んでしまった後、家に居ても誰も言葉を交わしてくれる人が
>居なくなった時のことを考えると、涙が出そうになります。
>私は（結局今は母親がその存在をしてくれている）、いつも言葉を
>交わしてくれる人がいないとどうしてもつらいのです。
>他の人たちはどうやってパートナーを見つけているのか不思議です。
>　
>まじめすぎて学生時代も遊ばなかったし、勉強ばっかりしないで、
>馬鹿みたいに遊んで、男友達もたくさん作ってはやくパートナーを
>見つければ良かった。

>
>時間は後戻りしてくれない。最近自分で自分が本当にいやんなります。
>本当に出来損ないなんだろうかとベッドに入ってから自分を責める毎日。
>
>ただただ、日頃ちょっとした会話と心を通い合わせる人が、
>たった一人だけで良いから欲しいだけなのに。
>それが私にとっては分不相応な望みなのでしょうか．．．。
>
>既婚者の方でこちらを訪れている方、なにか良い考えはありませんでしょうか？
>最近真剣に悩みすぎています。

ASの人はそうなのね。いつも言葉を交わす人が必要なのね。
家の夫もどきもその娘もそうで、毎日どうでもいいことを私に話し掛けてきて
静かにしてーーーと言いたくなるくらいしゃべりつづけるの。
もうすぐ修学旅行なんだけど、朝から晩までそのことばかり話していて
夜、その子がおやすみーっていなくなると「はあーーー」って大きいため息が
でちゃう。
わたしは、そういうのダメなタイプなんだけど、(井戸端会議をつづけることが)主婦やっていると、そういう人って沢山いて、いつも話していましたよ。
そういう風にたわいもないことをおしゃべりすることって、女の人は大好きだと
思います。

ただ、いろんな人がいるから、本当に心許せる人を探して欲しいな。
ただそれには、努力も必要。
ありがとうをいうことや。女の人は共感性が欲しいから話しているのに、真剣に
意見したり、非難するとすぐ嫌われます。
話を聞いてあげるように努力するといいと思います。
「へえー、そうなんだ。」「あーなるほどそうかもね」というASの嫌いな
あいまいな日本語が女の人の付き合いには必要です。
「へえー、そうなんだ、それって変だよね。」まで言うと、まずいことがあります。
あいまいなのは、相手を尊重しているためで、適当に相槌をうっているわけでは
ありません。話している方も、どうすればいいのか、答えがわかっていて
話しているだけなので、そのへんはよーく聞いて、ニュアンスまで感じ取って
解答しなくてはいけません。

でも、積極的にいろんな人と接触して、この人とお友達になりたいと思う人
を探して下さい。サークルでもいいし、習い事でもいいですよ

私は各習い事、学校別、就職別、子供の幼稚園、こどもの学年別に
友達がいるので、いったい何人いるんだになっちゃうけど、
真の友人は一人だけです。
中学校の時一年いっしょだっただけで、高校も別、大学もそう、それでも
友人として付き合ってきました。
いろんなことはあったけど、相手を大事に思って、努力したの。
普通人の私でも努力が必要だったのだから、存続させるにはやはりそれなりに
ひと手間掛けなくちゃ。
仲が良くなって少し自分と違うと思っても、あなたはあなたと受け止めてくれる人がきっといますよ。あとは誠意でしょう。
ASの方は、基本的に嘘のつけないまじめな人が多いから、信頼してくれる
ひとがいますよ。
それからちゃんとお友達作ってから、男の人を選びましょ。
男の人と一緒になってからも、女友達は必要だし、男の人に依存したら大変。
男と女は同じ方向をむけないのだから、女友達と同じようにそばにいて、話を
聞いてなんて、最初のうちだけだからね。
結局体目当てって事も、男の人にはあるんだから・・・。
その辺は、おりこうにね。

なにか、習い事してみませんか。そこから共通の話題もできるよ。
話しやすくなるよ。

　　　　　がんばってね。みちることなおみの夢

がんばってください。

かおり wrote:
>最後の2週間は不幸のどん底にいた気がする。人前で泣かないのがやっとだった。
>仕事をしながら泣いていた。私の一所懸命さが反ってあだになったのはわかった
>が、仕事を放り出しても誰も幸せになれないのはわかった。予定してない休みは反>って気分を滅入らせるのも経験上から知ってた。給料がもらえないのを理由に仕事>を放り出しても誰も私を非難しないのはわかったがそれで自分は幸せを感じるとこ>ろか不幸のどん底の更に下に沈みそうな気がした。仕事を最後まで続ければ少なく>とも私以外の何人かは幸せかもしれない、この考えだけで仕事を続けた。

こんにちは、かおりさん。以前カキコされていた方ですよね？

やっぱり「頑張り屋さん」が裏目に出ちゃったんでしょうか？
意外と、他人は、「あの人仕事したがり屋だから、うまいことやらせとこう。」
みたいに考えてどんどんいじめみたいにグループで押し付けたりします。

>仕事の依頼を「あなただから信用できる」と頼まれ、嫌といえずどんどんスケジュ>ールが過密になったのは融通の効かない「頑固さ」から来たのだろうか？
>自分が引き受けた仕事を自分が大変だからという理由だけでは他の人に頼めなかっ>たのは、頼んで「えーちょっと」と言われて、簡単に引き下がったのは「コミュニ>ケーションの障害」からだったのか？

「真面目さ」と「頑固さ」が一緒になっちゃたのかなあ。
可哀相に。

>この館にお邪魔するようになって、自分だけじゃない他にも人とのコミュニケーシ>ョンが苦手な人がいるというのは、気持ちがちょっと、何というか、安心した。
>この私を本当は私の周りの人に理解してもらいたいとも思ったが、それは無理なの>かもしれない。この3年間3人ほどに期待を賭けたが、「単に怖がっているだけ、人>は人に噛み付いたりしない、何回も繰り返せば馴れる」慣れるどころかだんだん言>葉の溝が深まるのを感じただけだった。2人は完全に私を理解する努力を放棄し
>た。一人からは直接に、もう一人からは態度で。彼らは彼らなりに私と接触しよう>としたのだが、ひたすらタイミングが悪かった。私の言葉の使い方も悪かったのか>もしれないが、一回出た言葉を訂正するもしくは言い訳する気力が湧かなかった
>し、それで事態が改善するとはぜんぜん思えなかった。改悪するのが関の山だった>ろう。彼らを嫌いになれたら楽なのかもと思うことがあったが、嫌いになれなかっ>た。まだ、大好きな友達でいたい。私がお行儀よくしてさえいれば友達として扱っ>てくれる。でもそれで良いのかが分からなくなった。

胃潰瘍が出来るぐらいの苦痛と見えますが、無理に友達みたいなの作らないでも、
良いんじゃないですか？

>「すべてのジャックには彼のジルが、すべてのジルには彼女のジャックが必ずい
>る、あなたにも必ずいる」と言われたことがある、「どこに、誰が」と聞いた私に>「自分で探しなさい」と言われた。私に誰か居るのを信じているのは彼女であって>私じゃないのになんで私が彼（ほんとに「彼」かなもしかして「彼女」だったりし>て）を見つけれると思えるんだろう？「出来れば私のジャックは別な誰かと巡り合>って幸せになって欲しい」と言ったことがある。もし、彼が私の魂の半身ならば、>自分と一緒になって二人とも不幸になるより、片っぽだけでも幸せになって欲しい>と思うのは「傲慢」なのだろうか？

「片っぽだけ．．．」それはすばらしい考えだと思いますが。
すべてのジャックにもれているらしい私はJokerかも、と思います。
でも逆に言えばJokerはすべてになれる。

花を見て、川べりでも散策してみてください．．．。

武田好史 wrote

みなさんレスありがとうございました。
　さてここで自分の場合どうだったのかということについて、ちょっとまとめておきます。
　私は小さいときよく靴の左右を間違えて履いていました。また今でもよくＴシャツやセータを前後逆に着てしまうこととがあります。
　また未だに他人のやっている運動を模倣することに、かなりの困難さがあります。やはり「自分から見て左手の方向にあるのが相手の右手」ということが、ときどき判らなくなってしまい、そのため体操をすると１人だけみんなとは逆の方向に身体を動かしてしまうことがあります。
　あと、初めての所へ踏み込む前には、よく地図を見てから行かないと、やはりとんでもない方向にいってしまうほうです。仙台や京都など比較的道が東西方向や南北方向に延びていたり、＊＊＊山のある方が北（南）という手がかりがあるところはそうでもないのですが、東京や横浜・千葉などのように複雑に入り組んだとことは結構迷います。

6月末日を以って3年間勤めた研究室をお払い箱になった。研究室そのものが移動になったため、何人かは既に新しい就職先を見つけて6月中頃までには研究室にはほとんど誰もいなくなった。その中で私は最後の日まで言われた仕事以上の仕事をした。2つのプロジェクトを終わらせ、データーを整理し、コンピューターに入力し、必要な物品をまとめ、有給休暇の代わりに2週間の給料が払われるという話だったから新しい就職先の仕事始めを2週間待ってもらった。
後2週間を残すところで有給休暇分の給料が支払われないことがわかった。私の研究室での身分は有給休暇が公式にはなく、あくまで上司との相談で決まるものであったらしい。これは私に限ったことではなく、ここの研究員の殆どが同じ条件であった。でも、彼らは休みを取れた。私だけが最終日まで仕事のスケジュールが殆ど一杯だった。
最後の2週間は不幸のどん底にいた気がする。人前で泣かないのがやっとだった。仕事をしながら泣いていた。私の一所懸命さが反ってあだになったのはわかったが、仕事を放り出しても誰も幸せになれないのはわかった。予定してない休みは反って気分を滅入らせるのも経験上から知ってた。給料がもらえないのを理由に仕事を放り出しても誰も私を非難しないのはわかったがそれで自分は幸せを感じるところか不幸のどん底の更に下に沈みそうな気がした。仕事を最後まで続ければ少なくとも私以外の何人かは幸せかもしれない、この考えだけで仕事を続けた。
私の仕事を芸術にするには自分の名前の乗った論文を作ることである、でも私のどこかで論文に自分の名前が載るのを嫌がる部分がある。その部分が「職人気質」なのだろうか？
仕事の依頼を「あなただから信用できる」と頼まれ、嫌といえずどんどんスケジュールが過密になったのは融通の効かない「頑固さ」から来たのだろうか？
自分が引き受けた仕事を自分が大変だからという理由だけでは他の人に頼めなかったのは、頼んで「えーちょっと」と言われて、簡単に引き下がったのは「コミュニケーションの障害」からだったのか？
この館にお邪魔するようになって、自分だけじゃない他にも人とのコミュニケーションが苦手な人がいるというのは、気持ちがちょっと、何というか、安心した。
この私を本当は私の周りの人に理解してもらいたいとも思ったが、それは無理なのかもしれない。この3年間3人ほどに期待を賭けたが、「単に怖がっているだけ、人は人に噛み付いたりしない、何回も繰り返せば馴れる」慣れるどころかだんだん言葉の溝が深まるのを感じただけだった。2人は完全に私を理解する努力を放棄した。一人からは直接に、もう一人からは態度で。彼らは彼らなりに私と接触しようとしたのだが、ひたすらタイミングが悪かった。私の言葉の使い方も悪かったのかもしれないが、一回出た言葉を訂正するもしくは言い訳する気力が湧かなかったし、それで事態が改善するとはぜんぜん思えなかった。改悪するのが関の山だったろう。彼らを嫌いになれたら楽なのかもと思うことがあったが、嫌いになれなかった。まだ、大好きな友達でいたい。私がお行儀よくしてさえいれば友達として扱ってくれる。でもそれで良いのかが分からなくなった。
「すべてのジャックには彼のジルが、すべてのジルには彼女のジャックが必ずいる、あなたにも必ずいる」と言われたことがある、「どこに、誰が」と聞いた私に「自分で探しなさい」と言われた。私に誰か居るのを信じているのは彼女であって私じゃないのになんで私が彼（ほんとに「彼」かなもしかして「彼女」だったりして）を見つけれると思えるんだろう？「出来れば私のジャックは別な誰かと巡り合って幸せになって欲しい」と言ったことがある。もし、彼が私の魂の半身ならば、自分と一緒になって二人とも不幸になるより、片っぽだけでも幸せになって欲しいと思うのは「傲慢」なのだろうか？
ミッドランドさんの職人気質とTienさんの悲しい心境とそれぞれに対するレスを読んで（かおり）

Maria wrote:
>由佳子さんwrote:
>＞　パートナーをさがしている方、きっと、いや必ず逢えますよ。出来そこない
>＞じゃない！ただ、こんなに大勢の人間があふれる中で、あなたにとって特別な
>＞「たったひとり」の人に出逢うのに、少しばかり時間がかかっているんだと思
>＞います。・・・・・・それが「いつ」かわかっていれば、こんなに苦しまない
>＞のにね。
>　ようやく本題。
>「必ず遭える」っていうのは、優しいようでじつはとても危険な考えなのね。じゃ>あ、遭えなかったらどうするのか。「それは本人に何か問題があったのに違いな
>い」という「被害者非難心性」に、簡単に結びついてしまいます。
>「人生をともに生きるパートナーを求めています」っていうひとに、「いつかいい>人が現れますよ」とかいうのは、それが保証されていない以上、無責任な発言でし>かないわけです。言ってる本人は慰めのつもりなんだろうけどさ。かといって、
>「だったら私がパートナーになってあげます」というのも、傲慢。相手にだって選>ぶ権利というのがあります。

正論です。
でも、「あんたじゃ相手は現れないよ。」というより温かいかも。（爆笑）

>「考慮の対象として立候補します」というのは、かなり誠実な対応だと思います。>だけど、それで交際してみて「やっぱり嫌だ」とか言ったら、相手はますます深く>傷ついてしまう可能性があります。
>そんなわけで、なんにせよ「人生をともに生きるパートナーを求めています」って>いう発言にコメントするというのはかなりの覚悟が必要なことなのね。
>まあ、理想を言えばですね、「私はあなたが望むなら、パートナーとして一生を共>にします」と選択権を放棄しちゃうのが正しいありかたなのね。こんなの、おとぎ>話の中にしかなさそうなお話だけどさ。だけど、正しいことは正しいわけです。
>で、そうなると、相手だってそのひとに無理強いはしたくないから、「なにがなん>でも」みたいな話しではなくなります。で、そうやってつきあってみると、やっぱ>りお互いの誠意というものは通じ合うのね。で、なんとなくうまくまとまっちゃっ>たりするわけです。

ああ、まとまりたい！

>昔は家の都合とかでなんとなく縁談がまとまっちゃったりすることって、あったじ>ゃないですか。だけど、そういう形でまとまっちゃった夫婦がみんな不幸だったか>というと、そうじゃなかったりするんですよね。逆に選んで選んで選びぬいて失敗>する、みたいなケースが意外に多かったりします。

うっつ私そうかも。(TT)

>　そーいえばあたしのよく知ってるひとにもいたもんな。自分から掲示板で「結婚>宣言」して、選択権を放棄しちゃったひとが。「あれじゃ、あたしがひどいブスみ>たいじゃないかぁ！　ばかぁ！」とかいって相手の女性に叱られて土下座してたり>するんだけど。だけど、土下座する価値はあると思うな。相手の女性がまたいいひ>となのね。美人だし。こういうおとぎ話みたいな恋、というのが現代にもあったり>します。男女逆、っていうのが、いまどきといえば、いまどきです。

えっつ？それ、ダメになったわけじゃないんですよね？

>　信念を持つのはいいことですけど、人の生き方というのはそれぞれです。
>　押しつけにならないように気をつけましょうね。お互いに。

そういえば思い出した歌詞があります。
「おとぎ話を聞かせるなら、ありえないことと付け足しておいてよ。
　おとぎ話はみんなずるい。どこにも日付を書いていない。」
中島みゆきさんの歌だったかな．．．。

そのうちいい事あるかなあ、なんて思うTienでした。
由佳子さんもレス＆励ましありがとうございました。

pocks wrote:
>それ、下手すると性欲のはけ口にされて終わりますから、おすすめできません。

こんばんは、pocksさん、レスありがとうございました。
それは確かに言えますね。

>社会的に認められた「こだわり」をお持ちなら、趣味のサークルとかに入る
>手が考えられますけど。
>鬱の治療を並行した方が良いかも知れません。

お言葉ですが、鬱はずーっと一緒です。薬を飲むとあら不思議、なのが
自分でも憎たらしい時があります。映画エイリアンで
「エイリアン達はずーっと一緒だよ。」というセリフがありましたが、
私の場合にも遺伝的にも共生体かな、とも思います．．．。

　いつもきれいなうたに感動しています。
　様々な障害と特徴について、いまだよく分かっておらず心苦しいのですが。

武田好史 wrote:
>ＬＤすなわち学習障害の子どものなかには、次のような特徴を持っている子がいます。
>
>１．火山の絵を見せると「ＶＯＬＣＡＮＯ！（ヴォルケノー）」と答えるが、「ＶＯ・Ｌ・Ｃ・Ａ・Ｎ・Ｏ」というアルファベットを見せると「何のことか判らない」という。

中学の頃、母に「英語の授業で先生に指されると、皆penをペンと言う。そのことがわからない」と言っていたそうです。今となっては自分でも意味不明ですが。

>４．漢字を写し取ったり・写生が苦手であり、絵を描いても実物とにつかないもの
>になったり、文字が汚かったり・細かい所に間違えがみられる。

字は練習しても汚かったし、「遠足で乗ったのりもの」の絵がどうしても画けなくて泣きました。　先生の話は皆目わからなかったし、算数と社会科に至っては「何の意味も」なさなかった。
　ところで私は「いつも独り」になるのがほとほと嫌で、「ふつうになる」為に、中学時代を人間観察に費やしました。
・人はどのような時、どのように怒るのか。どのような怒りが認められるのか？
・いつ、何の「意見」をいう？
・いつ、おなかがすく？
・どうやって、「けんか」する？どうやって「仲直り」する？
・どうやって「好意」をしめす？どうしたら「好感」をもってもらえる？
・どんな「服」を着る？「髪型」は？「身だしなみ」って、なに？
等等。
　私は、これらを「持たなかった」あるいは「わずかにしか感じなかった」ので、初めは人まねで「演技」しました。演技を繰り返すうちに、何時の間にか本物の感情・意見が生まれて、今では「私のもの」と自信をもって言えますが、10年近くかかりました。（本当の感情をつかむまで、どうしても演技できなかったのは「人の為に泣くこと」です。）

これらの事に時間とエネルギーを費やしたので、中・高時代勉強はしませんでしたが、不思議と成績は（とても）伸び続けました。
　何か私の脳に足りないところがあって、それを補おうとしたことが、能の働き全般を活発にしたような気がします。・・・根拠があるわけでは、ないのですが。（そういえば、好んで苦手なことばかりしてきたなぁ。運動部に入ったり、レストランやホテルでバイトしたり。「能無し」気分をたっぷり味わいました。もっと「出来ること」を伸ばせばよかったと後悔します。）

　個人的な経験、かしら？長々、失礼しました。

昔の私にとって、世の中は「私のまわりで移りゆくもの」でしたが、今は「人を傷つけることがあり、自分も傷つくことがあるが、感動的なもの」です。・・・またズレてきました・・・

　ミッドランドさん wrote:
＞　工芸の世界に生きる人は「職人」とは呼ばない、ということでしょうか。なん
＞か無理に「職人の世界」と「芸術の世界」を線引きしているように思えます。
＞　僕はそうは思わないのです。「職人業」と「芸術」はある程度フレキシブルで
＞はないかと思うのです。確かにお互いの領分は守られるべきであるし、「こちと
＞ら職人でぇ。『芸人』じゃねぇんだ」と言うのも自由であるべきです。
＞　しかし、「職人は『芸術』とは無縁」と言った風に、「頑なな聖域」をつくっ
＞てしまって、果たしてよいものでしょうか。そんな考え方が、職人と呼ばれる人
＞たちは「頑固で融通がきかない」と言われる一因になっているのではないでしょ
＞うか。

　ミッドランドさんとKILROYさんの話が徹底的に噛みあわない原因がわかってしまいました。ミッドランドさんは、「職人」という言葉が「蔑称」だということをご存じないようですね。

　「牛馬職人通るべからず」なんていう看板があった時代もありました。「職人」は牛や馬より身分が下。「職人」という言葉はそういう言葉でした。「職人風情が」「職人の分際で」なんていう言葉が、ものすごく重かった時代というのがあったんですよ。
　「職人に学問はいらない」みたいな風潮もありました。

　ですから、「伝統工芸家」や「芸術家」に対する反発というものがありました。技術は職人のほうが上でも、社会的地位や作ったものの値段は天と地ほどの差がありました。職人が作ったものはあくまで「道具」であり、「作品」ではありません。
　木地職人が木地をひき、漆職人が下地塗りをほどこしたものに、「漆芸家」が蒔絵をほどこすと、何倍、何十倍という値段になってしまいます。ただし「職人」の名前は出ないどころか「ないもの」として排除されます。「伝統工芸家」や「芸術家」が勲章を貰ったとしても、「職人」にはそんなものとは無縁でした。

　戦後、製造業の世界ではエドワード・デミング博士を祖とする信頼性工学（QC）が押し進められました。QC運動は「職人」自身による「職人芸」からの脱却でもありました。

　黎明（れいめい）期のソフトウェア業界には、そういった「職人」意識のアンチテーゼみたいなものが横溢（おういつ）していました。「ソフトウェア開発は職人芸であってはならない」。確かな方法論と理論的な裏付けをもち、高品質のソフトウェアを安定的に供給することが、プログラマーにとっての使命だとされました。

　こうして職人の世界からは悪しき精神主義だとか悪しき経験主義だとかが排除され、「職人芸」というものは製造の現場からほとんど姿を消してしまったんです……が、このことは逆に「本物の職人」というものを注目させることになったんですね。

　機械化による大量生産、科学技術による分析、そういうものが到達しえない領域を担うのが、「本物の職人」なんです。

　「職人」の作ったものには、たしかに「作品」「芸術品」と呼べるものがあります。だけど、「職人魂（クラフツマンシップ）」の中には、「無名性」「客観性」というのがあると思うんです。それは「芸術性」とは確かに相反するものではないのですが、少なくとも「職人」は「芸術家」であろうとしてはならない、という思いが、「製造」の現場に携わる人間にはありそうに思います。

　それは「職人の美学」と言っていいかもしれません。

　（Maria）

こんにちわ～、武田さん。複合型ＬＤのくるとです。

武田好史 wrote:
>ＬＤすなわち学習障害の子どものなかには、次のような特徴を持っている子
>がいます。
>
>１．火山の絵を見せると「ＶＯＬＣＡＮＯ！（ヴォルケノー）」と答えるが、
>「ＶＯ・Ｌ・Ｃ・Ａ・Ｎ・Ｏ」というアルファベットを見せると「何のこと
> か判らない」という。
>
>２・鏡文字を書いたり記号のような文字を書いてしまう。
>
>３．本を読ませると行を飛ばして読んでしまう。
>
>４．漢字を写し取ったり・写生が苦手であり、絵を描いても実物とにつかないもの
>になったり、文字が汚かったり・細かい所に間違えがみられる。

わたし自身は小学生の頃に、２．と４．の問題を抱えていました。４．について
はまだ完全に克服できたとは言えません。

>　もしみなさんの中にかつてはそうだった・今もという人がおりましたら、どのようなことで困ったのか・いかにしてそれを克服できた・しようとしているのかというレスを頂きたいと思います。

（どのようなことで困ったか）

　２．については、書字というよりは左右や東西南北の区別がつきにくいことの方が深刻でした。（視空間認知の異常）この問題は２０才ぐらいで測量のアルバイト
をした時に深刻な問題をおこしました。指示された方向に移動することができず、
１ヶ月ぐらいでクビになりました。

　４．についてはとにかく学校の授業で困りました。特に「字は人の心を映す」という精神論をぶってくる教師にあたると最悪でした。どうあがいてもうまい字を書くことはできませんでした。また、図面書きが苦手で、技術の授業で赤点を取ってしまうは、測量のバイトで図面をうまく書けないはで散々でした。

（いかにして克服したか，しようとしているか）

　２．については書字に関して言えば、中学になるころには克服されていました。いや、正確には自然に問題が消滅していたと言うべきでしょう。残された問題は方向感覚の問題ですが、これは方向感覚を必要としない仕事（塾の講師）になったた
め問題にならなくなったという感じです。

　４．についても同様です。けっきょく、手先の器用さを必要としない仕事をして
いるから、あまり問題になっていないという感じです。

　一見すると逃げに見えるかもしれませんが、必要に迫られない限り、苦手なもの
にとらわれすぎないというのも大切なのではないでしょうか？また、得意なものを
伸ばしていく時間も十分に確保しておくべきだと思います。

武田好史さん wrote:
>ＬＤすなわち学習障害の子どものなかには、次のような特徴を持っている子がいます。
>
>１．火山の絵を見せると「ＶＯＬＣＡＮＯ！（ヴォルケノー）」と答えるが、「ＶＯ・Ｌ・Ｃ・Ａ・Ｎ・Ｏ」というアルファベットを見せると「何のことか判らない」という。
>
>２・鏡文字を書いたり記号のような文字を書いてしまう。
>
>３．本を読ませると行を飛ばして読んでしまう。
>
>４．漢字を写し取ったり・写生が苦手であり、絵を描いても実物とにつかないもの
>になったり、文字が汚かったり・細かい所に間違えがみられる。

　武田さんが書かれた一例には当てはまらないかもしれませんが、僕は子供の頃、次のことで苦労しました。

１・活字だけの本の内容がつかみとれない

　僕は小学・中学・高校と、読書と言うものが苦痛でなりませんでした。というのは、当時の僕は文章というものが「字の配列」にしか見えず、いざ読もうとしても、目で字を追っているだけの状態でした。やっとの思いで読み終えても、内容よりも書かれていた文章を覚えていたに過ぎず、読書感想文を書くときとても苦労しました。
　そのため国語、とくに現代文は成績があまりよくなかったです。古典もあまりよいとはいえませんでしたが。

　でも、なぜか英語はずば抜けて成績がよかったのです。これは文の中の一語一語それぞれが意味を持っていて、意味をとらざるを得なかったからだと考えられます。
　その点を生かそうと、大学は外国語学部へと進みました。すると、どんな言語であろうと言語は「生き物」であることを実感できるようになり、日本語の読解テクニックを身につけました。今では活字の本はほとんど苦痛なく読めます。

２・人が遊んでいる姿の絵が上手く描けない

　僕は基本的に、絵を描くのは好きな子供でした。しかし、ひとつだけ上手く描けずにイヤ気がさした題材がありました。それは「人が遊ぶところ」です。
　僕は「人と遊ぶ」ことを「楽しい」とあまり思ったことがないのです。たまに心底楽しい、と感じはしましたが。
　もともと協調性に欠けていましたから、「人と楽しく遊ぶ方法」もよくわからず、ひとりで遊んでいたことが多かったようです。よって、「楽しく遊んでいる姿を描け」と言われても、「どこが楽しい！？」と思ってしまい、上手く描けませんでした。
　今はもう、このような事態に遭遇することはもちろんありませんが、もしそうなったら、多分今でも上手く描けないと思います。
　ちなみに、小学校の時は落書き帳には絵よりも地図記号や音符などの記号類を良く描いていて、人の絵はほとんど描いていませんでした。

　これは、ＬＤの特徴と呼べるものなのでしょうか？　僕はＬＤに関しては自覚がないのですが。

　自分で書いてて自分がわからなくなってきた　　ミッドランド　

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