アスペルガーの館の掲示板（旧）

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こうもり wrote:

>>（２）蝙蝠（狂人型）→狂気や正常と異常を主題としたテーマを扱う

　やあ、僕の名前は蝙蝠（狂人型）。　

　かつてこの掲示板に登場していた「くると（狂人）」はこうもりが１
４才ぐらいの時からつきあい続けていた空想上の人物だったんだ。子供
の頃に診断が決まらないまま、あちこちの病院を転々としていたこうも
りくんは何となく自分が何か障害を持っていたことに気がついていた。
でも、診断が決まっていなかったから、自分がどんな障害者なのか分か
らなくて混乱していた。でも、周りの人に悩みを訴えても、「もっと自
信を持て」としか言われなくて、そのうちに他人に悩みを話すこと自体
をやめてしまったんだ。

　そんな時にこうもりくんは空想のなかでくるとくんと友達になった。
くるとくんは半狂人なんだけど、それと引き換えに誰も持っていないよ
うな力を持っていた。他人を発狂させたり、ケガ人を治療したり…

　孤独なこうもりくんにとって、そんなくるとくんは絶好の相談相手だ
った。正常と異常に関する悩みはくるとくんだけに相談してたんだ。

　障害を認定された今のこうもりくんは、それほど相談相手には困って
いない。くるとくんの出番はだんだん減りつつある。でも、長い間相談
に乗ってくれたくるとくんをこうもりくんは忘れたくなかったんだ。だ
からこそ、僕に狂人型という名前を与えてくれたんだ。

　そんな訳で僕は障害を巡る正常と異常の問題を担当することになる。
普段はこうもりくんが発言するだろうけど、こうもりくんが語り得ぬテ
ーマについては僕が替わりにコメントすることになるだろう。

よろしく！！　

I wrote:
＞　物理定数の値がほんのちょっとズレていたら、現在の地球のような豊かな
＞環境は生まれたかったし、人類が誕生することもありませんでした。ですか
＞ら、これは神のなせる業ではないのか。われわれ人類は、生まれるべくして
＞生まれてきたのではないか。神は、われわれ人類のために、この宇宙をお創
＞りになったのではないか。そういう考え方です。神は我々を祝福している。
＞神は我々を愛しておられる。これは福音書でイエスが訴えていることでもあ
＞ります。

里辺華さん wrote:
＞Mariaさんは、クリスチャンなのですか？　神の存在を認め、聖書を読んで
＞いるのですか？

　福音書は、相当に読みこんだという自信があります。なにせ、それをテーマに本まで出しちゃいましたから（救世義也（くせ・よしや）『ふたりで聖書を』、明窓出版。納屋稔さんというシステムエンジニアと、マリアちゃんという高校生のラブロマンス・ミステリー。イエスを裏切ったのはイスカリオテのユダではなく、ヘロデ・アンティパスとポンティオ・ピラトとイスカリオテのユダの三人が結託して、イエス救出作戦を行なった、というのを福音書の記述“だけ”から証明してみせる、というばちあたりな小説です）。

　ただし、あたしは「神に選ばれた存在」としての「キリスト」を信じない（ナザレのイエスが尊敬に値する人物であり、そういう人物が歴史の上に現われたことが「奇跡的」であるというんを認めるのに吝（やぶさ）かではありませんが）という意味で「クリスチャン」ではありませんし、人格神としてのヤハウェの存在を主張する気はまったくありません。
　あたしは、『ナザレのイエスはユダヤ教徒である以前に、ストア派の哲学者だった』と思っています。また、『日本でいう「天」に相当する「神」を信じることは、人生を豊かにするという意味で「実効的に正しい」』と思っていますが、『「神」が存在するかしないかと、「神」を信じることで社会がうまくゆくかはまた別の問題だ』とも思っています。
　で、日本でいう「天」の思想（あるいは、『ヨハネによる福音書』における「ロゴス」の思想）のいいところは、それを信じない人に迷惑をかけないところです。病人でもない人間に、薬を飲ませる必要は、ありません。

　ただ……世の中は総じてうまくいっていると思ってます。それを信じられない人が、みずから不幸を招きよせているような気が、あたしにはしています。貧困や飢餓や病苦に苛（さいな）まれているはずの人々が、豊かで近代的な社会であるはずの日本に住んでいるあたしたちより明るい表情をしているのはなぜか、と考えると、中途半端な知識や理解が、かえって人類に害を為しているのではないか、というふうに思ってしまいます。

　ルネッサンスは「光の時代」「人間復興の時代」「理性の時代」と云われています。だけど、あの「魔女狩り」が猖獗を極めたのは、「中世の魔女狩り」という言葉とは裏腹に、ルネッサンス時代でした。あたしは知性を否定する気は毛頭ありませんが、ルネッサンスは「小賢しい」時代ではあったと思います。むしろ中世のほうが、身体感覚に従っていたぶんだけ、無理のない時代だったと思います。

　なまじ理性に自信があるものだから、現実離れした突拍子もない話を信じちゃう人が、世の中には少なからずいます。落ちついて考えれば、馬鹿馬鹿しいことは分かりそうなものなんですけどね。だけど、それは学校教育というものが、「問い→答え」という反応だけを鍛えてきて、「理解」というものをおろそかにしてきたツケだと思うんです。

　小さな野の花を見て、「なぜこんなものが存在しうるのか」を考えただけでも、そこに「何か」がありそうだと感じることがあるはずです。それは人間がまだ愚かだからではなく、かえって知れば知るほどその驚きは深くなると思います。そこに生まれる敬虔な気持というのを受けとめる存在としての「神」というものを、多くのひとが信じることは、「合理的」だとあたしは思っています。

　破壊と混乱からは何も生まれません。創造の坩堝たる渾沌は、あくまで「秩序ある不安定」です。秩序に対するおそれと敬いが、狂信者には欠けています。

　「尽天地は一軸の経巻」。世界から、自然から、学ぶことは多いと思います（ルソーみたいですが）。イエスもまた、そうした自然主義者、自然哲学者だったとあたしは思っています。

　（Maria）

こうもり wrote:

>>（１）蝙蝠（悪魔型）→悪を主題としたテーマを扱う

　かつて、カントは人間にとっての悪は自己充足を得るための手段であり、悪
自体が目的になってしまうことはないと述べた。そして、自己充足を得る手段
としてなされる悪を「根源的悪」、悪そのものが動機と化してしまうような悪
を「悪魔的悪」と名づけた。カントは「悪魔的悪」は人間の世界に存在しない
と考えたが、近年では多くの人が「悪魔的悪」の存在を認めはじめている。

　こうもりもまたその１人である。かつて「人を殺して死刑になりたい」とい
う思いにかきむしられていたあの男は、自分のなかに「根源的悪」では説明で
きないような悪しき心が宿っている可能性を疑っている。

　「根源的悪」の範囲の話であれば、こうもりでも十分に発言することができ
るであろう。しかし、それ以上の次元の悪に関する話であれば、この蝙蝠（悪
魔型）があの男の考えを代弁することになる。

　以上がわたしの存在意義である。

全ての人格の管理人こうもりです。これから、それぞれのタイプの蝙蝠に登
場してもらって、自己紹介させますね。

>（１）蝙蝠（悪魔型）→悪を主題としたテーマを扱う
>（２）蝙蝠（狂人型）→狂気や正常と異常を主題としたテーマを扱う
>（３）蝙蝠（混乱型）→こうもりが精神的に不安定になった時に出現
>（４）蝙蝠（激怒型）→頭に来るコメントを見た時に登場する
>（５）蝙蝠（内省型）→こうもりの発言を自己点検する時に登場する

　まずはわたしから…。蝙蝠たちの人格の管理人であるこうもりです。言うな
れば表の顔というやつです。基本的にはわたしの普段の他人との接し方をベー
スにしたコメントを発することになります。

　蝙蝠たちとは違って、他人に対しては妥協的に振舞うことが多いです。今後
ともよろしくお願いします。

パックンです。
え～、新聞のテレビ欄を見てたら、先週のしゃべり場の再放送があるようです。
#どうも私の勘違いだったようです。

今日の午前10時30分からです。　NHK教育TV
私は、この子はASだと思うんですけど。　　
そこで、質問です。
皆さんは、彼のことどう思いますか？
皆さんなら、彼になんと言ってあげますか？

同じASでも、全く悩まない人もいるかもしれない。　
だけど、皆に溶け込めるように必死で努力している子もいます。

皆さんの素直なご意見・ご感想をお待ちしています。　（もうどっか、出かけちゃったな(-_-;)）

#ゆーりさんへ。返事を書いたのですが、掲示板から勝手になくなってしまいました。シクシク。

ってことで、ゆーりさんも見てご意見くださいね。　　#って、私が勝手に宣伝しちゃっていいのだろうか？

3さん wrote:
>今までに２回程、会話の途中で「自分が好き」／「自分のことが大好き！」
>と聞いたことがあります。そのときは「ふ～ん」・・・後で考えようと思い
>、流していました。５～６年程時々考えてみたのですが、解りません。一体
>どういう気持ちなのか、例えばどんな状況のどんな時に近いのか、色々想像
>はしてみますが、さっぱりとっかかりがありません。重要な謎ではないので
>すが、まるで大きな丸薬を水無しで飲み込み喉に貼り付いてしまったようで
>す。「きっと、こんな風なことだよ」と思いつくことがあれば教えて下さい。

　過去に自分のことが嫌いだったことがある人や自己否定的な気持ちを持った
ことがある人が表明することが多いように思えます。無条件に自己愛を獲得で
きた人や、自己肯定をできる人はあまりこれらの発言をしているのを聞いたこ
とがありません。

　

　こんばんは。ようやく帰りつきました。（といっても、フツーの人はとっくに寝てる時間ですが。）皆さんからの回答、コメントいろいろありがとうございました。
　るおうさん。カイシャ生活いろいろありきですが、お互い何とかやっていきましょうね。（と書きつつ、ほんとはメゲたい気もあったりして。）それと、ハンドルネームをカタカナの「グルンサ」に改めました。よろしく。
ところで...私、「はじめまして」の一言もなしに、いきなり首をつっこんだ者ですが、フツーこんな失礼なヤツはいませんよね。るおうさん、皆さんごめんなさーい。
　武田さん。よこはま発達クリニックと、それに関連しての情報をありがとうございました。手がかりを得られて、突破口が開けた思いです。感謝！エイメン式ＡＤＤテストは私もやっている途中ですが、結果を知るのが怖い気も...？（ちなみに、「片づかない！見つからない！間に合わない！」に載っていたテストでは、タイプ２の「内面だけで混乱しているＡＤＤ」でした。）　　　　　　　　　　　　　　　タレイヌさん。削除のやり方の伝授をありがとうございました。これからは、ミスっても、メゲずに直します。（まずは、ヘンなキーに触れたりしないようにするのが第一歩？）　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ぱうぜさん、pennpenn58さん、Toxさん、コメントをありがとうございました。こういうところに仲間がいるんだなあ...とうれしい気持ちになりました。アドバイスは、職場で上手に活かせるようにします。　　　　　　　　　　　　　　　　　　pennpenn58さんへ。私も、人の話を聞いているうちに混乱してくることがあり、（これがトラブルのタネなのです）たとえば道に迷って交番で道順を聞いたりする時、あまり複雑だと「地図書いて下さい！」と思ってしまうほど。（聞いてて、ワケがわからなくなります。もっとも、地図を見ても迷う時は迷うんですよね、なぜか。）
話を戻して。私は、yahoo！で「聴覚認知障害」で検索してみたら、９件のヒットがありました。（あまりに少ない数でしたが）もしかしたら、この中に参考になるものがあるかもしれません。（私は、この中の１件しか見なかったので...。）　　　　再度、皆さんありがとうございました。これからもおつきあいのほど、よろしくお願いします。　　（感激屋のグルンサより。）

こんにちは

3さんwrote:
>今までに２回程、会話の途中で「自分が好き」／「自分のことが大好き！」
>と聞いたことがあります。そのときは「ふ～ん」・・・後で考えようと思い、流していました。５～６年程時々考えてみたのですが、解りません。一体どういう気持ちなのか、例えばどんな状況のどんな時に近いのか、色々想像はしてみますが、さっぱりとっかかりがありません。重要な謎ではないのですが、まるで大きな丸薬を水無しで飲み込み喉に貼り付いてしまったようです。「きっと、こんな風なことだよ」と思いつくことがあれば教えて下さい。

　私は「自分が嫌い」もわかりません。
私はＬＤだけに「自己像が低い人」なんて勘違いされたこともありますが
「好き」も「嫌い」も自分自身に対して、内側からどんな評価も
くだせません・・・というか、そういった感覚がよくわからないです。
セルフイメージというもの自体が持てないみたいです。

　ただ、自分が得するか、他人が得するかだったら
自分が得したいタイプなので、そういう意味では「好き」になるのかな？
「自分にたいする評価の高い低い」の感覚は無いけど・・・

Maria wrote:

>　物理定数の値がほんのちょっとズレていたら、現在の地球のような豊かな環境は生まれたかったし、人類が誕生することもありませんでした。ですから、これは神のなせる業ではないのか。われわれ人類は、生まれるべくして生まれてきたのではないか。神は、われわれ人類のために、この宇宙をお創りになったのではないか。そういう考え方です。神は我々を祝福している。神は我々を愛しておられる。これは福音書でイエスが訴えていることでもあります。
Mariaさんは、クリスチャンなのですか？神の存在を認め,聖書を読んでいるのですか？

　こうもりの奴に心境の変化があったせいか、この蝙蝠はいくつかの人格に分
裂することになった…。今後は

（１）蝙蝠（悪魔型）→悪を主題としたテーマを扱う
（２）蝙蝠（狂人型）→狂気や正常と異常を主題としたテーマを扱う
（３）蝙蝠（混乱型）→こうもりが精神的に不安定になった時に出現
（４）蝙蝠（激怒型）→頭に来るコメントを見た時に登場する
（５）蝙蝠（内省型）→こうもりの発言を自己点検する時に登場する

という役割分担でこの掲示板に出没することになるであろう…。こうもりが語
りにくいテーマを語るという点では、いずれの蝙蝠もこれまでの役割を引き続
き担っていくことになる…。もっとも、こうもりの奴が表舞台に出ることの方
が圧倒的に多いだろうが…。

　今日のわが使命は終了した…。では、ごきげんよう…

ゆーりさん wrote:
>ところで、ここの掲示板の皆様に質問です！
>「理想的だな～」と思える園がありましたら教えてください！

　№８３６８でわし（当時ミッドランド）が取り上げた、↓こちらはいかがでしょう。

　http://www.musashino-higashi.org/yotien.htm

　鷲羽丸

　とりあえず、掲示板が復旧して、常連のみなさんはみんな戻ってこられた
ようですね。ひとまず、わたしも戻ってきました。

　しかし、今日は雨の中の大仕事があり疲れてしもうたので、本格的な投稿
は明日から再開することにします。

　それではみなさん。ごきげんよう…

　夜行性のはずなのに夜は寝てしまうこうもりより

るおう wrote:
>自分のことを好きになれるか。愛せるかというのはずっとテーマでした。
>心底それができる人は、小さい時からの、、いつまでかわからないけれど、
>環境が良かった人だと思います。
>イジメにあった事が無い人とかね。。色々。イジメにあった事が無い人は、
>絶対にわからないだろうけれどね。だから話しも聞きたくない。

あ、るおうさん。
私は幼稚園で、子どもと接してて、この子達がみんな幸せで、
いじめにもあわないで、愛されて生きていってほしいと願ってます。
だから環境にも、ものすごく気を使います。
ストレスを、ためないように、心地よいようにリズムを作ります。

みんな、かわいくて、いい子達だから。
人間というのは、無条件に、愛されてしかるべきなんです。

自分のことを好きになれるか。愛せるかというのはずっとテーマでした。

心底それができる人は、小さい時からの、、いつまでかわからないけれど、

環境が良かった人だと思います。

イジメにあった事が無い人とかね。。色々。イジメにあった事が無い人は、
絶対にわからないだろうけれどね。だから話しも聞きたくない。
あ、ちょっと切れそうになりました。

私が、最近出会った家族は、多分全員自分が好きかとか色々なことを考えたことが無い人だろうな。その人（親達）から学んだことは、人に迷惑をかけても、平気居られる人が居るということ。そして迷惑をかけたら、普通相手がぶーぶ言ったり何か、相手に思われるのでは、と恐れみたいな感覚が普通は、沸くはずなのに、全く平気で居られること。ある意味、すごいなと思った。多分、幸せだったんだろうな。変な意味だが自信というヤツが、あるのでしょう。別な言い方をしたら無責任な人という言い方も出きるひと達ですが。。

私はその人よりも、自信を持てる分野がありますが、でも、なんというか
違うんですよね。。

物事への自信ではなくて、、生きていける自信があまりない。

多分その家族は、獰猛な動物のように生きているんだなとはとても感じます。
私とは違う感覚である。

だから。。人と違う自慢できることがあっても違うんですよね。

小さい時から、出る杭打たれたり、人と違和感を持って、自分がどこが悪いんだろうって、真剣に悩んで来たり、おまえなんか。。と言われて来たり。。それだけ
ではないです。
そんなことがあったら、自分で立つことが、、くらくらしてしまうわけです。
自信？というのかなんというのかわからないけれど、、

私は、人から傷を受けていない人を見ると、そういう自信というのかわからないけれど、なんだか違いを感じます。

だから、、たしかに、この世界の住人でそれを誇りに思って、それを生かして生きたいと思いつつ、、
別な世界ではやはり違和感や、すれ違いやら沢山の思いを持ってしまうので、
なかなか立てないというか。。

因みに、文字の世界があまり得意ではないです。だから単語が的確なのが出てこなくて自分でも違和感があるのですが。
ｐｓ
ぺんぺんさんのチャットに訪れ様としたのですが、膨大な情報量で上手くいきませんでした。そんな所があります。お誘い有難うございます。

ｐｓ2
ぐるんささん。コメント有難うございます。情報が膨大になると処理が出来なくなるので、応答が出来なくてすみませんでした。初登場でしたね。

　「自分を愛すること」というのは、「自分を受け入れること」だとは思うのですが、それ以前に「世界とつながっていること」、あるいは「自分が世界の王であること」（変な言い方ですが）を実感することなのではないでしょうか。

　あたしは、宇宙、あるいはそれを支えている秩序（物理法則と言ってもいいと思います）というものは、じつによくできている、と思っています。これを、「人間原理」と呼ぶ物理学者もいます（アインシュタインもその一人です）。
　物理定数の値がほんのちょっとズレていたら、現在の地球のような豊かな環境は生まれたかったし、人類が誕生することもありませんでした。ですから、これは神のなせる業ではないのか。われわれ人類は、生まれるべくして生まれてきたのではないか。神は、われわれ人類のために、この宇宙をお創りになったのではないか。そういう考え方です。神は我々を祝福している。神は我々を愛しておられる。これは福音書でイエスが訴えていることでもあります。

　だけど、世の中には「秩序」というものが嫌いな人がいます。自分を縛るあらゆるものが嫌いで、それを打ち破ろうとすることが人間本来のありかたである、という考え方をする人がいます。こういうのをロマン主義というのですけれどね（科学者にもそういう考え方の人がいて、竹内久美子なんていう人がそうです）。

　そういう人は、宇宙、あるいは世界に向き合っているひとが嫌いです。自分以外の人間は、すべて扱いやすい「羊」であってほしい。だから、挫折させ、自信と自尊心を奪い、自分の支配を離れたら生きてゆけないと信じこませ、自分の顔色を窺ってびくびくと怯えながら生きるように飼い馴らしたがります。

　犬を訓練するときに、「悪い事をしたら叱る」より、「悪い事をすると変なことが起きる」（あるいは、「変なことが起きることは悪い事だ」というかたちで躾をする）のが効果的だというのがあります。つまり、自分の部下や子供などが自分の気に入らないことをしたら、表面上はその行為を（望ましくないことをそれとなく表明しながら）認め、裏で本人には分からないように妨害し、「自分が悪かったのでこんなことになってしまったのだ」と後悔させる、という人がいます。

　こういう扱いをずっと受けつづけた人は、自信を持つこともできなければ、自分を好きになることもなれません。自分を「恃（たの）む」ことができないからです。つまり、「矜持（きょうじ）」（＝自尊心／プライド）を持つことができません。人にすがって生きることしかできなくなります。

　そして、こういう人間が、いちばん扱いやすいんです。

　ただ、こういう人間は、創造性に欠けています。命令されたことしかできず、自分で判断することができません。ですから危機的状況になると、集団にとっては邪魔な存在でしかありません。そんなわけで、現在「リストラ」の名で企業から「廃棄」されているわけです。

　戦前の話ですが、幾何の時間に「君たちが描こうが、天皇陛下がお描きになろうが、三角形の内角の和は二直角だ」と教えた先生がいたそうです。九州・中津藩藩士、福沢諭吉は『学問のすすめ』の中で、「天は人の上に人を作らず、人の下に人を作らずと言えり」と書いています。アルキメデスはアレクサンダー大王に「学問に王道なし」と説きました。人間は真理……つまり、宇宙と向き合ったときに平等である、ということなんです。

　「平等」っていう言葉を、「人と人との間のもの」と考える相対主義は、相手を引きずり下ろすことで自分が偉くなったような気分になるという、競争主義を煽りました。「良識は万人において平等である」と説いたのは、たしかデカルトだったと思います。

　学ぶ喜び、知る喜びというのは、誰にとっても平等だと思います。いま、どの水準にいるのかとか、どっちが上にいるのかとか、そんなことは本来どうでもいいんです。だけど、競争によって煽りたてることによって、上へ上へと向かわせようとした戦後の復興期や高度成長期のツケが、今になって回ってきたように思います。

　「知りたい」「学びたい」という欲望を失っちゃったら、たぶん自分を愛することって、できないんじゃないかな。そう思います。

　人を支配することしか頭にない人は、たぶんそういった欲望はないんだろうな、と思います。で、そういう人はたぶん自分がキライです。そういう人は、何をやっても幸せになれません。だからそこから抜けだせないのだと思います。

　（Maria）

3 さん
>今までに２回程、会話の途中で「自分が好き」／「自分のことが大好き！」
>と聞いたことがあります。

頭の中で「好きかも」と思っていても、なかなか口に出しては言いません。
「大好き！」などと叫ぶのは相当なものだと思います。
きっとその人は、自他ともに認める「ナルちゃん」でしょう。
おもろい人です。

Toxさん

汚言・・・あっはっは。一昔前の私だ～～はずかし～～～。

ぺんぺんさん、こんにちは。
子安未知子さんですよね～。私もシュタイナー関係の本を読み漁ってます。
ちょっと自分の保育に取り入れたりもしています。
そうすると、子どもがすごくイキイキ・のびのびするので
「すごいなあ！」とびっくりします。
やっぱりただのオカルトではないですね～。よく考えてある！

ところで、ここの掲示板の皆様に質問です！

http://www.ans.co.jp/kis/ironna.htm

のページに、全国のいろんな幼稚園・保育園のホームページがあります。
ここのホームページから、みなさんが
「理想的だな～」と思える園がありましたら教えてください！
けっこう、ゲンナリするところの方が多いと思います。
（・・・なぜこんなに同じような雰囲気の園が多いんだ？）

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